藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

そらさんと私のあれこれ。『教える』と『口を出す。手を出す。』の違い。

 

今週の月曜日は祝日でしたね。

ていうことで、娘のそらさんはいつもより一日長くお家にいました。

(そらさんは寮に入っていて、週末だけ家に帰って来る生活をしております。)

 

金曜日の学校からの帰りの電車の中でそらさんはこんなことを言いました。

 

「そらちゃんね、1人でフレンチトーストを作ってみたいの。それで、パパとママにご馳走したいの。」と。

 

どうやらテレビでフレンチトーストの作り方をみたらしく、自分で作ってみたいとおもったらしい。

私と亮一さんは「テレビではどういうふうに作っていたの?」とそらさんに聞いてみたのだけれど、その答えがまた可愛くて笑ってしまった。

 

「あのね、フライパンにお水を入れてね、それで、フランスパンを入れて焼くの。そうしたらフレンチトーストの出来上がりだよ!」

 

なんの疑いも持たず、『ただフランスパンをフライパンで蒸し焼きにする』というレシピを披露するそらさん8歳。

 

ほんとはぶははは!と笑ってしまいたいけれど、そんなことをしたらそらさんが傷ついてしまう。

私は笑いをグッとこらえてこんな風に言ってみました。

 

「へー。ママはそういうレシピは知らなかったなぁ。フライパンにお水を入れてフランスパンを焼くの?そうなんだぁ。ママが知ってるフレンチトーストのレシピも聞いてくれる?」

 

この言葉を聞いたそらさんは「うん。そらちゃんテレビで観たのだいぶ前だから間違ってるかもしれないからママのを聞かせてくれる?」とちょっと恥ずかしそうに言いました。

よしよし。と思った私は、フレンチトーストの王道レシピを簡単にそらさんに伝え、「どうする?」と聞きました。

この「どうする?」はそらさんのレシピで作ってみる?ママのレシピで作る?の「どうする?」です。

そらさんは「うーん…」と少し考えてから、こう答えました。

 

「やっぱりママのレシピで作る!だってそらちゃんのより美味しそうだもん!それにそらちゃんの言ってるのは間違って覚えてるかもしれないし…」

 

か…かわいい!!

 

そして何度もこう言いました。

 

「ママもちょっとだけ手伝ってくれる?牛乳とかどれくらい入れるかとかわからないから。でも、でもね、手伝うのはちょっとでいいからね。そらちゃん自分でやりたいんだ。ママが手伝うのはちょっとだよ。」

 

か…かわいい!!

 

私と亮一さんとそらさんで話し合った結果、『月曜日の朝にフレンチトーストを作ってもらおう!』ということになりました。

結果、日曜日のお昼ぐらいからソワソワし始めたそらさん。

私にこんなことをたくさん確認します。

 

「あのさ、ママ。牛乳は買った?ちょっとは手伝ってくれるんだよね?」

「あのさ、ママ。卵は?あるんだっけ?」

「あのさ、ママ。お砂糖は入れるんだっけ?」

「あのさ、ママ。ママもキッチンのそばにいてくれるんだよね?」

 

か…かわいい!!

 

そしてミッション当日。

 

「そらちゃーん!フレンチトーストの日だよぉー!」

 

こう言って起こす私。

 

「うん!やろうやろう!」

 

嬉しそうに起きるそらさん。

 

「ママ、もうキッチン行っていいの?ママが先に準備する?」

 

そらさんはとても落ち着いた子なので、まず私に状況を聞きます。

偉い。

私は「ちょっと準備するから待ってて。」と言い、そらさんは「準備終わったら教えてね!すぐ行くから!」とやる気満々。

 

か…かわいい!!(←しつこい)

 

 

私はそらさんと一緒に料理をするのが好きで(そらさんが喜ぶからね)、そらさんが3歳くらいのころから一緒にキッチンに立ち始めたのかな?

楽しいし喜ぶし好きなんだけど、まーめんどくさいんだよね。

準備がさ。

 

どうやったらそらさんがやりやすいか。

どれだけ準備しておいたら危なくないか。

どこをどうサポートしたらいいか。

汚されてもイライラせずにいられるか。(←ここ結構重要ポイントだと思う。)

 

最初の頃はまだ手も今より小さかったし、出来ることも限られていました。

だからほとんど私が作っているようなものだったのだけれど、今のそらさんは出来ることも増えてきている。

そしてほんとは全部自分でやりたいと思っている。

 

私はキッチンで準備をしながら「うむむ…」と唸りました。

そしてこう呟きました。

 

「む…むずい…」

 

そう。

難しいのです。

もっと小さかった頃より準備が難しいのです。

 

これからもっと自分で料理をしたいと言い出すであろうそらさん。(わかんないけどね)

道具がどこにあるかも知っていった方がいいだろうし、材料をどうやって準備したらいいのかも知っていったほうがいいのでしょう。

でもある程度の準備はしておかないと、いっぺんにたくさんのことは覚えられないだろう。

 

「うむむ…」

 

私はたまにこんな声を出しながら、フレンチトーストをそらさんが作りやすいような準備を考えました。

今回は『私がどれだ手を出さないでいられるか?』が私のミッションなのだと思いながら。

 

「そらちゃーん!準備できたよー!」

「ほんと?!わーい!!」

 

私が呼ぶとそらさんはすっとんできました。

 

「ママ、準備意外と早かったね!」なんて言いながら。

(私は『うむむ…』と言っていたんだぞ。と内心思いながら)

 

「じゃあ~…まずフランスパンを切ろうか。」

「うん!」

 

そらさんの目が輝く。

f:id:yukiukix:20190717153758j:plain

パジャマのままっていうのが藤山家のだらけ具合をあらわしておりまする。

 

そらさんが包丁を握る姿をみるのは未だに怖い。

だから私はすぐに「ぐっ…!ぬっ…!ぬはっ…!」みたいな声が出そうになってしまう。

そして「あー!あのさ、こっちの手はこうで…」と教えたくなってしまう。

私はそれをぐっっっっ!!!っとこらえる。

「わー!うまいうまい!そうそう!」と何食わぬ顔で褒めたりする。

で、なんとなーく「あのさ、こうやった方が危なくないと思わない?」とかるーく言う。(←実はめっちゃ必死。)

そらさんは「あーそっかぁ。」と素直の私の言うことを聞き、すぐに言われたことをやろうとする。

け…健気や…

 

「さー卵液つくろっかー」

「うん!ママ、牛乳の量教えてね。」

「おう!」

 

そんなやりとりをして卵液をつくる私たち。

「卵割ってー牛乳は…これくらいかなー。お砂糖も少し入れようかー」

私の言うことを真剣に聞くそらさん。

「これくらい?これでいいの?」

そんな言葉を口にするそらさんから『聞いたことは1つ残らず吸収してやろう!』みたいな雰囲気を感じる私。

この子はすごいな。

 

「さて。30分くらい卵液につけておこうか。冷蔵庫に入れておいてくれる?」

 

大き目のタッパに卵液を移し、切っておいたフランスパンをポンポン入れて浸しておく。

そのタッパに蓋をしてもらい、冷蔵庫にも自分で入れてもらう。

なるべく自分で。

なるべくそらさんに。

 

「じゃあ30分間テレビ観ててもいい?30分たったら教えてくれる?」

 

可愛い声で聞くそらさん。

 

「うん。わかった。でもさ、そらちゃんも気にしておいたら?今から30分だと…何時何分?」

「えーと…今が15分だからぁ…」

 

こうやって計算も覚えるし、時計も読めるようになるんだね。

そらさんは終始時計を気にして「もうそろそろだよね?」と言っていました。

まるで30分を少しでも過ぎたら失敗してしまうと思っているような口ぶりで。

そんな姿も可愛くて、健気だなぁと見ていたんだ。

 

さて。

いよいよ焼きに入る時間。

私はあらかじめ小さく切っておいたバターをキッチンに置きました。

 

「ママはあんまり手伝わないでよ。そらちゃんがやるからね。」

 

念を押すそらさん。

 

「うんうん。じゃあ火をつけてくれる?」

「うん!」

 

「じゃあバターをフライパンに入れてくれる?」

「うん!どれくらい?」

「うーん…これくらいかなぁ…」

「そらちゃんが入れる!」

「あぁごめんごめん。」

 

愛しいやりとり。

 

「そうしたら、こうやってフライパン全部にバターを行きわたらせてぇ…」

「うん!やってみる!」

 

真剣なそらさん。

 

「もうあとはフランスパンを優しく入れて焼くだけだよ。焼き目がついたらひっくり返してね。」

「うん!」

 

f:id:yukiukix:20190717160016j:plain

壁の油のシミは見ないようにお願いします…

 

「じゃあ…ママはキッチンからでます!一人でできる?」

「うん!そらちゃん一人でやる!」

 

真剣にフレンチトーストを焼くそらさん。

私はキッチンの外には出たけれど、なんだか落ち着かない。

亮一さんも「え?そらが今焼いてるの?」と言いながら見に行っちゃう。

そんな全てがなんだか嬉しくて、ちょっとだけ泣きそうになってたことは内緒です。

(亮一さんがウザいって言うからさっ!)

 

「ママー!焼き目ってこれくらいでいいのー?!」

 

キッチンから呼ぶ声が聞こえると急いで向かってしまう私。

 

「えー?どれどれ?そうねぇ…」

 

と言いかけたところで、私は口をつぐみました。

そしてこう言いました。

 

「そらちゃんがこれくらいでいいやって思うところでいいよ。やってごらん。」

 

私がこう言うと、そらさんは「うん。わかった!」と真剣に焼き目を見ていました。

 

ふぅ…

 

それから数分後。

キッチンから元気な声が響きます。

 

「できたよー!」

 

私と亮一さんは「おー!できたかー!」と声をあげました。

 

「はーい!できましたよぉぉ」

 

ちょっと得意げな顔でキッチンからテーブルに運んでくるそらさん。

その完成品はこちら。

f:id:yukiukix:20190717161658j:plain

上手に出来てる!!

 

すごく美味しくて、とっても上手に焼けていました。

私と亮一さんはそらさんが初めて作ったフレンチトーストをよーく味わって、そして「美味しいよー!すっごく上手!!」と何度も何度も言いました。

そらさんは「ほんと?よかったぁ!」とはにかんだ笑顔を見せました。

私はその時間、しみじみと幸せを感じていました。

 

8歳になったばかりの娘、そらさんが初めて自分でフレンチトーストを作った。

ただそれだけのことです。

でもその中にはもんのすごくいろんなことが詰まっていました。

 

 

私はこの出来事でこんなことを知りました。

 

『教える』と『口を出す。手を出す。』は全然違う。

でもその境界線がとても難しい。

 

 

つい口を出したくなるのはどうしてだろう?

つい手を出したくなるのはどうしてだろう?

 

これを読んでいるあなたはないですか?

こういうこと。

どうしてだと思います?

 

もう一度じっくり考えてみよう。

そして『待つ』ができるようになりたいな。

これが一番難しいからね。

 

f:id:yukiukix:20190717163919j:plain

「お料理をする時は使ったものをちゃんと洗うものだよ」という私の教えを忠実に守るそらさん。健気だ。

 

読んでくれてありがとうございます。

ではまた。

人間関係のはじまり。

 

先日無事にランチ会を行うことができた。

恵比寿という都会の街の綺麗なレストランで(味は…うむ。)、3名もの参加者の方たちと時間を共有することができました。

f:id:yukiukix:20190711143729j:plain

髪型がモンチッチのような私。なんかいーじゃんねー。みなさん素敵な顔をしているなぁ。

 

招致者の裕子さんは「ゆっきぃさん…満席にならなくてごめん…」と申し訳なさそうな言葉を口にしていたけれど、私はそんな言葉を口にする裕子さんが大好きだし、こんな得体の知れない女が話す、何の得にもならないようなランチ会に来てくれた参加者の方達が大好きだ。

特になんのウリもない、何やってんだかよくわかならない私が主役(らしい)ランチ会に3名も!!来てくれたなんて奇跡のようだと思いました。

 

裕子さん、来てくださった3名の素敵のみなさん、ほんとーーーにありがとうございました!!

 

↓本多裕子さんがこんな感じでいつもアップしてくれるのです。ありがたいなぁ。

[http://:title]

 

 

どうやら「今回行かれなかったからまたやって欲しい」というお声を頂いているらしく、次回もあるようです。

いやぁ…ほんとにありがたすぎて泣けてくるよ。

 

昔に比べ(昔っていつだよ。)、言いたいことがどんどんなくなってきている私なのですが、ランチ会の前にはやっぱり「面白かったなぁ」と言っていただきたく、何を話そうかなぁとワクワクしながら考えたりします。

 

今回のランチ会の私の中のテーマは『どこからどこまでが自分なのだろう?自分とはなんだろう?を考えてみよう』でした。

このテーマを前面に出しているわけではなく、ただ私の中に置いておくだけのテーマなのですが。

 

で、ランチ会の数日前にそれをもとにグルグル考えていたわけですよ。

 

↓以下、その時の私の頭の中の声。

 

人っていろいろ悩むけど、そのほとんどが『人間関係』の悩みだよなぁ。

仕事がぁ…とか、ダンナがぁ…とか、子供がぁ…とか、パートナーがぁ…とか、親がぁ…とか、いろいろいろいろ言うけれど、その全てが『人間関係』の悩みなんだよなぁ。

 

はて。

 

『人間関係』の悩みが尽きないのは何故だろう?

そして今私が『人間関係』の悩みがないのは何故だろう?

 

…うーん…

 

あぁ…

そうかぁ… 

 

私はそこで気付きます。

きっと今までさんざん読んできた本の中に書いてあったことなのだと思うけど、私はその瞬間それがストンと“落ちた”気がしました。

 

 

人間関係のはじまりは自分と自分の間の人間関係だったのか。

 

と。

 

私はずーーーっと長年かけて、『自分と自分の人間関係の折り合いをつける』ということをやってきていたのか、と気づいたのです。

それはいまだ続行中で、そして死ぬまで続くのです。

 

私は『自分を知る』ということ以外、この世界でやることなんてないと思っているのですが(今んとこね)、そこをすっとばして外側の人間関係をどーにかこーにかしようとするからうまくいかないんだと改めて実感したのです。

 

あなたはあなたを知っていますか?

あなたはどこからどこまででですか?

今この瞬間、あなたはあなたの身体の内部で何が行われているか知っていますか?

それはあなたがやっていることですか?

コップに入っているお水を飲むとしましょう。

そのお水はどこまでが水で、どこからが自分になりますか?

舌についた瞬間から『自分』ですか?

ゴクンと飲んだ時が『お水』から『自分』に変わりますか?

それとも身体に吸収された瞬間からその『お水』は『自分』に変わりますか?

 

『自分』とはいかに曖昧模糊としているものだろう。

それなのに確実に『いる』と思えるこの感覚はなんだろう。

 

私は私が大嫌いでした。

もう消し去りたい!と思ったことがどれくらいあっただろう。

こんな自分嫌だ!!となんど駄々をこねて地団駄を踏んだだろう。(ほんとに地団駄踏んだんだよ。何回も。今度見せてあげるね。←誰に?)

 

たださ、そんな地団太を踏んでいる自分をジッと見ている存在がいるってこと、昔っから知っていたんだよね。

でもさ、そのジッと見ているその存在に存在感を持たせることが嫌だったんだ。

だってまだまだ駄々をこねていたかったから。

「私なんていなくなればいいのに!!大嫌い!!」とまだまだ言っていたかったから。

「私なんてさぁ…」と言ってれば、人間ドラマにずっと浸っていられたから。

そういう自分を演じられたから。

そういう自分の方が苦難に立ち向かっているようで、存在価値があるような気がしたから。

 

とある日、私はこんな言葉を口にしていた。

 

「あぁ…もうこんな毎日は嫌だ…」

 

そのジッと見ている存在にずっと気付いてた私は、もうごまかしがきかなくなっていた。

地団太を踏む、「大嫌いだ!!」と叫ぶ、自分の身体を痛めつける、そんな私をジッと見ている。

そのジッと見ている存在の視点に存在感を持たせてみようと思ってしまった。

もうこんな毎日は嫌だったからね。

 

盛大に食べ吐きをしている私をジッと見る。

地団太を踏む私をジッと見る。

大泣きをする私をジッと見る。

「消えてなくなりたい!!」と叫ぶ私をジッと見る。

 

そんなことを毎日続けていました。

そうしたら、私は私に対してある思いが湧きました。

 

 

『け…健気やん!!!』

 

一生懸命生きてるやん!

なんか可愛らしいやん!

頑張ってるやん!

なんか…あんた…ええ奴やんっ!!

(↑なぜか関西弁。)

 

そんなことをフツフツ感じ始めたこの時から、私は私との関係性を再構築し始めました。

それは今も構築中で、ケンカもするし、悪口も言う。

ちょっとぉぉぉ!!いい加減してよぉぉぉ!!という言葉もよく吐きます。

私は私を全然よくわかっていないし、とてもめんどくさい奴だと辟易とすることもたくさんある。

でもね、長年一緒にいるもんだから可愛くて仕方がないのです。

「もーー!!しょーがねぇーなぁーー!」と言いながら、世話を焼いてしまうのです。

 

私は私にたくさん言葉をかける。

 

「で?どうしたい?」と。

「どうしよう…」ではなく「どうしたい?」と。

 

「今どう思ってる?」

「今心地よい?悪い?」

「今どんな感じ?」

「何食べたい?」

「好きってどんな感じ?」

「嫌いってどんな感じ?」

「今モヤモヤしてるこの感じはなに?」

「居心地いい?それとも悪い?」

「何を話したい?どんな言葉を口にしたい?」

 

私は私と話し合う。

私は私の話しをじっくり聞くし、言いたいことがあれば言う。

嘘偽りなく。

嘘をついてしまったら謝る。

私はどうやら正直ものらしく、嘘をついたら身体が拒否反応をおこして寝込むというストライキにでる。ほんとにめんどくさい奴だ。

 

じっくり丁寧に自分と付き合う。

 

私は長年かけて、そんなことに取り組んでいたんだと知ったのでした。

 

それがいいとか悪いとかはわからないし、これが正解か不正解かなんてわからない。

でも今のところ言えるのは、昔に比べ、格段に毎日が快適だっていうことです。

 

そしてそんなことをずっとやっていた私が最近よーーーく感じることは

 

自分はどこにもいなくて、そしてどこにでもいる

 

という感覚です。(あ、難しいよね?^^;)

 

自分ってなんだろう?を見ていったら、自分はどこにもいないに辿り着くってねぇ…。

そして同時にどこにでもいる。

えーと…まぁ…この辺の話しは今日のところはとりあえず置いておこうかな。

 

 

自分との関係は良好ですか?

仲良し?ケンカする?

自分ってどんなヤツ?

そもそも自分ってなに?

何を思っている?

どんな文句がある?

何を感じている?

話し、聞いてあげてる?

 

あなたのことはあなたしかわからないんだよ。

きっと聞いてもらいたい言葉があるはずだよ。

聞いてあげようね。

 

人間関係はまず自分から。

 

一番むずかしくて、一番めんどくさくて、一番近くにいる、そしてずっと付き合っていかなければならない愛しいこの存在から。

 

ねーーー!!!

 

 

読んでくださってありがとうございます。

ではまた。

 

 

 

 

 

いい母親像ってなんだろう?

6月30日。

我が娘そらさんが8歳になりました。

めでたいっ!!

f:id:yukiukix:20190703182838j:plain

ロウソクふーーっ!!

 

私たちが台湾旅に行っている時、そらさんはこんなスケジュールで過ごしておりました。

 

6月17日(月)→私がとある駅まで送って行き、特急列車とバスで山梨の学校へ。

そこから6月21日(金)まで学校と寮で過ごし(これはいつも通り)、金曜日の夜から学校のお友達のお家にそのままお泊りへ。

21日(月)の夜から24日(月)の朝までの3日間、お友達のお家でお世話になり、お友達のママが一緒に特急列車の駅まで連れて行ってくれてそのまま学校へ。

そして28日(金)まで学校&寮で過ごす。→夕方私がとある駅までお迎えに行く。→やっとお家へ。

 

17日~28日までの間、私たちとは一度も会わない&週末お友達のお家で過ごす、というなんとも冒険な2週間を過ごしておりました。

2週間もそらさんと会わないのは初めての経験だったかもしれません。

 

途中泣いたりするかなぁ…とか、私たちだけで台湾旅に行ってしまうなんて悲しい思いをするかなぁ…とか、拗ねちゃったりするかなぁ…とかいろいろ考えたりもしましたが、結果まっったく問題なく

 

「すっごい楽しかったーーー!!!(*'▽')」

 

とあっけらかんと帰ってまいりましたとさ。

 

お友達のママがお泊りしている様子を丁寧にLINEで教えてくれていたのですが(ほんとありがたい!)、その中にこんなことが書いてありました。

 

プールに行ったときに、七夕飾りをつけよう!みたいなコーナーがあってみんなで短冊にお願いごとを書いたんだけどね。

そらちゃんは『はやく8歳になれますように』って書いてたよ。笑

お誕生日を楽しみにしているのが伝わってきました。笑笑

 

ちょっと!!

さっそく願い叶ってるやんか!!!!笑

まだ七夕にもなってないのに!!笑笑

f:id:yukiukix:20190703185009j:plain

そらさんが頑張ってデコレーションしたケーキ。可愛すぎる。

 

『はやく8歳になれますように』って書く??

短冊に?!

だってすぐなれるのわかってるのに!!笑

ヤバい…

可愛すぎる…

 

お誕生日の日、私はそらさんに聞いてみました。

 

「そらちゃん。8歳になってみてどうですかぁ?」

 

んふふ。

さて、どう答えるかな?

大人になってしまった私だったらこう答えます。

 

「そんなんなったばっかりでわかるわけないやろがぁー!」

 

と。

 

さて、8歳のそらさんは?

 

「え?うーんと…」

 

うんうん。

どう?どんな感じ?

 

 

 

「すっごくいい感じぃーー!!(*'▽')」

 

まじかっ?!!

そりゃよかった!!!笑

 

ヤバい…

可愛さがヤバい…

 

 

そらさんが山梨の小学校に通い始めて1年と3ヵ月が経ちました。

私はそらさんがあの学校に行き始めてから、こんな質問をたくさん受けました。

 

「寂しくないの?毎日そらちゃんがいなくて。」

 

何人の方から何回くらいこの質問をされただろう。

そうだよね。

そう聞きたくなるよね。

私が逆の立場だったら絶対聞くもん。

 

先日も台湾に行く前にお会いした、愛するMさんから聞かれました。

 

「ゆっきぃ、寂しくはないの?そらちゃんがいなくて。」

 

私はこの質問を受けると一瞬ひるむ。

ほんの一瞬なんだけど、確実にひるんでいる自分に気付くんです。

で、なんとなくもにょもにょと答えるのです。

 

「え?うーん…そうだなぁ…例えばさ…」

 

こんな風に。

 

寂しくないか?と聞かれているのに「例えばさぁ…」とか話し出すわけよ。

これね、何が起こってるかというとね…

 

「寂しくないよ。」と答えるのが怖いのですよ!!

 

もちろん「寂しいなぁ」とか「会いたいなぁ」とか「今なにやってるんだろうなぁ( *´艸`)」とか思う時はあるんです。

だから細かく言うと「寂しい時もあるよ」が正解なんだけど、圧倒的に「寂しくない」時間の方が長いのです。

というか、そらさんのことを考えていない時間がめっちゃあるんです。

これが正直なところ。

ただね、これ言っちゃうと「母親らしく」ないんじゃないか?とか思ってる自分がいるわけです。

「良い母親」じゃないんじゃないかって思ってる自分がいるわけです。

 

だから一瞬ひるむ。

そして「例えばさぁ…」とか訳わかんない話しをするのです。

 

うっはー!

カッコ悪っ!

ウケる!

 

そらさんが生まれたばかりの頃からしばらくの間、私は無意識に無意識に!(大切なことだから2回言う)私が持っているおぼろげな『良い母親像』に自分を当てはめようとしていた。

ものすごく曖昧な、ものすごく実体のない、『良い母親像』に自分を近づけようとしていたのです。

苦しかったぁー。

だって実態がないのにそこに近づけようとしてるんだから。

“私”じゃない何者かになろうとしてるんだから。(←しかも曖昧なやつ。)

 

そこにハッと気付いた時、私は「こんなもんぶっ壊してやるーーー!!」と思い、コツコツと壊し始めたのです。

その曖昧な理想像とやらを。

 

そうしたらさ、めっちゃ怖いのよ。

だって指針がなくなるんだから。

 

「この理想像が正解なんだ!」と思って追いかけてたものがなくなるんだから。

 

え?

あれ?

『母親』ってどうやってなるの?

え?

あれ?

どれが正解なの?

『母親』ってどういう感じ?

ん?だれ?だれが正解??

 

そんな感じ。

 

私と亮一さんはよくこんなことを話します。

 

「自分たちが自分たちのことを再教育していかなきゃだよなぁ。」と。

 

 

正解なんて誰も知らないんだ。ということを肚からわかっていかなきゃなのです。

私の正解は私が知っているんだと。

 いや、私の正解は私が創っていっているんだと。

 

曖昧な、どこからきたのかわからないような理想像を持っていた私は、その理想像を捨てました。

そして「結局私の機嫌が良ければみんな平和なんだよなぁ」と思い、そこに本気になりました。

機嫌が悪い時もあるけれど、そこにすら正直になって「機嫌が悪いんだよぉぉぉぉー」と言うようにしました。

今もそれは進行形で続いているのだけれど、たまにすごーーく怖くなる時があるのです。

すごく怖くなるきっかけの一つがさっきの質問。

 

「ゆっきぃ、そらちゃんがいなくて寂しくないの?」

 

これ。

 

寂しくないのよ。

いや、厳密にいうと「寂しい時もあるよ」なんだけど、総じて寂しくないから

私の答は「寂しくないよ」なのです。

そう答えてしまいそうになる私は、瞬間的にグッと怖さに引き込まれる。

 

あれ?

私、寂しくないけど大丈夫なのかな?

毎日楽しいし幸せなんだけど、これで大丈夫なのかな?

あれ?

『母親』ってこんな感じで大丈夫なの?

あれ?

私が思ってた『母親像』とだいぶ違うけど、これでいいのかな?

母親ってもっと子どもの心配したりしない?

いなくて寂しいよぉとか思ったりするもんじゃない?

もっと教育のこととか、将来のこととか考えたりするもんじゃない?

 

私、ぜんっぜん違うけど、大丈夫なん?!!!

 

 

だいたい私は一日中ふざけています。

くだらないことでゲラゲラ笑い、亮一さんとふざけて笑って、そらさんとふざけて笑ってるだけです。

家族でいる時、ほとんど私がゲラゲラ笑っています。

特に母親らしいこともせず、奥さんらしいこともせず。

 

思ってたのと違うよ。

私、こんな毎日をおくるなんて思ってなかったんだよ。

こんなんでいいの?

ほんとに?

 

そんな恐怖に襲われるのです。

 

とある日曜日こと。

私はその日も一日中そらさんとダラダラ過ごし、そしてずっとふざけてゲラゲラ笑っておりました。

夕方一緒にお風呂に入った時もくっだらないことを言い合ってゲラゲラ笑っておりました。

その時ふと「こんなんでいいのか?!」と思い、そらさんに聞いてみたんです。

 

「あのさ、ママずっとふざけてるよね。こんなんでいいのかなぁ?ママってママらしくないでしょ?そらちゃん!どうなの?!こんなんでいいの?!!ちょっとぉぉぉ!」

 

7歳(もう8歳)の娘に全力で聞く43歳の私。←ふざけてるよな。

 

そらさんはゲラゲラ笑いながらこう答えました。

 

「大丈夫だよぉぉ。だってそらちゃんはママみたいなママになりたいって思ってるんだよぉ!!大丈夫だって!!」

 

 

…え?

…そうなの?

こんなふざけた母親に?

 

これを聞いた私の答えはこうでした。

 

 

「へぇーーーー!!変わってんね!!」

 

 

そらさんは笑いながらずっこけてたよ。笑

 

 

たぶん死ぬまでこれが正解かどうかなんてわからないんだと思うけどさ、

少なくても「私は私以外の何者にもなれないんだ」という事実に目を向け続けたいなと思います。

結果たとえ「不正解だった!」とわかっても、嘆いて悲しんで悔しがって「間違えたーーー!!」って言えばいいかな。(嫌だけど。)

 

曖昧な理想像を壊す。捨てる。

そして私が私の正解を創る。

その道を歩いている時に必ず現れる恐怖。

「え?これでいいの?これで合ってる?」と聞きたくなる衝動。

これはきっとワンセットなんだね。

しょうがないかぁ。

 

私は「いい母親」ではないかもしれない。

私は「いい奥さん」ではないかもしれない。

でもいいんだ。

毎日が楽しくて正直なほうがいいもん。

たまに怖くなる時があるけれど、それもいいもん。

 

私は私でしょうがない。

 

これだな。

 

 

 

ランチ会、まだ空きがあるよ。

一緒にお話ししませんか?

 

【日時】2019/7/7(日)
【場所】恵比寿 
【会費】2000円(+飲食費)
【定員】6名 残席4

お申込みフォーム↓

https://ws.formzu.net/fgen/S11907267/?fbclid=IwAR2Fq2dVCeP-B9Y8xBI8O1bORsd3iq3A2LX5VnUOV0oWX4JY8p3lZjowzYY

 

どんな話が飛び出すか、どんな方たちが集まるのかわかりません!!

招致者の裕子さんに会いに来るだけでも価値があると思います!!

(あ、もちろん私もなんやかや話しますけどね。汗)

タブーなし!どんなお話しでも大丈夫!

どんな質問でも全力で答えます!

そしてどんなお話しでも安心してできる“場”を作ります♡

ぜひお会いしましょう!

 

こちらもぜひ。↓
yukiukix.hateblo.jp

『旅』か『旅行』か。

6月27日木曜日に無事に台湾から帰国しました。

夫婦2人旅が8年ぶり?で興奮いたしました!

 

f:id:yukiukix:20190702161411j:plain

台湾のどこかの街の朝市。どこだっけ?

 

今回は9泊10日、台湾を一周するような旅になりました。

台北から台中、台南のもう少し南の街の高雄、そして台東、最後にまた台北にもどるというルートで移動しました。

 

亮一さんは旅が好きです。

何も予定を決めずに、その時行きたくなった場所に移動していくような旅が好きです。

でもこれまで私やそらさんを気づかい、家族で行く旅行ではなかなかそういう訳にはいかず(そらさんもまだまだ小さかったからね)、今まで家族で行ったバリやハワイはかなり私たち(主にそらさん)に譲歩していたのでしょう。

子連れ海外で、現地での宿探しは私にはちょっとハードルが高く、今までの家族旅行ではその辺は合わせて頂いておりました。

(ほんとは亮一さんはどこに泊まるかも決めたくないのですよ。)

ですが今回は夫婦2人旅。

Airbnbやbooking.comなどの便利なものがあるご時世です。

地図もグーグル先生がいる。

台北で最初に泊まる場所だけ確保して、あとは現地での気分で決めよう!という亮一さんからの旅の提案が入りました。

私は「はい!喜んで!」と返事をしました。

 

が、、、

 

あまりに楽しみすぎて、行くまでにめっちゃ台湾旅のYOUTUBEを見まくっちゃったんですねぇ…。

いつの間にか台湾について詳しくなる私。

情報が頭に入りまくりの私。

食べたいものや行きたいお店の情報が頭の中パンパン。

 

蓋を開けてみたら「あ!あそこに行きたい!」「今日はここに絶対行きたい!」「これ!美味しいんだって!」「あの店だけは行っておいたほうがいいって○○さんが言ってたよ!」…

そんなことを言いまくる私。

とほほ。

 

台湾に到着して2日目。

亮一さんはこう呟きました。

 

「…なんかさ、情報を追いかけるのやめない?」

 

ハッ!と気づく私。

 

「う…うん…そ…そうだよね…うん…うん!!」

 

はっず!!

なんかはっずーー!!

 

亮一さんは私に気づかいながら、そして自分にも気づかいながらこう言いました。

 

「こんなこと言ったらゆっきぃが提案しづらくなっちゃうかもしれないんだけどさ…うーんと…目的地とか行きたい場所はあってもいいんだけど…なんていうかさ…『その目的地に行くことが目的』っていうのはなんか違うというか…うまくいえないなぁ…あ!でも行きたい場所の提案はしてくれていいんだよ!たださ…うーん…」

 

亮一さんは言葉を選んで私に伝えます。

私は「うんうん」とじっくり話しを聞きます。

亮一さんがどんな言葉を放つのか、楽しみだから。

そして亮一さんはこんな言葉を小さく口にしました。

 

 

「俺さ、“旅”と“旅行”って分けて考えてるんだけどさ…」

 

 

どかーーーーん…

 

…やられた。

 

もうこの言葉にやられた…

 

「うん!うん!!!」

 

私はこの亮一さんの言葉がわかりすぎるほどわかってしまったのです。

 

「わかる!目的地に次々行くのが『旅行』でしょ?観光地をただ巡るだけが目的のような…うんと…ツアーみたいなやつでしょ?」

 

「そうそう。だから、『目的地』は設定しないと動けないんだけど、そうしないと原動力がないからさ。でも『目的地』に行くことが『目的』じゃないんだよ。それが“旅”。っていうか…うーん…うまく伝わってるかなぁ…」

 

亮一さんは旅に出ると地図をあまり見ません。

わりと勘で動きます。

道に迷うのも“旅”。

何が起こるかわからない時が一番面白い。

そんな風に思っていることがわかる。

そしてそんな時、亮一さんの『生命力』のようなものが体中から匂い立つのです。

気になるお店にはグイグイ入っていき、拙い英語で躊躇なく質問したりします。

初めて列車の切符を買う時や初めてローカルバスに乗る時、移動する手段を現地の人に聞く時、想定外のことが起こった時、亮一さんの目が輝き生命力がぶわっと湧きたつ。

 

きっと今全身で生きてるんだろうな。

それがたまらなく楽しいんだろうな。

 

そう感じる瞬間がたくさんありました。

そしてそんな時の亮一さんのカッコよさったら!!

 

「目的地に行くことが目的じゃないんだよなぁ。」

 

この言葉、2人で何度も口にしました。

そうしたら、とても楽しい『旅』になりました。

 

 

「“旅行”もいいんだよね。それもいいんだよ。でも俺は“旅”が好きだなぁ。」

「うん。そうだね。“旅行”もいいよね。まぁ…でも…私も“旅”が好きだなぁ。」

「また2人でどこか行きたいね。」

「うん。またどこか行きたいね。」

 

これが私たち2人が台湾から帰って来て口にした言葉でした。

 

あー楽しかった。

 

台湾旅のこと、もっと詳しく書いていけたらいいなと思っております。

気が向いたら書きますね。

読んでくれてありがとうございます。

ではまた。

 

f:id:yukiukix:20190702171103j:plain

↑言い切りやがったな…おい…ほんとだろうなぁ!…って、完璧なタピオカってなんだよぉぉぉ!!!

 

f:id:yukiukix:20190702171300j:plain

テバンヤキ…どんな料理だろう…なぁー…

 

f:id:yukiukix:20190702171428j:plain

↑絶対うそ!!はい絶対うそぉぉぉーー!!!

 

f:id:yukiukix:20190702171638j:plain

↑はいまたうそ!!はいインチキ!!はい絶対かんけーないぃぃぃーー!!

 

f:id:yukiukix:20190702171903j:plain

なにかがおかしい…楽しいのつきひ…

 

f:id:yukiukix:20190702171622j:plain

あぁ…なにかがおかしい…自然のおいしい…

 

旅はおもしろい。

うん。

うっわーーい!!

 

明日から10日間(!!!)、夫婦2人でこちらにいってまいりまーーーす!!

やったーーーー!!!

f:id:yukiukix:20190617163839j:plain

 

初台湾!!

 

楽しみすぎて鼻血が出そうだ!!

 

夫婦2人旅は何年ぶりだろう?

それもこれも、親切な人たちに囲まれているお陰だなぁ。

ほんとにありがたい。

 

台湾旅行の様子もアップしていけたらいいな。

 

私はただクズな毎日を送っていただけなのに、こんなことになるなんて。

なんて私はついてるんだろう。

 

やっぱり旅はいいよねぇ。

旅に出る前って最高にいいよねぇ。

 

では!

いってまいりまーーーす!!!

 

昨日も今日も何気ないやさしさに触れて、思わず声をあげてしまうのでした。

 

昨日私は大好きな、そして尊敬する女性とデートをしました。

その女性はとても聡明でかつチャーミングな女性。

たくさんの方から敬意をこめて『先生』と呼ばれる方です。

(『先生』と“呼ばれているだけ”の方もたくさんいらっしゃいますよねぇ。)

たくさんの経験と知識があり、そして結果も出している方なのに、謙虚でそしてずっと学び続けている方です。

仕事も学びも、そして遊びも盛りだくさんな毎日を送ってらっしゃるその素敵な女性を私は昨日数時間独り占めにしたのです。

なんという幸運!!

 

私は彼女にたくさん質問をしました。

大好きな尊敬する彼女のことをもっともっとたくさん知りたかったからです。

失礼かもしれないなぁ…と一瞬頭をよぎる時もあったけど、きっと彼女なら大丈夫だ!ととても図々しく(←図々しいのはいつものこと。)たくさん質問をしました。

彼女は真剣に、そして言葉を選んで答えてくれました。

そしてさりげなく私への質問に切り替えてくれたりもして、インテリジェンスとはこういうことなのかもしれない…と何度も感じておりました。

 

そんな素敵な、そしてチャーミングな彼女は駅に向かって歩いている時にこんなことを言いました。

 

「知り合ったみんなのことはずっと応援したいと思ってるんだ。何か私にできることがあれば手伝いたいといつも思ってるんだよ。」

 

毎日仕事に勉強に育児に家事に忙しい彼女が、控えめにぽつりとこんな言葉を口にしました。

(彼女は私より年上の企業家です。)

 

私はその言葉を聞いて、純粋に「すげっ!!」と思いました。

そして思わず口にした言葉はこれでした。

 

「やっさし!!Mさんやっさしーーーー!!!」

 

強く主張するわけでもなく、ぽつりと口にしたところが彼女らしくてなんだかとても感動したんだ。

f:id:yukiukix:20190613164152j:plain

昨日彼女はこんな色のストールを巻いていたんだよ。とても美しかった。

 

そして今朝。

私は朝早く起きて、亮一さんのお弁当を作っていました。

「楽しいなー」と言いながら。

 

そしてお弁当を作り終え、亮一さんが買ってくれたよーく切れる包丁を洗っていた時。

 

「うぎゃっ!!!」

 

私は自分の小指を包丁の刃でスッと切ってしまいました。

めっちゃ切れる包丁なのでスッと刃が入ってしまい、見事にスパッと切れたのです。

どんどん血が出てくる自分の小指を左手でギュッと握り、私は静かに騒ぎました。

(静かに騒ぐって…わかる?)

 

「うっはー!指切ったぁー!いったー!いったいーー!!」

 

キッチンの向こうでは起きてきた亮一さんが着替えをしている最中です。

にわーし(庭師)のカッコイイ服に着替えている最中です。

めっちゃ似合う、見ると濡れるカッコイイ服装に着替えている最中です。(←うるさい)

そんな着替えの最中の亮一さんが、静かに騒いでいる私の様子を見て、すぐにこんな反応をしました。

 

「え?!!指切った?!どこ?どこどこ?見せて!え?!どこよ?!絆創膏は?!貼る?え?どれくらい切ったの?大丈夫?!」

 

上はTシャツ一枚、下はまだ脚絆を着けている最中だった亮一さんが、バタバタと私の方に寄って来てそんなことを言うのです。

 

「いったいよぉー!でも…そんなに切れてないかも。でもこんなに血が出たよぉー」

 

私は心配してくれるのが嬉しくて、多少大袈裟にそう言いました。

亮一さんは私の傷口を見て「うわ!痛そう!かわいそうにぃー」と言いました。

そして

 

「絆創膏は?貼る?貼ってあげるよ。」

 

と言いながら、すぐに絆創膏を持って来てくれて小指に貼ってくれました。

 

そして

 

「痛いねぇ。ゆっきぃ、あんまり水に濡らさない方がいいよ。体液が流れちゃうからね。濡らさないで。」

 

と、優しい言葉と優しいアドバイスまでくれました。

 

私はその亮一さんの一連の動きと言葉になんだかすごく感動したのです。

そして私の口からはこんな言葉が出てきました。

 

「やっさしい!!なに?どうして?なんでそんなに優しいの?!やっさしいーーーー!!」

 

f:id:yukiukix:20190613170116j:plain

亮一さんは優しい。ヤバい。

 

 

Mさんのぽつりと言った言葉。

亮一さんのあの一瞬の動きと言葉。

あの優しい瞬間にどれだけのことが詰まっているのだろうか。

それは今まで培ってきた経験やら、思考やら、人との関わりで学んだことやら、過去に誰かに優しくしてもらった体験やら、過去に人から助けてもらった経験やら、そりゃもういろんなことが詰まっている瞬間だ。

私はその“優しい瞬間”に詰まっているであろうあれこれを感じて、泣きそうになった。

 

Mさんが優しいのはなんでだろう。

亮一さんがそんな優しい反応ができるのはなんでだろう。

 

おこがましいのは重々承知で、私はこんなことを思ってしまった。

 

Mさんと今まで関わった全ての人たちありがとうーー!!

亮一さんと今まで関わってくれた人たち、ほんとにありがとうーー!!

私は巡り巡って、Mさんと亮一さんから優しさを受けましたよーーー!!

 

と。

 

いや、おこがましいよね!!

わかってるよ!!

でもさ、いろんな人たちの優しさや厳しさや善意や悪意があって、今があるんだよなぁとかさ、つくづく感じちゃったんですよぉ。

 

優しい瞬間に敏感でいたいな。

そんなことを思った昨日今日でした。

 

Mさん。

亮一さん。

そんな瞬間を体験させてくれてありがとう。

 

いつもその一瞬にいろんなことが詰まっているね。

 

 

 

ランチ会の募集、まだしてますよ! 

どんな“一瞬”を体験できるかな。

気になってる方、ぜひ!


【日時】2019/7/7(日)
【場所】都内 山手線沿線
【会費】2000円(+飲食費)
【定員】6名 残席4

お申込みフォーム↓

https://ws.formzu.net/fgen/S11907267/?fbclid=IwAR2Fq2dVCeP-B9Y8xBI8O1bORsd3iq3A2LX5VnUOV0oWX4JY8p3lZjowzYY

 

どんな話が飛び出すか、どんな方たちが集まるのかわかりません!!

招致者の裕子さんに会いに来るだけでも価値があると思います!!

(あ、もちろん私もなんやかや話しますけどね。汗)

タブーなし!どんなお話しでも大丈夫!

どんな質問でも全力で答えます!

そしてどんなお話しでも安心してできる“場”を作ります♡

ぜひお会いしましょう!

 

 

 

 

 

 

 

私は私をものすごくダサくてカッコ悪くて恥ずかしい存在だと思っています。~人をジャッジするということは自分をジャッジしているんだということだ~

 

クズ生活に飽きた私は、なんだか急にやる気がムクムクと湧いてきて、今“とあること”に再挑戦しようと重い腰を上げ始めた。

そしてしばらく書かずにいたブログもボチボチこうやって書き始めているわけです。

 

昨日も一日中あーだこーだ考えながら、その“とあること”に向き合ったわけですが、そうするとこんな思いがドロドロと湧いてくるのです。

 

ダッセーー!!私ダッセーーー!!

めっちゃかっこ悪い!!

私はなんてセンスがないんだ!!

こんなダッセーことやってるなんて死んだ方がいいんじゃないか?!!

こんなことやって一体何になるんだというんだ?!!

お前こんな無意味なことやってるヒマあったら働けやぁぁぁぁぁぁーー!!

 

(ダッセー!という言葉自体がそもそも『ダサい』のは置いといて。笑)

 

f:id:yukiukix:20190606130726j:plain

いつぞやの海。暑かったなぁ。 

 

これね、こうやって今これを書いてる瞬間も湧いてるのよ。

「は?こんなこと書いてなんになるの?これ書いてる時点でダッセーやんか!!」と。

 

私は私が書くことをダサいと思っているわけですよ。

でもその反面、自分が書いた文章が好きだったりもするのです。

 

何かを表現したいし、私は私が思っていることや体験したことを言葉に綴りたいという衝動があるのですが、それをやっている最中は自分を罵倒する声が聞こえまくるのです。

 

これね、自叙伝を書いてる時は特にそうでした。

 

「うわ!ダッセ!なにこの文章?!!ダッセ!!カッコ悪っ!!うっひゃーーーー!!はっず!!はっずーーーー!!!こんなん誰が読むん?恥ずかしい思わんの?!!」

 

この声にやられてしまって何度キーボードを打つ手を止めたことだろう。

昨日のブログもそうでした。

これね。↓↓↓

yukiukix.hateblo.jp

 

「いっまっさっら!!どの口がそれを言ってるんじゃい!!はっずーーーー!!」

 

私はこの声に毎度毎度やられそうになってしまい、その戦いに疲れてしまうのが嫌で、ときたまボイコットをするのです。

『表現をする』ということを。

 

あぁ…またこんなカッコ悪いことを書いてしまった…

ダッセー文章を世にさらしてしまった…

あのカッコイイ人たちがもし私のこのダサい文章を読んだら「はっずー!よく生きてられんねー」と言うんだろう…

 

そんなことを思ったりするのです。

 

私はどこかに『私が生きててすいません』みたいに思ってるんだな。

『生きてるのが恥ずかしい』みたいな思いがあるんだな。

誰からもそんなこと言われたことないのに。

 

 

…え?

 

もう一回言ってみて。

ちょっと待って!

今サラッと大事なこと書いた!!

もう一回いこう!

 

 

 

誰からもそんなこと言われたことないのに。

 

 

 

…だ…誰からもそんなこと言われたこと…

 

…なかったーーーーー!!!

 

 

と、こんなことに毎回気付くのです。(←バカなの?バカなんだな。

 

そもそも『あのカッコイイ人たちって誰だよ?!』って話しなんですが、いつの間にか“どこかの誰かと比べる”ということをやってるんですね。

無意識に。呼吸をするように無意識に。

そして呼吸をするように無意識に、その起こってもいない出来事に翻弄されて手を止めるわけです。

これを『妄想』というんだよね。

 

私は誰からも言われたことがない言葉を自分で自分に言い、そしてその私からの声にやられて手を止めるわけです。

 

なんという茶番!!!

なんというコントっぷり!!

 

私を止められるのは私だけだ。

私を傷つけられるのは私だけだ。

そして私を進ませることができるのも、私だけ。

 

そしてね、そもそも『私は誰ですか?』と問うのです。

 

はっずーーー!!という声を聞きながら、ダッセーー!!という声を聞きながら、カッコ悪っ!!という声を聞きながら、私は動く。

たまに凹んでたまに手を止めたまにふてくされ、そして「うっは!また茶番を繰り返してしまったぁぁぁ!」と笑い飛ばしながら。

 

どこまでいってもダサくてちっさい私は、それを見ている。

そんな『私』を『私』は観ている。

 

さて、今日も右往左往しよう。

1人でジタバタしてみよう。

そして聞こう。

 

「で?あなたは誰ですか?」

 

 

(↓この曲貼りつけたら願いが叶うと出てきたので貼り付けとこうっと。)

 

youtu.be

 

これ、再びやってみたのです。みなさんもやってみてー!↓↓↓

note.mu

 

ではまた。