藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

そらさんが小学校を卒業したんです。~南アルプス子どもの村小学校卒業の話し~

学校のグランドから臨む昨日の富士山。めちゃくちゃ綺麗だったなー。

 

ブログをすっかり書かなくなって1年が経つんだって!!

びっくり!!

おひさしぶりです。

ゆっきぃです。

こんなに書くのが空いてたらそりゃー読んでくれる方も減っているでしょう。

あたり前だな。

 

あのですね。

私のめちゃくちゃ可愛い娘いるじゃないですか?

ご存知ですよね?

 

もちろんご存知のていでお話し進めますがね。

なんとその世界一可愛い娘のそらさんがですね、

昨日小学校を卒業したんですよ。

 

すごくないですか?

あのそらさんがですよ。

というかですね、この私が小6の子どもの母親だってこともすごいんですけどね。

 

あそうそう。

そらさんは4月から同じ敷地内にある『南アルプス子どもの村中学校』に通い始めるので、そんなに大きく生活が変わるわけではありません。

(真となりの校舎にうつるくらいです。寮生活もそのままです。あ、寮が中学生の寮に変わりますが。それも真となり。)

まぁでも小学校卒業ってすごいですよね。

 

 

 

このブログを読んでくださっていた方はご存知かと思いますが、娘のそらさんは小学校1年生から山梨にある『南アルプス子どもの村小学校』に通っております。

小1から平日は寮生活です。

入学したころ、詳細をよくこのブログに書いておりました。

(学校側から書くことにストップかかったことあります。。今回は大丈夫かな…?ドキドキ…)

 

入学時のもろもろはこちらです☟

yukiukix.hateblo.jp

yukiukix.hateblo.jp

※ほかにも学校関連の記事あるのでよかったら過去のブログ遡ってみてくださいね。

 

 

ここ数年、この学校を舞台にしたドキュメンタリー映画が上映されたことにより人気急上昇だそうです。

入学希望者も増え、日本全国から新しく学校設立してほしいとの要望もたくさんきているんだそうで。

 

入学してみるとそりゃあいろんなことがあります。

保護者の方たちの不安や不満の声もちらほらちらほら耳に入りました。

そもそもこの学校は私たちが受けた学校教育とはまるで違うやり方と理念で子どもたちを見守りながら日々の授業?活動?が進みます。

とにかくとにかく『自分で考える』を重視します。

そして『自己肯定感をとにかく植え付ける』を徹底的にじっくりやっていきます。

九九を暗記させたり、学校の大人(この学校では先生とは呼びません。先生のことを“大人”とよびます。最高。)が勉強や行動を強制することはありません。

とはいえ学校として認可されている私立学校なので、ちゃんと基礎学習をする時間もあります。

 

えーと…

えー---と…

 

改めてこの学校の説明するのむずいな。。

 

気になる方はこちらを見て下さい☟

www.kinokuni.ac.jp

 

小学校の入学試験?試験じゃないな?なんだろ?の時、

親と大人の面談の時、中学校の校長の〇ちゃんにこんなことを言われました。(学校側からイニシャルもやめてといわれたので〇で。)

 

「塾も進研ゼミのような自宅学習の教材もいっさいやらせないでほしいんです。」

「中学まで進学させることを希望しますか?もし希望するなら、こちらは高校進学のための積極的な進路指導はしませんけれどご了承いただけますか?」

 

これにはちゃんと納得の理由があります。

私も亮一さんもこの学校がほんとにいいと思っていて、しかもそらさんも行きたいと言ってくれたので何の疑問も不安もなく、「はい!」と答えていました。

 

塾や家庭学習教材をやめてほしいという理由は、小学校では『競争させることを一切しない』という教育理念があり、人と比べる要素をなるべくとりはらい、のびのびと自分のペースで、自分の頭で考える土台をじっくり育んでいくことを重視しているんですね。

 

塾や教育教材は点数を競わせたり、点数をとれないとダメだ、ということを刷り込みます。

これが悪い、ということではなく、学校でやろうとしていることと、家庭でやらせることがまるっきり正反対であるということで子どもが混乱するという話しをされました。

 

「途中で塾に行かせたりするとすぐわかるんですよ。子どもの様子がすぐに変わるんです。急に勝ち負けにこだわりはじめたり荒れ始めたりするんですよ。」

 

中学校校長の〇ちゃんは優しい笑顔でゆっくりとそんなことを話していました。

 

私と亮一さんはそんな〇ちゃんの言葉に大きく頷き納得しました。

 

私と亮一さんはとにかくそらさんにのびのびと生きて欲しい、個性を潰されないでほしい、急がせないでほしい、強制も矯正もされてほしくない、自分や世界に対して安心と信頼の土台を築いてほしい、という想いを抱いていました。

 

それは私たち2人ではとうてい無理、というか、“あの”“一般的な”学校教育しか受けていない私たちでは心もとないことだなぁとよく話していたのです。

というか!!

そもそものびのび生きてきてないし!!

そもそも自己肯定感めちゃ低い2人だし!!

自分に安心なんてしてねーし!!

ていうかさ!!

私たちがまずどうにかしなきゃいけない状況(再教育)なのに、娘のことそんな風にできるわけねー-し!!

 

ってことで、全面的にこの学校の大人に託していこうと決めたわけです。

お相手はプロ中のプロなわけですから。

 

あの学校に入学させたい!と希望する親御さんはほぼみなさんそんなことを考え、決意して決めたのではないかな。

 

しかー-し。

人間って言うのは覚悟が揺らぐものでございます。

 

入学してからじゃないと学校の全貌はわからない。

というか、この学校はとにもかくにも『子どもファースト』。

親への忖度みたいなものが一切ありません。

こちらから情報をとりにいかないとほとんど何も教えてくれません。

(もちろん学校行事の案内などはちゃんとありますよ。)

(教えてーって言えばなんでもちゃんと答えてくれます。)

(そして大人はみんな優しいし、いつもしっかり学んでいる方たちばかりです。)

 

だんだん学年が上がり、親御さんの心配する勉強のことや中学に上がってからの指導などがリアルに感じられるようになるにつけ、保護者の方たちのいろんな不安や心配の声を聞くようになりました。

高校受験どうだったのか?進路指導はほんとにしないのか?

中学にあがったら勉強ってどうなの?

などなど。

私にもこの学校でママ友さんが何人かでき、保護者の方たちの飲み会などにも参加させてもらって、いろんな話を共有してもらいました。

 

不安な方の話しを聞くとこちらも不安になるものです。

不満のある方から話しを聞くとこちらにも不満が伝播するものです。

 

が、基本的に私と亮一さんはのんびりのほほんタイプだし、何よりも目の前にいる成長しているそらさんをみていると学校への信頼が増すのです。

 


これが。こうなったんですよ。

(お顔伏せてるのが残念ですが、今いろいろとうるさいですからぇ。)

 

入学したころは泣いてばかりいました。

もうそれはそれは大号泣で気が狂ってしまうんじゃないかと思うくらいの泣き方でした。

そりゃそうです。

親元離れて一人で寮生活が6歳で始まったんですから。

さっき過去のブログを読み返して大泣きしてしまいましたよ。

そらちゃんがんばったなぁ。

私も亮一さんもがんばったなぁ。

その時のそらさんの不安や寂しさを想像すると胸が痛すぎて吐きそうになるくらいです。

 

でも。

心から感じます。

 

 

この学校に入ってよかったなーー!!

そらさん、めちゃくちゃたくましくなったなーー!!

 

卒業を祝う会では、卒業証書をもらったあと、1人1人がステージ上で自分の言葉でみんなの前でお話しをします。

6年間で印象に残っていることや感じたこと、わかったこと、これからのこと、など。

みんなそれはそれは個性的な、でもしっかりと芯の通った話しをします。

「これからも頑張っていきたいと思います。」みたいな、よく聞く通り一辺倒の言葉ではなく、しっかりと自分で考えて、体験して得たことを話します。

 

そらさんも堂々と、大きなはっきりした声で“自分の話し”をしていました。

 

これが6年間でしっかり培ったものなんだ。

 

 

卒業を祝う会の最中、6年前同じ体育館で『入学を祝う会』に参加したことを思い出していました。

 

6年後どうなってるんだろうね?

私たちもどうなってるんだろうね?

そらさんがあんな立派な6年生になってるとは思えないね(笑)

どんな風に成長していくのかまったく見えないね。

ただわかっているのはずっと素晴らしい子でしかないってことだけだね。

 

 

そんなことを亮一さんと話していたこの場所で、6年生になって卒業するそらさんを見つめる。

 

立派になってるなー

楽しそうにしてるなー

ほんとに強くなったなー

あそこで踏ん張ってよかったなー

そしてやっぱり思った通り、ずっとずーーっと素晴らしい子のまんまだなー

 

これからも心配したり不安になったりするんだろうけど、でも真ん中にあるのは「ぜったい大丈夫」だ。

なんの根拠もないけど真ん中にどっかりとあるのは『ぜったいに大丈夫』だ。

 

私はこの学校が好きだし、この学校の大人たちが好きです。

そしてそらさんと亮一さんが心から好きだ。

 

中学校生活がどんなものになり、そらさんがまたどんな変化を見せてくれるのか楽しみしかないね。

 

とりあえずこの6年間ほんとにほんとにお疲れ様。

よくがんばったね。

そらさん。

亮一さん。

そして私ーーー!!!

 

また気が向いたら書きますね。

 

いやー-

久しぶりに書くと勘が戻らないね!

 

ではまた。