藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

泣いているそらさんとお別れした後、私たちはデートをする。

 

昨日そらさんを山梨まで送って行った。

先週は「バイビー!」と言いながらさっさとどこかへ行ってしまったし、平日の夜にかかってくるTELも木曜日は全く泣いていなくて、夫婦で「すごじゃん!」と喜んでいた。

 

木曜日のTELは「泣いていない」どころの話じゃなく、なんだか面白いことがあったらしくて「笑っちゃって話せない」の状態だった。

 

そ「ママぁ。」

 

ゆ「うん。そらちゃん?」

 

そ「そらちゃん泣いてない。」

 

得意げに始まったその会話は、そらさんの「おかしくて思わず吹き出しちゃう」に変わったいく。

 

そ「なんかね、あははは、Bちゃんがね、ぶははは!○✖▽♂♀凸とか言ってね、あはははは!」

 

思わずこっちも笑っちゃうくらいに大笑いなそらさん。

 

ゆ「あははは!なに言ってるか全然わかんない!あははは!」

 

TELを切る時もめっちゃあっさり。

 

そ「じゃあね。ママ、おやすみー!」

 

ガチャ。

 

 

やっと…

やっとだ…

 

こんな風にTELを切れるようになったんだー!と喜びましたとも。

 

で、昨日。

 

そ「そらちゃん…学校行きたくない…」

 

朝から超絶ブルーなそらさん。

 

おいおい。

 

あの大笑いのTELはなんだったんだよ。

あの「バイビー!」は空耳でしたか?

 

そ「もし2年生になってもまだ淋しかったら…学校辞めてもいい?」

 

玄関で靴を履きながら涙を流してそんなことを言うそらさん。

 

おいおい…

「学校楽しい!」って言ってたじゃんよー…

 

学校でバイバイするときも「行かないで…」と言いながら抱き着く。

 

私と亮一さんの胸がちくんと痛む。

 

り「そらー。すぐだよー。すぐ金曜日になるよー。それに行っちゃえば楽しくなるよー。」

 

亮一さんはそらさんを抱きしめながら優しく言う。

 

そ「うぅ…うん。わかった…。行ってきます…。」

 

泣きながらコクンと頷き自分のプロジェクトのお部屋に入っていくそらさん。

その姿はなんだかとても健気でグッと胸が詰まった。

 

 

ゆ「さ!行こう行こう!」

 

 

そんな時、私はすぐに気分を変えるようにしています。

だってここで感傷に浸ったらそらさんに失礼だと思うから。

 

あの子はあの子でいつかは超えなきゃならない(と思う)“何か”に向き合ってるんだし、「わかった」と頷いてちゃんとお部屋に入っていったんだから。

 

私も「私を楽しむ」をやろーっと!と気持ちをクイっと変えるのです。

 

見る人が見たらとっても薄情に見えるんだろうね。

でもいいの。

 

それが私が思う「信頼」や「愛情」だと思ってるから。

 

 

り「そうだね。行こう行こう!」

 

 

亮一さんも少し痛んだ胸をそのままにしながら同意して進むのです。

 

そして私たちはそらさんの泣き顔を脳裏に焼き付けたまま、山梨県デートに行きました。

 

昇仙峡のロープウェイに乗り、展望台やもっと上の岩の頂上まで。

(弥三郎岳だっけ?結構急な岩でびっくらした!)

 

↓こんな感じ。

www.shousenkyo-r.jp

 

 

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すごい高いの!!

 

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すごかった!!

 

 

「お腹空いたねー」

 

二人で言い合いながらロープウェイで下まで降りる。

下まで降りるとゴハン屋さんもそこそこある観光スポット。

 

ほうとうでも食べましょうかね。」

 

こういう時、亮一さんの「美味しい物センサー」がとても働くことを私は知っている。

この嗅覚たるやほんとにすごいのです。

 

なんとなくピンとくる場所が無く、目についた『夫婦木宮』という神社に立ち寄りたくなり「行こう!」と亮一さんを誘う。

 

ゆ「商売繁盛だって!行こう行こう!」

 

り「何を繁盛させるって言うんだよぉ。」

 

ゆ「何かわかんないけど繁盛するのはいいことでしょ?」

 

り「そうだな!しかも『夫婦』だしな!」

 

ゆ「うんうん!そうだよ!」

 

いつも通りのくだらないやりとり。笑

 

 

夫婦木神社ここね↓

夫婦木神社 姫の宮 | 昇仙峡観光協会

 

 

無事にお参りを済ませると、亮一さんが「なんだこれ?」と壁に貼ってあるチラシに目をやる。

 

版画が印刷され、文字は手書き文字のなんだか素敵なチラシ。

 

ほうとう そば 山菜料理 藤原庵』

 

おぉ!

なんだか面白そう。

 

り「ん?ちょっと車で走るんだなぁ…」

 

亮一さんがチラシに書いてある地図を見ながらぶつぶつと言う。

 

もう一度チラシに目をやると

 

『おもてなしは自然です』

 

と書いてある。

 

なんと素敵な。

 

 

その時、仙人のようなヒゲを蓄えた神主さんがぬっと出てきました。

 

ゆ「お邪魔してます。」

 

会釈をしながら挨拶をする。

 

り「あの…あそこのチラシのお店って…」

 

亮一さんが少し躊躇して『藤原庵』について尋ねた。

私は心の中で「おいおい。あんな仙人みたいな人によくきけるな」とツッコミを軽く入れていた。笑

 

 

仙人「え?藤原庵?美味しいよ!美味しいけど、こっからちょっとあるよ。車で…20分くらいかなー」

 

仙人は思ったよりも気さくな対応でちょっと笑ってしまう。

 

り「20分ですかー。でも…美味しいんですよね?」

 

仙人「うん。美味いよ。面白いから行ってみるといいよ。行く道も渓谷でいいよ。

ドライブがてら行っといで。」

 

 

『ドライブがてら行っといで』

 

その言葉に二人でやられました。

 

クネクネした気持ちよい道を進み行ってきました『藤原庵』。

 

こんなところにお店が?!と思う様な場所にありました。

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店主さんは気さくなおじさんでとても好感がもてる方。

店主のおじさんのおすすめの通りに注文しました。

 

それがこれ。

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山菜盛り合わせ!!

 

んもーーこれがほんとに絶品でね!

全部そのおじさんが採ってきて下処理をして、山菜それぞれの特徴が出るように調理しているんだって!!

 

こーーんな美味い山菜食べたの初めて!っていうくらい感動的だった。

亮一さんも「こんなの初めてだ!美味い!」を連発。

私も「うまーーい!すんごい美味い!」とずっと言ってました。

 

そしてこれ。

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ほうとう!!

 

麺はおじさんの手打ちで味噌も自家製。

入ってる野菜もほとんどがおじさんが作ったもの。

これまたすこぶる美味いのです。

 

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夢中で食べてたから写真撮るの忘れてて…

食べかけですません…

 

そばもおじさんの手打ち。

こっれっもマジで美味い。

 

「ちょっと…このおじさん何者なの?!」

 

と何度もつぶやいたくらいすごかった。

 

お店の縁側のところにはビン詰めされたはちみつやフキ味噌や生山椒一味や梅干しや大きな梅が漬けられてる梅酒やイチゴジャムやらが並んでいて売っていたりします。

それらもほとんど全ておじさんがやっていると言うからマジで驚く。

 

おじさんは私たちが絶賛していることが嬉しかったみたいで「これも食べてみる?」「これも美味しいよ」といろんな試食をさせてくれました。

 

私はあまりにも感動して「またすぐ来ます!欲しい物もまだたくさんあるし!」と言いました。

そしたらさ、このおじさんの返事がまたよかったのよね。

 

おじ「うん。…まぁあんまり頻繁に来すぎると飽きるからね。一年に…一回か二回くらいがちょうどいいんじゃない?ははは!」

 

えぇ?!

そんなこと言う?!

ウケる!!

 

普通さ、「たくさん来て!」って言わない?

だってお店でしょ?!

 

おじ「あんまり頻繁に来るとパタッと来なくなっちゃうことがあるからさー。一年に数回って人でもう20年来の付き合いの人が何人もいるんだよ。そういう方がいいでしょ?」

 

おじさんはこの場所でもう30年やっているそうです。

私はその話をきいて「…なるほど」と思ったし、そう言えるこのおじさんを益々すごい!と感じた。

 

 

なんどもお礼を言い、おじさんも「ほんとにありがとう!」とお礼を言ってくれてお店を後にしました。

 

「いい店だったなー」

 

帰りの車で何度も二人でそう言い合う。

そして思う。

 

「すごい人っていろんなところにひょこっといるもんなんだねー」

 

きっとおじさんは当たり前にやっていることなんだろうな。

もう長年やってることだし。

でもそこにはほんっとにたくさんの知恵や経験や想いが含まれているんだ。

だってほんっとに細胞に染み渡るような味だったもん。

 

 

 

「行かないで…」と泣きながら抱き着いてきたそらさんを置いて、私たちはデートをした。

ちょこちょこと過るその泣き顔を頭と胸の片隅に置きながら、二人の時間を楽しむ。

そこには罪悪感のかけらもない。

罪悪感のかけらもないことに罪悪感をもってみたりしている自分の滑稽さが笑えたりして。

 

ゆ「謳歌してますねー。」

 

り「そうだなー。」

 

これからのことなんてマジで一かけらもわからない二人がそこはかとなく湧いてくる不安をちょっとどけて「今」を楽しむ。

 

そんな時「ああー。ほんとに“今”の積みかさねでしかないんだなー」なんてひしひしと感じたりする。

 

そして「あー。ほんとに人生って壮大な(ように感じる)暇つぶしなんだなー」と思う。

 

どうせなら楽しく暇つぶししよう。

しかも本気で。

 

 

 

今日も私はこうやって「お金にもならない」文章をあーだこーだ言いながら書く。

 

 

楽しく真剣な「私の暇つぶし人生」は今日も順調です。

 

 

ではまた。

 

 

『子育て』ってどういうことなんでしょうね。

 

昨日のそらさん。

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迎えに行ったらこの笑顔!

お前ぇ~(*‘∀‘)

かわいすぎるやろっ!!(←毎度のバカですいません。)

 

 

先日私はとある保育園にパートとしてお手伝いに行った。

(保育補助という役割です。)

お友達に声をかけられ、私的にも興味があって行ったのです。

 

保育園での保育補助という役割を私がやってみたらどんな感情が湧くのだろう?

そして私がどんな動きをするのだろう?

 

一番の興味はそこ。

 

そしてそこの保育園では先生たちがどんな風に働いているのだろう?の興味もあった。

 

子どもはめっちゃ好き。

多分全員をべろべろ舐めまわしたくなっちゃうくらい好き。(←変態。笑)

 

私が入ったクラスは1歳児クラスでした。

 

まだよちよちの子もいれば少しだけしゃべれる子もいる。

マジで全員可愛すぎました。

本気で舐めまわしたいくらい可愛かった。

初めて行ったのに抱き着いてくれる子もいるし、フツーに手をつないでくる子もいる。

もう私ノックアウト。

 

私がやる仕事は子供たちのお世話全般。

先生の指示に従っておむつを替えたり、ご飯を食べさせたり、掃除をしたり、お昼寝させたり、一緒に遊んだり…

その仕事内容自体は楽しいし、子どもが可愛すぎてやばい。

一緒に保育補助に入ってる方も親切で優しい。

 

でも…

私の中で引っかかることがありました。

 

先生の子供に対するキツさ。です。

 

まだ一回しか行ってないから言い切れないことなんですけどね。

 

私にはキツく感じてしまうところが多々ありました。

きっとあそこではそれが当たり前で、私が過剰反応してるところもあるんでしょう。

それに多少キツさがないとクラスをまとめていけないのかもしれない。

 

でも…

 

と思う。

 

食べたくないと意思表示している子になんとかなるべく全部給食を食べさせようとしていたり、手づかみ食べを「やめさせてください」と指示されたり、淋しがってる子に「ママはお仕事なの!」と言い切ってしまったり…

 

うぅ…と胸が痛くなることが割とあってね。

 

保育園の先生がみんながみんなそうじゃないということもわかってるし、たまたまそんなシーンをみてしまったのかもしれない。

そしてキツい言葉を言っていた先生が子供をめちゃくちゃ可愛がってるシーンも何度も見た。

 

きっとみんな頑張ってるいい保育園なんだろうと思う。

 

でもね。

 

と私は考える。

 

そもそも「子育て」ってなんだろう?って。

「子どもの教育」ってなんなんだろう?って。

「しつけ」ってなんなんだろう?って。

 

『ただ可愛いー!ってだけじゃすまない仕事ですからねぇ』

 

保育園の先生を何年もやっていた友達がそう言った。

私はその言葉を聞いて「そうだよねぇ」と言ってしまった。

よく聞く言葉だし。

 

でも、ふと思う。

 

「ほんとにそうなのかな…?」

 

可愛いー!だけじゃすまない仕事なのかな?

じゃあ他に何が必要なんだろう?

 

「子育て」ってこういうもん。

「しつけ」って必要だしこういうことでしょ。

「子どもの教育」のためにはこれは必要なことでしょ。

 

そんな「常識」という至極曖昧な言葉に、いつの間にかなんの疑問も持たずに当てはめてしまっているんじゃないのかな?と思うわけです。

 

 

そもそも「子育て」ってどういうことなんだろう?

 

この疑問は私の中にずーーっとあって、今回の保育園お手伝いでまたブワっと浮上してきた感じ。

 

子どもをつい下に見てないだろうか。

従わせようとしてないだろうか。

こっちの思い通りにしようとしてないだろうか。

 

自分だってまだまだ子供だし、世の中に「大人」な人なんて一人もいないんじゃないかと思ってる私には「子育て」がわからない。

 

可愛くて一緒にいたら楽しくて、でも少しだけ長く生きてるから困ってるときには経験上こうだったよと人間界のルールを「こういうルールらしいよ」と教えてあげることくらいしか私にはできない。

そしてやきもきしながらも「待つ」ことしかできない。

 

これからもきっとそんな疑問を持ち続けていくんだろうな。

 

なるべく「コダワリ」を持たないようにしたい。

無意味な「コダワリ」を見つけたら笑ってポイと捨てていきたい。

 

そしてなるべく一緒に楽しんで毎日を過ごしていきたい。

 

きっとそれが私なりの「子育て」なのかなーなんて思ったりしています。

きっとそんな思いも変わっていくんだろうけど。

 

今日もそらさんとベタベタしよう。

「可愛い可愛い」と言いまくろう。

「そらちゃんはすごいんだよー」とたくさん言おう。

「大好き!」と何度も言おう。

 

私にはそれしかできないからね。

 

今日もそらさんは元気です。

 

 

ではまた。

 

 

*ここに書いたのはあくまでも私の意見です。

保育園のことを悪く思ってるわけでもなんでもなくて、ただ私の感じたことを書きたかっただけですからね。

先生たちはものすごく頑張っています。ほんとに。

私には到底できないくらい。

 

 

 

 

 

夏になるとちょっとだけ胸がギュッとなるんです。

 

やったーー!!

夏だーーー!!

 

私、めっちゃ!めっちゃ!夏が好きなんです!!

もう一年の半分くらい夏ならいいのに!って思うくらい好き!!

 

あー

今年は何かいプール行けるかなー

海は行けるかなー

キャンプも行っちゃおー

 

計画を立てるのが超絶苦手な藤山夫婦ですが、なんとか楽しめたらいいなーと思っております。

 

 

そうそう。

先日のそらさんのお誕生日の様子。

 

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ケーキー! 上のはサクランボだよ!「プチトマトですか?」って聞かれたから一応言っておきます。笑

 

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お料理ー!手巻きずしと唐揚げとババ(お義母さん)が作ったポテトサラダ~

 

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で、これー。

 

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んふふ♡いい写真♡

 

お誕生日プレゼントは時計型のトランシーバーでした!

嬉々として昨日寮に持っていきましたよー( *´艸`)

 

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左がババ(お義母さん)。右がばぁば(私の母)。

なんとなく仲良く話していてよかったなーと思った!(*´з`)

 

無事に楽しくお誕生日をお祝いできてやれやれです。

ちょっとは母親っぽいことできたでしょうかね?(;'∀')

 

 

話しはがらりと変わります。

 

 

 

昨日スポーツジムに行った帰り、夏の夕暮れだなーと感じる風を受けながら私は

「気持ちいいなぁ~…」とブツブツ言いながら歩いておりました。

 

少しだけ赤くなった明るい空。

サーっと吹く風。

サワサワと音を出しながら風に揺れる青々とした葉っぱ。

 

その時、ちょっと胸が締め付けられた。

ギュッと、ほんのちょっとだけ。

 

この「夏だー!」な感じの季節になるとそんなふうになるのです。

 

そう。

4年前から。

 

 

私の二人目の子供、18トリソミーという染色体異常で生まれた『天太』が亡くなったのは今から4年前の8月8日。

暑い日でした。

 

亡くなった日のことを思い出し、そこから遡るように天太がいた日々を思い出す。

 

生まれた時の動揺。

そこからの葛藤。

自分の気持ちに折り合いがつかなくて迷いに迷った日々。

お世話が大変過ぎて(ほんとはお世話が大変なんじゃなくて、自分のあきらめの悪さのせいなんだけど)寝不足が続いたこと。

 

いろんなことが脳裏をよぎる。

そして胸が少しだけギュッとなる。

 

私は「“ちゃんと“成長しない」天さんを疎ましく思ったりした。

「早く死んじゃってもいいんだよ」と言ったこともあった。

未来が全く見えないし、私をどれだけの期間縛るのかがわからなかったし怖かったから。

 

そしてそんな事を思う、言ってしまう自分を責めた。

自分が産んだ子に「死んじゃってもいいんだよ」なんて言う親がいる?

疎ましいなんて思う親がいる?

 

私、最低だ。

 

罪悪感と無力感が押し寄せる。

 

ふと天さんに目をやるとめっちゃくちゃ可愛くて何度も何度もギューっと抱きしめる。

何度も何度もちゅう💋をする。

目を大きく見開いて私を見る天さん。

 

「可愛いーーー!!」

 

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↑これだよ!!かわいくね?

 

 

めっちゃ可愛いと思う気持ちと「早く私を開放してくれ」と願う気持ち。

まったく相反する感情に何度も押しつぶされそうになる。

 

天さんが体調を悪くして入院すると「うぅー可哀想ー…」と思う自分とホッとしてる自分がいることに気付く。

今夜はぐっすり眠れるぞー!と伸びをしている自分がいることに愕然とする。

 

そんな行ったり来たりの毎日で私は元気に見えて内心クタクタだった。

 

そんな時、やっぱり私を助けてくれたのは亮一さんだった。

 

「人間なんだから辛いことから逃れたいと思うのは当然でしょ?母親になったらお世話が辛いって思っちゃダメなの?寝不足で大変で18トリソミーの子をお世話するのは辛いって思っちゃダメなの?早く解放されたいって思うのは普通のことでしょ?」

 

私を責めることなく、こう言葉をかけてくれたことがどれだけ私を楽にしたか。

 

「俺なんてまったく天太の世話したくないよ笑

だってめんどくさいじゃん。可愛いとは思うけどね。俺はそこに全然罪悪感なんて感じないよ。だって当たり前のことじゃん。」

 

そう言いながらも亮一さんは私がお願いしたことは嫌がらずにやってくれた。

天さんのお世話だって、私がお願いすればなんだってやってくれた。

 

「ゆっきぃは天太のことすごく可愛いと思ってるんでしょ?それはすごい伝わるよ。

見ててわかるもん。それにちゃんとお世話もしてるし。俺にはできないよ。」

 

うん。

ありがとう。

 

「でも早く解放されたいと思ってる。疎ましく感じる時もある。」

 

うん。

そうです。

 

「それでいいじゃん。」

 

え?

それでいいの?

 

「その気持ちが同居したっていいんだよ。どっちもあって当然じゃん。」

 

 

…そうか。

どっちの気持ちもあっていいんだ。

そうか。

 

可愛い、愛しい、と思う気持ちと、早く解放してくれ!と思う気持ちは同居してていいんだ。

 

「母親だから」の言葉に縛られることなんてないんだ。

だった「母親」の前に「私」なんだから。

 

 

そんなことをつらつらと思い出す。

 

心が辛かった日々。

苦しかった時間。

でもその中に天さんを「愛しい」と感じた時。

 

その全てを思い出し、胸が少しギュッとなる。

夏の日差しや風を感じると天さんのことを想う。

 

私の腕の中で亡くなった天さん。

最後まで可愛かった。

 

私に「死」を目の当たりに見せてくれた息子。

 

素晴しいな。

 

死後の世界がどうなってるのかなんてほんとにはわからない。

生まれ変わりや来世もあるとは思うけど、あの天さんはもういないんだ。

だって生身の身体にもう触れないでしょ?

 

1年4ヵ月という期間は私にとってはベストな期間だったんだと思う。

すごい体験をさせてもらったんだ。

 

私は天さんが生まれてきたお陰で、私の中にある「狡さ」や「冷酷さ」や「残酷さ」を更に知った。

そしてそれを受け入れられない自分に出会い、苦しんだ。

 

認めたくないときが一番苦しい。

湧きあがった感情や想いを受け入れられない時や排除したい時が一番辛いことを知った。

 

私は狡くて冷酷で残酷な側面のある人間だ。

とても性格が悪い。

 

それを知って受け入れたとき、笑いがこみ上げるのです。

 

「あはははは!なにいい子ぶってんのー!ウケる!!」

 

 

私は天さんのお陰でますます大笑い出来るようになりました。

 

胸がギュッとなりながらもそれを愛しく感じます。

 

 

 

さあ!

夏を満喫しよう!!

 

 

ではまた。

 

そらさんが7歳になるんです。

 

今日はそらさんのお誕生日です。

7年前の17時30分ころ?だったっけ?にそらさんは産まれました。

 

破水から始まった出産は陣痛がなかなか来ず、結局3日間かかりました。(;'∀')

 

破水→階段上り下りで陣痛を促進しようとするも来ず→針を受けるも陣痛来ず→太ももの内側を亮一さんに踏んでもらう→やっときつい陣痛来た!と喜ぶ→でも子宮口開かず→病院で陣痛促進剤を打ち、バルーンを膣内に入れる→きっつい陣痛に耐えること8時間(もしかしたらこの後帝王切開になるかもしれないからお水を一切飲めず)→結局子宮口が5センチまでしか開かず→タイムリミットが来て帝王切開

 

そーんな出産フルコースでそらさんは産まれてきましたー!( ;∀;)

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生後数週間のそらさん( *´艸`)かわゆす。

 

これが↑

 

こうなりました↓

 

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めっちゃちゅう💋してるやん!!

 

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まーた口の周りっ!笑

 

 

昨日そらさんが亮一さんにこんなことを言ったそうです。

 

そ「そらちゃんね、だんだんお家よりも学校の方が楽しくなってきたかもー!」

 

やった!!

すごい!!

すごいぞ!そらさん!!

 

そ「でも寮はやっぱりやだ。」

 

ほー…

そうかそうか。

うん、でもさ、そっちもきっともうすぐだよね。

きっともうすぐ「寮のが楽しい!」って言い始めると思うよ。

 

今日は私の母も家にきてくれるらしく、ババ(同居している義母ね)とばぁば(私の母)と亮一さんと私でパーティー。

 

みんなそらさんのことが大好きで大切に思っている人たちだね。

そらさんの周りにはそらさんのことが大好きな人がたくさんいるね。

それってとってもすごいことだよね。

 

それにこのブログを読んでくれてる方も、きっとそらさんのことを応援してくれてると思うし。

これってほんとにすごいことだ。

 

自叙伝の中の私は『人を好きになる』ということがわからなくて苦悩している。

yukiukixkix.hatenadiary.jp

 

↑今ここ。

 

そんな私が今日我が子のお誕生日を祝う。

亮一さんが大好きでそらさんが大好き。

そして他にもたくさん「大好きだ!」と思う人がたくさんたくさんいる。

 

人を好きだと思えることってこんなに嬉しいことだったんだと気付けたんだ。

 

よかったなぁ。

 

私はなんて幸運なんだろう。

 

これからも大好きな人には「大好きです!」と伝えよう。

伝わらなくても伝えよう。

過去の私にそうしてくれた人がいたように、私もそうするんだ。

 

そんなことを思った朝でした。

 

 

さ!

そらさんの為にケーキでも焼きますかー!

ほんとは「私の為」なんですけどね。笑

 

そらさん!

お誕生日おめでとう!!

大好きです!!

 

 

ではまた。

夏至と満月と生理とそらさんの緊張と亮一さんのヒーリングと。

 

体調を崩しておりましたー!!

いえーい!!

 

…てね…マジで毎回こういうの辛いんだよねぇ(/_;)

 

(*こっからしばらく愚痴ですよ笑*)

 

エネルギー当たりっていうの?こういうの?

 

とにかく体が動かないのよ。

風邪とかのだるさじゃないわけ。

 

以前『ルン・ル』というCDを聞いていて、ある時から身体がまったく動かなくなったことがあったんだけどね。

 

↓この時ね。

私が“ゆるむ”とどうなるか。 - 藤山家においでよ

 

この時はほんとにひどくて、2か月ぐらいずーーーっと撃沈だったんだ。

今回の体調の悪さが同じなのよ。

この時と。

なので焦りました。

 

また?!

また長引くの?!

もうやだやだやだやだーーー!!

 

ってね。

 

なんて説明したらいいのかわからないくらい辛い。のです。

身体がすんごく膨張してしまったような…

身体全身の細胞がずーっとザワザワとうごめいているような…

「ダルい」なんていう言葉じゃ追いつかないような状態なのです。

 

そして一回寝っ転がるともう最後。

背中が床に張り付いてしまったんじゃないか?くらい、いや、床に身体がめり込んでしまうんじゃないか?くらいに起き上がれないのです。

トイレに行くにもゼーハーするくらい。

 

風邪の症状は一切ない。

最初ちょびっと熱がでたんだけどすぐに下がったのね。

喉も痛くないし鼻も出ないしお腹は普通だし頭痛は…うーん…いつもの方があるくらいなのです。

 

これね、ほんとにしんどくて、「もう消えてなくなってしまいたい…」とか思っちゃうのですよ。

 

なんなの?

急にまたどうしちゃったの?

とか思ってたらさー

 

 

夏至…だったのですねぇー…

 

自分でも嫌になるくらいそういうのに影響を受けるのです。

天気にも左右されるし、季節の変わり目とかほんと最悪。

最近はほんとにそういうのが嫌で嫌で。

食品添加物の味にもやたら敏感に反応するし、コーヒーなんか雑味があると気持ち悪くなって飲めなくなってたりするし、砂糖が大量に使われてるものを食べると背中が痛くなったりするし、パンを食べると背中が張ってきたりするし…

 

もーほんとにウザい!!とか思っちゃうのです。( 一一)

 

実は今もまだその状態が若干続いています。

 

あーーー!!もう嫌っ!!

 

今日は満月だってさ。

夏至のすぐ後の満月。

エネルギーの変動がすごいらしいです。

 

それはいい。

それはいいですよ。

エネルギーの変動大いにしてくださーい!

 

でもね…私の体調に影響を及ぼすのはほんとにやめてほしい!って感じです( 一一)

 

 

そうそう。

訳の分からない愚痴はさておき。笑

(*愚痴終わり笑*)

 

昨日、私が「もうやだよぉ~」とごねていたのを見かねて、亮一さんがヒーリングをやってくれたのです。

 

「ちょっとそこ座って。」

 

そう言われて素直に座る私。

背中の方で亮一さんがなにやらやっております。

目を瞑ってそのヒーリングを受けていたのですが、途中で目を瞑っていられなくなりました。

目が開いちゃうんです。

で、“何か”がパーッと変わったのです。

身体のエネルギーが隅々にまで行きわたるような、サーっと気が晴れるような…そんな感じ。

明らかに違う。

 

「うわー!すごい楽になったーー!!」

 

大喜びの私。

 

「だろ?」

 

ご満悦の亮一さん。

 

すごい。

亮一さん、すごいのです。

(↑自慢。笑)

 

 

さて。

そらさんの様子です。

 

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口の周りヌテラまみれです。笑

 

相変わらずちょい泣きの夜のTELはつづいておりますが、月曜日に送って行くときはまっったく!泣かなくなりました。

 

先日の月曜日なんか「じゃーねー。バイビー!」とか言ってましたよ。(;'∀')

 

昨日と今日、そらさんはつくつくの家に「クラフトセンター」のグループで一泊お泊りに行っております。

寝袋を持ってね。

つくつくの家は前にも紹介しましたが、築100年の古民家。

かなりボロボロです。

 

↓これね。

昨日のそらさんと亮一さんとつくつくの家とちょっと「えーー!」ってなったこと。 - 藤山家においでよ

 

そらさんは『つくつくの家お泊り会が楽しみでもあるけど怖い。』と申しておりました。

トイレが怖いんだって。

 

一昨日の夜。

もう消灯時間の9時を過ぎてから私のTELが鳴りました。

学校の番号で。

もうドキドキですよ!

 

ゆ「もしもし?」

 

緊張しながらTELをとるワタクシ。

学校で何かあったのかと心臓バクバク。

 

そ「ママぁ~(/_;)」

 

そらさんかよ!!

 

いつもそらさんからTELがあるときは寮にある公衆電話からなので『非通知』かかってくるのです。

学校の番号からのときは大抵大人(先生)からなので、TELの向こうの声がそらさんでびっくり!だったのです。

 

ゆ「どうしたぁ~?」

 

そ「そらちゃんね、ゲボしちゃったのぉ~(/_;)」

 

泣いてる。

そしてゲボ。

 

ゆ「え?!そうなの?熱は?お腹痛い?」

 

そ「熱は~…大丈夫と思う…お腹は…痛い(/_;)」

 

うーん…

これは…

 

ゆ「そっかぁ…。そらちゃん、明日からつくつくの家にお泊りでしょ?緊張しちゃったんじゃないかなぁ?それでゲボでちゃったんじゃない?どうかなぁ?」

 

そう。

そらさんは緊張するとゲボしちゃうのです。

 

そ「…うん…そうかもしれない…(/_;)」

 

そらさんも薄々気付いていたのかな?

 

ゆ「でもさ、明日の朝になっても気持ち悪かったら言ってね。

そらぁ~大丈夫だよぉ~大好きだよぉ~」

 

もうこれしか言えません。

 

そ「…うん…うえぇっ(/_;)そらちゃんも…うえっ(/_;)ママのこと…大好き(/_;)うえっ…」

 

そのあと「おやすみ」を言って切りました。

多分緊張から来る嘔吐だとは思ったけど、近くにいるわけじゃないからわかりません。

そりゃ心配でございます。

 

り「そら大丈夫かなぁ…」

ゆ「ねぇ…可哀想に…」

 

夫婦でしばらくそんな会話。

でも心配してたってしょうがない。

 

で、昨日の朝。

8時過ぎに私のTELが鳴りました。

「非通知」で。

 

ゆ「もしもし~?そらちゃん?」

 

どんな声かな?

まだ痛いのかな?

またゲボしちゃったのかな?

お迎えに行かなきゃいけないかな?

 

 

 

そ「ママー!もう元気だよー(^^)」

 

 

 

ズコーーッ!!

 

 

もんのすごい元気な声。

あはは…( ;∀;)

 

ゆ「よかったぁーー!そらちゃん、もう痛くないの?」

 

そ「うん。もうへーき。Fちゃんがお母さん心配してるからTELしたら?っていうからしたのー(*‘∀‘)」

 

ナイス!Fちゃん!(寮母さんです)

 

ゆ「そっかそっか!ありがとう!心配してたよー!よかったー!!で?荷物はちゃんと準備できたの?つくつくの家に行くんでしょ?」

 

つい違う心配がすぐに湧いてしまいます。

荷造りなんてできるのかいな?ってね。

 

そ「うん、できたよぉー。あ、もう後ろに二人並んでるからもう切るね。今日はTELしないから。じゃあね、バイバイ。」

 

 

…はーい…( ;∀;)

 

あぁ…そうですよね…

そんなもんですよね…( ;∀;)

 

とにかく。

よかったよかった。

 

というわけで、そらさんは確実にすくすくと成長しております!

 

そうそう!

最後に生理の話し。

 

布ナプにしてから3回目の生理がやってきて、昨日終わりました。

(やっぱり満月より少し早いなぁ)

 

今回はちょっとだらだら続いて6日間。

でも使った布ナプの枚数はグッと減りました。

そして6日間といっても最初の3日でほぼ出切る感じ。

布ナプにドバっと大量に経血がつくこともなく、ちょっとはコントロール効いてきたかなー?な感じでした。

 

とりあえず布ナプ生活満喫しております。

ほんと、なんでもっと早く布ナプに変えなかったんだろう?と悔やまれるくらいです。

 

自分の経血を確認できるのってなんだか嬉しいんですよ。

自分が女であることを嬉しく感じるような。

汚くもないし、穢れてもいない。

臭くもないし、不潔でもなんでもない。

ただ肉体の神秘のようなものを感じられるというかなんというか…

大袈裟に聞こえるかもだけど、私にはそんな感じがするのです。

 

まだの方はぜひ。

 

 

そんなこんなの藤山家。

これからまた動き出しそうな予感。

とにかくこのエネルギー変動か何かしらんけど、早く終えてとっとと動き出したいのであります。

亮一さんもぼちぼちやる気です。(多分。笑)

 

これからも藤山家の動きをよかったら見てやってくださーい!

 

ではまた。

 

 

最近のあれこれ。

 

見て見てー。

 

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んふふふ( *´艸`)

超絶かわい…くないですか?(バカですいません。)

 

スリングに家のはるくん(猫♂一歳)を入れたら大喜びでね。

それをそらさんに見せたら「そらちゃんもやりたい!」と案の定言いましたよ。

それで、これ。

 

家のはるくんは抱っこが大好き。

ご満悦の様子でスリングに収まっておりました。

そらさんも嬉しそうにウロウロ歩きまわっておりましたよ。

 

あー可愛かった。

(それだけ言いたかった。)

 

 

昨日はそらさんを学校に送って行く日。

私たち夫婦は送って行くついでにそらさんの学校見学をしましたよー。

(言っておけばいつでも見学できるんですよ。)

いわゆる授業参観ってやつですね。

 

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月曜日の時間割。

 

チョイスとものづくり。だけ?!

すげー。

 

チョイスとは子どもたちがそらぞれ選ぶ学科みたいな?もの。

そらさんの月曜日のチョイスは「劇遊び」というものでした。

まー楽しそうにやってましたわ。

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そして「ものづくり」の時間。

そらさんは「パチンコ」を作ってました。

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自分で材料を選んで自分で設計して自分で釘を打って…

それはそれは黙々と作業をするのです。

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一生懸命グルーガンでパチンコ台に枠を作るそらさん。

 

釘を打てることもグルーガンを使えることもパチンコ台を作ろうと発想することも…

私は知りませんでした。

すごい!

 

学校の様子を見て、ほんとに色々色々感じたことがあります。

子どもたちの様子を見て、ほんとにひしひしと感じたことがあります。

これをちゃんと記事にしたいのでそれはまた近々アップします。

見に行ってよかった。

すごく感じたことがたくさんたくさんあったのです。

 

さて。

日曜日は父の日でしたね。

 

そらさんは亮一さんにこれをプレゼントしてました。

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「パパはナッツとチョコが好きだよね?だから買いに行こう!」

 

と、自分のお財布を握りしめて一緒にスーパーへ行きました。

 

「どれがいいかな?うーんと…そらちゃんはこれがいいと思う!パパはこれが喜ぶと思う!」

 

一生懸命考えてナッツとチョコを選びました。

 

「じゃ、そらちゃん買ってくるね!」

 

いそいそとレジへ一人で向かおうとするそらさん。

そらさんはまだお金の計算もできないし、どれが500円玉でどれが100円玉で…なんてこともよく知りません。

なのに何の躊躇もなく「買ってくるね!」と言ってレジに向かおうとするのです。

 

「え?ちょっと待って!」

 

引き止めてから考える。

まぁ…わかんなかったらレジの人に聞けばいいんだよね…

 

そう思って一緒に行くことをやめました。

 

「わかんなかったらレジのおねえさんに聞くんだよ。いってらっしゃい。」

 

私がそう言うとそらさんは「うん!」と元気よくレジに向かいました。

ポイントカードも忘れずに持たせてね。

 

結果。

 

「ちゃんと買えたよー!でもさーおつり貰えなかったんだー」

 

ガッカリしているそらさん。

うん。そうだね。

ぴったり払ったんだからおつりは貰えないよね。笑

お金を払えばおつりが返ってくると思い込んでるそらさんは、通貨のことがよくわかっておりません。笑

 

「ぴったり払うことって珍しいことなの?」

 

「うーん…そうねぇ。まぁぴったり払うってなかなかないかなぁ。」

 

「ふーん…じゃあ『また今度ぴったり払えるように頑張ってね』って意味でおつりをくれるの?」

 

ぶはははは!

かわいすぎるやろ!!

 

「そう…なのかなぁ。あははは。」と答える私は母親としてどうなんでしょうか?笑

 

 

帰ってウキウキしながらパパに渡すそらさん。

パパが大喜びするとめっちゃくちゃ嬉しそうな顔をしてました。

 

お手紙にはこんな言葉が。

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ぱぱいつもありがとう。あいしてる だいすきだよ。

 

んふふ。

いい子だ。

 

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よかったねぇ。亮一さん。

幸せ者だね。

 

 

あ!

待ち合わせに遅れちゃう!

 

ではまた。

 

昨日の亮一さんカレーはやっぱり亮一さんの味がした。

 

昨日の超絶絶品亮一さんカレー。

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めっっっっっちゃ!!

美味かったーーーーー!!!

 

お店?

お店なの?

いやいや。

それ以上でしょ。

 

右から「バターチキン」「タラのカレー」「ひよこ豆のカレー(チャナマサラ)とパパド」。

 

ぜーーーーんぶ美味しいの!!

特にびっくりしたのは「バターチキン」。

お店で食べると結構甘いことが多くてなんとなくバカにした感があったのよ。

バターチキンに対してね。

 

でもさー

これが美味いのよー

 

「バターチキンって美味いんだね!!」と何度も言ってしまったよー。

 

タラのカレーもなんとも言えないほのかな苦みがあってやめられない美味さなの。

ひよこ豆のカレーはパパドっていう豆のおせんべい?みたいなのの上に乗っけて食べるんだってー。

これもめっちゃくっちゃ美味い。

パパドの塩気がひよこ豆の風味によく合っていてたまらなかったー。

 

美味い美味いと何度も何度も言いながらカレーを食す。

私は美味いカレーを食べながら、亮一さんがカレーを作った過程の話を聞くのが好きだ。

 

「○○っていうスパイスがなかなか無くてさー」

「本にはフレッシュなスパイスってあるんだけど乾燥のしかなくてさ…」

「ないと思ったらカルディにあったんだよ!タマリンドペーストが!」

「最後に砂糖を入れるって書いてあったんだけどさー入れなくてもいい気がしたんだよなーでもさー最初だから入れたよー。」

 

「うんうん」と話を聞く。

いろんなことを考えながら、いろんなところに出向きながら、このカレーを作ったんだね。

その話しを聞けることがとっても嬉しいのです。

 

ほらね。

 

やっぱり亮一さんのカレーじゃん。

そんな苦労も時間もすべてここに入ってんじゃんねー。

 

 

「それでさ、ちょっとここ見て!ほらゆっきぃ見て!」

 

カレーを必死で食べてる私にレシピ本を広げて見せる亮一さん。

 

「うんうん。」

 

「ほらこれ!この本ではさ、フレッシュなスパイス使ってるんだけどさ、この写真見てよ。結構な量じゃない?だってさ…」

 

亮一さんの説明は本を広げてまで!なのです。

一生懸命でね。

可愛くて笑っちゃうのよ。

 

 

「カレーを作る」の中にはいろんなものが詰まってる。

その「いろんなもの」は亮一さんにしかないものだと思うのです。

 

そんなカレーを食べられる私は最上級の幸せ者なんじゃないかなーとか思ったりするわけよ。

 

昨日のカレーはお金めっちゃ積んだってもう二度と食べられない。

昨日のカレーは「昨日の」カレーだからね。

 

美味しかった。

また食べたいな。

今度は「今度の」亮一さんカレーを食べたいな。

 

全て周りは移り変わっていくものばかりだけど、きっと「亮一さんの味」はずっと変わらないんじゃないかと思う。

根底に流れている「何か」はずっと変わらないものなんじゃないかと思うから。

 

亮一さんカレー、食べたい人ご一報ください。

「亮一さんのカレーを食す会」をいつか開きたいと思ってます。

 

美味しいんだからー!