藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

夏になるとちょっとだけ胸がギュッとなるんです。

 

やったーー!!

夏だーーー!!

 

私、めっちゃ!めっちゃ!夏が好きなんです!!

もう一年の半分くらい夏ならいいのに!って思うくらい好き!!

 

あー

今年は何かいプール行けるかなー

海は行けるかなー

キャンプも行っちゃおー

 

計画を立てるのが超絶苦手な藤山夫婦ですが、なんとか楽しめたらいいなーと思っております。

 

 

そうそう。

先日のそらさんのお誕生日の様子。

 

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ケーキー! 上のはサクランボだよ!「プチトマトですか?」って聞かれたから一応言っておきます。笑

 

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お料理ー!手巻きずしと唐揚げとババ(お義母さん)が作ったポテトサラダ~

 

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で、これー。

 

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んふふ♡いい写真♡

 

お誕生日プレゼントは時計型のトランシーバーでした!

嬉々として昨日寮に持っていきましたよー( *´艸`)

 

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左がババ(お義母さん)。右がばぁば(私の母)。

なんとなく仲良く話していてよかったなーと思った!(*´з`)

 

無事に楽しくお誕生日をお祝いできてやれやれです。

ちょっとは母親っぽいことできたでしょうかね?(;'∀')

 

 

話しはがらりと変わります。

 

 

 

昨日スポーツジムに行った帰り、夏の夕暮れだなーと感じる風を受けながら私は

「気持ちいいなぁ~…」とブツブツ言いながら歩いておりました。

 

少しだけ赤くなった明るい空。

サーっと吹く風。

サワサワと音を出しながら風に揺れる青々とした葉っぱ。

 

その時、ちょっと胸が締め付けられた。

ギュッと、ほんのちょっとだけ。

 

この「夏だー!」な感じの季節になるとそんなふうになるのです。

 

そう。

4年前から。

 

 

私の二人目の子供、18トリソミーという染色体異常で生まれた『天太』が亡くなったのは今から4年前の8月8日。

暑い日でした。

 

亡くなった日のことを思い出し、そこから遡るように天太がいた日々を思い出す。

 

生まれた時の動揺。

そこからの葛藤。

自分の気持ちに折り合いがつかなくて迷いに迷った日々。

お世話が大変過ぎて(ほんとはお世話が大変なんじゃなくて、自分のあきらめの悪さのせいなんだけど)寝不足が続いたこと。

 

いろんなことが脳裏をよぎる。

そして胸が少しだけギュッとなる。

 

私は「“ちゃんと“成長しない」天さんを疎ましく思ったりした。

「早く死んじゃってもいいんだよ」と言ったこともあった。

未来が全く見えないし、私をどれだけの期間縛るのかがわからなかったし怖かったから。

 

そしてそんな事を思う、言ってしまう自分を責めた。

自分が産んだ子に「死んじゃってもいいんだよ」なんて言う親がいる?

疎ましいなんて思う親がいる?

 

私、最低だ。

 

罪悪感と無力感が押し寄せる。

 

ふと天さんに目をやるとめっちゃくちゃ可愛くて何度も何度もギューっと抱きしめる。

何度も何度もちゅう💋をする。

目を大きく見開いて私を見る天さん。

 

「可愛いーーー!!」

 

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↑これだよ!!かわいくね?

 

 

めっちゃ可愛いと思う気持ちと「早く私を開放してくれ」と願う気持ち。

まったく相反する感情に何度も押しつぶされそうになる。

 

天さんが体調を悪くして入院すると「うぅー可哀想ー…」と思う自分とホッとしてる自分がいることに気付く。

今夜はぐっすり眠れるぞー!と伸びをしている自分がいることに愕然とする。

 

そんな行ったり来たりの毎日で私は元気に見えて内心クタクタだった。

 

そんな時、やっぱり私を助けてくれたのは亮一さんだった。

 

「人間なんだから辛いことから逃れたいと思うのは当然でしょ?母親になったらお世話が辛いって思っちゃダメなの?寝不足で大変で18トリソミーの子をお世話するのは辛いって思っちゃダメなの?早く解放されたいって思うのは普通のことでしょ?」

 

私を責めることなく、こう言葉をかけてくれたことがどれだけ私を楽にしたか。

 

「俺なんてまったく天太の世話したくないよ笑

だってめんどくさいじゃん。可愛いとは思うけどね。俺はそこに全然罪悪感なんて感じないよ。だって当たり前のことじゃん。」

 

そう言いながらも亮一さんは私がお願いしたことは嫌がらずにやってくれた。

天さんのお世話だって、私がお願いすればなんだってやってくれた。

 

「ゆっきぃは天太のことすごく可愛いと思ってるんでしょ?それはすごい伝わるよ。

見ててわかるもん。それにちゃんとお世話もしてるし。俺にはできないよ。」

 

うん。

ありがとう。

 

「でも早く解放されたいと思ってる。疎ましく感じる時もある。」

 

うん。

そうです。

 

「それでいいじゃん。」

 

え?

それでいいの?

 

「その気持ちが同居したっていいんだよ。どっちもあって当然じゃん。」

 

 

…そうか。

どっちの気持ちもあっていいんだ。

そうか。

 

可愛い、愛しい、と思う気持ちと、早く解放してくれ!と思う気持ちは同居してていいんだ。

 

「母親だから」の言葉に縛られることなんてないんだ。

だった「母親」の前に「私」なんだから。

 

 

そんなことをつらつらと思い出す。

 

心が辛かった日々。

苦しかった時間。

でもその中に天さんを「愛しい」と感じた時。

 

その全てを思い出し、胸が少しギュッとなる。

夏の日差しや風を感じると天さんのことを想う。

 

私の腕の中で亡くなった天さん。

最後まで可愛かった。

 

私に「死」を目の当たりに見せてくれた息子。

 

素晴しいな。

 

死後の世界がどうなってるのかなんてほんとにはわからない。

生まれ変わりや来世もあるとは思うけど、あの天さんはもういないんだ。

だって生身の身体にもう触れないでしょ?

 

1年4ヵ月という期間は私にとってはベストな期間だったんだと思う。

すごい体験をさせてもらったんだ。

 

私は天さんが生まれてきたお陰で、私の中にある「狡さ」や「冷酷さ」や「残酷さ」を更に知った。

そしてそれを受け入れられない自分に出会い、苦しんだ。

 

認めたくないときが一番苦しい。

湧きあがった感情や想いを受け入れられない時や排除したい時が一番辛いことを知った。

 

私は狡くて冷酷で残酷な側面のある人間だ。

とても性格が悪い。

 

それを知って受け入れたとき、笑いがこみ上げるのです。

 

「あはははは!なにいい子ぶってんのー!ウケる!!」

 

 

私は天さんのお陰でますます大笑い出来るようになりました。

 

胸がギュッとなりながらもそれを愛しく感じます。

 

 

 

さあ!

夏を満喫しよう!!

 

 

ではまた。