藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

今週のそらさん。

 

そら先生すごいんです。

 

今週、夜のTELはかかってくるものの一回も泣いてないんです!

 

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雪見大福を食らうそら先生。

 

だいたい夜の8時くらいにTELがかかってくるのですが、今まではこんな感じ。

 

ゆ「もしもし?そらちゃん?」

 

私がこう出ると…

 

そ「ママぁ~!うえっ、うえっ、うえーーん!」

 

この声を聞くと「やっぱりまだ泣くか…」の気分になる私。

 

それが今週はどうかというと、

 

ゆ「もしもし?そらちゃん?」

 

そ「…ママ。」

 

ゆ「…あれ?」

 

そ「…ママ。…そらちゃん泣いてないよ。」

 

ゆ「うん!泣いてないじゃん!」

 

そ「うん。すごいでしょ?( ̄▽ ̄)」

 

ゆ「すごいじゃーん!!」

 

 

これ、火曜日の会話。

 

まぁでも次の日はわからないよねーと亮一さんと言い合ってたのですが、次の日。

 

 

そ「…ママ。そらちゃん今日も泣いてないよ。」

 

次の日もそんな言葉が聞こえてきました。

 

そして昨日。

 

そ「ママ?今ね『シング』観てるの。だからもう切るね。おやすみ。じゃーね。」

 

 

おい!!

泣いてないどころか早く切りたがってるやないかーい!!('Д')

 

 

あんなに泣いてTELを何度もかけてきてたくせに!!

泣かなくなったらすぐ切りたがってやんの。笑

 

すごいなぁ。

 

子どもってすごいなぁ。

 

やっと寮も楽しくなってきたんだね。

やっと泣かないで過ごせるようになったんだね。

 

よかったよかった…

 

って…

 

あれ?

 

 

…今週終わったらながーーーい夏休みやんかーーーー!!!

 

 

やっと慣れたと思ったら長い夏休みだ…

 

ほえぇ~…

 

また夏休み明けから泣くのだろうか…

せっかく…せっかく…( ;∀;)

 

まぁ今そんなこと心配しても仕方がない。

 

とりあえず長い夏休みを満喫しましょうか。

いつまで一緒に遊んでくれるかわからないもんね。

 

今週のそらさんの帰宅は明日の土曜日です。

どんな顔して迎えてくれるかな?

 

毎週会うのが楽しみなんだ。

 

明日からしばらくはずーっと一緒だね。

 

「早く学校行きたーい」のセリフが聞けるかな。

 

また夏休みの様子も書きますのでよかったらのぞいてやってくださいね。

 

今年は藤山家でのバーベキューもやるぞー!

 

 

ではまた。

最近の藤山家の食卓。

 

そらさんが山梨の学校に行き始めてから、早いものでもう3ヶ月半ほどが過ぎようとしています。

 

平日は私たち二人の生活になったのですが、先日お友達がこんなことを聞いてきた。

 

「平日のゴハンてどうしてるんですか?」

 

おー。

 

そういえば、私もこの生活が始まるまでそう思ってたのよ。

 

そらさんがいない夕飯って?

私は何を作る?

 

でも始まってみたらなんてことなかった。

まー楽だし、そらさんを気づかって「辛い物はやめておこう」とか「コショーは後がけにしよう」とか思わなくていいし、作りたいものを作れる。

亮一さんと私のことだけ考えればいいし、なんなら亮一さんもカレーとか作ってくれるし。

 

平日の夜、そらさんがいなくて淋しい気持ちもあるけれど、すっごく満喫しています。

 

そんな藤山家のゴハン

 

久しぶりに載せちゃおう。

 

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高野豆腐の唐揚げ、白菜とエノキと鶏ひき肉の煮物、キュウリとツナの和え物。

あれ?これはそらさんがいる日の夕飯だった!笑

 

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これは何作ったのかわかんない。笑

たぶんパクチーサラダとガーリックシュリンプと…

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こちらとある日のカオマンガイ

パクチー大好き!!

 

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こちらもとある日の「高きびタコライス」。ひき肉じゃなくて「高きび」をひき肉に見立てて作ったんだー。美味しいんだよ。

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全貌はこんな感じ。

 

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これ?なんだろう?笑

よくわかんないけど美味しそう。(*‘∀‘)

 

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これもそらさんがいる日の夕飯だ。

シチューとチーズハッシュドポテトとジャガイモの皮のフライドポテト。

トウモロコシ、トマト、ブロッコリー

ジャガイモの皮のフライドポテト、めっちゃ美味いよ。

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あ!これめっちゃ美味かったやつ!

レンコン饅頭の小松菜あんかけ!!

かぼちゃの塩煮も美味かった。

あとは栃尾揚げにネギ味噌を挟んで焼いたやつとニラ砂肝炒め、ひじきご飯。

 

 

 

私は料理が好きだけど、実は結婚当初、亮一さんに毎回お料理を出すのに結構ドキドキとしていた。

 

「美味しいって言ってくれるかな…」

「美味しいって言ってくれなかったらどうしよう…」

「お料理しか私の存在をアピールする場所がないのに、これで美味しいって言われなかったら私の存在価値ないじゃん…」

「嫌わないかな…」

「毎回美味しくないと好きじゃなくなっちゃうかな…」

 

 

重っ!!笑

 

でもね、結構本気で毎回緊張していたのですよ。笑

 

好きな料理も好きじゃなくなっちゃうくらい。

 

いつしかそんな思いも亮一さんにシェアできるようになって、たまにさぼっても全く気にしてないってこともやっとわかった。(やっとなのよ。笑)

 

「今日ゴハンつくりたくなーい!」

 

そんな言葉もやっと!言えるようになった。

 

「たまには失敗してもいーや。失敗したら笑っちゃえ!」

 

そう思えるように(やっと!)なった。

 

そうしたらますます料理が好きになった。

 

やりたくない時はやりたくないと言って、失敗したら笑えるようになったら…

 

私の料理、ますます「美味しいね!」って言われるようになったのよ。笑

 

緊張しながら、人の反応を必要以上に気にしながら作った料理と、自然に集中して楽しんで作る料理、どっちが美味しいと思う?

 

すっごく当たり前なことだった。

 

「今日は何つくろっかなー♪」

 

やっぱり料理は楽しい。

 

そして「美味しい!」と言って楽しそうに食べてくれる人がいるってほんとに嬉しい。

 

いろんな人に食べてもらいたいな。

それにはどうしたらいいだろう?

私が楽しめて、みんなが楽しんで食べてもらうには。

 

そんなことを毎日つらつらと思う。

 

なにかカタチになったらこんなに幸せなことはないな。

 

 

毎日元気にゴハン作ってます。

サボるときはサボってね。

 

ではまた。

 

 

 

そらさんがどんどんおねえさんになってる。の話し。

 

一昨日。

私はそらさんに「ねー、そらぁ~。ジュース買ってよぉ~。」とおねだりした。

そらさんは「え?まぁいいけど。」と言って自分のお財布からお金を出して自動販売機でジュースを買ってくれた。

 

「ママ、どれがいいの?」

 

そう聞きながら。

 

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これ、買ってもらった。(*‘∀‘)

初めて娘におごってもらった。

 

なんか嬉しかったんだ。

 

「もー、ママはしょうがないなぁ~(*‘∀‘)」と言いながら買ってくれるそらさんを見て、なんか嬉しかったんだ。

 

 

 

土曜日の夕方から私の大切なお友達2人が子供を連れて泊まりに来てくれた。

 

もう何回か泊まりに来てくれてる友人たち。

いつも喜んでくれるから嬉しいんだ。

 

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まだ5か月の赤ちゃんとそらさん。そらさんがデカい!!

 

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マジクソ可愛い!!(←言葉が悪い!)

 

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2歳の子を膝の上に乗せて遊ぶ。楽しそう!

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子ども達にめちゃくちゃにされた寝室で寝てしまう亮一さんの隣で、なぜかヘッドホンをつけて動画を見てる5歳男児。笑 カオス。

 

 

この二日間、そらさんは見事におねえさんだった。

声のかけ方、おもちゃの譲り方、手加減の仕方…

もちろんケンカっぽくなってしまうこともあったけど、なんとかお互いで収めようと子どもながらにやっている。

 

遊びにきてくれた子どもたちが、めっちゃ穏やかないい子たちだったからっていうのもあるけどね。

 

小学校に入って、そらさんはどんどんおねえさんになっているように感じる。

子ども達だけでなんとかしようと毎日頑張っているんだろうなぁとなんとなく感じたんだ。

 

 

そうそう。

先日そらさんがこんなことを教えてくれました。

 

「そらちゃんね、寮でファッションショーするんだ!!」

 

ちょうニコニコしながら話すそらさん。

 

ゆ「へーー!みんなで?お洋服何回も着替えて?」

 

私は持ってきたお洋服を着て見せ合いっこするもんだと思って聞いてみた。

 

そ「ううん。そうじゃないの。」

 

そうじゃない?

どういうこと?

 

そ「裸でやるの!!あははは!」

 

ゆ「え?!裸で?!パンツでってこと?」

 

そ「うん!そう!あははは!」

 

ゆ「え?女の子だけで?男の子も一緒に?」

 

私がそう聞くと、そらさんはちょっと怒りました。

 

そ「男の子に見られないように部屋でやるんだよぉー。一緒にやるわけないじゃん!」

 

へー…

そうなんだぁー( *´艸`)

 

そ「こうやってね、パンツで歩くの。あははは!」

 

そらさんはモデルさんのようにクネクネと歩いた。

 

ゆ「あはははは!なにそれ!!めっちゃ面白そうじゃん!」

 

そ「うん!そらちゃんね、パンツ脱いでお尻丸出しでこうやってぷりぷり歩いたんだー!」

 

あはははは!

めっちゃウケる!!

 

ゆ「ウケた?みんな笑った?」

 

そ「うん!めっちゃウケた!!あははは!」

 

いーねぇー。

うんうん。

いーよぉー。

 

そらさんが寮で楽しんでる様子が浮かびます。

お尻丸出しで。笑

 

そ「Bちゃんがね、あははは、○✖▽♂♀□でね、あははは…」

 

また笑っちゃって何言ってるかわからなくなってる。笑

 

そうそう。

これよ。

これこれ。

 

そらさんがそらさんの世界を生きる。

そしてそれを話してくれる喜び。

 

すごいな。

 

お友達の子供が泊まりに来てくれたからこそわかったそらさんの成長。

家でその姿が見られてよかった。

(泊まりにきてくれてありがとね。)

 

 

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毎週学校からの帰りは車で爆睡してしまうそらさん。

(ついでに亮一さんも爆睡してますけど。笑)

 

毎日一生懸命なんだろうね。

 

どんどん成長しています。

そしてどんどんいい顔になっていってます。

亮一さんも年々良いお顔になっていってます。

 

私ももっといい顔になっていきたいとそらさんと亮一さんを見て思うんだ。

 

さ!

 

暑いけど掃除でもしますか。

 

 

ではまた。

赤ちゃんはすごい。

 

先月。

私の姪っ子が赤ちゃんを産んだ。

(10歳年の離れた私の姉の娘。今25歳。めっちゃ可愛い。←叔母ばか。笑)

 

 

予定日よりも一ヶ月も早く生まれてきてしまったその赤ちゃんは、大人の心配をよそにすくすくと大きくなった。

先日3週間のNICUでの生活を終え、無事に退院してきた。

(破水してしまって緊急帝王切開だったのです。)

 

 

名前は「大地」。

 

こないだの土曜日、姉の家にそらさんを連れて会いに行ってきた。

 

 

じゃん!

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か、かわいいーーー!!(*‘∀‘)

 

そらさんの抱っこが思いのほかうまくてびっくり!!

 

 

私の母親は「ひぃばぁちゃん」になりました。

 

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この嬉しそうな顔!!

 

 

そして私の姉が「おばあちゃん」になりました。

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左から姪っ子、姉、母親。そしてニューフェイスの大地。

 

母親も姉も義兄も甥っ子もみーーーーんなほんっとに幸せそうな顔をして笑ってました。

 

そらさんと美心さん(私の兄の子。7歳。そらさんとめっちゃ仲良し。)も大地をすっごく可愛がって何回も抱っこしてました。

 

大地を囲んでみんなが「かわいー!」「可愛いねぇ♡」と言い合う。

そして笑い合う。

 

お風呂に入れる時なんてみんながワタワタと動く。

 

 

「うんちしたー!」「お洋服は?大丈夫?」「泣いたよー!」

「ミルクだねー。」「これじゃ着せ過ぎで暑いんじゃない?」

「首のとこにゴミがたまるんだよねぇ。」「白湯って飲ませるもんなの?」

「予防注射がさー…」「おむつかぶれとか気をつけないと…」

 

 

大地は小さな体で眠ってるだけなのに、ちょっと泣いただけで大人を何人も動かす。

小さな小さな身体の大地がただそこにいるだけで、周りの大人はニコニコとしてしまう。

 

改めて思う。

 

赤ちゃんはすごい。

 

そして元々みんな、そのすごい赤ちゃんだったんだ。

 

私も何人もの大人を動かしてしまっていたんだ。

たくさんの大人のかいがいしいお世話を経て、そしてたくさんの大人を笑顔にして、ここまできたんだ。

 

こうやって今生きてるってことは「愛されてる」ってことなんだな。

そして「人を幸せにしてきた」ってことなんだな。

 

そんなことを思った。

 

 

今こうやって生きてるってだけで「愛されてる」んだよ。

そしてみんな「人を幸せにしてる」んだよ。

 

生まれたばかりの大地を見て、そんなことを思ったのです。

 

だからこのままで進もう。

何も足りないものなんてないんだ。

「足りない」と思うことをも与えられてるんだ。

 

今日も私は真面目に「足りない」と思う気持ちを感じます。

「こんな私なんて」と思ってしまう時間を味わいます。

 

 

ふふふ。

クサいこと書いちゃった。(;'∀')

えへ。

 

 

生まれてくれてありがとう。

 

 

ではまた。

 

 

泣いているそらさんとお別れした後、私たちはデートをする。

 

昨日そらさんを山梨まで送って行った。

先週は「バイビー!」と言いながらさっさとどこかへ行ってしまったし、平日の夜にかかってくるTELも木曜日は全く泣いていなくて、夫婦で「すごじゃん!」と喜んでいた。

 

木曜日のTELは「泣いていない」どころの話じゃなく、なんだか面白いことがあったらしくて「笑っちゃって話せない」の状態だった。

 

そ「ママぁ。」

 

ゆ「うん。そらちゃん?」

 

そ「そらちゃん泣いてない。」

 

得意げに始まったその会話は、そらさんの「おかしくて思わず吹き出しちゃう」に変わったいく。

 

そ「なんかね、あははは、Bちゃんがね、ぶははは!○✖▽♂♀凸とか言ってね、あはははは!」

 

思わずこっちも笑っちゃうくらいに大笑いなそらさん。

 

ゆ「あははは!なに言ってるか全然わかんない!あははは!」

 

TELを切る時もめっちゃあっさり。

 

そ「じゃあね。ママ、おやすみー!」

 

ガチャ。

 

 

やっと…

やっとだ…

 

こんな風にTELを切れるようになったんだー!と喜びましたとも。

 

で、昨日。

 

そ「そらちゃん…学校行きたくない…」

 

朝から超絶ブルーなそらさん。

 

おいおい。

 

あの大笑いのTELはなんだったんだよ。

あの「バイビー!」は空耳でしたか?

 

そ「もし2年生になってもまだ淋しかったら…学校辞めてもいい?」

 

玄関で靴を履きながら涙を流してそんなことを言うそらさん。

 

おいおい…

「学校楽しい!」って言ってたじゃんよー…

 

学校でバイバイするときも「行かないで…」と言いながら抱き着く。

 

私と亮一さんの胸がちくんと痛む。

 

り「そらー。すぐだよー。すぐ金曜日になるよー。それに行っちゃえば楽しくなるよー。」

 

亮一さんはそらさんを抱きしめながら優しく言う。

 

そ「うぅ…うん。わかった…。行ってきます…。」

 

泣きながらコクンと頷き自分のプロジェクトのお部屋に入っていくそらさん。

その姿はなんだかとても健気でグッと胸が詰まった。

 

 

ゆ「さ!行こう行こう!」

 

 

そんな時、私はすぐに気分を変えるようにしています。

だってここで感傷に浸ったらそらさんに失礼だと思うから。

 

あの子はあの子でいつかは超えなきゃならない(と思う)“何か”に向き合ってるんだし、「わかった」と頷いてちゃんとお部屋に入っていったんだから。

 

私も「私を楽しむ」をやろーっと!と気持ちをクイっと変えるのです。

 

見る人が見たらとっても薄情に見えるんだろうね。

でもいいの。

 

それが私が思う「信頼」や「愛情」だと思ってるから。

 

 

り「そうだね。行こう行こう!」

 

 

亮一さんも少し痛んだ胸をそのままにしながら同意して進むのです。

 

そして私たちはそらさんの泣き顔を脳裏に焼き付けたまま、山梨県デートに行きました。

 

昇仙峡のロープウェイに乗り、展望台やもっと上の岩の頂上まで。

(弥三郎岳だっけ?結構急な岩でびっくらした!)

 

↓こんな感じ。

www.shousenkyo-r.jp

 

 

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すごい高いの!!

 

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すごかった!!

 

 

「お腹空いたねー」

 

二人で言い合いながらロープウェイで下まで降りる。

下まで降りるとゴハン屋さんもそこそこある観光スポット。

 

ほうとうでも食べましょうかね。」

 

こういう時、亮一さんの「美味しい物センサー」がとても働くことを私は知っている。

この嗅覚たるやほんとにすごいのです。

 

なんとなくピンとくる場所が無く、目についた『夫婦木宮』という神社に立ち寄りたくなり「行こう!」と亮一さんを誘う。

 

ゆ「商売繁盛だって!行こう行こう!」

 

り「何を繁盛させるって言うんだよぉ。」

 

ゆ「何かわかんないけど繁盛するのはいいことでしょ?」

 

り「そうだな!しかも『夫婦』だしな!」

 

ゆ「うんうん!そうだよ!」

 

いつも通りのくだらないやりとり。笑

 

 

夫婦木神社ここね↓

夫婦木神社 姫の宮 | 昇仙峡観光協会

 

 

無事にお参りを済ませると、亮一さんが「なんだこれ?」と壁に貼ってあるチラシに目をやる。

 

版画が印刷され、文字は手書き文字のなんだか素敵なチラシ。

 

ほうとう そば 山菜料理 藤原庵』

 

おぉ!

なんだか面白そう。

 

り「ん?ちょっと車で走るんだなぁ…」

 

亮一さんがチラシに書いてある地図を見ながらぶつぶつと言う。

 

もう一度チラシに目をやると

 

『おもてなしは自然です』

 

と書いてある。

 

なんと素敵な。

 

 

その時、仙人のようなヒゲを蓄えた神主さんがぬっと出てきました。

 

ゆ「お邪魔してます。」

 

会釈をしながら挨拶をする。

 

り「あの…あそこのチラシのお店って…」

 

亮一さんが少し躊躇して『藤原庵』について尋ねた。

私は心の中で「おいおい。あんな仙人みたいな人によくきけるな」とツッコミを軽く入れていた。笑

 

 

仙人「え?藤原庵?美味しいよ!美味しいけど、こっからちょっとあるよ。車で…20分くらいかなー」

 

仙人は思ったよりも気さくな対応でちょっと笑ってしまう。

 

り「20分ですかー。でも…美味しいんですよね?」

 

仙人「うん。美味いよ。面白いから行ってみるといいよ。行く道も渓谷でいいよ。

ドライブがてら行っといで。」

 

 

『ドライブがてら行っといで』

 

その言葉に二人でやられました。

 

クネクネした気持ちよい道を進み行ってきました『藤原庵』。

 

こんなところにお店が?!と思う様な場所にありました。

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店主さんは気さくなおじさんでとても好感がもてる方。

店主のおじさんのおすすめの通りに注文しました。

 

それがこれ。

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山菜盛り合わせ!!

 

んもーーこれがほんとに絶品でね!

全部そのおじさんが採ってきて下処理をして、山菜それぞれの特徴が出るように調理しているんだって!!

 

こーーんな美味い山菜食べたの初めて!っていうくらい感動的だった。

亮一さんも「こんなの初めてだ!美味い!」を連発。

私も「うまーーい!すんごい美味い!」とずっと言ってました。

 

そしてこれ。

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ほうとう!!

 

麺はおじさんの手打ちで味噌も自家製。

入ってる野菜もほとんどがおじさんが作ったもの。

これまたすこぶる美味いのです。

 

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夢中で食べてたから写真撮るの忘れてて…

食べかけですません…

 

そばもおじさんの手打ち。

こっれっもマジで美味い。

 

「ちょっと…このおじさん何者なの?!」

 

と何度もつぶやいたくらいすごかった。

 

お店の縁側のところにはビン詰めされたはちみつやフキ味噌や生山椒一味や梅干しや大きな梅が漬けられてる梅酒やイチゴジャムやらが並んでいて売っていたりします。

それらもほとんど全ておじさんがやっていると言うからマジで驚く。

 

おじさんは私たちが絶賛していることが嬉しかったみたいで「これも食べてみる?」「これも美味しいよ」といろんな試食をさせてくれました。

 

私はあまりにも感動して「またすぐ来ます!欲しい物もまだたくさんあるし!」と言いました。

そしたらさ、このおじさんの返事がまたよかったのよね。

 

おじ「うん。…まぁあんまり頻繁に来すぎると飽きるからね。一年に…一回か二回くらいがちょうどいいんじゃない?ははは!」

 

えぇ?!

そんなこと言う?!

ウケる!!

 

普通さ、「たくさん来て!」って言わない?

だってお店でしょ?!

 

おじ「あんまり頻繁に来るとパタッと来なくなっちゃうことがあるからさー。一年に数回って人でもう20年来の付き合いの人が何人もいるんだよ。そういう方がいいでしょ?」

 

おじさんはこの場所でもう30年やっているそうです。

私はその話をきいて「…なるほど」と思ったし、そう言えるこのおじさんを益々すごい!と感じた。

 

 

なんどもお礼を言い、おじさんも「ほんとにありがとう!」とお礼を言ってくれてお店を後にしました。

 

「いい店だったなー」

 

帰りの車で何度も二人でそう言い合う。

そして思う。

 

「すごい人っていろんなところにひょこっといるもんなんだねー」

 

きっとおじさんは当たり前にやっていることなんだろうな。

もう長年やってることだし。

でもそこにはほんっとにたくさんの知恵や経験や想いが含まれているんだ。

だってほんっとに細胞に染み渡るような味だったもん。

 

 

 

「行かないで…」と泣きながら抱き着いてきたそらさんを置いて、私たちはデートをした。

ちょこちょこと過るその泣き顔を頭と胸の片隅に置きながら、二人の時間を楽しむ。

そこには罪悪感のかけらもない。

罪悪感のかけらもないことに罪悪感をもってみたりしている自分の滑稽さが笑えたりして。

 

ゆ「謳歌してますねー。」

 

り「そうだなー。」

 

これからのことなんてマジで一かけらもわからない二人がそこはかとなく湧いてくる不安をちょっとどけて「今」を楽しむ。

 

そんな時「ああー。ほんとに“今”の積みかさねでしかないんだなー」なんてひしひしと感じたりする。

 

そして「あー。ほんとに人生って壮大な(ように感じる)暇つぶしなんだなー」と思う。

 

どうせなら楽しく暇つぶししよう。

しかも本気で。

 

 

 

今日も私はこうやって「お金にもならない」文章をあーだこーだ言いながら書く。

 

 

楽しく真剣な「私の暇つぶし人生」は今日も順調です。

 

 

ではまた。

 

 

『子育て』ってどういうことなんでしょうね。

 

昨日のそらさん。

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迎えに行ったらこの笑顔!

お前ぇ~(*‘∀‘)

かわいすぎるやろっ!!(←毎度のバカですいません。)

 

 

先日私はとある保育園にパートとしてお手伝いに行った。

(保育補助という役割です。)

お友達に声をかけられ、私的にも興味があって行ったのです。

 

保育園での保育補助という役割を私がやってみたらどんな感情が湧くのだろう?

そして私がどんな動きをするのだろう?

 

一番の興味はそこ。

 

そしてそこの保育園では先生たちがどんな風に働いているのだろう?の興味もあった。

 

子どもはめっちゃ好き。

多分全員をべろべろ舐めまわしたくなっちゃうくらい好き。(←変態。笑)

 

私が入ったクラスは1歳児クラスでした。

 

まだよちよちの子もいれば少しだけしゃべれる子もいる。

マジで全員可愛すぎました。

本気で舐めまわしたいくらい可愛かった。

初めて行ったのに抱き着いてくれる子もいるし、フツーに手をつないでくる子もいる。

もう私ノックアウト。

 

私がやる仕事は子供たちのお世話全般。

先生の指示に従っておむつを替えたり、ご飯を食べさせたり、掃除をしたり、お昼寝させたり、一緒に遊んだり…

その仕事内容自体は楽しいし、子どもが可愛すぎてやばい。

一緒に保育補助に入ってる方も親切で優しい。

 

でも…

私の中で引っかかることがありました。

 

先生の子供に対するキツさ。です。

 

まだ一回しか行ってないから言い切れないことなんですけどね。

 

私にはキツく感じてしまうところが多々ありました。

きっとあそこではそれが当たり前で、私が過剰反応してるところもあるんでしょう。

それに多少キツさがないとクラスをまとめていけないのかもしれない。

 

でも…

 

と思う。

 

食べたくないと意思表示している子になんとかなるべく全部給食を食べさせようとしていたり、手づかみ食べを「やめさせてください」と指示されたり、淋しがってる子に「ママはお仕事なの!」と言い切ってしまったり…

 

うぅ…と胸が痛くなることが割とあってね。

 

保育園の先生がみんながみんなそうじゃないということもわかってるし、たまたまそんなシーンをみてしまったのかもしれない。

そしてキツい言葉を言っていた先生が子供をめちゃくちゃ可愛がってるシーンも何度も見た。

 

きっとみんな頑張ってるいい保育園なんだろうと思う。

 

でもね。

 

と私は考える。

 

そもそも「子育て」ってなんだろう?って。

「子どもの教育」ってなんなんだろう?って。

「しつけ」ってなんなんだろう?って。

 

『ただ可愛いー!ってだけじゃすまない仕事ですからねぇ』

 

保育園の先生を何年もやっていた友達がそう言った。

私はその言葉を聞いて「そうだよねぇ」と言ってしまった。

よく聞く言葉だし。

 

でも、ふと思う。

 

「ほんとにそうなのかな…?」

 

可愛いー!だけじゃすまない仕事なのかな?

じゃあ他に何が必要なんだろう?

 

「子育て」ってこういうもん。

「しつけ」って必要だしこういうことでしょ。

「子どもの教育」のためにはこれは必要なことでしょ。

 

そんな「常識」という至極曖昧な言葉に、いつの間にかなんの疑問も持たずに当てはめてしまっているんじゃないのかな?と思うわけです。

 

 

そもそも「子育て」ってどういうことなんだろう?

 

この疑問は私の中にずーーっとあって、今回の保育園お手伝いでまたブワっと浮上してきた感じ。

 

子どもをつい下に見てないだろうか。

従わせようとしてないだろうか。

こっちの思い通りにしようとしてないだろうか。

 

自分だってまだまだ子供だし、世の中に「大人」な人なんて一人もいないんじゃないかと思ってる私には「子育て」がわからない。

 

可愛くて一緒にいたら楽しくて、でも少しだけ長く生きてるから困ってるときには経験上こうだったよと人間界のルールを「こういうルールらしいよ」と教えてあげることくらいしか私にはできない。

そしてやきもきしながらも「待つ」ことしかできない。

 

これからもきっとそんな疑問を持ち続けていくんだろうな。

 

なるべく「コダワリ」を持たないようにしたい。

無意味な「コダワリ」を見つけたら笑ってポイと捨てていきたい。

 

そしてなるべく一緒に楽しんで毎日を過ごしていきたい。

 

きっとそれが私なりの「子育て」なのかなーなんて思ったりしています。

きっとそんな思いも変わっていくんだろうけど。

 

今日もそらさんとベタベタしよう。

「可愛い可愛い」と言いまくろう。

「そらちゃんはすごいんだよー」とたくさん言おう。

「大好き!」と何度も言おう。

 

私にはそれしかできないからね。

 

今日もそらさんは元気です。

 

 

ではまた。

 

 

*ここに書いたのはあくまでも私の意見です。

保育園のことを悪く思ってるわけでもなんでもなくて、ただ私の感じたことを書きたかっただけですからね。

先生たちはものすごく頑張っています。ほんとに。

私には到底できないくらい。

 

 

 

 

 

夏になるとちょっとだけ胸がギュッとなるんです。

 

やったーー!!

夏だーーー!!

 

私、めっちゃ!めっちゃ!夏が好きなんです!!

もう一年の半分くらい夏ならいいのに!って思うくらい好き!!

 

あー

今年は何かいプール行けるかなー

海は行けるかなー

キャンプも行っちゃおー

 

計画を立てるのが超絶苦手な藤山夫婦ですが、なんとか楽しめたらいいなーと思っております。

 

 

そうそう。

先日のそらさんのお誕生日の様子。

 

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ケーキー! 上のはサクランボだよ!「プチトマトですか?」って聞かれたから一応言っておきます。笑

 

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お料理ー!手巻きずしと唐揚げとババ(お義母さん)が作ったポテトサラダ~

 

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で、これー。

 

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んふふ♡いい写真♡

 

お誕生日プレゼントは時計型のトランシーバーでした!

嬉々として昨日寮に持っていきましたよー( *´艸`)

 

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左がババ(お義母さん)。右がばぁば(私の母)。

なんとなく仲良く話していてよかったなーと思った!(*´з`)

 

無事に楽しくお誕生日をお祝いできてやれやれです。

ちょっとは母親っぽいことできたでしょうかね?(;'∀')

 

 

話しはがらりと変わります。

 

 

 

昨日スポーツジムに行った帰り、夏の夕暮れだなーと感じる風を受けながら私は

「気持ちいいなぁ~…」とブツブツ言いながら歩いておりました。

 

少しだけ赤くなった明るい空。

サーっと吹く風。

サワサワと音を出しながら風に揺れる青々とした葉っぱ。

 

その時、ちょっと胸が締め付けられた。

ギュッと、ほんのちょっとだけ。

 

この「夏だー!」な感じの季節になるとそんなふうになるのです。

 

そう。

4年前から。

 

 

私の二人目の子供、18トリソミーという染色体異常で生まれた『天太』が亡くなったのは今から4年前の8月8日。

暑い日でした。

 

亡くなった日のことを思い出し、そこから遡るように天太がいた日々を思い出す。

 

生まれた時の動揺。

そこからの葛藤。

自分の気持ちに折り合いがつかなくて迷いに迷った日々。

お世話が大変過ぎて(ほんとはお世話が大変なんじゃなくて、自分のあきらめの悪さのせいなんだけど)寝不足が続いたこと。

 

いろんなことが脳裏をよぎる。

そして胸が少しだけギュッとなる。

 

私は「“ちゃんと“成長しない」天さんを疎ましく思ったりした。

「早く死んじゃってもいいんだよ」と言ったこともあった。

未来が全く見えないし、私をどれだけの期間縛るのかがわからなかったし怖かったから。

 

そしてそんな事を思う、言ってしまう自分を責めた。

自分が産んだ子に「死んじゃってもいいんだよ」なんて言う親がいる?

疎ましいなんて思う親がいる?

 

私、最低だ。

 

罪悪感と無力感が押し寄せる。

 

ふと天さんに目をやるとめっちゃくちゃ可愛くて何度も何度もギューっと抱きしめる。

何度も何度もちゅう💋をする。

目を大きく見開いて私を見る天さん。

 

「可愛いーーー!!」

 

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↑これだよ!!かわいくね?

 

 

めっちゃ可愛いと思う気持ちと「早く私を開放してくれ」と願う気持ち。

まったく相反する感情に何度も押しつぶされそうになる。

 

天さんが体調を悪くして入院すると「うぅー可哀想ー…」と思う自分とホッとしてる自分がいることに気付く。

今夜はぐっすり眠れるぞー!と伸びをしている自分がいることに愕然とする。

 

そんな行ったり来たりの毎日で私は元気に見えて内心クタクタだった。

 

そんな時、やっぱり私を助けてくれたのは亮一さんだった。

 

「人間なんだから辛いことから逃れたいと思うのは当然でしょ?母親になったらお世話が辛いって思っちゃダメなの?寝不足で大変で18トリソミーの子をお世話するのは辛いって思っちゃダメなの?早く解放されたいって思うのは普通のことでしょ?」

 

私を責めることなく、こう言葉をかけてくれたことがどれだけ私を楽にしたか。

 

「俺なんてまったく天太の世話したくないよ笑

だってめんどくさいじゃん。可愛いとは思うけどね。俺はそこに全然罪悪感なんて感じないよ。だって当たり前のことじゃん。」

 

そう言いながらも亮一さんは私がお願いしたことは嫌がらずにやってくれた。

天さんのお世話だって、私がお願いすればなんだってやってくれた。

 

「ゆっきぃは天太のことすごく可愛いと思ってるんでしょ?それはすごい伝わるよ。

見ててわかるもん。それにちゃんとお世話もしてるし。俺にはできないよ。」

 

うん。

ありがとう。

 

「でも早く解放されたいと思ってる。疎ましく感じる時もある。」

 

うん。

そうです。

 

「それでいいじゃん。」

 

え?

それでいいの?

 

「その気持ちが同居したっていいんだよ。どっちもあって当然じゃん。」

 

 

…そうか。

どっちの気持ちもあっていいんだ。

そうか。

 

可愛い、愛しい、と思う気持ちと、早く解放してくれ!と思う気持ちは同居してていいんだ。

 

「母親だから」の言葉に縛られることなんてないんだ。

だった「母親」の前に「私」なんだから。

 

 

そんなことをつらつらと思い出す。

 

心が辛かった日々。

苦しかった時間。

でもその中に天さんを「愛しい」と感じた時。

 

その全てを思い出し、胸が少しギュッとなる。

夏の日差しや風を感じると天さんのことを想う。

 

私の腕の中で亡くなった天さん。

最後まで可愛かった。

 

私に「死」を目の当たりに見せてくれた息子。

 

素晴しいな。

 

死後の世界がどうなってるのかなんてほんとにはわからない。

生まれ変わりや来世もあるとは思うけど、あの天さんはもういないんだ。

だって生身の身体にもう触れないでしょ?

 

1年4ヵ月という期間は私にとってはベストな期間だったんだと思う。

すごい体験をさせてもらったんだ。

 

私は天さんが生まれてきたお陰で、私の中にある「狡さ」や「冷酷さ」や「残酷さ」を更に知った。

そしてそれを受け入れられない自分に出会い、苦しんだ。

 

認めたくないときが一番苦しい。

湧きあがった感情や想いを受け入れられない時や排除したい時が一番辛いことを知った。

 

私は狡くて冷酷で残酷な側面のある人間だ。

とても性格が悪い。

 

それを知って受け入れたとき、笑いがこみ上げるのです。

 

「あはははは!なにいい子ぶってんのー!ウケる!!」

 

 

私は天さんのお陰でますます大笑い出来るようになりました。

 

胸がギュッとなりながらもそれを愛しく感じます。

 

 

 

さあ!

夏を満喫しよう!!

 

 

ではまた。