藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

私のコト59

連投失礼します!

 

自叙伝の続きいっちゃうよー!!

 

 

NさんとKさんに『高知県旅行』を提案された小娘ゆっきぃ。

嬉しくなってすぐに『行く!』と返事をしてしまう。

Tさんになんて言うか?

嘘をつきとおすことはできるか?

考えをめぐらせる。

 

 

Tさんには『実家に帰る』と言うことにした。

それ以外思いつかない。

でも実家とは疎遠だといういうことをTさんは知っている。

どうしよう。

ちゃんと辻褄が合うかなあ。

 

もしバレたらバレた時だ。

 

言ってみよう!!

 

NさんとKさんに高知旅行の提案をされてからすぐに

私はママに休みを申し出た。

 

金曜日の朝出発。

結構朝早くの飛行機だ。

なので木曜日から休みをとることにした。

 

ママはかなり嫌な顔をして、嫌味を言った。

 

「ゆきえちゃんが休むのはほんとに困るんや。それにまだ経験も浅い子がそんなに休むなんて…。私がホステス始めた頃にはそんなん考えられへんかったわぁ…なんちゃらかんちゃら…」

 

「すいません。実家の両親がどうしても帰って来いといってるんで…」

 

この言葉を出されたらもう引くしかない。

 

「まぁ…しょうがないわなぁ…でもな、なんちゃらかんちゃら~…」

 

結構長く嫌味は続いた。

でも、それだけ休まれると困ると思ってくれているんだろう。

 

なんとかママから了承を得られた。

 

よし!

次はTさんだ。

 

それから数日後、私は意を決してTさんに話した。

 

「あんな、なかなか言い出せへんかってんけどな、〇日からお店休んで実家に帰ろう思ってんねん。」

 

どうだ!

すんごく自然に言えたはず!

どうだTさん!

 

「え?実家に?ゆきえさんから連絡とったん?」

 

Tさんがびっくりした顔で聞いた。

 

「うん。連絡とってみたんや。で、帰って来いって言われたから一回帰ろうかなぁ思ってな。」

「え?ずっと?ずっと実家に行くの?」

 

お?

そういう心配がでたか。

 

「違う違う!木曜日の夜から帰って、日曜日には戻ってくるで。」

「あーびっくりした。もう実家に帰るって話しかと思った!戻ってくるねんな?」

「もちろん!戻ってくるにきまってるやん!ええやろ?行ってきてもええやろ?」

 

私は『なんでTさんに了承を得なきゃいけないんだ!』と思いながらも

確認していた。『ええやろ?』と。

 

「ええに決まってるやんか!ご両親喜ぶと思うわぁ。絶対ゆきえのこと心配してるもんなぁ…。ええことやでぇ。よかったよかった!行っといで。」

 

やった!!

大成功!!

すごく喜んでる姿を見ると少し胸が痛いけど…

でもいいや!

こりゃうまくいった!

 

「ありがとう!じゃ行ってくるわ。」

「木曜日の夜出るん?」

「うん。まぁ最終の新幹線でもいいし、まだ決めてないねん。」

 

Tさんが『駅まで送る』と言い出さないように願いながら話しを進める。

 

NさんKさん愛美さんとは、金曜日の朝伊丹空港で待ち合わせ。

家から伊丹空港まで少し距離があるので前日の夜から出かけて、

伊丹空港近くのスーパー銭湯かなんかで泊まるつもりでいた。

 

送るって言うなよ~

ギリギリまで一緒にいるって言うなよぉ~

 

「木曜日の夜からかぁ~…。じゃ、俺も…」

 

言うなよ!言うなよ!

 

「じゃ、俺も娘のとこ帰ろうかな。木曜日の朝から。」

 

やったーーー!

なんか賭けに勝った気分だ。

 

「そう?娘さんTさんと何日間か一緒にいられて喜ぶだろうね。」

「そうやな~。俺はゆきえさんと何日間か離れるの寂しいけどなぁ。」

「私も寂しいよ。ごめんやで。」

 

嘘。

まったく寂しくなんかない。

 

「あ!イクラどうする?」

 

このブログではまだ触れたコトがなかったけど、この当時私は

『イクラ』とい名前の猫を飼っていた。

 

「イクラの餌とトイレ掃除だけしに来ようか?」

 

Tさんはイクラと大の仲良し。

すごく可愛がってくれます。

 

「ほんと?お願いしてもいい?」

 

Tさんが来てくれなければペットホテルに預けようと思っていた。

そう言ってくれてラッキー♪

 

「ええで!まかしとき!じゃ、金曜日と土曜日、どっちもくるからなー。

なぁ、イクラ~♡」

 

なんとか疑われず話が良いように進んだ。

 

はぁ~…

よかった…

 

あとは当日まで変に勘ぐられないように過ごすだけだ。

 

 

Tさんはそれから木曜日までの毎日、私の両親や家族のことをたくさん聞いてきた。

 

「ゆきえさんの家族はどんな人たちなのかなぁ~♪ゆきえさんのご両親はきっと優しいんだろうなぁ。ほんとは会ってみたいんやでー。」

 

よくこう言っていた。

本気で実家に帰ると信じている。

 

やっぱり少しだけ胸が痛い。

 

 

そして木曜日の朝。

Tさんは『気を付けて帰るんやで。ちゃんと日曜日には戻ってきてやー!』と優しく言いながら部屋を出て行った。

 

私はずっと落ち着かなかった。

Tさんがまた急にお部屋に戻ってきたらどうしよう。

戻って来たって大丈夫なのに、すごく落ち着かなかった。

 

荷造りを終える。

もういつでも出かけられる状態になるとますます落ち着かなくなった。

 

もうこの部屋にはいられない。

イクラに『行ってくるね』の挨拶をして、部屋を出ようとする。

 

あ。

そうだ。

 

明日Tさんはこの部屋に来る。

置手紙を書いて置いておいたらきっと喜ぶだろう。

 

私はノートを一枚やぶり、置手紙を書いた。

 

『さびいしいだろうけど待っててね。少しだけ親孝行してきます。

いってきまーす♡』

 

これで完璧だ。

 

部屋を出て伊丹空港近くまで向かう。

 

電車の中、私はやっぱり落ち着かなかった。

 

これからの旅への期待と、Tさんへの背徳感、そしてバレないか?の不安が入り混じったなんともいえない気持ちだった。

 

その落ち着かない気持ちを引きずりながら、なんとか見つけた伊丹空港近くのスーパー銭湯健康ランド?に辿り着いた。

 

結構古めな建物。

中にカプセルホテルも常設されている。

女性専用ブースもある。

 

今日はここのカプセルホテルに泊まろう。

カプセルホテルは初めての経験。

 

古めな建物独特の天井の低さとありがちな暗さに、ワクワクしながらも

私の落ち着きのなさはエスカレートしていく。

 

まだ夕方だ。

 

まだまだ夜は長い。

 

私はお風呂にゆっくりつかり、マッサージを受け、そしてお食事処で酒を飲んだ。

 

だんだんと不安が増してくる。

自分のやっていることの不誠実さが身に沁みてくる。

 

あぁ…

私はなにがしたいのだろう…

 

暗い、天井の低い健康ランド

一人、ダサい館内着を着て美味しくもないツマミを食べビールを飲む。

 

どんどん募る切なさ。

酒がまわるごとに孤独と不安が増す。

 

もうこのループから逃れられず、どんどん酒を飲む。

 

もう寝る場所に行こう。

せまいカプセルの中で一人うずくまってテレビをみよう。

 

そう決めるとフラフラと寝床に向かった。

 

せまいカプセルの中、ジッとテレビを見る。

 

しばらくすると私は電話をかけた。

Tさんにだ。

どうしてかけてしまったのか。

自分でもわからず気付いたらかけていた。

 

思ったとおり留守番電話につながった。

酔っぱらってメッセージを入れる。

 

『Tさん?ゆきえだよ。これから新幹線に乗るよ。最終になっちゃった。

日曜日には必ず帰るからね。いってきます。』

 

メッセージを入れたら少し落ちついた。

 

またしばらくテレビを見て、眠りについたのは結局深夜だった。

 

せっかくだ。

明日からの旅行は楽しもう。

 

独り言をつぶやいて眠りについた。

 

 

さあ。

 

高知旅行です!

 

どんな旅になるか?

 

もしよかったら次回も読んでね。

 

つーづーくー

凹む私 見つめる私 覚悟を決め続ける私

みなさんおはようございます!

 

今日も割と凹み気味なゆっきぃです。

 

最近は連日凹んでます。

 

胸がざわつき、ギュッと締め付けられる感じがする。

不安感や自己否定感がじわじわ湧いてくる。

 

あー居心地が悪い!

逃げたい!

 

でも逃げることも目をそらすこともできないよー!

 

やっぱりじっくり“見る”しかないのです。

 

私の自己否定感、自己評価の低さ、これはただモノじゃないくらい強い。

まだまだ、ある。

 

これが今浮上してきている。

 

辛い。

逃げたい。

早くこの状況が終わってほしい。

 

ごまかすために“何か”行動する?

友達としゃべる?

誰かに弱音を吐く?

誰かに『ゆっきぃはすごいよ!』と言ってもらう?

 

違う。

 

どれもやってもいいけど、何かが違う。

 

それじゃただ繰り返すだけだ。

 

この胸のざわつき。

ギュッと締め付けられるような感覚。

涙が込み上げてくる感じ。

叫びたくなる衝動。

 

逃げずにジッと見る。

 

投げ出さずにガッツリ感じる。

 

自己否定感の根底。

自己評価の低さの大元。

 

何度も何度もチャレンジして、その都度確認してきたはずなのに。

 

まだブレる。

 

まだ見失う。

 

動かずに立ち止まろう。

 

動きたくなる衝動を抑えて立ち止まろう。

 

そしてじっくり“味わおう”。

 

 

『手放しなさい』

 

よく聞く言葉。

 

いくら誰かに『手放しなさい』と言われても

“手を放す”のは自分だ。

 

誰もやってくれない。

誰かにやってもらったってそんなの何の意味もない。

 

自分の感情は自分にしか味わえない。

“手放す”か“手放さないか”を選ぶのは自分だ。

 

私は不要なものは“手放す”を選ぶ。

 

もう私に必要ないものは“手放す”と決める。

 

ずっと握りしめていた掌を開くのはとても勇気がいる。

解放されるときは感情がブレる。

 

ずっと握りしめていたんだから、掌はしびれたり痛かったりするよね。

涙だって出るよ。

 

感情を開放するんだ。

 

声をあげて泣いてもいい。

 

大声で泣けばいい。

 

『もう無理ーーー!!』

って叫んでもいい。

 

逃げずに“見て”“味わう”んだ。

 

私しか感じられない、尊い感情だから。

 

自己否定感も自己評価の低さも

全部私の世界。

 

じっくり“見て”“味わおう”。

 

勇気と覚悟。

 

自分の人生に責任を持つ『勇気』と『覚悟』。

 

目をそらしてもそらしても無くならないからね。

 

そらせばそらす程際立つからね。

 

気付けたことを喜ぼう。

ジッと見つめられる自分を褒めてあげよう。

逃げ出したいと思っている自分も可愛がってあげよう。

 

そんなコトを感じた。

 

文章化すると落ち着くね。

 

ただの独り言に付き合ってくれてありがとう。

 

これを読んでくれた貴方、貴女、に感謝します。

 

あ、私、元気ですからねー

ただ心がざわついてるだけですからねー

 

ありがとう。

 

すぐ自叙伝アップするよー!

 

 

 

地味なことには味がある。

みなさんこんにちわー!

 

アクセス数減ってる…ってちょっと拗ねてみたらぐーんとまたアクセス数増えててありがたい限りです!

いちいち拗ねたり凹んだりしてんなよっ!って話しですよねー(;'∀')

でもそれも楽しかったりするのです。

 

フェイスブックには優しいコメントも頂いたりしてねー(*´з`)

ほんとにありがたい!(フミフミ!ありがとう~(ToT)/~~~)

 

 

さて。

 

昨日とえーと…その何日か前と…(何日前かは忘れた)2日間かけて

せっせとこんなコトをしておりました。↓

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今年は少し遅くなってしまいましたが~

 

そうです!!

 

地味~に

『味噌づくり』

をしていたのです~

 

味噌づくりをはじめたのは3年前。

今回でまだたった3回目です。

 

一回目は試しに~と思い、ほんの少量。

仕上がり500グラムのお試しキッドを買い、ほんとにちょびっと仕込みました。

味噌は仕込んで6ヶ月で食べられるんだけど、熟成は長い方が絶対美味い!と思い、

ガマンして1年待ちました。

 

でさ~

 

これがまた大成功でほんとに美味かったんだよねー!

自分で作った味噌でみそ汁を作って飲んだらさー

美味しいし、なんだかやたら嬉しいし、ダンナちゃんも喜ぶしー

ですごくハッピーだったんだ。

 

で、去年はもうちょっと量を増やして4キロ仕込んだんだー。

 

500グラムから一気に4キロに増量!

私ってばチャレンジャー。

 

結果。

 

これまた美味い!!

私天才!

(実際→麹と微生物のお陰で私は一年間何もやっていない。)

 

で、今年。

 

またまた一気に大増量!!

今年は13キロ!!!!

 

これね、結構大変よ。

家にある圧力鍋が小さいもんだから、何度も何度も小分けにして大豆を蒸すわけよ。

蒸しあがったら袋に入れて、粒がなくなるまで潰すのよ。

空き瓶で叩いてね。

そしたら塩切麹とよーく混ぜるんだけどー

 

全部終わるまで何回これ繰り返したかなー…

 

味噌づくりって大変なのねぇ。

 

そりゃちゃんと手作りでやっているお店の味噌は高いはずよね。

 

でもね。

 

こーゆーの、めっちゃ楽しいんだよねー!

なんかわかんないけど嬉しいんだよね。

 

一年後、どんな仕上がりかなー?あ!一年後のこの味噌を開ける時って、

私たちなにやってんだろー?

なんて思ったりして。

 

だってさ、今年の味噌を仕込んだ時は今の状況なんて想像しなかったもん。

 

そしてなにより身体にいい!

 

自分のお家にいる微生物くんたちが味噌を作ってくれるんだから、口に合うに決まってるんだよね。

そして身体にいいに決まってる。

 

今年は梅干しにも挑戦するんだー!

 

そしてこれ。↓

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今日はお義母さんとダンナちゃんとそらさんで横浜にある『サカタのタネ』に行ってきたんだー!

 

お義母さんは家庭菜園の野菜もお花もとっても上手に育てる人なんだ。

 

去年あたりから私も土いじりに目覚め、(まだほんのちょっとだけどね)

今年もぼちぼち始めてみましたー!

 

今年はハーブも育てよう!と思い、ハーブの寄せ植え作ってみた。

下はサンチュとスイスチャード。

 

あとはもう少し土ができたらお庭にジャガイモ2種類と

きゅうりとトマト、枝豆、あとはニンジンを植えるつもりです!

植えるんです!育てるんです!

 

 

私の自叙伝を読んでくださってるみなさん。

 

まだ途中ですが…

 

あんな過去がある女がこれですよ。

 

味噌作って~

土いじって~

土鍋で雑穀米炊いて~

圧力鍋で玄米炊いて~

お裁縫して~

身体の調子が悪ければコンニャク湿布して~

ビワの葉っぱで納豆作って~

 

 

……ちょー地味じゃないです?

 

でもさー

これが楽しいんだよねー。

 

この自分の中にある『地味なコトが好き』という事実。

 

ぜんっぜん気付かなかったんです!

ずっと!

ていうか、ぜんっぜん認めようとしなかったんです!

ずっと!

 

『私は華やかよぉ~』『ネオンと酒がないと生きていけないのよぉ~』

 

なんて、思い込もうとしていたんですね。

それのほうがカッコイイと思ってたんですね。笑

うぜー笑

私マジうぜー笑

 

これをきちんと指摘してくれたのはやっぱりこの人でした。

 

仙人ダンナちゃん。

 

『ゆっきぃが華やかだと思ったことは一度もない。』

『割と地味だよね。』

『昭和のにおいがプンプンする』

『おばあちゃんみたいだね』

『お家のこと(家事ね)、すごい好きじゃん』

 

まー

私が卒倒しそうなことをたくさん言ってくれました。

 

その度私はびっくりして、その後大笑い。

 

あははははは!!

ほんとだっ!!!

 

てね。

 

もう大声で

 

『私、地味なコトが好きなのぉ~!!』

 

と言えるようになりました。

 

あー気持ちいい。

 

 

地味なコトには味がある。

味わいがある。

 

地味な食事にも味わいがある。

これを滋味という。

 

玄米も雑穀も全粒粉も高野豆腐も野草も…

 

地味で滋味深い。

 

好きなんだよなぁ…

 

 

あ、もちろん肉も魚もイタリアンもフレンチも寿司もすき焼きも焼肉も…

派手な食事も大好きですよ!

 

派手な、イベント感満載の旅も、飲み会も大好きですよ!

 

でも…

根本に流れる好きは『地味な滋味にあふれるコト』。

 

春はあたたくなってきて嬉しい。

夏は華やかでワクワクする。

秋は少ししっとりして物寂しくて…そこがよい。

冬は寒くて寂しくて、でも空気も日の光も澄んでて綺麗。

切なさがたまらない。

 

こんなコトが感じられるようになったことがほんとに嬉しい。

 

地味。

滋味。

憂い。

 

 

素晴らしい。

 

こんな私のはちゃめちゃな過去。

まだまだ自叙伝も続きます!

 

よかったら読んでくださいね。

 

今日もありがとうございます!

 

私のコト58

みなさんおはようございます!

 

アクセス数が減ってるといっちょまえに凹んだりしてる自分が愛しいです!

自分が書きたくて書いてるのに、やっぱりたくさんの人に『承認』されたい!『読んで面白いと言ってもらいたい!』と渇望してるのが明るみになりますねぇ…

そんな自分も好きです。凹んでますがね。笑

 

それもまた“味わい”。

 

めげずに書くんだもん!

 

読んでくださっている貴方。

 

ほんとにありがとうございます!!

 

では。

つづきいくよー!

 

 

Nさんが『愛美さん』という可愛らしいホステスさんを連れて、Kさんと共に『りお』の店にやってきた。

 

『今日は話しがあって来たんや。』Nさんに言われ、何故か胸がざわつく小娘ゆっきぃ。

 

「なんですかね?話しって?」

 

私が聞くとNさんとKさんはもったいぶって話し始めた。

 

「あんな…ずっと兄弟と計画たててたんやけどなぁ。ぐふふ。」

「ぐふふ。ゆきえが喜んでくれるといいんやけどぉ。」

 

大の男2人が『ぐふふ』と口に手をあて子供のように笑ってる。

ウケる。

 

「ちょっとちょっと!もったいぶらないで教えてくださいよ!」

「ほんまにこの人たちはぁ~。ゆきえさん早く聞きたがってるやないですかぁ!」

 

愛美さんはもうその話しを知っているようだ。

 

「ぐふふ。あんな、兄弟は出身が高知県やろ?知ってるやんな?ゆきえ。」

「はい。しってますよー。」

 

そう。

Kさんは高知県出身。

たまに土佐弁がでるところが好き。

 

「でな、ゆきえが前に高知県行ってみたいって言うてたやろ?な?」

「はい!高知県!行ってみたいんです!」

 

私は以前、Kさんが高知県出身だと聞いて『行ってみたい場所の1つなんです!』と言っていた。

高知県は『お~い!竜馬』という漫画を読んでからずっと行きたかった場所。

 

「ゆきえ。連れていきたいんやけど…どや?」

 

Kさんが遠慮がちに私に言う。

 

「え?連れて行ってもらえるんですか?え?え?」

 

私は純粋に嬉しかった。

高知県に行ける!かもしれないのがほんとに嬉しかった。

 

「そやでー!兄弟はな、ずーっと『ゆきえを高知に連れていってやりたい』って言うてたんやでー。計画をずっと練ってたんやでー。」

 

「そやねん。ゆきえを連れて行きたいんや、ってNちゃんに言うたらじゃ一緒に行こう!って言うてくれたんや。」

 

Kさんはニコニコしながらすごく嬉しそうに私を見る。

 

「だからな、俺と愛美と兄弟とゆきえの4人で行くってことになったんや!ええやろ?

な?ゆきえ!ええやんな?」

 

わー…

なんか面白そう…

この人たちとだったら面白い旅になりそうだなー…

 

「はい!楽しそう~♪愛美さん!よろしくお願いします!」

「こちらこそです!よろしくお願いします!」

 

愛美さんは可愛い笑顔で応えてくれた。

その愛美さんを愛しそうな目でみるNさん。

こんなNさん初めてみた。

 

へー…

結構本気なんだろうなぁ…

Nさん、この子が一番のお気に入りなんだぁ。

 

「ゆきえ。来てくれるんか?よかったぁー!でな、日にちがぁ~…」

 

Kさんは嬉しそうに旅の計画を教えてくれる。

もう日にちも旅館も決まっているみたいだった。

2泊3日の高知旅行。

 

KさんもNさんも結婚して子供もいる。

そしてお仕事もきっと多忙だ。

そんな二人が2泊3日の旅行を計画するのは結構大変なことなんだと思う。

 

出発は2週間後の金曜日。

なので、私も愛美さんも金曜日と土曜日の二日間お店を休むことになる。

 

ママになんて言おうか。

2日もお店を休むのは『りお』に入ってから初めてだ。

 

えーと…

早めに言わなきゃなぁ…

 

なんて考えている時…重大なことを思いだした。

 

あ!!Tさん!!

 

Tさんのコトをすっかり忘れていた!

 

うわわわ…

なんて言おう…

 

今のTさんはほとんど私と一緒にいる。

たまに奥さんと子供のところに帰る日もあるけど、たいがい2日くらいだし

それにどんどん頻度が減っている。

 

高知旅行の日にたまたま奥さんと子供のところに帰る…

なんて、そんな偶然はありえないだろう。

 

どうしよう…

今までTさんをおいて泊がけで出かけたことなんてない。

絶対に何を言っても疑うに決まってる。

 

なんて言おう…

どうしよう…

 

もう行くと言ってしまった。

それに行きたい。

 

あーーー!!

めんどくさい!!

 

なぜ私はTさんの顔色を窺って生活しなきゃいけないんだろう?

こんなはずじゃなかったのに!

こんなことと思わなかった!

 

もういいや。

バレてもいいや。

 

一応嘘はつくけど。

もしバレてしまったらその時だ。

 

私はTさんにつく“嘘”をまた考えはじめた。

 

 

さて。

 

無事に旅行に行けるかな?

 

つーづーくー

 

 

 

 

私のコト57

みなさんおはようございます!

 

今日はお雛祭りですねぇ。

 

そらさんが喜ぶので、藤山家もささやかながらお雛祭りぱーちーを今晩開催したいとおもっております!

 

ちらし寿司…(´・ω・`)

みんな食べるのかな?

 

私はあまりちらし寿司ではテンションがあがらないので今日は手巻きずしです♪

 

てか、この情報どーでもいいですよねー

ですよねー

 

自分で書いててどうでもよすぎて笑けてきました。

 

つづきいきましょーねー

 

今日はどんな話しかな?

 

 

Tさんのヤキモチをなんとかなだめ、Kさんとのことは気付かれずにすんだ小娘ゆっきぃ。

 

そのころのTさんはこの言葉をよく言っていた。

半分ふざけながら。

 

『ゆきえさんのこと縛り付けておきたい。監禁しておきたい。』

 

そのくらい束縛しておきたいらしい。

そのくらい不安になるらしい。

 

まさかTさんがそこまでになるなんて。

私の何がそんなにいいんだろう?

美人でもないしスタイルがいいわけでもない。

 

これはお店で口説いてくるお客さんや、Kさんや、コバ君にも同じことを感じていた。

ずっと。

 

自分で自分の写真を見ても『こいつのどこがいいんだろう?』

と疑問がわくだけだった。

 

でも請われるのは気分がいい。

口説かれるのも(めんどくさい時もあるが)気持ちはいい。

 

その時だけは自分がすんごくイイ女になったような錯覚に陥れるから。

 

でも一人になると写真や鏡をみて『こいつのどこがいいんだろう?』と頭をひねる。

 

そんな毎日。

 

 

私はKさんがあの日を境にどうでるか?いつも気にしていた。

りおママや先輩ホステスさんや他のお店のおねえさんたちに

いろんなお客さんの話しを聞いていたから。

 

“寝た”後、お客さんがどういう態度にでるか?それはもう“寝て”みないとわからないもんで…

 

どうやら人によってパターンがいくつかあるらしい。

 

パターン1 連絡が取れなくなりお店に来なくなる。

パターン2 『俺、あいつと寝たんだよ』と誰かれ構わず言いふらす。

パターン3 プレゼントを渡したり、お金を渡したりしてお茶を濁す。

      (でも同伴はしない。連絡をくれてもなかなかお店に来ない)

パターン4 お店を辞めさせて囲おうとする。(お金持ち&所有欲が強い人パターン)

パターン5 たまに連絡をくれて、たまに同伴、たまにお店に来る。(義理パターン)

パターン6 大事にしてくれて、適度な応援をしてくれる。もちろん“寝た”ことは口外しない。そしてなるべく束縛しない。

 

 

お客さんのとって、ホステスさんを口説いて抱けるかどうか?は一種のゲーム。

(もちろんそんなコトしないお客さんもいますよ。)

“寝た”らゲームオーバー、もしくはステージクリアだと思っているお客さんはパターン1~3の行動に出る。

 

ホステスさんたちは男性のその心理を知っているから、そこをうまくすり抜けてお客さんを引っ張れるか?の応戦をする。

 

でも賭けで?なのか?寝てしまうときもある。

もしくはホステスさんの方がお客さんに『惚れてしまう』時もあるらしい。

 

そんな時、

ホステスさんたちが求めてるのはパターン6。

もちろん私がKさんに求めてるのもパターン6だ。

 

 

でも先輩たちの話を聞いてるとあんまりそのパターンはなさそうだった。

そんな人をつかんだら最高だと言っていた。

 

Tさんは…

 

パターン6だと思っていたけど…

いや、きっと今まで応援してきた12人の女の子たちにとってはパターン6の人だったんだろう。

そしてTさんもそんな自分をかっこいいと思っていたに違いない。

でも今は変わってきている自分に戸惑っている。

 

 

Kさんはどのパターンだろう?

 

このままお店に来なくなったりしたら私はきっと凹むだろう。

でもパターン3でもなんだか辛い。

もちろんパターン2なんて絶対やだ。

Kさんがそんなコトしたらマジで凹む。

 

そんなコトを考えていた。

 

結果。

 

Kさんはたまに電話をかけて来てくれて、なかなかお店に行けない理由をほんとに申し訳なさそうに話してくれたり、『今日あとでお店に行くわー!』と嬉しそうに言ってくれたり、『Nちゃんと〇ちゃん(NさんとKさんの共通の友人)と一緒に食事しよう!その後同伴できるか?』と優しく、そして嬉しそうに言ってくれたり…

 

だった。

 

見事パターン6の人だった。

 

何回かお店に来てくれたり(いつもNさんと一緒に)、何回か同伴もしてくれたり(これもいつもNさんと一緒)アフターに連れて行ってくれたりしたけど、

あれ以来ホテルに誘われることはなかった。

 

でもいつも私を大事にしてくれた。

同伴のお食事中もいつも私に気を使ってくれて、お店での接客中もずっとニコニコ嬉しそうに私のとなりでお酒を飲んでいた。

 

あー…

Kさんがパターン6の人でほんとによかったー…

ラッキーだったわぁ…

 

Tさんにも気づかれず、KさんにTさんの存在がバレることもなく

私は安堵していた。

 

そんなある日。

 

NさんとKさんがまた一緒にお店にやってきた。

1人のホステスさんを連れて。

 

「ゆきえー!きたでー!」

相変わらずの品の悪さ。Nさん。

「ゆきえ♡きちゃった♡」

↑こっちはKさん。笑

 

「わー!いらっしゃいませ!来てくれて嬉しいー!

こちらの可愛い綺麗な女性は?紹介してください!」

 

ほんとに可愛らしい、そして綺麗な女性だった。

女性、というよりも“女の子”という表現の方が似合うような娘。

 

「おう!こいつか?こいつは愛美っていうんや。よろしくたのむで。」

「愛美です♪よろしくお願いします。」

 

可愛らしくてすごく気さく。

純粋そうな笑顔。

私は一瞬で愛美さんに惹かれた。

 

「可愛い方ですねー!ゆきえです。よろしくお願いします!」

 

「ゆきえ!今日は話しがあってきたんや。わざと愛美も連れてきたんやで。」

 

へ?

話し?

愛美さんをわざと連れてきた?

 

「え?なんでしょう?え?なんだろう?」

 

Kさんの方を見ると、いつものようにただニコニコしながら私を見ている。

 

「え?なになに?やだ!ドキドキするやん!」

 

「だいじょうぶ!ええ話しやで!兄弟とずっと考えてた計画なんやでー。なぁ?

兄弟!」

「そやで。ゆきえが喜んでくれたらええねんけどなぁ…」

 

NさんとKさんは嬉しそうに、楽しそうに、話しをする。

 

きっと悪い話しではなんだろう。

 

でも…

何故か私は胸がざわついていた。

 

この後なにかあるな。

 

なんとなくそう思っていた。

 

 

さーて。

 

この後どーなる?

 

つーづーくー

 

 

 こっちも見てってー!

写真と文章見るだけでヒーリング効果あるから!

ほんとだよ。↓

 

center-of-life.com

私のコト56

みなさんおはよーございますー!

 

今日は寒いっ!

寒いけど、欠かさず朝冷水シャワー続いてます!!

 

私えらい!

 

そして、41歳にしてどうしても腹筋を割りたくなり、ほぼ毎日ヨガ&毎日の筋トレに励んでます!

 

腹筋割れるのはまだまだ先と思われますが…(;'∀')

地道に自分の身体を信じてやっていきます!

 

地味&地道なのが人生ですよねぇ~

 

ハタから見たら華やかに見える人も、よくよく知ると地味なことを毎日やってるもんです。

 

私も地味なことを続けるぞー

 

その地味なコトの中にふかーい“味わい”がありますからね。

“味わい”。

いい言葉。♡

 

人生“味わい”の連続ですね♡

 

さて。

私の過去の出来事もすべて“味わい”でございます。

みなさんも一緒に味わってくださったら、こんなに嬉しいことはありません。

 

ではー

今日もいってみましょー

 

 

Kさんと初対面なのにラブホテルに入ってしまい、“寝て”しまった小娘ゆっきぃ。

Tさんが部屋で待っている事をすっかり忘れていた。

深夜、いや、早朝に近い時間にお部屋に戻るとTさんは起きて待っていた。

 

「ただいまー。遅くなってしまったなぁ。ごめんやで。」

 

Tさんはお布団の上で座ってテレビを見ている。

こちらをゆっくりと向く。

 

明らかに怒っている、拗ねている顔。

 

うわ…

やっぱりめんどくさいことになりそうだ…

 

「ゆきえさん。遅かったなぁ…誰?誰といたん?」

 

恐い顔で問いただす。

 

「Nさんやで。アフター連れて行ってもらってん。」

「N?あぁ…あいつか。あの品の悪いやつやろ?ガラの悪い。」

 

あからさまに嫌な顔をする。

私はTさんのこういうところが好きではない。

いや、嫌いだ。

 

「Nなんて付き合わなくてもええやんかぁ。あんな質の悪いお客なんてゆきえさんにはいらんやろ?」

 

私はNさんと飲むのは楽しいし、可愛がってくれててほんとにありがたいと思っている。

品も良くないし、ガラも…どちらかというと悪い。

でも私にとってはありがたいお客さんだ。

それをこんな風に言われるとほんとに気分が悪くなる。

たとえヤキモチだとわかっていても。

でも、ここでNさんを擁護するとTさんはもっとめんどくさくなる。

 

言い返したい気持ちをグッとこらえて私はTさんの機嫌をとる。

 

「そやなぁ。でもママにとっては大事なお客様やし…雇われてる身やからね。

嫌な気持ちにさせてごめんやで。私も一生懸命になりすぎてしまうからなぁ…」

 

これが私の精一杯。

ほんとは謝りたくもないのに、私は謝る。

めんどくさいのが嫌だから。

でも謝っている自分も嫌。

 

「そやでぇ…ゆきえさんはすぐ一生懸命になってしまうからなぁ…

で?どこに行ってたん?どこのお店?」

 

Tさんの追及は続く。

 

「○○っていうラウンジやで。知ってる?」

「○○?んー…知らんけど…大したことない店やろ?どうせ品のない店なんやろ?」

 

Tさんは自分の知らない店の名前を出されると途端に口ごもる。

そして決まって悪口を言う。

こういうとこも嫌い。

でも私はまた機嫌をとる。

めんどくさいから。

 

「そやなぁ。明るい女の子がたくさんおったけど…Tさんには合わんような店かなぁ。」

 

「そやろ?Nが行くような店やもんな。ん?でもラウンジでそんなに遅くまでやってるか?おかしいやろ?こんな時間になるの?」

 

はぁ…

まだ続くか…

 

「うん。けっこう遅くまでお店あけててくれたんやで。ママさんが気ぃ使ってくれてな。で、その後近くのスナックで少し飲んで帰ってきたんや。」

 

私はまだまだ嘘をつく。

こんな嘘はもう慣れっこだ。

 

「スナック?なんて店や?名前は?」

 

もー!

マジでうるさい!

もうとっとと寝かしてくれやー!

 

「名前?忘れてしまったわ。」

「ふーん…。Nだけか?お客さんはNだけやったんか?」

 

きた。

まーここは正直に言うか。

 

「今日初めてのお客さんを連れて来たんよ。私に紹介したいってわざわざ来てくれてな。だからこれだけ付き合ったんやで。」

 

「初めてのお客さん?なんて名前や?」

 

はぁ?!

名前聞いてどうするん?!

知らん人に決まってるやろ?!

この人なんなん?

ほんまめんどくさい!!

 

と、思っていることは隠して、私は冷静に答える。

 

「Kさんって人。建設会社の社長さんやで。」

「ふーん…。なんて会社や?名刺もらったやろ?」

 

うっせー

マジうっせー!

いい加減イラつく。

 

と、思っていることは気付かれないようにまた冷静に答える。

 

「これ名刺。そんなに大きくない会社ちゃう?わからんけど。」

「ふーん…。で?いいヤツやったん?かっこええの?どんな印象やったん?」

 

え?

まだ続くの?

もう寝かせてやぁ…

 

と、思っていることは……もういいか。

 

「まぁええ人やったで。なぁ?Tさん。わかってると思うけど、みんなただのお客さんやで。

Tさんとは違うんやで。そやろ?」

 

私はTさんをなだめにはいった。

毎回こうだ。

私は頃合いを見計らってTさんを持ち上げてなだめにはいる。

これをやらないと永遠に終わらないから。

 

「ほんまに?ほんまか?……ゆきえさん…どんどん人気ものになっていってるから心配になんねん。応援しようと思ってるんやけど、不安になってしまうねん。

嘘ついてへんやんな?ほんまやんな?」

 

すごく悲しそうな不安そうな顔で私に問いかける。

やっと本心が出て来た。

 

嫌味言う前にはよ本心言えや!

 

なんてコトは言わずに、私は淡々と嘘をつく。

 

「嘘なんかついてへん。ほんまのことやんか。Tさんは別やろ?

特別やろ?心配なんかせんでもええやんか。いつも一緒におるやん。

なんで不安なん?どうして?」

 

わー…私もよく言うわ。

嘘嘘嘘嘘。

嘘ばーっかり。

あんまり嘘つきすぎて、全てほんとのコトのように思えてくる。

でも嘘は嘘。

 

「ゆきえさんのコト好きすぎて…ずーーっと縛って監禁したくなってくるんや。」

 

こわっ!

 

「なぁ~に言ってんのぉ~♪そんなんせんでも一緒におるわぁ♪」

「うん…そやな。いつもごめんやで…でもわかってや…不安やねん。」

「うんうん。わかった。Tさんが不安にならへんように私も気を付けるからな。

な?もうええやろ?わかったやろ?」

 

さ。

ようやく終わりそうだ。

 

「うん…わかった。眠いのにごめんやで。」

 

そうそう!

もう眠いのよー!

 

「もう寝よか?大丈夫?」

「うん…寝よう。ゆきえさん、ゆっくり寝てや。朝起こさないように出かけるから。

気にせんでええからな。」

「うん。わかった。おやすみな。」

 

やっと終わった…

そしてやっと眠れる。

 

Tさんはヤキモチをやくと決まってその後私の身体を求める。

不安をかき消すように。

 

でも今日はそれはほんとに嫌だった。

 

なんとか免れた。

 

次の日、Tさんは言った通り静かに出かけていった。

私は午後までゆっくり眠った。

 

 

後日。

 

NさんとKさんからある提案をされる。

 

その提案でTさんとの関係があやうくなる出来事がおこる。

 

さて。

どんな提案?

どんな出来事?

 

まだまだ修羅場るよ~

まだまだ私は嘘をつくよ~

 

気になる?

 

つーづーくー

 

 

私のコト55

みなさんおはよーございますー!

 

只今、車の運転絶賛練習中のゆっきぃでーす!

 

ずーーーっとペーパーでした。はい。

 

なぜかというとー

 

運転のセンスが全くない!と“思い込んでいた”からです。

18歳で免許をとり、その後すぐに軽の中古車を購入し、

20歳寸前の頃事故をして車をぶっ壊し…

 

その後、これから自叙伝にも出てきますが、Tさんに車を買ってもらいちょこちょこ運転してましたが…

 

それからはまーーったく。

運転できたら楽しいだろうなぁ…とはずっと思ってたんですよ。

 

でもね、藤山家にいらした方ならわかると思いますが、家の前の道がすんごくせまいんですね。

しかも急な坂!!

 

こりゃ運転もっと遠ざかるでしょ?(-_-)

私には無理って思うっしょ?(-.-)

 

しかしですね、今回はもう逃げられない事情ができましてね。

それに“運転のセンスがないと思い込んでいる私”のワクもぶっ壊しちゃいましょう!ってことで始めてみたんです。

 

ダンナちゃんが隣に座ってとても優しく教えてくれるんです( *´艸`)

 

車の運転を通してみえてくること多数。

すんごい良い体験してます!

 

逃げられない事情について&すんごい良い体験については近々またアップしますね。

 

 

さーて。

昨日『このブログ、映画化されたらいいのにって思います。』なんて言葉をとある方から頂いて、かーなーり調子に乗っています。笑(ありがとね♡)

調子に乗るのって大事♡

 

続きいくよー

 

初めて会うお客様、Kさんに『惚れてもうたわ』と言われ久々にきぶんが良くなる小娘ゆっきぃ。

Nさんに色付きドンペリ(ピンドンともいいます。ピンクのドンペリね。)を三本もあけてもらい、ますます気分が良くなる。

 

Nさんに『わーー!ありがとうー!』と言いながら抱き着いたその時。

 

Nさんが私の耳元でこうささやいた。

 

 

「兄弟のこと頼むで。兄弟の誘い、断ったらあかんで。」

 

 

低い声。

酔ってる人とは思えないほどの真剣さ。

 

Nさんのこのささやきに私は一瞬たじろいだ。

 

 

「ゆきえ。わかったな。頼むで。」

 

ダメ押しにもう一回。

 

私はたじろいだことを悟られないように明るくこう言った。

 

「任せといてください♪わかってますってー♪」

 

 

『兄弟のこと頼んだぞ。』

『兄弟の誘い断ったらあかんぞ。』

 

この時の私は『わかってますってー』と答えたけど、

ほんとにはまだよくわかってなかった。

 

ただ、Nさんが真剣に私に言っていることだけは察した。

私が何か粗相をしたら、Nさんの顔にドロを塗ることになる。

それもわかる。

 

誘い…

誘い…?

 

へ?

まさか…?

そーゆーこと?

 

あー…

そっかー…

 

私はなんとなく理解した。

 

この後におこる展開をなんとなく理解した。

 

ピンドンをたらふく飲み、その後高い赤ワインのボトルもあけてもらい、

私はしたたかに酔った。

 

この後の展開がわかっても全然嫌じゃなかった。

 

Kさんは優しいし、Nさんは面白い。

お店の女の子たちもみんな明るく楽しい。

久しぶりにすごく楽しいアフターだった。

 

気付けばもう午前2時。

お店をでて、Nさんにお礼を言う。

 

「ほんっとにごちそうさまでしたー!んもうっ!Nさん大好きぃ~♪」

「ゆきえ!今日お前になんぼ使た思うねん!大好きいらんわー!」

「あははは!もっと使てもええんよー♪」

「いらんわ!はよ行けや!兄弟!ゆきえのコト頼むでー」

 

Nさんはお気に入りの女の子と帰って行く。

きっと彼女だろう。

 

Kさんは私をジッと見てこういった。

 

「ゆきえちゃん。行こか?」

 

私は何も考えず、すぐにこう答えていた。

 

「はい。」

 

 

Kさんは私の腕を自分の腕に絡めさせた。

 

Kさんはたまに私の顔をニコニコしながら見る。

私もニコッと返す。

 

無言のままそんなコトを繰り返しながら歩く。

 

 

ラブホテルが見えてくる。

 

Kさんはニコッと笑いながらこう言った。

 

「ゆきえちゃん。ええか?入るで?」

 

なんの躊躇もなく私は応える。

 

「はい。」

 

 

私はKさんとラブホテルに入った。

 

今日初めて会ったお客さんとラブホテルに入った。

 

ほんとになんの躊躇もなかった。

べつにKさんを好きになった訳ではない。

それにさほど羽振りが良くもなさそうだし。

 

好感はもった。

『惚れてもうた』の言葉にキュンときたのも事実。

でも、そんなことでホテルに一緒に来るなんてどう考えてもおかしい。

 

でも私はKさんと一緒にラブホテルに入り、そして、抱かれた。

 

KさんとのSEXは…

 

全く良くなかった。

 

終始優しいのは変わらなかったが、残念なことに全く気持ちよくなかった。

 

「ゆきえちゃん。えーと…、これからはゆきえってよんでええか?」

 

照れ臭そうに言ったKさんは言う。

 

「いいですよ。♡」

「ありがとう!今日はほんとにありがとう!ゆきえー大好きやでー♪

大事にするからなー♪」

 

Kさんはとても嬉しそうだった。

 

私は…

 

いったい何がおこっているのかよく分かっていなかった。

 

なぜKさんに抱かれたのか?

どうして会ったばかりなのに一緒にホテルに入ったのか?

Nさんにプレッシャーをかけられたのは事実だけど、別にそれにビビッてKさんに着いてきたわけではない。

毎日のようにいろんなお客さんに口説かれて、でも、りおママに『ホステスは口説かれてなんぼなんやで!でも簡単にヤラせたらあかんのよ!』と言われてたのを守り、なんとかかわしてきていたのに。

 

なぜKさん?

 

これって“枕営業”になんのかなぁ?…

こういうのが“枕営業”っていうのかなぁ?…

 

こんなことを酔った頭で考えていた。

すると、ふと麻美さんのことが浮かんだ。

 

麻美さんはこうやってお客さんを掴んでるんだろうなぁ…

わりとすごいコトやってるんだなぁ。

 

SEXをしたからってお客さんを掴めるわけではない。

逆に“寝て”しまったから離れられるってコトも多々あると思う。

お客さんは“口説く”のを楽しみに来てる面もあるから。

 

麻美さんはこの後どうやってお客さんを離さないようにするんだろう…?

 

そして、私と“寝た”Kさんはこの後実際どんな行動に出るんだろう?

 

不思議なことになんの後悔も罪悪感も全くなかった。

 

 

ふと我に返る。

 

えっ?

もう3時30分?!

 

「Kさん!時間大丈夫なんですか?明日お仕事ですよね?あれ?奥さん怪しんだりしません?大丈夫ですか?」

 

「ゆきえ。優しいなぁ…。ありがとうな。奥さんは…だいじょうぶやで。

ていうか…ゆきえに奥さんの話しはしたないけどな。じゃ…そろそろ帰ろうか?」

 

Kさんのことを心配したふりをしたけど、ほんとの心配は違った。

 

すっかり忘れていた。

 

Tさんがお部屋で待っていることを。

 

ヤバい。

こりゃこの後めんどくさいことになりそうだ。

 

Kさんはタクシー代と言い、2万円を私にくれた。

 

「いや、これめっちゃ多いです。こんなにかかりませんよ。笑」

「ええねん。なんか服でも買うて。また食事でも誘うからな。今日はほんとにありがとう。嬉しかった。」

 

嬉しそうに帰っていくKさん。

 

あんなに嬉しそうならこれはこれでよかったんだなーと思う。

 

タクシーに乗り込み、部屋に帰り着くまでの間Tさんになんて言おうか考える。

 

Tさんはものすごくヤキモチを焼くようになっていた。

以前よりもかなりヒートアップしたヤキモチの焼きようだった。

私が同伴やアフターに行くお客さんのことは全て把握していないと気が済まない。

私のことを応援するといいながら、Tさんがお客さんを選り好みして、危なそうなお客さん(カッコイイお客さんや私が惹かれそうなお客さん)は『切れ』と言うようになっていた。

普段ヤキモチをやいていない時は全く問題なく、いつも優しい人だったけど

一旦ヤキモチを焼き始めるととことんめんどくさかった。

 

今Tさんは新しいお部屋を探していて、もうほとんど決定の物件を見つけてきていた。

すべて私のために動いてくれている。

 

お部屋を借りてあげるということは、イコール本腰入れて私に投資するということ。

その行動をおこして、そして裏切られたらどうしよう?という思いがTさんを不安におしやっているみたいだった。

 

私は?というと…

 

全てが他人事のようだった。

 

『部屋を借りて欲しい』とお願いしたわけでもないし

『応援してほしい』とこちらから言ったわけでもない。

 

Tさんが勝手にやっているとしか思えなかった。

 

もちろんありがたさも、ある。

 

でも、勝手にやって、勝手に不安を覚えて、勝手にヤキモチを焼いてるという風にしか感じられなかった。

 

 

Tさんになんて言おうかな…

 

ちょーめんどくさいなぁ…

 

またヤキモチやいてめんどくさいこと長々と言い出すんだろうなぁ…

 

Kさんと寝たコトになんの罪悪感もない、裏切ったとも思っていない私は

これから始まるTさんとのやりとりにめんどくささしか感じていなかった。

 

はぁ~…

 

やだなぁ…

 

気が重いままお部屋に帰る。

 

Tさんがお布団の上に座ってテレビを見ている。

寝ないで待っていたのだ。

 

「ただいまー。遅くなっっちゃた。ごめんね。」

 

 

さーて。

Tさんはどう出る?

どんなめんどくさいこと言うのかな?

 

つーづーくー

 

 

こっちも見てってねー♡

何かピン!とくるかも?♡

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