いやぁ~…
なかなかな一週間でしたねぇ…
大変化の時ですから、そりゃ当たり前っちゃあ当たり前なんですがねぇ…(;'∀')
月曜日、そらさんは多少引きつったかに見えた笑顔で小学校に「いってきまーす!」と入っていきました。
その記事こちらです。↓
そこから土曜日まで、私たちはそらさんの様子を知る由もありません。
毎日「どうしてるかな~」「楽しんでるかなぁ~」「泣いてるかなぁ~」「いや、案外ケロッとしてるんじゃないかな~」などと、夫婦で想像するしかありません。
そらさんがいない毎夜、毎朝、日中…楽ではあるけど、いままでいた存在がいないことに慣れなくて、なんだか心が落ち着かない日々を過ごしておりました。
それは言葉にしちゃうと「淋しい」になるのかもしれないけど、なんだか手持無沙汰というか、ほんとにただ「慣れない」という言葉がぴったりくるような時間でした。
水曜日。
夜、亮一さんと二人であーだこーだ話しながら、楽しくお酒を飲んでいる時、突然TELが鳴りました。
時刻は夜9時。
非通知の番号から。
「えっ?!」
ドキッとしながらTELをとる。
「あのぉ、藤山さんのTELですか?」
寮母さんからだった。
「はい!そうです!」
もードキドキ。
「そらちゃん、テレホンカードもTEL番号も持ってきてなくて…」
「あー!そうなんです!すいません!」
寮ではお家にTELをかけて良い時間帯があります。
そして硬貨かテレホンカードでかけられる公衆電話が一台、寮の入口に置いてあるんです。
もしかけるようなら、硬貨、またはテレホンカードを持参して、TEL番号とともに寮母さんに預けるという決まりになってます。
が…
そらさん、公衆電話なんてかけたことないし、学校に行くときの荷物の説明すらも全然聞かなかったので(よくわかってないからね)、今言っても全く聞く耳持たないだろうと踏んで、あえて持たせなかったし、TELの説明すらもしなかったのです。
そして、家にTELなんてかけないほうが案外すんなりと寮に慣れちゃうんじゃないか?なんつー思いもありました。
「それで、そらちゃんがどうしてもママに言いたいことがあるって言ってるのでかけました。かわりますねー。」
おおっ…
こりゃ泣いてるやつだな…
対面に座っている亮一さんも心配そうな顔をしております。
「そらちゃん?」
「うえっ…うえっ…マッ…ママ、うえっ」
うひゃーー!
号泣!!
「どうしたの?そらちゃん?泣いちゃった?」
「うっ…うんっ、ヒック!うえっ、あのね、うえっ、ママ、うえっ…」
すんげー泣いてる…
「うん!どうしたの?」
「あのね、うえっ、恐竜の卵ね、うえっ、木曜日に水につけるって言ったでしょ?うえっうえっ、でもね、金曜日の方が、うえっ、うえっ、いいんじゃないかと思うよ!うえっうえーん!」
きょ、恐竜の卵の話し…
解説します。
お水につけておくと、48時間後に卵の殻が割れ始めて72時間後には完全に生まれるというおもちゃがあって、学校から帰ってきたころには生まれるようにお水につけといてあげると約束をしておいたのです。
それを!を!
どうしても伝えたいことがあると泣きながら寮母さんに言った…という状況。
「わかったよ!うん。わかった!金曜日ね!」
「うぅ、うん。ヒック。じゃぁヒックね。うえっ、バイバイ。」
ええっ?!
そんなに号泣でTELかけてきたのに、もう切るの?
「えっ?もういいの?ちょっと待ってー!どう?元気?そらちゃん?
そらちゃんのこと、大好きだよーー!!」
するとそらさん、泣きに拍車がかかりました。
「うえっ、うえっ、うえーーん!!そらちゃんも、うえっ、ママのこと、うえっ、大好きだよー。うえーん!」
その後亮一さんともかわり、少し話し、(すぐに「ママに変わってくれる?」と言われ苦笑いしてましたが。笑)泣きながら切りました。
おぉ…
こりゃ、割と毎日泣いてるのかも…
しばらく私も亮一さんも胸がざわつき、心配の波がやってきたんだけど…
そこはアレです。
「まー、今心配したってしょーがねーや。」
そんな二人でございます。
そしていよいよ土曜日。
通常の登校日程だと金曜日のお迎えですが、今週は土曜日に『入学を祝う会』(いわゆる入学式です)があったので、土曜日にそれに参加してから帰宅という日程でした。
始まって早々に5泊という試練。
さて、そらさんはどんな顔で出迎えてくれるんだろう?
泣くかな?
案外ケロッとしてるのかな?
抱き着いてくるかな?
はい。
こんな顔でした。笑
多少疲れてるように見えるけど、とっても良い笑顔。
「ママー!」と言いながら抱き着いてはきたけど、すぐに
「寮はこっちからも行けるんだよ!」とタタ-ッとたくましく学校の経路を案内してくれるくらい元気!!
生き生きと動き回るそらさんをみて、あぁ、眩しいなぁ…と思ったのです。
入学を祝う会ではみんなの前で一人一人自己紹介。
まぁまぁなおめかしで登壇?
大きな声で名前を言えてました。
「なぁ~んかよかったねぇ…」
「割と平気でホッとしたねぇ…」
亮一さんと二人で祝う会の最中、呑気に話しておりました。
あぁ…よかった…
なんだか案外すんなりスムーズにいきそうだなぁ…
そらさん、もっと泣いたりするのかと思ってたなぁ…
私はこの時もんのすごくホッとして、そしてすんごくのんびりとした気持ちでおりました。
えぇ…
この時までは…(-_-)
ちょっと長くなりそうなので②に続きます~