藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

私のコト㊺

みなさんおはよーございますー!

 

昨日の私のざわつき。

 

見事に今日も続いております!

ばんざーい!ばんざーい!!

 

中心軸が定まらず、ちょっとフラフラです。

あ、心が、ですよ。

 

ここ数年、今まで持っていた“価値観”がガラガラと崩壊していて、

その都度びっくりしてどうやって立っていたらいいかわからない状態が何度もあったんですね。

何度も何度もそんな状態を味わったので、もう慣れっこだーなんて思ってたりしたんですよ。

たしかに慣れた面もあるんですがね。

 

で、今またそんな状態。

 

“思い込み”や“刷り込み”がまだまだまだまだあるんだなーと実感しております。

 

今まで訳も分からず信じて来た“価値観”が『親からの刷り込み』や『学校の先生からの刷り込み』や『世間一般常識という曖昧なカテゴリー』だったーとわかってしまった時の衝撃。

ガラガラとやみくもに信じていた“価値観”が壊れていく怖さ。

 

そんなコトを何度も繰り返していたので、今回のはもう慣れたもんなんです。

でもね。

やっぱり定まらないのは“嫌”だったりするんだよねー

慣れても“嫌”は“嫌”だよね。

 

“嫌”も“定まらないと思っている”のも“崩壊してる気がする”のも

全部味わうぞーー!

私の尊い経験だもん。

そうだもん。♡

 

 

前置き長くなっちゃった♡

 

続きいくよー!

 

 

コバ君という存在がいるということをTさんに隠してしまった小娘ゆっきぃ。

Tさんにバレないうちにコバ君との関係を解消しなければ…と思い、

少しめんどくさくなってくる。

 

Tさんは私の応援に本腰を入れ始め、部屋を探し始めた。

そしてほぼ毎日私と一緒にいるようになった。

 

お店が終わるとアフターがない日は一緒に飲みに行き、一緒に帰る。

アフターがある日は終わるまでどこかで飲んで待っているか、先にお部屋に帰って待ってたりした。

 

朝?昼?頃起きるとだいたいコーヒー屋さんに出掛けてていない。

でも私が起きるくらいの時間に帰ってきて、私をコーヒー屋さんに誘う。

お昼ご飯をどこかに食べに行き、その後しばらくするとパチンコとサウナに出掛けて行く。

私が同伴の約束がある日はそこで別れ、同伴の約束がない日は夕方待ち合わせて

食事をして同伴する。

 

お店が終わるころまた連絡が入り…

上記に戻る…

 

ミナミのお店はだいたい土曜日もオープンしていて、私はそのころ週6で仕事をしていた。

日曜日が唯一のお休みだ。

 

その唯一のお休みの日もTさんは私と一緒にいた。

 

ほぼずーーーっと一緒にいる。

 

コバ君とはTさんがパチンコやサウナに行った時や、同伴前の少し空いた時間に連絡をとったりしていた。

そしてたまにTさんが奥さんと子供のところに帰っていくときに会ったりしていた。

 

なんとかしなきゃな…

でもな…

“別れる”とかってエネルギーいるよなぁ…

 

めんどくさくなってる私はついつい先延ばしにしていた。

 

そんな毎日をおくっていたとある日。

コバ君から連絡がはいる。

 

「ゆきえー!たまにはゆっくりデートしようやー!全然デートしてへんやん!」

 

あー…

デートねぇ…

Tさんずっといるなぁ…どーしよ。

 

「うん。そやねー。えーと…じゃ、今度の日曜日にデートしよか?」

 

あぁ…

なんとなく言ってしまった。

Tさんになんて言おう…

 

「ほんま!!嬉しいーーっ!じゃ日曜日な!やったーー!」

 

もんのすごい喜んでる…

ははは…

 

さーて。

Tさんにはどう言うか。

 

このころのTさんはすごく疑り深くなっていた。

ヤキモチも相当焼くようになっていた。

そしてそんな自分にすごく戸惑っていた。

自分の気持ちがコントロールできなくなる経験が初めてなんだそうだ。

 

あー…

下手に言うとすぐ疑うなぁ…

めんどくさー…

どーしよ…

 

その日の夜、お店が終わってTさんと飲みに行った。

 

言わなきゃなー…

 

「あんなTさん。今度の日曜日なお友達と出かけることになってん。

だから一緒にいられへんのやけど…。」

「お友達?誰や?ゆきえさんがお友達と出かけるなんて今まで聞いたことないで!

誰なん?」

 

確かに…

私はお友達がほんとにいない。

滋賀県で働いていたときの大好きなお友達はいるけど…

そんなに会ったりはしていない。

 

えーと…

これヤバそうだな…

 

「え?バーに勤めてた時のお友達やで。最近Tさんとばっかりおるからな。

たまにはええやろ?」

「ええよ。ええけど…なんかおかしいな。それ誰や?どこに行くん?」

 

わー…

ちょーめんどくさー…

 

「わかれへんけど…焼肉は食べに行くと思うわ。あとは決まってないで。」

「じゃあその焼肉屋さん教えてくれる?なんもやましいコトなかったらええやろ?

俺こっそり見ててもええやろ?なんならそのお友達に紹介してやー。」

 

うわうわうわ…

ヤバい…

Tさんは本気だ。

絶対本気で焼肉屋にも来る。

 

「いや。そんなんせえへんでもええやろ?なんでそこまでするん?」

「なんでしたらあかんの?おかしいやろ?」

 

「んーーー…はぁ…

別にお休みの日にお友達と会ったってええやろ!!」

 

あ!

ついめんどくさくなって怒ってしまった!

これじゃ絶対嘘がバレる!

 

「ゆきえさん!!絶対嘘ついてるやろ!!男やろ?!そうやろ?!

ほんとのコト言ってや!!」

 

はぁ…

やっぱりダメか…

もうめんどくさいし、なんだか腹も立つし(←逆切れ)ほんとのコト言っちゃおうっと。

 

「はぁ…ごめん。嘘ついてた。日曜日に別れ話しようと思って約束したんや。」

「もーーーー…前言ったやん!!待つよって!別れるまで待つって言ったやん!!

なんで嘘つくん?!なんでなんっ?!!」

「ごめんな。もう付き合ってるって感じやなかったし、Tさんにわからんうちに

ちゃんと別れよう思ってたんやで。でも嘘ついてたのはごめんやで。」

「はぁ~……。ほんまに?ほんまに別れるん?」

「それはほんまやで。ちゃんと日曜日に言おうと思ってる。」

「うん…わかった…。なんか不安やわ。はよお家帰ろ。な?」

 

Tさんはものすごく不安そうな顔をして私の身体を抱きしめて歩く。

 

へー…

不安なんだなぁ…

私の何がそんなにいいんだろう?

Tさんもコバ君も。

変なの。

 

そして土曜日の夜。

Tさんはますます不安そうな顔をしながら私の部屋にいた。

 

「ゆきえさん…明日大丈夫?言えるん?」

 

私は、長い期間私を支えてくれて、どんな時でも私の味方でいてくれたコバ君に

別れを告げなきゃいけないコトに胸が痛んでいた。

過去に一度別れを告げているにも関わらず。

 

コバ君はきっとすごく悲しむだろう。

想像するだけで泣きそうになる。

 

私はTさんを選ぶんだ。

“好き”だから選ぶわけではない。

Tさんといた方が“有利”だと思うから選ぶんだ。

 

じゃあ果たして“好き”なのはどっちなんだろう?

 

Tさんとコバ君。

 

どっちなんだろう?

 

そんなコトを考えている事をTさんに悟られないように

私はたくさんお酒を飲んだ。

酔っぱらってふざけていた。

 

「だーいじょーぶに決まってるやろー♪Tさんのコト大好きやでー♪」

 

抱きついてキスをする。

ほっぺや唇やおでこにたくさんキスをする。

 

「なー?こんなに大好きやねんでー♪」

 

私は好きでもない人にこんなコトができるんだ。

私はまた私に嘘をついていた。

 

その時。

電話が鳴った。

 

こんな夜中に?

 

きっとコバ君だ。

 

Tさんの顔を見る。

こわばった固い表情。

 

「はよ出なよ。」

 

ドキドキしながら電話に出る。

 

「もしもし?」

 

「あー!ゆきえー?俺俺ー!」

 

嬉しそうなコバ君の声。

 

ドッキンドッキンと鳴る胸。

Tさんのますますこわばる顔。

 

さーて。

 

このあとどーなる?

 

つーづーくー

 

私のコト㊹

みなさんこんにちわー!

 

今朝の冷水シャワーも大騒ぎでした!

いやー冷たいわー

 

そうそう。

 

昨日の夜くらいから私の心はざわついております。

もうね、ざわざわざわざわするんだよね。

これが嫌でねぇ。

 

あー

私ざわついてるんだなー

と気付く。

 

でもざわつきは治まらない。

 

このざわつきの理由はなんだろう?

 

次に理由を探しだす。

 

そりゃもういっぱい理由は出てきます。

理由なんて探そうと思えば思うほどでてくるんだよね。

 

一通り理由をあげていって、うん。と頷く。

 

どの理由も合ってるけど合ってないんだよね。

 

ただ“ざわつきがある”だけなんだよねー。

“ざわつく感覚がある”だけ。

 

“理由”というストーリーを展開させるのはたやすいんだな。

いくらでも瞬時に展開させられる。

いろんな方向に。

 

でもね、本当の経験は“ざわつく感覚”があるってだけ。

それをじっくり見ていくと、ただ胸のあたりがキュッとなってるだけなんだよねー

ただそれだけ。

 

そしてそれも“味わい”なんだよねー

 

はぁ。

『ざわつくの嫌だ』っていう“経験”ができて尊いなぁ。

私しかこの体験できないもんなー

やったー!

 

なーんて。

たまにはスピっぽい感じで書いてみたりして。

でもこれ真実。

これしかないんだ。

 

ってなコトをりょーいちさんもお話しするんですよー

動画編集なれてないので多分時間かかると思うけど、

動画もアップするんでみてくださいね!

 

あとこっちもよかったらみてね♡

 

center-of-life.com

 

さーて。

 

続き続きー

 

きほさんと無事対面を果たした小娘ゆっきぃ。

夜の世界の人たちの面白さに気づきはじめ、もっといろんな女性に会ってみたい!

もっといろんなお店を見てみたい!という欲求が湧いてくる。

 

 

きほさんと会って話した後、いつもよりも接客が楽しかった。

 

あーこの世界って面白いんだなー

 

そう感じた。

多分少しだけ視野が広がったんだと思う。

 

もっと見たい!もっと知りたい!

 

どんな女性がどんな思いで働いているんだろう?

そしてどんな接客をしているんだろう?

そしてお客さんである男性はどんなコトを思ってこのミナミに来るんだろう?

 

あー知りたい!

 

私は急激にその思いが強くなるのを感じていた。

 

そしてその思いを実現するにはTさんがそばにいるのはとっても好都合だ、と

ことさら強く思えてきた。

 

Tさんにそばにいてもらおう。

せっかくこういう状況になったんだからTさんを利用しよう。

他のどんなお客さんより絶対好都合だ。

うん。そうだ。

 

その日、お店が終わるころTさんから連絡が入った。

 

「ゆきえさーん!今日アフターある?ないならどっかで飲んで帰ろー♪」

 

相変わらずのノリだ。笑

 

Tさんの指定したお店に着く。

 

美味しそうな匂いの漂う韓国料理屋さん。

こじんまりしている店内にお客さんはいっぱいだった。

 

「ゆきえさーん!辛いの好きやろ?絶対ここは気に入るでー♪」

 

ほんとにいろんなお店をしってる人だな。

 

「Tさん。きほさんあの後なんか言ってたん?」

「ゆきえさんのコト気に入ってたで!なんかわからんけどな、ゆきえちゃんなら仕方がないって何回もいってたで。」

「へー…なんでやろな…全然わからへんわ。なんでなんかな?」

「俺もわからんわ。笑 でも、ゆきえさんやからやろなー♪」

「そっか…ってぜんぜんわからんって!」

「あはははは!でなゆきえさん…」

 

Tさんがまた急に神妙な顔になる。

 

え?

まだなんかあるの?

なに?

胸がドキッと鳴る。

 

「あんな、ゆきえさん。俺な、ゆきえさんのコト本気で応援したいし、何度も言うけど

本気で好きになってしまったんや。もう毎日戸惑ってるんや。」

「え?うん…そうなんやね。ありがとう。」

「でな…ゆきえさん。確認なんやけど…ゆきえさん、男おらんよな?」

 

えっ?!

男?!

 

あっ!あっ!あーーー!!

コバ君っ!!!

 

どうしよ?!どうしよ?!

 

焦ってるのがバレないように冷静に答える。

 

「いないで。おったらTさんを家に泊めへんやろ。」

「ほんまか?もしな、もしおったらな、切れるまでいつまでも待つから。

正直に言って欲しいんや。ゆきえさんが『切れたでー』ていうまで待機してるから。

ちゃんと言って欲しいんや。」

 

うーむ…

どうしよう…

 

コバ君とは週に一回くらいのペースで会っている。

ほんの数時間だけど。

そしてたまーに泊まりに来る。

TELはちょいちょい。

これは付き合ってる状況なんだろうか。

 

どうしよう。

正直に言うべきか。

うーん…

 

私は気付くとこう答えていた。

 

「だーかーらー、おらへんって!男なんておらんよー!」

 

嘘をついていた。

 

「そっか。ならよかった。嘘やないねんな?ほんまやな?」

 

Tさんは何度も聞いてくる。

私はなんども嘘をつく。

 

ちょっとだけ胸が痛い。

 

帰り道、Tさんがいう。

 

「ゆきえさん。引っ越そうか?もっとミナミに近いところに引っ越そうよ。

俺探しておくしな。なんか希望ある?間取りとか場所とか。言うてや。」

 

Tさんは私への応援に本腰を入れ始めたらしい。

 

「え?ほんまに?ありがとう!場所はよくわかれへんから任せるわ。

間取りは…二部屋あったら嬉しいかな。」

 

嘘をついてるにも関わらず私もよく言うもんだ。

 

「わかった!二部屋な!日当たりは良い方がいいな!あとは~和室があって、

ゆきえさんとその和室でほっこりするのもええなぁ♪」

 

Tさんは嬉しそうに新しいお部屋のことに夢中になる。

 

さて。

コバ君のこと、どーしたもんか…

Tさんにバレないうちになんとかしなくては…

 

 

そう思っている矢先、何かがおこります。

 

さーて。

修羅場かなー

 

つーづーくー

私のコト㊸

みなさんこんにちわー!

 

そうそう。

昨日書かなかったんですが、金曜日に無事に『藤山亮一さんと話そうの会』開催されましたー!

 

1人来られなくなってしまったので、結局参加人数は4名でしたがー

私的にはとっても良い時間になりました。

(ご参加くださった方もそう思っていてくれるといいなぁ。)

 

りょーちゃんにとってもすごく刺激というか、次へのモチベーションというか、

えーと…なんて言ったらいいのか、『次はこうしたいなぁ』という思いが湧いてくる

きっかけになったようです。( *´艸`)

 

動画の編集が済み次第、こちらにアップしていきますのでご興味ある方

待っててくださいねー

 

ほんとに来てくださった方のお陰です!

そして提案してくださったKさんのお陰です!

ありがとうございます!!!

 

なんだか楽しい時間だったなー

 

 

さーて。

『連ドラのようで次が気になりますね。笑』なる感想を

昨日頂きましたー!やったー!

さっそく続きいきましょー

 

 

Tさんから『今日きほさんがお店に私に会いに来る』という話しを突然聞いた

小娘ゆっきぃ。

携帯電話をポッキリと折ってしまった女性が私に会いに来るというコトに

ビビりはじめる。

 

「え?!きほさんが今日りおのお店に来るの?いつ?」

「そうやねん…多分ゆきえさんと同伴で一回お店に入った後、きほさんのお店に迎えに行くことになるわ。」

 

きほさんはTさんと10年以上の付き合いになる女性。

Tさんが応援していた12人の女性のトップみたいな人。

 

きほさんが夜の世界に入ったばかりの頃に知り合って、すぐに応援しはじめたらしい。

“応援”って具体的にどんなコトをしたの?と以前聞いたことがある。

きほさんは最初から『自分のお店を絶対持つ!』と決めていたらしい。

それがヒシヒシと伝わってくるくらい頑張り屋さんだった。

具体的には

宗右衛門町に通いやすい場所に部屋を借りてあげる。

その家賃と光熱費と少しのおこずかいとノルマに足りないときやお客さんと約束がない日の同伴を助ける。

あとは応相談。

きほさんが働いて得たお金は自分のお店を持つための資金として貯めること。

 

あとはTさんの人脈で使えるものがあればいくらでも紹介するよーと伝えていたんだそうだ。

 

そしてきほさんは見事に自分のお店をオープンさせ、もう5年になるらしい。

そしてお客さんがいつもいっぱい、女の子も居心地がいいらしく辞めない。

話しを聞く限りとっても良いお店。

Tさんの応援を無駄にすることなく、ガッカリさせることなく、ほんとに頑張りつづけたんだ。

 

Tさん曰く、「もう自分のお店も持ったし、繁盛してるからお金にも困らないんだから俺はもういいだろうと思うんだよー」。

 

いやいや。

きほさんは絶対Tさんを離したくないはず。

お店をもったら尚更相談に乗ってくれる、そして信用できるTさんのような存在が欲しいはずだ。

 

そんな頑張り屋さんで、気が強い(相当気が強くなきゃできないよね)きほさんが私に会いに来る。

 

今までどんなに誰が言っても携帯電話を持つのを拒否し続けたTさんが携帯電話を持ち始めた。

それも最近会ったばかりの小娘の為に。

そしてその子にしか番号を教えないと言い張る。

 

こりゃ相当気分悪いよなぁ…

どんなコト言われるんだろう…

やだなぁ…

 

「ゆきえさん、きほさんにはちゃんと言ってあるからね!俺が!俺の方がゆきえさんにメロメロになってしまったんだ!ってちゃんと言ってあるから!大丈夫!!」

 

なにそれ…?

それ全然大丈夫じゃないでしょ?

はぁ…

 

「うーん…あ、ありがとう…でも…なんか怖いなぁ…」

「大丈夫!ゆきえさんに会ったら絶対納得するから!」

 

えー…

説得力ゼロだよ…

 

お店に行くのが気が重い…

 

気が重いままTさんとお店に到着。

 

しばらくママと私とTさんで飲む。

「りお、これから1人女の子?女の子じゃないか?ラウンジのママ連れてくるからな。」

「え?誰よ?どこのラウンジよ?私の知ってるママ?」

「知ってるよ。ほら○○っていうラウンジだよ。お前も会ったことあるやろ?

きほだよ。」

「あーー!Tちゃんが可愛がってた子やろ?きほさんね!連れてきてくれるん?」

「うーん…まぁなー」

 

へー

ママは知ってるんだ。

りおママはママのためにきほさんを連れてきてくれると思っている。

まぁそう思うよね。

 

「じゃ、ゆきえさんそろそろ行ってくるわ。また戻ってくるからね。待ってて。」

「うん…わかった。」

 

Tさんはきほさんの店にむかった。

 

私はほかのお客さんの席に着いても気が気じゃなかった。

ずっとそわそわしていた。

 

えーと…

私は別にTさんのコトを好きなわけじゃない。

いや、人間としては好きだけど。

そして私からTさんに「応援してください」と言ったわけではない。

ただお気に入りのホステスの一人になれたらいいなぁくらいに考えていただけだ。

Tさんがどんどん話しを進めていってしまい、なんだか気付いたらこんな状況になっていた。

 

きほさんにとってはムカつく状況だよなぁ…

 

でも…

私のせいじゃないし…

私に文句を言う状況じゃないよなぁ。

 

なんで会いにくるんだろ?

そして私はなにを話せばいいんだろう?

 

困ったなぁ…

 

その時お店のドアが開き、Tさんと粋な着物を着た女性が入ってきた。

 

あの人がきほさんか…

 

Tさんときほさんがボックス席に隣同士で座る。

「ちょっと隣座りぃな!」というきほさんの言葉を私は聞き逃さなかった。

「いらっしゃい!よういらしてくれましたー!」

ママが嬉しそうにきほさんに挨拶する。

他のお客さんの席に着いていた私をすぐにこっちに連れてくるように

ママがボーイさんに指示をだす。

 

さあ。

行こうかな。

 

私はドキドキしながらも、これから始まる時間がどんな風に展開されるか少し楽しみにしていた。

きほさんは私にどんな態度をとるんだろう?

そしてTさんは?

そしてそして私はどんな受け答えをして、どんな態度をとるんだろう?

 

「いらっしゃいませ!失礼します。」

「ゆきえさーん!来た来た!こちらきほさん。すごいやり手のママなんやでー!」

Tさんはことさら明るくきほさんを紹介する。

 

「はじめまして!ゆきえです!きほさんのお話しはよく伺っています。

すごい人なんだっていつもTさんが言ってます。」

 

お?

私これでいいのかな?

これ正解?

うん。

いや、ホステスとしては正解だよね?

 

「はじめまして。きほです。私もゆきえちゃんのコトはよーく聞いてますよ。」

 

にっこり笑いながらきほさんが答える。

 

きほさんは美人ではないけどとても可愛らしい女性。

仕草もキレイだし、雰囲気もとても良い。

強くて優しい印象だ。

この人はとても頭の良い女性だろうなぁと小娘の私もわかるくらいの

何かがある人だった。

 

りおママが何かを察知して挨拶した後席を立った。

 

Tさんときほさんと私。

Tさんは居心地悪そうにわさわさ動きながらいろんなコトをしゃべる。

「きほさん、もういいやろ?ゆきえさんに会えたんやからもうええやろ?」

この場を早く終わらせたいのが見え見えだ。

なんだか滑稽で笑いそうになってしまう。

 

「あんたはうるさいわ。ゆきえちゃんと話せないやんか。ちょっと黙っとき!」

 

きほさんが一喝する。

 

「はい。って、なんで?ゆきえさんと何話すん?」

「もー!だから黙っときって!うるさいわ!」

 

きほさんとTさんの関係性がすごく伝わってくるやりとりだった。

 

もう夫婦みたいな感じがあるんだろうなぁ。

 

「ゆきえちゃん。あんな…」

 

きほさんが私になにか言おうとしている。

ちゃんと聞かなきゃ。

 

「はいっ!」

 

背筋を伸ばしてちゃんと目を見る。

きほさんの人生の中でかなりの存在になっているTさん。

その人がきほさんから離れていこうとしてるんだ。

私には関係ないとは言えない。

 

「あんな、もうTちゃんから聞いてると思うけどな。私にとってTちゃんはほんとに大切な存在なんや。だからこれからも会う時間は欲しいんや。もう関係を解消するって言われてもそれは納得できひんのや。わかってもらえる?」

「ははははい!それはそうだと思います!」

「いままで10年以上Tちゃんと一緒にいるんやけど、こんなコトは初めてなんや。

携帯電話持ったのも私は許せへんし戸惑ってるんよ。わかる?」

「はい。…そうですよねぇ…。」

「だからゆきえちゃんに一回会ってみたかったんや。どんな子なんや?ってね。」

「はい…こんなんですよ。私こんなんですけど…」

「あははは!こんなんちゃうわ!会ってみてわかったわ。ゆきえちゃんなら仕方ないな。」

「え???は??何がですか?え?そうなんですか?」

「そやで。ゆきえちゃんならしゃーないわ。でもな、たまにTちゃんと会う時間が欲しいんや。お店のコトも相談したい時もあるし。ええかな?」

「え?そ、それはもうもちろんいいですよ!私がダメなんていう立場やないですよ!」

「そう?ありがとう。ほら!ゆきえちゃんもこう言ってくれてるで!な!Tちゃん!」

 

「もー!ゆきえさーん!なんで承諾するん?」

Tさんが私に甘え始める。

 

「ちょっと!あんたがそんなコト言うたらゆきえちゃんの立場が悪ぅなるのわかれへんの?この人こんなんやったん?色ボケちゃうの?」

 

きほさんナイス!!

 

「あぁ…そうか。そうやな…」

落ち込むTさん。ウケる。

 

「ゆきえちゃん、急に来て悪かったなぁ。会えてよかったわ。

じゃ、Tのコトたのむわな。」

「え?いやいや…えっと…は…はい。

きほさん、私もお会いできてよかったです!」

 

きほさんはTさんの耳を引っ張る様にお店から帰って行った。

 

はぁ…

カッコイイ素敵な女性だった。

きほさんのお店が繁盛している理由がわかる。

 

なんとか終わった。

よかった。

 

ホッとして他のお客さんの席に着く。

ホッとしたからか、いつもより接客が楽しい。

 

夜の世界、面白いな。

もっといろんな女性に会ってみたいな。

いろんなホステスさんがいるんだろうなぁ。

 

“高級クラブ”

 

やっぱり働いてみたい。

 

すっかり忘れていた目標。

 

『高級クラブで働いてみたい』

 

また私の中でムクムクとその思いが膨らんでいくのがわかった。

 

 

さーて。

 

次は何がおこるかなー

 

まだまだ前途多難ですよー笑

 

つーづーくー

 

 

 

 

 

私のコト㊷

みなさんこんにちわー!!

 

祝!!!

HP開設ーー!!

 

とっても素敵なんです!

 

よかったらご覧ください♡

center-of-life.com

 

私たちがやっていくこと。

やっていきたいこと。

 

それは今のところ“センターをポジショニングする”ってことなんだよねー

なんてりょーちゃんとお話しをしていて、こういう名前になりました。

 

やっぱり大切なのはセンターに立つってことだよね。

私もりょーちゃんも、いつもセンターに立つコトを重要だと思っています。

 

もしご興味がわいた方はお問合せくださいね♡

 

 

さーてと。

 

今日も続きいきましょうかー!

 

Iさんにを薬飲まされたこと、そしてそのコトに全く気付かなかった事実に

ショックを受ける小娘ゆっきぃ。

 

頭の中が混乱し、不安で孤独で、“食べ吐き”の行為が再発する。

 

こんな小娘に薬を飲ませてまでどうにかしようとするなんて…

人間って…男の人って…

いったいどうなってるんだ?

Iさんは何人もの税理士さんを抱えている税理士事務所を経営している

社長?所長?であり、1人の立派な税理士さんだ。

そんな人が私みたいな小娘に薬を飲ませる?

どういうことだ?

 

私はあまりのショックに何時間も“食べ吐き”を続けた。

 

ぐったりと泥のように眠りにつく。

 

 

次の日。

昼過ぎにIさんからTELがかかってきた。

 

え?

Iさん?

 

ドキドキしながらTELに出る。

 

「もしもし…ゆきえです。」

「おーゆきえ。気分はどうだ?」

「あ…は…はい。大丈夫です。昨日はごちそうさまでした。」

 

何も証拠がないので昨日のお礼を一応伝える。

 

「いやいや。また行こうな!で?こんどはいつ食事に行く?」

 

え?

昨日同伴したのにもう次の約束を?

おかしい。

 

「え?えーと…来週くらいですかね?」

「来週な!で?ゆきえ。その時にはヤラせてくれるんやろ?」

 

は?

なにこの人?

 

「え?なに言ってるんですか?Iさん、デリカシー無さすぎじゃないですか?」

 

しまった!

ちょっとキレてしまった!

でも止められない。

 

「ヤラせるわけないじゃないですか!なんで数回お食事しただけでヤラせなきゃあかんの?Iさんにヤラせる女なんているんですか?」

 

「ほぉ…そうかそうか。ゆきえはその返事やねんな。わかった。ほなもうこれっきりやな。」

 

そう言うとIさんはプツッとすぐに電話を切った。

 

プープープー…

 

電話の音を聞きながら私は放心状態だった。

 

言っちゃった…

ガマンできなくて言っちゃった…

 

ママのお客さんなのに…

どうしよう。

 

でも…

言ってスッキリもした!

 

もっといろいろ言ってやりたかった。

 

気持ちわりぃんだよっ!!おっさん!

手とか握ってきてんじゃねーー!!

太もも触ったり肩くんできたりするんじゃねーよ!

てめぇのコトなんか好きになんかなるわけねーじゃねーかよっ!!

下品にも程がある!

てめぇみてーなゲスで下品極まりないおっさんと一緒に酒飲みたいわけねーだろが!!

薬とか飲ませてんじゃねーよ!

 

ふーざーけーんーなーーーー!!!!

 

はぁはぁ…

 

気付くと1人の部屋で声をだして文句を言っていた。

 

あぁ…

私Iさんのコト気持ち悪いと思ってたんだ…

へー…そうなんだ…

 

気持ちを吐き出したらスッキリした。

 

そしてすぐにママにこの出来事を報告するために連絡した。

ママは「えーよえーよ!ゆきえちゃんよくやってくれたわよー。Iさんはたちが悪すぎたわよ。気にせんでええよ!」と優しく言ってくれた。

 

よかった…

 

その日の夕方Tさんから連絡がはいる。

 

「ゆっきえさーん♪どうしてるー?ゴハン食べに行ける?約束入っちゃってる?」

 

相変わらず上機嫌だ。笑

 

その日はTさんとお食事をして同伴をした。

 

お食事の時、昨日のIさんとの一部始終を話す。

 

「えぇっ!!!なんやそれは?!サイッテーなやつやな!!!

ゆきえさん…大変やったなぁ…なんもされへんかったか?

可愛そうになぁ…もうそんなヤツと関わったらあかんよ!

訴えよか?どうする?」

 

「えっ?もうええんよ。訴えたりせぇへんわ。もうええねん。

終わったことやし、私も油断してたんやから…これからは気ぃつけるわ。」

 

「そうか。わかった。でも、やっぱりゆるせへんって思たらすぐ言ってや。」

「うん。ありがとう。」

「でな…ゆきえさん…あんなぁ…話しがあんねん。」

 

急に神妙な話になるTさん。

 

え?

話し?

なんだろ?

 

「あんな…これ見て。」

 

Tさんが出したのは半分にポッキリ折られているTさんの携帯電話だった。

ガラケーですよ。)

 

えぇっ!!

こんなん初めて見たっ!

 

「えっ?!何コレ?どーしたん?」

「びっくりするやろ?もう新しいのに変えたからゆきえさんとは連絡とれるからな。

それは安心してや。」

「うん。いやいや。そーじゃなくて。それどーしたんよ?」

「あんな…きほさんや…」

 

昨日は夜きほさんに会って、その後は自分の自宅(奥さんのところ)に帰ったらしい。

きほさんに携帯電話を見つかってしまい、今までにないくらい怒ってしまって

ポッキリ折られた…らしい。

 

「携帯電話だけはほんとに許せないって言うんやで。番号を私にも教えろっていうから

これはゆきえさんと連絡とるためだけに買ったもんやから絶対教えへん!っていったら

ポッキリ折られたんや…ひどいやろー?」

 

はは…

へー…

そりゃ怒るわなー…

 

「でな…ゆきえさん。きほさんがどうしてもゆきえさんに会いたいっていうねん。

どうしても会わせろっていうもんやからな…」

「え?なになに?私に会わせろ?へ?」

「うん…だからな……今日りおの店に来ることになってしまったんや。」

 

え?

え?

え?

 

えーーーーーーっ?!

 

 

さーて。

携帯をぽっきり折ったTさんの“愛人”?歴10年以上のきほさんが私に会いに店にやってきます。

 

さてさてー

どーなる小娘ゆっきぃ。

 

つーづーくー

 

 

私のコト㊶

みなさんこんにちわー!

 

明日はいよいよ『藤山亮一さんと話そうの会』が行われるので

私はワクワクしております!

 

どんな時間になるのかなぁ~♪

 

今となりで亮一さんが明日どんな話をしようかまとめております!

 

私は亮一さんの大ファンなので、どんなお話しが展開されるのか楽しみでしょうがないのですぅ~

 

いらしてくださる方が少しでも居心地が良いように、私ができることは…

 

…なんだろ?笑

 

なんかわかんないけど私が楽しめばいいのかなー

 

出来るだけ早く動画もアップしていきたいと思っていますので、ご興味ある方~

待っててくださいねぇ~

 

さー

ハラハラしてる方いらっしゃいます?

薬飲んじゃった小娘ゆっきぃはどーなっちゃうー?

 

続きいきましょー!

 

 

 

Iさんに謎の薬を口に入れられ、お酒と共に飲みほした小娘ゆっきぃ。

特にそこにはなんの疑いも持たず、Iさんとお話ししながら美味しい天ぷらを堪能する。

 

「ゆきえは酒が強いなぁ。飲ませ甲斐があるわぁ。もっと飲むか?」

「わぁ~ありがとうございます!美味しい~」

 

Iさんは私にどんどんお酒を勧める。

 

私は当時ほんとにお酒が強かったのと、同伴で気を張ってるのも手伝って

どんだけ飲んでもあまり酔わなかった。

勧めれば勧めただけ飲むので、それが面白くて気に入ってくれてるお客さんがほとんどだった。

 

でもこの日は違った。

 

しばらく飲んでいると目の前がグラッと揺れ出した。

 

え?

ええええ?

 

 

 

遠くから携帯電話の音がかすかに聞こえる。

 

え?

誰の携帯?

 

 

「ゆきえー!ゆきえー!」

 

え?え?え?

 

誰か私をよんでる?

 

誰?

 

 

はっ!!

 

「えっ?はい?は?あれ?私?」

 

ガバッと起き上がるとさっきの天ぷら屋さんのカウンター。

 

カウンターの上に置いておいた私の携帯電話が鳴っている。

店からの着信。

 

「はい!ゆきえです。もしもし?」

「ゆきえちゃん?どないしたん?今日は同伴やったんちゃうの?」

 

お店のボーイさんからだ。

 

「え?はい。そうです…けど…?」

時計に目をやると…

 

えっ??

もう9時っ!!!

 

Iさんと天ぷら屋さんに入ったのは6時半。

そして同伴出勤の時は8時半までにお店に入らなければいけない決まりになっている。

 

「え?!あれ?すいません!すぐに向かいます!!」

 

隣でIさんはニヤニヤしながらお酒を飲んでいる。

 

「Iさん!私どうしちゃったんですか?なんで?なんでもう9時なんですか?!」

「いやぁ~、ゆきえが急に寝てしまってなぁ。なぁ女将。ぐっすり寝てたからそのままにしておいたんやでー。」

「えっ?そうだったんや!すいません!でな、Iさん!もうお店行かなあかん時間過ぎてんねん!早く行かな!お願い!」

「おおーそやな。じゃ行くかー。ゆきえ、行かれるんか?」

「行かれます!大丈夫!」

 

Iさんはことさらゆっくりと会計をすませ、焦る私をニヤニヤみている。

 

「ゆきえー、フラフラやで。大丈夫なんか?お店休んだらええやんか。」

 

私は早くお店に行かなきゃの気持ちでいっぱいでIさんの言葉が耳に入らない。

 

そしてなんで急に寝てしまったのかわからず自分を責めた。

そしてIさんにも謝っていた。

 

なんで急に寝てしまったんだろう?

あんな風に酔っぱらうなんてほんとに情けない。

せっかくの同伴なのにIさんにも申し訳ないコトをしてしまった。

 

そんなコトを思いながら、フラフラしながらも急ぎ足でお店に向かった。

 

Iさんはしつこくこう言っていた。

 

「ゆきえー。ほんまにフラフラやで。ママに連絡しておいてやるからもう少し休んでから行こうや。なんならお店休んだらええやろ?な?」

 

「いやいや、大丈夫です!お店に行くって言ってしまったしはよ行かな。

急がせてしまってすいません!」

 

はぁはぁ言いながらお店になんとかたどり着いた。

 

「ママ、遅れてすいませんでした!私が急に寝てしまって…Iさんにもご迷惑おかけしてしまいました!すいません!」

「えぇー!心配したわぁ。ゆきえちゃんが遅れることなんて今までなかったしなぁ。

寝てしまったん?ゆきえちゃんが?珍しいこともあるんやなぁ…だいじょうぶか?」

「はい。大丈夫です!でもIさんにほんとに申し訳ないことをしてしまって…」

「そうなん?Iちゃんごめんやでぇ。ゆきえちゃんいつもそんなコトないいやけどなぁ…」

 

ママは不思議がりながらもIさんに謝った。

 

「そうやねん。ゆきえが急に寝てしまったからびっくりしたわー。

このままお店休ませようと思ってんけどな。ゆきえは真面目やからなー。絶対お店に行くって言って引っ張ってこられたんやでー。わははは!」

 

ママはすこし怪訝そうな顔をした。

私は“なんでママはあんな顔をするんだろう?”と思っていた。

 

Iさんが帰った後も私はひどい頭痛とフラフラな足取りのままお店に出続けた。

 

今日に限ってなんでこんなに酔っぱらってしまったんだろう?

体調が悪かったのかなぁ…

 

やっとお店の閉店時間。

お客さんからのアフターのお誘いをなんとか断り、ホッとしながらお店の片づけを

手伝っていたその時。

 

「ゆきえちゃん。ちょっとええか?」

 

ママからよばれた。

 

あー!

今日のIさんのこと怒られるんだー

わー…

やだなぁ…

 

そう思いながらママとカウンターに座る。

 

「ゆきえちゃん。今日はなんか変やったなぁ。」

「あー…そうですよねぇ…ほんとにすいませんでした。同伴中に寝てしまうなんて

ほんとにダメですよねぇ…」

「いや、なんか変やろ?Iさんからなんかされへんかったか?」

「え?なんにも…されて…ないと思います…けど…?」

「Iさんな、ちょっとクセが悪いとこあんねん。すぐヤラせろ言うやろ?

あれ昔からやねん。それで今日こんなんあったやろ?なんかおかしいなぁ思ってな。」

 

えーと…

ヤラせろは言われた。

手は握られた。

まぁ…太ももちょっとさわられたりもした。

で…

で?

 

 

あーーーー!!

薬っ!!!!

薬飲んだっ!!!!

 

え?え?え?え?

あれ?あれのせい?

もしかしてあれ?

そうなの?!!

えーーーーーっ!!

 

「ママ…あのですね、Iさん行きつけの天ぷら屋さんあるじゃないですか?

今日あそこに行ったんですよ。」

「あー知ってる知ってる。行ったことあるわ。ん?それで?」

「それで、Iさんが女将さんに薬もらってたんですよ。知ってます?」

「知ってる知ってる。なんやわからんけど悪酔いしないっていうヤツやろ?

私も飲んだで。別に普通に酔ったけどな。あははは!」

「あーママも飲んだんですねー。で、それと一緒にIさんがポケットから出したグレーの薬も一緒に口に入れられたんですよ。」

「えっ?それなんなん?怖いわ!」

「あー…ですよねぇ…」

「え?それでそのあとゆきえちゃんは寝てしまったん?そうなん?」

「あー…はい…」

「なんなんそれ!!どういう事なん?!Iさん悪いわぁー!ゆきえちゃんよく無事やったなぁ~!よかったわぁー!

Iさん昔からクセ悪いけどそこまでとは思わなかったわー!そりゃひどいわ!」

 

 

うわー…

そうだったんだ…

あの薬のせいだったんだ…

全然気づかなかった…

私はなんてバカなんだろう。

 

薬を飲ませてまでどうにかしようとする人がいるという事実。

そしてそれに全く気付かない自分。

 

ここに私はまたまた大ショックを受ける。

 

まだ足取りがふらつく。

頭が痛い。

でもそれよりなにより、起こった出来事に驚きすぎて頭での理解ができない。

ボーッとしながら家に帰る。

今日はTさんがいない日だ。

家に帰っても考えがまとまらない。

なんだか孤独で不安だ。

 

気付くと私はしばらく止まっていた“食べ吐き”の行為を一心不乱にやっていた。

やっぱり治ったわけではなかったのだ。

 

 

さー

まだ続くよー

 

つーづーくー

 

 

 

私のコト㊵

うおー!

 

みなさんこんにちわー!

 

うおー!

 

もう㊵になってるー!!

 

びっくりーびっくりー

 

もう40回目なんだねー

わーわー

 

昨日はワタクシたち夫婦の大切な友人Kさんがお家にきてくれたんですがね。

(Kさんは私たちの整体レッスンを受けに来てくれています。)

このブログの話しになりましてー

 

『ゆっきぃはなんだか壮大なコトをかき始めてるねぇ。』

と言っておりました。笑

 

この女性はねーほんとに素敵な方なんですよー

夫婦で大好きな方なんです♡

 

『なんだかハラハラしちゃうんだよねぇ。』

と、“今”の私が目の前にいるのにそんなコト言ってくれました。笑

 

楽しんでくれているようでなに良かったです!

 

さーて。

 

今日も続きいっちゃいましょーかねー

 

 

Tさんに“妬み”の感情や、“出る杭は打たれる”“出過ぎた杭はうたれない”etc…

の話しを聞き、少しづつ落ち着きを取り戻す小娘ゆっきぃ。

 

でも“妬み”の感情から“悪口”に発展する気持ちがやっぱり理解できない。

 

私はそこから少しだけ人間不信に陥った。

感情の整理がつかず、心がざわつく。

 

バーのママが言っていた言葉が再び思いだされた。

 

『夜の世界は油断ならへんからな』

 

そうなんだ。

 

きっとこれはまだまだ序の口なんだ。

こんなコトくらいで落ち込んでたらきっとやっていけないんだ。

 

私は私のやり方でやっていくしかない。

そして“出過ぎた杭”になるしかないんだ。

 

私はそれからもお仕事を一生懸命やった。

 

まこさんやさゆりさんやまゆみさんが陰でなにを言っていようがかまわない。

そっちが陰でなんやかんや言ってる間に私は“出過ぎた杭”になってやる。

そしてそっちが表面的にはにこやかに接してくるなら

私も狸になってやる。

絶対本心なんて言わないんだから。

 

そんな気持ちで。

 

私はいつのまにか『りお』の常連さんたち、ほとんどの方に可愛がられるようになっていた。

同伴出勤も毎日のようにしていたし、アフターもほとんど毎日誘われるようになっていた。

 

お客さんの同伴の約束がない日はいつもTさんと食事をして、そして同伴してくれた。

お店のオープン中もどこのお客さんも私を席によんでくれるようになった。

そしてママに褒められるコトが多くなった。

 

そんなある日。

ママはこんなコトを言った。

 

「ゆきえちゃん。たくさんのお客さんに可愛がられてよかったなぁ。

私もゆきえちゃんが同伴してくれたりお客さんよんでくれたりして嬉しいねんで。

ありがとうな。でもな…」

 

でもな…

 

なんだか嫌な予感。

 

「でもな…ここに来るお客さんは私が苦労して繋がってきたお客さんや。

“私のお客さん”なんやで。そこだけは勘違いせんといてや。ごめんやで。

悪い気にさせたらごめんやで。すぐにいい気になって独立とか考える娘も多いから言ってるんやで。ゆきえちゃんはそんなコト思ってへんと思うけどな。」

 

はぁ~…

そうなんだ…

 

夜の世界はほんとに油断ならないんだ…

 

私は独立なんて考えてないし、ママのお客さんを取るつもりもない。

 

でも、この世界で絶対成功したい!と思っている女の子だったらそうするかもしれない。

 

ママも大変なんだな…

 

「あとな、お客さんは絶対下心があるんやからな。これは絶対やで。

どんなにいい人そうでも絶対下心がある。だから身体を求められることも多くなってくるで。寝てもええけどな、そんなタイミングだったら寝てもええんやで。

でもな、ぜっったい安売りしたらあかん!引っ張るだけ引っ張るねんで!それがホステスの腕の見せ所やねんで。

寝ないで引っ張って、最終的にはこっちの味方になってもらうねんで。

それが“駆け引き”や。それがプロやで。」

 

ママはいろんな修羅場をくぐってきた人だ。

子供みたいなとこもあるし、ママとしてどっしりしているわけでもない。

でも、ちゃんと自分のお店を構えるまでになった人。

 

うん。

うん。

 

すごく勉強になる。

 

「はい。ありがとうございます。勉強になります。でも…

ここにいらしているお客さんはママ目当てでいらしているのは一目瞭然ですよ。

そんな変な勘違い、私はしませんよー笑

それに私なんかが独立なんて考えるわけないじゃないですかー。

私は少しでもママの手助けができれば嬉しいんです!ほんとですよ!

まだまだ力不足ですけど…」

 

うん。

上出来。

変な勘違いはしないし、独立もする気はない。

でもだいぶ盛った。

私はだいぶママの扱いが上手になっていた。

 

「そうやね!ゆきえちゃんがそんなこと思うわけないやんね!

ありがとう。ほんまにええこやなぁ。」

 

ママは上機嫌だ。

 

ママが私を少し恐れ始めているのと、少しヤキモチを焼き始めているのが

アリアリとわかった。

 

それから数日後。

 

私はIさんという60代くらいのお客さんと同伴の約束をしていた。

そのIさんとは4回目の同伴だ。

 

Iさんは私のことをすごく気に入っていた。

いや、気に入っていたというか、すぐにでも“ヤリたい”と思っているのが全面に出ていた。

でも毎回なんとかのらりくらりとかわして同伴していたのだ。

 

お食事の約束をしているお店はIさん行きつけの天ぷら屋さん。

カウンターで2人ならんで座る。

 

「ゆきえは何飲む?相変わらずゆきえはかわいいなぁ。」

「またぁ~。ありがとうな。じゃ、お酒飲もうかなぁ~」

「はいよ。じゃ女将~この可愛いゆきえにお酒あげてやぁ~

ところでゆきえ。お前、いつヤラせてくれるんや?」

「えー?何を言うてるんですかぁ?Iさんは私としたいだけなんやなぁ…(寂しそうな顔)」

「ちゃうって!ゆきえがどんな気持ちか確かめてるだけやって。どうなん?させてくれる気あるんか?」

「えー…だって…Iさんヤッちゃったら冷たくなりそうなんやもん…そやろ?」

「そんなわけないやろがぁ~」

 

とその時、Iさんが女将さんに目くばせをしました。

「ちょっと女将!あれ出して!あの薬ゆきえにも飲ましたって!」

 

え?

薬?

「これこれ。これ飲んでおくと悪酔いしないんやで。ほら、このお酒と一緒に飲んでおき!」

 

女将さんが出してくれた白い錠剤とすかさずIさんのポケットからだしたグレーの錠剤2錠をすばやく私の口に入れました。

私はお酒と共に飲みほした。

 

すると…

 

 

さー

謎の薬を飲まされた小娘ゆっきぃ。

 

この後どーなる??

 

つーづーくー

 

私のコト㊴

みなさんおはよーございますー!

 

ワタクシ、昨日とても紳士的な男性のリーディングさせて頂きました!

今まで見たこともないくらいの大きな、高貴な存在の守護霊?ハイヤーセルフ?的な存在を二人?二体?と共に存在してらっしゃる方でびっくり仰天でございましたー!

 

あまりにも大きな存在で、私も圧倒されるような体験でした。

リーディングはほんとに面白い!

とても楽しい素敵な時間になりました。

Nさん!

ほんとにありがとうございました!

 

そのNさんが昨日こんなコトを言ってくれたんです。

 

『ブログ面白いですよー。この後どうなっちゃうんだろう?って気になりますねぇ。

いやぁ~、読ませますねぇ~。』

 

う…うれしい…涙

 

でね、この後こう言ったのです。

 

『でもー、今のこの状態に至るまでにはまだまだかかりそうですよねぇ。』

 

あははは…

 

はぁ…

 

そうなんですよー…

 

今の私に至るまではまだまだかかりそうでしてねぇ。

なんだか書いてたらどんどん楽しくなってしまって、途中端折るコトもできるんですが…

急に端折っちゃったら面白くないし…

なんだかそれはやってる人いっぱいいるしー…

 

てことで、もはやなんの話しかわからなくなってる『私のコト』シリーズですが、

もしお話しとして楽しんでくださる方がいたら嬉しい限りです!

 

そして、何度もお伝えしてますが“着地点”はちゃんと用意してありますのでー

 

さーて。

今日も楽しく書いちゃいます!

続きいきましょー!

 

 

Tさんと初同伴を果たしたゆっきぃ。

ママに『のめり込んだらあかんよ』と注意を受ける。

 

そして先輩ホステスさんたちは特にその話題にふれない。

 

唯一話してきたのは台湾からの留学生のはるちゃんだ。

「ゆきえちゃん、Tさんと同伴するなんてすごいねー!みんな絶対うらやましがってるよー。」

「そうかな?ありがとう。はるちゃんだってよく同伴しててすごいやん。」

はるちゃんは私とさほど歳が変わらない。

大学に通いながらこのお店で働いている。

そしてすごく頑張り屋さんだ。

りおママのお店の前に、違うラウンジで働いていたらしく、

その時のお客さんとちゃんとつながりをもっている。

そして、そのお客さんたちと週に3日くらいは同伴してくる。

今このお店で同伴してくるのははるちゃんか私かママだけだ。

 

「みんなゆきえちゃんがすぐに同伴し始めたから焦ってるよ。

うらやましくて悪口も言い始めてるよ。気を付けて。」

 

えっ???

悪口?

何故???

 

「えっ?そうなの?悪口?なんで?どんなコト言ってるの?」

 

私はあまりにも突然のコトにパニックになった。

 

「ゆきえちゃんはお客さんに媚び売り過ぎるって。

すぐにお客さんと寝るようになるよって言ってたよ。」

 

はっ?!

え?え?え?え?

媚びを売り過ぎる???

すぐに寝るようになる???

はっ?!

 

この時私はものすごくショックを受ける。

ただはるちゃんの話しを聞いただけなのに。

 

さゆりさんもまこさんもまゆみさんもいつも私に優しい。

意地悪なんてされたこともない。

いつも先輩らしく、私の至らない接客をサポートしてくれてたりする。

わからないコトを質問しても、ちゃんと丁寧に教えてくれる。

 

そんな人たちが…

ほんとにそんなコトを…

 

「そうなんや…それほんとなん?」

「うん。でも、みんなただゆきえちゃんが羨ましくて焦ってるだけやって。

でも気をつけてな。」

「教えてくれてありがとうな。はるちゃんはうまくやってるんやなぁ。」

「私は外国人やし、ここにずっといるわけやないから。適当に合わせてるだけやでー

それにゆきえちゃんみたいに人気者でもないしなー。」

 

えー…

ぜんぜん人気者でもなんでもないし…

 

ただこの場所で認めてもらいたいから頑張ってるだけなのに。

ママにも先輩にもお客さんにも認めてもらって居場所を確保したいだけなのに…

 

そうなんだ…

私の接客は媚びを売り過ぎなんだ…

で、私はすぐにお客さんと寝るようになるんだ…

うん、現にTさんとは寝たし…

そうか…そうか…

 

あまりのショックではるちゃんが教えてくれた先輩たちの言い分を鵜呑みにする私。

 

フラフラと帰ろうとしてるその時、Tさんから連絡がはいる。

 

「ゆっきえさーん♪終わった?ちょっと飲みに行こうよー♪」

 

Tさんの明るい声。

 

私はその声を聞いて泣いてしまった。

「うぅ…うぅ~…」

「えっ?!!どうしたん?!どうしたん?!ゆきえさん!!」

うろたえるTさん。

「○○って店にすぐ来て!!ゆっくり話そう!わかった?」

「うぅ…うん…」

 

お店に着くと少し心配そうな笑顔を向けてTさんが手を振っていた。

 

「ゆきさーん♪どうしたん?びっくりしたわぁ」

「うん…急に泣いてごめんやで…」

 

私はさっきはるちゃんから聞いた話しをTさんに全部話した。

そして私がショックを受けてる気持ちも全部。

 

「ゆきえさん。それはな“ねたみ”っていうんやで。ゆきえさんを妬んでるやで。」

 

“妬み”?

私を?

妬む?

私のどこを?

私に妬まれる要素なんてどこにもないよ?

は?

 

私は初めての体験に目を丸くしてしまうくらいびっくりした。

 

私を妬むなんてありえない。

まずびっくりしたのはここ。

 

そしてもう一つ。

 

“人は妬むとその相手の悪口を言う”という現象。

 

私はここに一番のショックを受けた。

 

「その人を羨ましいと思うなら努力したらええやん!どうして陰で悪口を言うの?!

どうして?!!!」

 

私はあまりのショックにTさんに勢いよく詰め寄っていた。

 

「ゆきえさん。人間っていうのは弱いんやで。今から努力したってかなわないって思うんよ。ゆきえさんには努力したってかなわないって思ってるんや。

だから同じような思いを持っている人と悪口を言うしかできないんや。

辛いなぁ…。」

 

えー…

私にはぜんぜんわからないよ…

なんでそうなっちゃうの…

 

泣きながらとまどっている私をみてTさんはこう言った。

 

「ゆきえさん。“出る杭は打たれる”って聞いたことあるやろ?」

「うん。聞いたことあるで。」

「でもな、“出過ぎた杭は打てない”んやで。わかる?」

 

“出過ぎた杭は打てない”

そうか…

そうなんだね。

 

「ゆきえさんは今“出る杭”なんやで。じゃ次は“出過ぎた杭”になればいいんやで。」

 

私は初めての体験と初めて聞く話しにボーッとしていた。

 

 

さて。

次はどんな洗礼が?

気になる??

 

つーづーくーー