みなさんおはようございます!
祝!60回!!
わー
もう60回も書いてるんだー!
遅々として進みませんが笑
私は書いててすごく楽しいです!
文章書くのってほんとに楽しい!
毎回書いてますが、読んでくださっている貴方、貴女、の存在がほんとうにありがたいです!
ありがとうございます!!
昨日の凹んでる記事を読んで心配してくださった方。
感謝しかありません。
↓これ。
ね?
こういう事やってるからさ、自分の中心軸がぶれた時は絶好のチャンス!なんだよね。
凹むコトもぶれるコトもざわついて胸が苦しいときも大泣きしちゃうときも、
今後絶対この経験が誰かの役に立つときがくる!そしてなによりこの経験が自分の宇宙におこってきたコトなんだ!体験しなきゃダメ!!
と思ったりして、もんのすごい辛かったりしてもぐわー!っと頭を突っ込むのです。
昨日の夜は大泣きしました!
もう泣けない!っていうぐらいまで大泣き。
『もう無理だよーーーー!!』って。
そしたらケロッとしちゃった♡
解放することって大切。
一人で解放するのって孤独で辛いよね。
私でよければお手伝いするので、ピンときた方はお気軽にご連絡くださいね。
一緒に自分のセンターを体験しませんか?
さて。
60回目。
高知旅行に出発です!
Tさんからは幸いにも連絡がない。
きっとまだ留守電も聞いてないだろう。
奥さんと子供に携帯電話が見つかったら大変だと言っていたから、
きっと車の中に置いてあるんだと思う。
空港に到着するとNさんとKさんが待っていた。
愛美さんの姿はまだない。
「あいついつも遅れるんや~。しゃーないなぁ。」
Nさんが愛しそうに呟く。
「ゆきえ。一緒に高知に行けるのほんまに嬉しいわ。ありがとな。」
Kさんもニコニコだ。
普段お店で会うのとはまた違う雰囲気。
NさんもKさんも子供みたいな顔をしている。
社長さんと大きな会社の専務さんが、こんなに子供みたいな顔で嬉しそうにするんだなぁ…
男の人はいくつになっても、どんな立場になっても、きっと根はこうなんだろうなぁ…
そんなことを漠然と思う。
遅れて愛美さんが到着。
「ごめんなさーい!ほんとにごめんなさい!!」
ペコペコと謝る愛美さん。
か、可愛い…
「お前また遅れて~!兄弟とゆきえにちゃんと謝れよ!」
Nさんは愛美さんにたいして亭主関白をきどる。
その姿がなんだか誇らしげだ。
フライトまでの間、みんなでビールで乾杯をして旅がはじまった。
高知県の旅はほんとに楽しかった。
桂浜に行き、竜馬像を見て、実物の土佐犬の大きさに驚いたりした。
すべてNさんとKさんが計画をたてていてくれて、お昼から素晴らしく素敵な料亭で卓袱料理を食べさせてくれたり、珍しい焼酎を飲ませてくれたりした。
旅館も老舗の素敵な旅館を予約しておいてくれた。
旅館のお風呂もお料理も最高だった。
なかでも鰹の美味さにはびっくりした。
もともとNさんとKさんとお酒を飲むのは好きだったので、
『お客さんと行く旅行』という感覚はなく、ずーっと気楽で楽しかった。
「ゆきえー。楽しいか?」
Kさんはずっとこう聞いてくれた。
Nさんも愛美さんとすごく仲良く楽しそうにしている。
愛美さん、Nさんに大事にされてるんだろうなぁ…
なんだかほほえましくていい感じだった。
そういえば、まだ愛美さんとゆっくり話したことがない。
私はNさんと愛美さんがどんな感じの付き合いなのか知りたくなっていた。
夜、私は愛美さんをお風呂に誘ってみた。
「愛美さん、一緒にお風呂いきませんか?」
「わー!行きます!いきます!」
愛美さんは喜んで一緒にきてくれた。
やったー!
お話しができる!
湯船に二人でつかりながら、私は早速質問を始めた。
「愛美さんはNさんに大事にされてるんですねぇ。」
「えーー!そんなことないですよぉ。Nさんはたくさん女の子いますからー」
お?
そうなんだ。
「え?そうなんですか?でも愛美さんのことすごく好きそうですよ?あんなNさん初めて見ましたよぉ。」
「そうかなぁ…。でも、わりともう長いからマンネリですよ。」
へー…もう長いんだ。
「愛美さんはNさんのコト好きなんですか?」
直球で聞いてみた。
裸の付き合いだからね。
「んー…どうかなぁ…。ワガママで難しい人だから。でも家賃とか払ってもらってるし、別れるのもねぇ。あ!これは絶対内緒ですよ!」
「もちろんですよ!あー…でもやっぱり難しい人なんですねぇ。」
はー…
やっぱり家賃とか払ってもらってたりするんだなぁ。
まだまだ聞くぞー
「愛美さん、もう少し聞いてもいいです?」
「ゆきえさんは聞き上手だなぁ。なんだかゆきえさんにはしゃべっちゃいますよぉ。」
「わあ!じゃあ調子にのって!ぶっちゃけ週に何回くらい泊まりにきます?」
「えー…一回かなぁ。一回も来ない時もありますよぉ。」
「それって寂しいです?」
「うーん…他に行ってるかもって思うとヤキモチみたいな感情がわくときもあるけど…でもあんまり来ないでほしいって思いもあるかも♪えへへ」
か、可愛い…
ひどいコト言ってるのに可愛い…
「へー…じゃ、もっとぶっちゃけ聞いちゃいますけど…来る度SEXするんですか?」
「わー!ゆきえさんツッコミますねー!面白い!いや、もう全然してないですよ。ほんと。もうね、すぐ寝ちゃうんですよー!家に寝に来るみたいなもんですよー!」
ほほー…
そんな感じなんだぁ…
私は他のホステスさんの内情を少し知ることができて満足だった。
これだけでもこの旅に来てよかったと思えた。
こんな話しなかなか聞けないぞー!
お風呂から出ると、まだまだ宴は終わってない様子だった。
上機嫌なNさんとKさん。
そこに私と愛美さんが加わって、4人で深夜までワイワイお酒を飲み続けた。
したたかに酔ったのに…
部屋に戻るとKさんは私を抱いた。
すごく嫌だった。
けど…
これはしょうがないか…
これ込みの旅行だもんな…
私は自分に言い聞かせた。
次の日も観光をしたり、お土産屋さんに入ったり、美味しいお料理を食べたり、そしてお酒を一日中飲んでいた。
お土産の費用まで全部NさんとKさんがだしてれる。
行先も全て計画をたててくれる。
終始きを使ってくれる。
あー
こんなに至れり尽くせりの旅行はしたことがない。
最高だな。
KさんとのSEXさえなければー。
あっという間に2泊3日の旅行が終わる。
お土産は全て宅急便で送ってくれた。
伊丹空港に着き、NさんとKさんと愛美さんにお礼とさよならを言い、
帰ろうとするとKさんは私近づきこう言った。
「ゆきえ。ほんとにありがとうな。すごく楽しかった!これ、帰りのタクシー代やで。
持っていきや。」
旅行の全てのお金を出してくれた上に2万円のタクシー代まで!
ほんとに至れり尽くせりだ。
「えっ?!いいですよ!!あんなにお金使わせちゃったのに!タクシー代までもらえません!!!」
私はほんとにびっくりして返そうとした。
「ええねんって!はぁ…ゆきえのそういうとこが好きなんや…。ええから。受け取って。」
Kさんはそう言って私の手のひらにお金をおいてギュッと握らせた。
「えー…ええのん?なんか…ありがとう。すごく楽しかった!!ほんまにありがとう!!」
私が何度もありがとうを言うと、Kさんはすごく嬉しそうな顔をした。
こりゃホステスを辞められない女性が多いわけだなぁ…
これが当たり前になってしまったらもうカタギに戻れないよなぁ…
帰り道、私はそんなコトをずっと考えていた。
この生活を当たり前だと思っちゃだめだな。
どう考えても異常だ。
楽しんでもいいかもしれないけど、これを普通だと思い始めたらヤバい。
気を付けなきゃ。
でも…
楽しかったしいい気分だったなぁ。
さ。
次は現実が私を待っている。
Tさんに勘づかれてないか。
ごまかしきれるのか。
帰ってみないとわからない。
さあ。
緊張するけど
かえろう。
さて。
Tさんとどんな会話がくりひろげられるかー
つーづーくー