藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

“そもそも”を何度でも考えてみようじゃないか。

夏休みです。

そらさん(娘8歳。激かわ。)は毎日毎日楽しそうに過ごしております。

 

夏休みが始まってすぐ、私たち家族はそらさんの学校のお友達家族と一泊で山梨県でお泊りをいたしました。

私たち夫婦が台湾旅にいる間、そらさんを預かってくれたご家族です。

LINEでのやりとり、学校行事でほんの少しだけ会ったことがある、まだそんな程度のお付き合いのご家族。

 

私は基本的にお友達が少ない女なので、こういう機会があるととても嬉しい。

たくさんお話がしたいし、いろんなことを聞きたいと思ってしまう。

ましてやそらさんと同じ学校に行かせている親御さんがどんな感覚なのか、どんな思いであの学校に入れたのかにとても興味があるのです。

(そらさんの学校はここですよー。→南アルプス子どもの村

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向こうから走ってくる鬼かわいいそらさん。

 

夜はみんなでバーベキューをして、お酒を飲みました。

どんなお仕事をしているのか、ご夫婦のなれそめ、好きなドラマの話し、若かりし日のこと、etc…

一緒に時を過ごしていると、とても気さくで華やかで、そしてとても親切な温かいご家族だということがわかった。

でも、なんとなくまだ表面的なお話ししかできていないなぁという印象が否めなくて、私はもっと仲良くなりたくなっていた。

 

次の日。

私たちは子供たちが楽しめる場所を求めて、山梨県のあちこちを遊びまわりました。

そしてその場所場所でぽつぽつとまたお話しをした。

 

旅の終わりのころ。

お友達のママが学校のことを話し始めました。

 

「基本的にすごく良い学校だとは思っているんだ。下の子たちも行かせると思うし。」(そのママさんは3人の子をもつママさんです。すげー!)

 

多少引きつった笑顔で話すお友達ママ。

 

「でもね…」

 

ママさんはなるべく悪口みたいにならないように、言葉に気をつけているのがわかる言い方で話しを続けました。

 

「中学校は行かせるか微妙なんだよねぇ。」

 

そらさんが行っている学校は同じ敷地内に中学校もあります。

いまのところそらさんはその中学校に行く!と言っています。

私はそのことに関してさして疑問に思った事もないし、不安を感じた事もありません。

(学費払っていけるのか?!の不安は感じることがあるけれど^^;)

というか、私がなぁーんにも考えていないから、疑問もわかないし不安も感じないんだよね。汗

 

お友達ママさんはその後、いろんな言葉を口にしました。

私はそのママの口から出てくる言葉にただただ驚き、そして感心するばかりでした。

 

「まだ子供だもん。そりゃ自由にのびのびは良いと思うし、それを望んで入ってもらったんだけれど、でも大人がサポートしなければならないところだってたくさんあると思うんだ。高校受験とかどうなってるのか情報が少なすぎると思うんだよね。

願書の期限とか、子供がちょっとボケーっとしてたらアウトでしょ?!

進路指導はしないっていうじゃない?どこまでしないのか、だったらどこまで親がサポートしていいのか…。

もしそらちゃんが『医者になりたい!』って言ったとするじゃん。そうしたらもう高校受験からどうにかしないとなりたいものにもなれないよね?

そこのサポートをしていくのが親の役割だと思うんだけど、あまり口出してもいけないみたいなこと言われてるし…。

学校側もどう考えているのかはっきり言わないし、子供も学校のこと聞いてもあんまり教えてくれないし、よくわからないんだよね。

そういうの先輩ママさんとか先輩パパさんとか卒業生とかどうしてるのか聞いてみたいんだよねぇ。そういう情報が少なすぎるんだよなぁ。」

 

子どもの将来のことを真剣に考えているだろうことが伺える言葉が並びます。

私はお友達ママさんの言葉を聞きながら「おー。」とか「なるほどー。」とか「そんなこと考えるんだー。」とかいろんなことを思う。

私がいかに何も考えていないかがわかった時間でした。

 

そらさんが通っている学校は高校はありません。

いや、あるんだけど和歌山に一校だけ『高専』があるだけです。

なのでほとんどの子が『高校受験』をするのでしょう。

ただ、小学校に入るときに私たち夫婦はこんなことを言われました。

 

「中学生になってもこちらから進路指導をすることはありません。それを了承してくださいますか?」

(この言葉にはいろーーん意味が含まれています。この学校の大人(先生がた)はほんっとに真剣に子供たちのことを考えてくれています。無責任に言ってるわけではないのです。ほんとよ。すっごく信頼しています。念のため。)

 

と。

 

私はその言葉を聞いて「はい。全然いーです!」と答えました。

なんなら中卒でもいいじゃん!と思っているからです。

これは無責任な言葉なのかどうかは今の私にはわかりません。

そらさんの人生はそらさんが決めればいいと思っているので、私はそらさんがそれでいいなら別にいいじゃん!と思っています。

 

でも、お友達ママの口から出てくる言葉を聞いて、ちょっとだけ揺れ動いている自分が居ることにも気付きました。

 

「まだ子どもだし、ボケーっとしている部分もある。」

 

た、確かに…汗

今のそらさんを見ているとかなりボケーっとしている…

願書…

締め切り…

申請…

うぅ…

確かに…

 

「高校でつまずいたら終わり!っていう職業だってあるでしょ?!」

 

…そ、そうなのか…

…そう…かもしれない…

 

私はそのお友達ママさんの言葉でいろんなことを考えました。

そらさんがガッカリしている姿はやっぱりみたくないし、なるべくなら毎日楽しく、そしてなりたいようになっていって欲しい。

そう感じている自分がいることを知りました。(当たり前の想いなんだろうね。)

そして、そのママさんが言うように子どものサポートしていくのが“親の役割”なんだろうなぁと思っている自分。

そんなことを全然考えていなかったことを責めている自分。

どこまでいっても自分の事で精一杯なことをダメだと感じている自分。

いつまでも『しっかり出来ない私』にバツをつけようとしている自分。

こんな母親でそらさんがかわいそうだと感じている自分。

もっと危機感をもたないとそらさんの将来がめちゃくちゃになってしまうんじゃないかと不安にかられている自分。

 

そんな自分に再び出会いました。

 

とても居心地が悪い。

ソワソワとする。

目がキョロキョロする。

どうしたら大丈夫になるだろうか?と周りを見回す。

いつでも警戒している。

ちょっとでも計画通りではないことが起こったら一気に不安に押しつぶされる。

 

そんな感覚に陥ったのです。

 

あれ?

あれあれあれ?

 

これ…

幸せか?

 

ふと我に返る。

とてつもない違和感に気付く。

 

『不安に陥る』ってこんなに居心地が悪いことだったのかっ!!!と驚愕する。

 

お友達ママさんは本気で我が子のことを考えていると思う。

どうしたら一番いいのか?を真剣に考えているんだと思う。

それは、そうなのです。

そこにたいして何かを言いたいわけではないし、よくそんなことまで考えられるなー!と心から感心するし、わかんないことがあったら聞こう!しっかり者だな!!とものすごく頼りにしている。

 

子供の将来を憂う気持ちがあるのは当然だ。

そりゃ笑っていてほしい。

 

でも、そこで私は立ち返る。

 

“そもそも”求めているものはなんだろう?と。

進路を心配するのは“そもそも”なんでだろう?

将来を憂うのは“そもそも”なんでだろう?

“そもそも”どうなって欲しいと思っているのだろう?と。

そしてなぜそう思うのだろう?

“誰が”そう思っているのだろう?

 

子どもの幸せを願わない親はいないと思う。(多分ね)

『この子が幸せでありますように』といつだって願うものだと思う。

でも、そこで立ち止まる癖をつけていきたい。

 

“そもそも”『幸せ』ってなんだっけ?と。

 

いつだってここに真剣でいたい。

私はすぐに『深刻』になってしまう要素を持っているからそこは気をつけて。

『深刻』ではなく『真剣』に。

 

あれ?

“そもそも”私ってなんだっけ?と。

 

私にできることなんて毎日をなるべくご機嫌で過ごすことくらいだ。

何があっても一緒に笑っちゃおうぜ!と言えるようにしておくことくらいだ。

どうせ先のことなんて私には考えられないのだから。

計画的じゃない親ですまん。とそらさんに素直に謝ってしまおう。

 

“そもそも”と立ち止まる。

そうするとさ、いままで見たこともなかった彩(イロドリ)が見えてくるものなんだよね。

よかったらやってみてください。

先のことは考えられなくなるかも?!だけどね。笑

 

 

 

読んで下さってありがとうございます!

ではまた。

 

 

 

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