昨日はバレンタインデーだったのですね。
今年の私はまだ亮一さんへのチョコを用意いしておらず、チョコという“物”で想いを伝えることをしていないので、このブログで、文章で、私の想いを綴っていこうかと思う。
あれ?そんなの読みたくないですか?(;'∀')
まぁちょっと読んでみてくださいよ。きっといいこと書くから。(←この時点で着地点なんも考えてない。笑
↑愛しい人たち。ヤバい。
私は自叙伝も書いたように、長い間誰かに対して『大好きだー!』なんて思ったことがなかった。
いつも『大好きってなんだ?』と頭をひねり過ぎるくらいひねって考えていたし、『愛している』ってどういうことだ?と吐いちゃうくらい考えていた。
お付き合いをしている男性が『大好きだよ』とか『めっちゃ愛してる』なんて言ってこようもんなら「へーそうなんだーすごいね!!」なんて思ってたし、「ケッ!嘘つくんじゃねーよこんにゃろー!」なんて思っていた。
そして『私はみんなが当たり前にできている(であろう)人を愛することができない大欠陥人間なんだ』と絶望して、きっと『私には一生わからないことなのかもしれない』とさえ真剣に思っていた。
そんなことよりも、まず自分が大嫌いな時点でそんなことわかるはずもないんだけれどね。
道行く楽しそうなカップルを見ては「???」と目を丸くする私。
何がそんなの楽しいの???
ていうか、その人のことそんなに大好きなの???
ていうか貴女!『大好き』を知っているの?!!!すごくね?!!
仕事の同僚が「今日は彼の誕生日だからプレゼント買って来たんだぁー♡」とどこぞのブランドの包みをはにかみ笑顔で見せた時、私はすんごい真剣に顔を近づけてこう聞いたのを覚えてる。
「え?!好きなの?!大好きなの?!その人のこと?!!え?大好きなの?!!」
その同僚はすんごく戸惑った顔をしてこう答えました。
「…え?…大好きだからお付き合いするんでしょ…?ゆっきぃ…何言ってんの…?」
そ…そーです…よねぇ…
普通そーです…よねぇ…
私は当時『付き合うってなんだろう?』の疑問も絶賛大ブーム中だったので、『大好き』な気持ちがわからないまま、何人かの男性と関係をもっておりました。
(相手がそれでもいいと言うので。)
私にはそんなはにかみ笑顔はできない。
そして「大好きなのは当たり前でしょ?」というその彼女を心底「すっげーーーー!!」と思っていました。
『大好き』ってどんな感じ?
身体がどうなっちゃうの?
『愛してる』って躊躇なく言えちゃう状態ってどんななの?
毎日どんな感じで過ごすの?
ずっと一緒にいたいって思えるのってどういうこと?
赤の他人とずっと一緒にいたいってどうして思えるの?!
誰か私におしえてくれーーーーー!!!
毎日毎日私は悲痛な叫びを発しておりました。
きっと全身から。
そんな時、亮一さんと知り合います。
第一印象は最悪。
「なんだこいつ?!」と思っていた。
でもしばらくしたらすぐに仲良くなり、飲み友達に。
一緒に話しているとめっちゃ面白いし、時間があっという間に過ぎ去る。
でも私は『大好き』を知らないし、『愛してる』もわからない女だったので、亮一さんを好きになっていってることがなかなかわかりませんでした。
ある日。
私はタイのチェンマイに1人で行っていた時(1ヶ月くらい滞在した)、「うわ!」という声とともに気付く。
「え?!!ちょ…私…あの人のこと…めっちゃ好きなんじゃねーーー?!!」
もう衝撃。
「うわ!うわ!!ヤバい!!気付いちゃった!!うわーーーーー!!!これ?これなん?大好きってこんな感じ?!マジで?!!うっはーーーーー!!」
チェンマイのゲストハウスの一室で「うわ!」とか言いながらウロウロしたのを未だに覚えてるし、その時の「うわ!!」の感情もすぐに思い出せる。
それから十数年。
私はその人と毎日一緒にいる。
なんだろう?これ。
毎日、毎朝、亮一さんが起きてきただけで「うっはー!」ってなる。
亮一さんがスマホを真剣に見てるだけで「うはははー!」ってなる。
「なんだと!このやろうーー!!ぶんなぐってやろうか?!!」的なことも過去にはもちろんありましが、多分回数はめっちゃ少ないです。
基本的に「うっはー!亮一さんだーー!!」ってなってる時間がほぼ。
そして時を重ねるごとに「きゃーー!!そんなところあるんだー!うっはーー!めっちゃ好きーーー!!」が増えた。ていうか今も増えてる。
ここまで書いてみて、ほんとはこの「うっはーーーー!!」を文章化したいんだけど、「うっはーーー!!」は「うっはーーー!!」でしかないから書けない自分の能力の低さにガクンと肩を落としています。(-_-;)
毎日「うっはーーー!」となっている奇跡に私は驚いている。
ぜったい私には一生わからない、知ることがない感情だと思っていたのにこの毎日は何?!とたまにハッと驚愕する。
そして気付くのです。
『大好き』ということは『その人の毎日が楽しく幸せでありますように』といつでも願えることなんだ。と。
ずっとその人を近くで見ていたいけど、いつまでもそばにいたいけど、でも離れるようなことになったとしても、どこにいても、『毎日が楽しく幸せでありますように』と願えることなんだ。と。
昨日、亮一さんはこの記事を「あー…」とか「書けるかなぁー…」とか「うーん…どうしようかなぁー…」とか言いながら長い時間かけて書いていた。
↓これね。
まだ慣れていない文章作成を悩みながら書いている姿を「んふふ」と思いながら見ていた。
その時の私は『がんばれー。貴方の中身を外に放出するんだよー。がんばれー。』と微笑みながら思っていた。
そして『この時間を楽しんでたらいいなぁ』と心から思っていたのでした。
大好きってこういうことだったんだね。
「うっはーーー!」ってなる度に心がほわぁ~って温かくなる。
そして「んふふ」と笑いたくなる。
どうにもこの気持ちを伝えられないのが歯がゆいのだけれど。
毎年、いや、毎日この気持ちを伝えたくなるけど伝えられないもどかしさを味わう。
そして、それもまた楽しいのだと知るのです。
すごいなー。
人間ってすごい。
『人を想う気持ち』ってすごいなー。
やっと!やっとのことでこんなことが感じられるようになりました。
ふぅ…やっと『人並み』になれたのでしょうかね。
我ながらのんびり進んでいるのだなぁ。
そんなことを思ったバレンタインデーでした。
貴方はどんな日を過ごしたんだろう?
どんな日でも、もう二度とない日だね。
読んでくれてありがとう。
今日も『もう二度とない時間』を存分に過ごしてくださいねー。
ではまたー。