藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

悲報。どうやら私と酒の関係性がかわってしまったらしい。

 

悲報です。

 

 

どうやら私は酒が飲めなくなったらしい。

 

 

私をよく知っている方は↑この言葉を読んで「ひゃー!」となっていることだろうと察します。

 

 

私は長年「酒とネオンがなければ生きていけない!」と言っておりました。

自他ともに認める無類の酒好きだったのでございます。

酒も酒場も大好きで、大好き過ぎたばっかりにバーテンダーになってしまうくらい。

(無事にソープ嬢を勤めあげたあと、私はバーテンダーになります。)

 

どの酒も大好きで、酒の種類を知るのも原材料を知るのも製法を勉強するのも歴史を勉強するのも、どれも楽しくて仕方がなかった。

飲んだことがないお酒を知ると飲んで見たくて仕方がなかった。

バーに行って酒瓶がズラーーっと並んでいるのを見るのが至福だった。

渋い居酒屋を見つけるとほんとにワクワクしたし、酒に会うアテ(つまみのことね)を考えるだけでうおー!と興奮した。

 

ワイン、チーズ、ワイン、チーズ…って永遠に続けられるやつやんか!!誰が止めてくれるんや?!と思っていた。

 

19歳の頃、日本酒というのは塩を舐めながら飲むのが最高に美味いと知り(K氏に教えてもらった)感動してしまったばっかりに一升瓶をぺろりと空けた。

 

もっと美味い高い酒を飲んでみたい!と思い、高級クラブのホステスにまでなってしまった。(ほんとはもっと違う理由もあるのよ。笑)

 

クラブホステスの頃はマジで高い酒をガブガブ飲んでいて、ほんとに浴びたりしていた。

 

今住んでいる場所の近所には『野毛』という場所があり、本気で『大人のテーマパーク』だと思っているんだけど、そこには渋い素敵な飲み屋がいっぱいあってなんという素晴らしい場所にすんでいるんだろう?神様ほんとにありがとうございます!!と何度も空に向かって手を合わせたんだ。

 

吉田類の酒場放浪記』を亮一さんに教えてもらったときは興奮して鼻血が出そうになった。

www.bs-tbs.co.jp

吉田類さんの酔っぱらっていく姿が好きだ。笑

 

 

 

20代半ば頃から何度も読んだマンガは『レモンハート』と『酒のほそみち』。

manga-bang.com

↑よかったらどうぞ。

 

亮一さんと仲良くなっていったのも酒を介してだったし、結婚前は渋谷でよく朝まで飲んでいたことはすごく良い思い出だ。

渋谷には24時間営業の酒場があるのも知ったし、酔っぱらって朦朧とした頭でフラフラと渋谷の街を歩いたのも楽しかった。

 

 

 

そんな無類の酒好き、酒場好き、もちろん家飲みも好きな私に変化が訪れ始めたのは一年位前くらいから。

いや、もっと前からかもしれない。

 

明らかにだんだんと酒量が減ってきていた。

そしてたくさん飲んでしまった次の日は、なかなか酒が抜けずに一日中使い物にならないような状態になっていた。

 

「二人とも弱くなったよねぇ。」

 

亮一さんと二人でそんなことをよく言い合っていた。

 

でもまだ飲める。

そんな淋しいことは認めたくない。

 

そう思っていた。

 

私の毎日から酒がなくなるなんて考えられない!と思っていた。

 

だってずーっとそれが私の楽しみの一つだったんだから。

すごくワクワクする時間だったんだから。

 

大して飲めなくなっているのに気づかないふりをして飲む。

もう以前ほど美味しいと感じていないことを知らんふりして飲む。

 

以前は毎日「美味しー!」と感じていたのに、だんだん「美味しー!」と本気で言える日が減っていった。

 

いやいやいや…

ただちょっと体調が悪いだけ。

今ちょっと調子が良くないだけよ。

 

私は私をなんとなくごまかす。

 

だって認めたくないんだもん。

私の「好き!」が変わっていってることを。

 

だがしかし…

 

そんなごまかしがとうとう効かなくなってしまったみたいです。

 

先月のとある日。

 

私は「あれ?」と気づく。

 

なんか…酒飲むと足が痒い気がするなぁ…。と。

 

いやいやいや…

きっと虫に刺されたんだ。

うんうん。

前に刺されたところがお酒を飲んで血行が良くなったから痒くなったんだ。

うん。

きっとそうだ。

 

私はまたごまかした。

 

でもそんなごまかしも効かなくなる。

 

酒を飲むと必ず足首から痒くなる。

そのうち足裏が猛烈に痒くなる。

その痒くなった場所はだんだん熱感を帯びる様になる。

 

おかしい…。

これはおかしい…。

 

そして8月に山中湖村に行ったとき。

うたちゃんのご家族とバーベキューをした時のこと。

 

その時はお酒をまぁまぁ飲んだ。

といっても私にしたらたいした量じゃないんだけど。

 

その時、私の腕に赤い斑点模様がブワーッと出たんです。

それは次の日の夕方まで消えず、私は亮一さんに「なにこれ?!めっちゃ気持ち悪くない?!気持ち悪い!!」と何度も見せて訴えました。

 

「えー!なにそれ?!虫?」

 

「うん!きっとそうだ!昨日バーベキューやった時虫がいっぱいいたじゃん!あの時の蛾の鱗粉が痒くなるやつだったんだよ!」

 

「えー?!でも俺もそらもなんともないよ。もしかして…酒じゃない?」

 

うっ!と詰まる私。

 

「いや、私の方に一番蛾が来てたもん。ぜったい虫だよ!」

 

言い張る私。

 

もうこの時点で「違うな」とは思っていたんだけどね。

 

そしてその後。

また性懲りもなく酒を飲んだ。

 

 

そしたら…

 

 

体中が痒くて眠れなくなった。

 

特に痒いのは足首と足裏。

そして足の指。

猛烈に痒い。

掻いても掻いてもその痒みは表面の痒さじゃなく、“中身”の痒さだから治まらない。

 

「んもーー!!痒いーーー!!」

 

悶絶する私。

 

これはマズい…

もうこれはなんとかしなければ…

私の限界点がやってきてしまったのかもしれない…

 

その猛烈な痒さの夜から、私は酒を辞めました。

 

 

 

…というのは嘘です。

 

 

厳密に言うと、今はビールを一晩に一缶から一缶半飲んでます。(350缶です。)

前の私から言わせるとそんな量は飲んだうちに入らねえ!の量です。

 

何がびっくりって、それ以上飲みたいと思わないことにびっくりしています。

カラダが拒否ってるんだなぁ…

 

ワインも日本酒もウイスキーもまるで飲みたいと思わない。

 

昨日なんてカルディに行ったのに酒のコーナーを見ようともしない自分にびっくりだった。

前は真っ先にお酒コーナーに行ってワクワクしながら選んでいたのに。

 

はぁ…

切ないのぉ…

 

もう十分飲んだろう?と言われているみたい。

 

 

 

今日亮一さんに頼まれてガッツリ施術をしました。

(膝が痛いんだって。そして四十肩。)

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↑家で施術を受けるともれなくこうなります。よかったらぜひ。笑

 

そしたらさ、めっちゃ頭がクリアでやんの!!

めっちゃ施術の集中力がすごいんでやんの!!

 

あー

酒飲まないで(さほど飲まないでってことね)良く寝るとこんなに頭がクリアなんだー!って実感した。

そして結果がこんなに出るんだーと改めて思った。

 

今までわざと頭や感覚をクリアにしなかった部分があるんだよね。

いろいろ感じすぎちゃってしんどかったから。

わざと自分を重くして、ごまかしてなきゃやってられないくらいしんどかったから。

お酒の力を借りてたんだ。

 

きっともうそんなことしなくて大丈夫なんだろうな。と思った。

 

私にとって酒と酒場と酒飲み友達は今までの辛かった私を支えてくれたもの。

愛すべきもの。

辛かった毎日を少しだけぼやけさせてくれる、そして楽しくさせてくれるツールだった。

 

きっとそんなツールはもういらないんだね。

 

なんとなく手放すのは淋しいし、お別れをするつもりもないんだけど。

きっと関係性が変わるんだと感じた。

ほんの少し楽しむ、たしなむものになるんだと思ったんだ。

 

ごまかすツールじゃなく、純粋に楽しむだけの関係性。

 

 

お大袈裟に聞こえるかもしれないけど、私にとってこれは大きな大きな変革なのです。

大きな大きな変化なのです。

 

お酒との関係性の変化は私にとって大革命なんだ。

(ただの飲み過ぎ、ただの歳、だなんて言わないでね。笑)

 

よりクリアな頭で、より敏感な感覚で、これからどうなっていくのか。

 

私の変化はどこに繋がっていくのか。

 

むふふ。

 

切なくもあり、楽しみでもあります。

 

 

さ!

今日は焼き肉食べに行ってビール飲むんだー!(←おい。)

 

痒くなりませんように…。

 

 

ではまた。

 

あ!

また施術熱が出てきたので興味ある方はご一報ください!

私の施術はー…えーと…

なかなかなもんだよ。(声が小さい。)えへ。

 

 

 

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