昨日と今日はこんなことをしておりました。
障子貼りです!!
生まれて初めての障子貼り。
昨日は亮一さんと一緒にあーだこーだ言いながらやり、
今日は残ったところを一人で。
アイロンで貼れる障子なんてあるんだね!
初めてやることはなんでも面白い。
体験ってすごいな。
今日の午前中は一人で黙々と作業をしていたのですが、段々と思考が静かになっていく心地よさを味わった。
障子貼りも瞑想なんだなー
先日の収納スペース整理で出てきた、過去に読んだ本たちを再度読み返したりしてるんだ。
8年くらい前に読んだこの本。
前に読んで感じたのと今は何かが違う。
「いまここ」の阿部敏郎さんの本。
すごくわかりやすくてすごく面白い。
当時もそう感じたんだけど、何かが違うんだ。
阿部さんは禅寺で禅の修行をしていたことがあるのでよく禅のお話がでてきます。
すごくわかりやすいので引用をば。
「いまだ」ってことを十分自覚することが、禅ということ。
そして、自覚した「いまここ」に、心を込めるっていうこと。
いま目の前でできることは、一つだから、いつもその目の前のことに、心を込めろと。
そうしたら、心配したり、こうしようって計画したりするより、結果もいいわけ。
いまここのことをきちんとやれば、次の瞬間は、いまから生まれるわけだから、次の瞬間に対しても、最良なことをしていることになる。
それは、今日一日に100パーセント心を込めることが、実は明日にとっての最高の準備ってことなの。明日を心配することが、明日にとって最高な訳じゃない。
この後阿部さんは禅寺での『作務(さむ)』について説明をします。
『作務』とはお掃除とかお料理とかお茶碗を洗ったりすること。
この『作務』は禅寺では先輩たちの仕事。
何年も何十年もお寺で修行して、ある程度の境地まで来た人が食事を作るということを説明してます。
食事を作るという行為は、座禅をしたりするよりももっと高いレベルにある。
それを、心を込めてやる。
それは愛ですね。
作務は座禅より複雑な行為です。
座禅なんてのは、ただ単に瞑想するだけですから。
料理作りを、瞑想しているのと同じように、100パーセント自覚して、そして心を込める。
まさに禅ですね。
したがって、料理を作るなどの行為は、より深いすぐれた修行として、高い位置にあるんですね。
これねー
ほんとこれねー
人はありふれた日常を使って、いまここにいるという能力を、高めていくことができるんですね。
当たり前の日常こそが、修業なんですね。
笑う。無心に笑う。
そしてもう一つが作務。行為の中で「いまここ」を留意する。
何に対しても、心を込めることは愛がありますね。
音楽でも、デザインでも、料理でも何でも、心を込めて作ったものは、人を感動させるし、それは伝わりますよね。
そしてここです。
この後の言葉。
必要な人に届いたら嬉しい。
もし僕たちが、すべての行為に心を込めていたら、成功しないわけないですよ。
だって心を受け取った人は、あなたのことをほっとかないもん。
あなたを引き立てるでしょ。
またお願いするなら、あなたにしたいって。
ほんとにそう思う。
ここで出てくる『心を込める』という言葉。
すごく能動的に聞こえません?
私は8年前、すごく能動的で「いちいち大変でめんどくさいなー」ってなんとなく捉えてました。
なんかさ、「心を込めるぞ!!」って暑苦しくないですか?笑
私はそんな風に感じてしまったのですが…
(未熟ですなー)
この「心を込める」。
それは「成りきる」だってことに数年前に気付いたんだよね。
しかも面白いことに、夫婦で同じ時期に気付いたんだ。
(こういうことしょっちゅうあるんだよねー)
料理なら「料理に成りきる」。
障子貼りなら「障子貼りに成りきる」。
ブログを書くなら「ブログに成りきる」。
(ブログに成りきるって何か変か?)
お掃除をするなら「お掃除に成りきる」。
(これはなかなか成り切れない。笑)
“料理に成りきれた”ときのゴハンはやたら美味い。
“ブログに成りきれた”ときのブログ記事は面白い!と言われる。
さっきは“障子貼り”に成りきれた時の障子は綺麗に貼れてる。
いつも『いま』しかないのに、頭の中は「過去」や「未来」のことで忙しい。
『いま』しかないって言ってんのにねぇ。
『いま』をリアルに体験した時、人は『幸福』を感じるんだと思う。
だから何をしていても「成りきる」をいつも意識していたら
いっつも『いま』を感じられるんだよね。
てことはいっつも『幸福』を感じられるってこと。
まーこんなこと書いてる私だって、まだまだとっても難しかったりしますけどねー
でも、確実に『いま』にいる時間は増えてる。ような気がする。笑
この世界が『いま』の連続でしかないのなら、“いま”をリアルに感じ切ろう。
“いま”を味わいつくそう。
そんなことを再度思ってみたりしたのです。
貴女の“いま”と私の“いま”。
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