藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

私のコト73

みなさんこんにちわー!

 

おとといはワタクシの大好きな人たちと『藤山家でゴハンを食べよう、なんなら泊まっちゃおうの会』が開催されましたー!(←大げさ)

 

たくさんお料理をして『美味しい美味しい』と食べて頂き、たわいもない話しやふかーい話しや○○をディスる時間や(○○はあえて伏せておこう。そしてディスってるのはだいたい私。笑)近況報告や…

 

長い時間一緒にいるとほんとにいろんな話しができる。

いや、違うな。

『話し』は『起こる』ものだとつくづく感じる。

 

そして今日もこれから大好きなひとたちが家に来る。

泊まっちゃいに来る。

 

どんな話しが起こるのか。

どんな空間を共有できるのか。

 

楽しみだなー

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わー

写真ブレブレー!笑

こりゃ『人気ブロガー』ってやつになれないワケだ。

納得。

そしてブレブレすぎてウケる。

 

 

さてとー

続きいきますかねー

今迷ってんだよねー

“あのコト”を書くか書かないか…

どーしよっかなー

 

最初から読みたい方はこちら♡

私のコト① - 藤山家においでよ

前回はこちら♡

私のコト72 - 藤山家においでよ

HPはこちらです♡

center-of-life.com

 

 

新しくりおの店に入ってきたマキちゃん。

とても可愛く素直なマキちゃんをすぐに好きになった小娘ゆっきぃ。

マキちゃんの現れにより、自分の中にある“孤独”や“寂しさ”があらわになる。

 

 

マキちゃんとなら“友達”になれるかもしれない。

私は日曜日にマキちゃんと二人で過ごす時間を楽しみにしていた。

 

日曜日までの数日間も、お店でマキちゃんといつも同じ席に着き、毎日

一緒に接客をした。

お客さんがいない時間にちょこちょこと話しをした。

アフターもほぼ一緒に行き、ちょっとずづちょっとずつ話しをしていた。

そして日曜日までの間にすこしずつマキちゃんとの距離が縮まっていくのがわかった。

 

そして日曜日。

 

Tさんは私がマキちゃんと二人で食事に行くことにたいして最後までゴネていた。

 

「なんで俺も一緒じゃあかんの?!ほんまにマキちゃんと二人きりなん?!」

 

マキちゃんと日曜日に二人で食事に行くということを伝えたのは約束をした次の日。

その日から毎日このやりとりが続いていた。

 

「まだ言ってんの?!ほんまにしつこいわぁー。たまには女の子と二人でゴハン食べに行ってもええやろ?!アカンの?!」

 

もうほんとにめんどくさくて私は半分以上キレていた。

 

「だって、ゆきえさんはもう2回も俺を裏切ってるんやで…。俺に2回も嘘ついてるんやで…。」

 

確かに。

 

でもちょっと違う。

 

2回どころの騒ぎじゃないからね。

 

「そうやけど…。じゃあどうしたらええの?!ずーーーーっとTさんと一緒にこの部屋にいたらええのん?!」

 

もうめんどくさすぎて怒ってしまった。

 

「ほんまはそうしたいで!ずっとゆきえさんをつないでおきたいんやで!!」

 

あーーーーー!!!!!

ほんとにやだ!!!

 

「こんなに自由にさせてもらえないならもう別れるよ。」

 

マキちゃんと食事に行くといっただけで“別れ”を口にすることになるなんて。

Tさんはどんな反応か?

 

「なんで…?!んもう~…そんなん言わんといてやぁ~…俺だってどうしたらいいかわからへんのやから……。」

 

え?

え?

えーーーー?!

 

泣いてる…

泣くんだ…

 

なんで泣くかなぁ~!

もーーー!

めんどくさっ!!

 

「泣かんといてやぁ~もー。ほんまにマキちゃんと二人やから!ちゃんとTELするから!マキちゃんとTELでしゃべれば安心やろ?!ね?そやろ?!」

 

「うん…わかった…じゃあちゃんとTELちょうだいよ…ゆきえさんと別れたくないんよぉ~うえーん!」

 

50代のおっさんが『別れたくない~うえーん』と泣いている。

 

なんだこれ。

意味わかんない。

 

「わかったわかった。じゃ、ごめんやけど行ってくるで。な?TELするからね。よしよし。」

 

泣き続けられてもめんどくさいので一応ヨシヨシと慰める。

そしてさっさと出かけてしまおう。

 

一応泣き止んだTさんをお部屋に残して出かける。

なんだかすごい開放感だ。

Tさんと一緒にいはじめてからというもの、Tさんを置いて出かけるなんてことはしたことがない。

絶対に拗ねることは目にみえていたのでやらなかった。

 

あぁ…

私はなんでTさんと一緒にいるんだろう?

一人で出かける。

友達?に会いに出かける。

こんなことすら出来なかったなんて。

 

今日はマキちゃんとたくさん話をしよう。

 

私はK氏のもとから逃げ出してきてからの4年間、その間の出来事、エピソード、私のほんとの思い…など誰にも話せていなかった。

ずっと一人で抱えていた。

まるで常識的ではない行動や思い、そして現状。

自分でもなんでこうなってしまったのかわからない。

そして抜け出せない摂食障害の症状。

(ブログにあまりでてきてませんがまだまだ“食べ吐き”は続いております)

 

こんなにも人には言えないようなことを抱えている私と

マキちゃんは果たして“友達”になってくれるのだろうか?

 

不安感もありながら、でも…とどこかで“希望”のようなものを感じながら

待ち合わせの場所に向かう。

 

「あ!マキちゃん!」

「あー!ゆきえさん!今日、すごい楽しみにしてたんですよぉ~!」

 

よかった。

嬉しい。

私の話を聞いてもこの態度が変わらないことを願う。

 

まずはマキちゃんにTさんとのことを説明し、TELでお話しをしてもらうことにしよう。

 

私は簡単にTさんとのことを話した。

 

「えーーー!Tさんってそんな感じなんですかぁ?ゆきえさんのコトをすごく好きなんだなぁとは思ってましたし、良いお客さんなんだと思ってました!えー…そうなんだぁ…」

「そうなんよぉ。また後で詳しく話すけど…とりあえずTELで話してくれる?

ごめんやでぇ。」

「全然いいですよ!まかせてください!」

 

マキちゃんは明るくTさんと話してくれた。

Tさんもやっと安心したようで『ゆきえさん、ゆっくり楽しんできてや。』

と可愛く言っていた。

 

「あーりーがーとー!助かったわぁ!」

 

私はTさんのコトを少しでも話せたことに満足をしていた。

 

それから私たちはお酒を飲みながらたくさん話しをした。

夕方から結局朝までずーーっと飲みながら話し続けた。

 

マキちゃんは九州の実家から家出同然で大阪まででてきていた。

両親や兄弟のことが嫌いすぎて家から逃げてきたらしい。

あてもなく大阪まで来て、求人していたとある一軒のラウンジに面接に行く。

そのお店に面接に行った理由は『寮を完備していたから』。

そしてそのお店に勤め、寮にも入れたけど急に閉店が決まる。

そしてりおの店を紹介されて今に至る。

 

そしてよくよく話しを聞くと『好きな人』がいるらしい。

 

「こんどその人に会ってください!ゆきえさんに紹介したいんですよ!」

「おー!絶対会うわ!マキちゃんが好きになった人に会ってみたいもん!」

 

なんだか女子な話しだ。

私とは全然違う。

 

そして私は毎度毎度勇気をふりしぼって『私の話し』をする。

 

K氏とのこと、逃げ出した経緯、滋賀県での出来事、バーテンダーをやっていた時の話し、そして今現在の状況。

 

こんなに自分の話しをしたのは初めてだ。

しかも『K氏とのこと』や『滋賀県での出来事』を今日マキちゃんにするとは思ってもみなかった。

 

マキちゃんは私の話を全て興味深そうに聞いていた。

 

「えー?!ゆきえさん!すごい!そんな経験までしてるんですか?!」

「それで?ゆきえさんはその時どんな気持ちだったんですか?!」

「わぁ…辛かったですねぇ…よくその状況でめげなかったですねぇ…」

 

マキちゃんのその都度の反応は私を癒した。

 

“誰かが否定せず話しを聞いてくれる”

 

それがこんなにも心地よいことだとは知らなかった。

 

私はTさんのことも木田さんのこともマキちゃんに話した。

マキちゃんはまだ木田さんには会っていない。

そしてあれから木田さんから連絡は、ない。

 

「木田さんに会いたいんだよぉ~!」

 

私は酔っぱらってマキちゃんに言った。

 

「木田さんのことが好きなんだよぉー!」

 

私は初めて声に出して言った。

 

「ゆきえさん。ヨシヨシ。会えますって!絶対連絡きますって!

もし連絡がきて、Tさんをごまかさなきゃいけない時がきたら言ってくださいね!

協力しますよぉ~!」

 

年下の女の子に慰められてる。

 

なんだか心地よい。

 

「ねぇ。マキちゃん。マキって呼んでいい?」

 

私は酔っぱらってるのをいいことにもう一歩踏み出す。

この言葉も私にとってはなかなか勇気のいる言葉だった。

 

「もちろん!いいですよ!呼んでください。」

 

なんだか涙がでそうだ。

 

「ありがと。あのさ、マキ。今日私の話し聞いてどうだった?

正直に言ってほしいんだ。軽蔑…する?嫌に…なった?」

 

ドキドキしながら聞いてみる。

もちろんこんな質問したって本当のことを言ってくれるかどうかなんてわからないと思いながら。

 

「え?!軽蔑なんてするわけないじゃないですか?!こんなこと言っちゃダメなのかもしれないですけど…すごく面白かったです!それにゆきえさんのこと大好きになりました!」

 

えぇ~…

 

あまりにも意外な言葉に私はとうとう泣いた。

 

「ありがとう…。そんなこと言ってくれてありがとね…」

 

私のめちゃくちゃな話しを聞いても離れていかない人がいた。

離れていかないどころか『大好きになった』と言ってくれる人がいた。

 

嬉しくて嬉しくてたくさん泣いた。

そしてたくさん『ありがとう』を言った。

 

マキは『こっちこそありがとうですよ!』と何度も言った。

 

朝まで飲み続け、早朝にマキのお部屋にお邪魔してそのまま出勤まで眠った。

 

今まで誰にも言えなかったことを話せた。

そしてマキもたくさん話してくれた。

 

よかった。

 

私はここで一つのことに気づく。

 

一つだけ言えなかったことがあるなぁ…

摂食障害』のことだけは何故か言えなかったなぁ…

“食べ吐き”のことだけは言えなかった。

 

私の中で“食べ吐き”はそれだけ重いことなんだ。と。

 

そのただ一つだけのことを除いて全てを話した私。

それを聞いてくれたマキ。

 

私たちはここから急速に仲良くなりはじめる。

 

“女友達”。

 

その響きに、私はワクワクするものを感じていた。

 

 

さてとー

マキちゃんとTさんと木田さんとー

どうなっていく?

 

つーづーくー