藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

私のコト72

みなさんおはようございまーす!

 

おとといは私の旦那さんであり、すばらしい仲間である、藤山亮一さんともんのすごーく深いお話しができて何度も『うんうん!』と頷いてしまいまいた。

(ほんとはこの記事は昨日あげるつもりだったのが書きあがらなかった汗)

 

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いつも亮一さんが淹れてくれる素晴らしく美味しいコーヒー。

 

前々回だっけ?書いたのは?

亮一さんがアジア旅行に行っている間に私に訪れた出来事。

『エゴの崩壊』(だと思う。)

“これ”があってから、やっぱり未だに足元がおぼつかない私。

夜お布団に入って眠る。

朝が来る。

そして私はまた『ほほう…。また朝がきたのだねぇ…。』と思う。

 

多分周りからみたら、今までの私となんら変わりはないと思う。

大笑いもするし、鼻歌も歌うし、大声で楽しそうにしゃべるし、

リーディングのお客様や整体のお客様がいらしたら

堂々とセッションしてるし。

 

でも、いつも胸の真ん中あたりにあるこの感じ。

言葉にすると『切なさ』や『虚無感』や『空虚感』になるのかなぁ。

うーん…。なんだかそんな言葉も違う気がしてしまう“コレ”。

 

居心地が悪い。排除したい。と感じてしまう“コレ”。

 

そんな“コレ”を亮一さんはこう言いました。

 

「俺思うんだけどさ、『虚無感』や『空虚』みたいな “コレ” が唯一の『存在の証』みたいなもんなんだよね。」

(きっと読んでいる方は『なんのこっちゃ?』って感じですよね?(;'∀'))

 

私はこの亮一さんの言葉を聞いて

ぬぅおおおおおおおお~!!!

と言いながらテーブルに突っ伏してしまった。

 

 

そしてその後

 

「なんかさ、こういうことに気づけば気づくほど、とことん『孤独』になっていくよねぇ」

「ほんとだねぇ。結局は『自分というこの存在』しかないんだもんねぇ。」

「結婚したって子供産んだって何にも“掴めるもの”ってないんだって実感するよねぇ」

「うんうん。」

 

てーな話を今現在夫婦という形態の私たちは繰り広げたのであります。

 

こんな書き方じゃ全く何言ってるかわからないですよね?(;'∀')

すません。

書きたくなっちゃったから書いてます。(;'∀')

 

とにかく亮一さんはすごいです。すごい変人です。笑

変人大好き。笑

 

さてと。

前置きが相変わらず長くなってしまいましたが~

続きいってみましょー!

 

最初から読みたい方はこちら♡

私のコト① - 藤山家においでよ

 

前回はこちら♡

私のコト71 - 藤山家においでよ

 

私たちのHPはこちら♡

center-of-life.com

 

 

りおの店に新しい若い女の子が入ってきた。

名前は『マキちゃん』。

素朴で可愛らしいマキちゃんを一目みて気に入った私とTさん。

 

Tさんは初日のアフターにマキちゃんを誘った。

 

「マキちゃん!ゆきえさんと一緒にお店が終わったらゴハン行こうや!

りおー!ええやろ?」

 

りおママに確認をとる。

 

「ええよー。なんで私は連れて行ってくれへんの?!」

「おまえと行ったっておもろくもなんもないわ!」

「なんやのー!最近ゆきえちゃんばっかり可愛がってー!」

 

ママとTさんは相変わらずだ。

 

結局その日はどのお客さんの席に着くのもマキちゃんと一緒だった。

りおママは私とマキちゃんの年が近いから2人セットでお客さんを引っ張って行って欲しいと思っているみたいだった。

 

台湾からの留学生のはるちゃんも歳は近かったけど

彼女は独自のスタイルをもった接客だったし、あとの先輩ホステスさんたちは

割と年齢がいっていた。(当時の話ですよ)

 

ママとしては若い2人が仲良くなって、お店の常連さんをお店に引っ張り続けてほしいと思っている様子だった。

 

私としてもすごく嬉しいことだし、接客もやりやすくなる。

同伴も、マキちゃんと一緒だと何人かのお客さんと一緒にできることになる。

 

一日一緒にお客さんの席に着いてみて、私はますますマキちゃんのことが好きになった。

彼女はお酒を飲むとすごく陽気になった。

無邪気で可愛い。

おっちょこちょいなところもあって、お客さんにすぐに可愛がられる。

 

そして私のことを『ゆきえさん!ゆきえさん!』と呼んで、すぐに仲良くなってくれた。

 

 

マキちゃんともっと仲良くなりたいなぁ…

 

私はすぐにそう思い始めた。

 

お店が終わり、Tさんが指定したお店にマキちゃんとむかう。

 

「今日はどうやった?疲れたやろう?」

「はい~疲れましたぁ~。ゆきえさん!いろいろフォローありがとうございます!

気が利かなくてほんまにすいません…。」

「え?!なにがっ?!頑張ってやっとったでぇ。私もまだまだ不慣れやから

一緒にやっていこうなぁ。」

 

そんなやりとりをしながらお店に着く。

 

「ゆきえさーん!マキちゃーん!こっちこっちー!」

 

相変わらずテンションの高いTさん。

 

「ぶはっ!あの人面白いんよぉ。なんでも飲んで食べて平気やから甘えたほうがええよーあははは。」

「Tさんって何者なんですか?!」

「まぁ…それはまたゆっくりねぇ。あははは。」

 

マキちゃんと仲良くなって、今の私の状況を全部話してしまいたい。

誰にも話せないこの状況。

誰かに話してしまいたい衝動にいつもかられていた。

 

マキちゃんなら…

 

心の奥でそんなことを感じていた。

 

「お疲れさまぁ~。マキちゃん、疲れたやろぉ?りおにこき使われたんちゃうやろなぁ。大丈夫か?なんかあったらいいや。俺がりおに言うたるからなぁ。

な?ゆきえさん!」

 

全くこの人は…

 

「うん。そやね。なんかあったら言ってや。この人がなんとかしてくれるから。あははは!」

「あ、ありがとうございます!えーと…Tさんは何者なんですか?」

 

そうだよねぇ。

その質問でてくるよねぇ。

 

パトロン!りおママのパトロンやで!あははは!」

 

私はわざと大きな声でいう。

 

「ちょっと!!ゆきえさん!そんな訳ないやろ!!ちがうでぇ~。マキちゃん違うんやでぇ~。今の嘘やからなぁ~。」

 

うろたえるTさん。

ウケる。

 

そんなこんなでTさんとマキちゃんと私でなにやら楽しい時間を過ごすことができた。

 

同年代の女の子と一緒に楽しい時間を過ごしたのなんて何年ぶりだろう?

 

私はふと考える。

 

私には今のこの状況や想いを全て話せるような人がいないんだなぁ…

私には“友達”とよべるような人が一人もいないんだなぁ…

 

寂しい…

 

ただ話しを全部聞いてくれる、そして全部を話してくれる相手が欲しい。

もう一人で抱え込むのは嫌だ。

 

マキちゃんはそういう存在になってくれるだろうか?

 

Tさんの車まで行く帰り道。

私は勇気を出してマキちゃん言ってみた。

 

「あのさ、今度の日曜日、一緒にゴハン食べに行かない?」

 

私にとってはものすごく勇気のいる言葉だった。

 

ただゴハンに誘っただけ。

それなのに心臓がバクバクいっていた。

 

私は“友達”がどんな存在なのかわからない。

作り方も知らない。

 

今の私の状況や私の過去を聞いても離れずにいてくれる人がいるとは到底思えない。

だから私は嘘をつく。

そしてその嘘の上で成り立っている関係はきっと“友達”ではないんだろう。

 

でも嘘をつき続けるのは辛い。

誰かわかってくれる人が欲しい。

誰か話しを聞いてくれる人が欲しい。

否定せず、迎合せず、受け入れてくれる人が欲しい。

 

私はマキちゃんが目の前に現れ、一緒に楽しい時間を過ごしたことで

私のなかにある『寂しさ』を強く確認してしまっていた。

 

ゴハンに誘う。

 

ただそれだけのことが私の中ではとても大きな意味をもっていた。

 

「えーー!いいんですか?!嬉しい!!ぜひぜひ!ゆきえさんともっとお話ししたいです!」

 

マキちゃんからの応え。

 

え?

私がゴハンに誘ったことが嬉しい?

もっと話したい?

 

「え?ほんとに?すごい嬉しい!!じゃ日曜日ね!何食べようかねぇー!」

 

すごく嬉しかった。

もしかしたら私に“友達”ができるかもしれない。

 

マキちゃんの話しもたくさん聞きたい。

 

そして私の『全部』を話してしまいたい。

 

『全部』を話したことで、たとえ離れて行ってしまったとしても。

 

帰りの車の中でも3人でたくさんお話しをした。

マキちゃんはほんとに素直に私たちの話しを聞き、

そして明るく自分の話しをした。

 

楽しい。

 

久しぶりに楽しい時間だった。

 

そして私は日曜日が待ち遠しくなっていた。

 

 

さあ!

 

マキちゃんの存在がどうなっていくか?

小娘ゆっきぃは何を話すのか?

 

つーづーくー