藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

私のコト66

みなさんこんにちわー!

 

前回のブログではご迷惑?ご心配?おかけしましたー!

 

コメントも頂き、フェイスブックのコメントにもメッセージを頂き、直接メールやLINEにも励ましのお言葉を頂き…

 

ワタクシ泣きました(T_T)

 

ありがたい…

 

世の中には優しい人がたくさんいるんだなぁ…

改めて実感しましたよ( ノД`)

 

ダンナさんからも異国の地からのスカイプ

 

『ゆっきぃ!ブログ、ぼちぼちねぇ~(*´з`)』

 

なんて優しい言葉を(;_;)

 

なんかいろいろ嬉しすぎてパンになってみたりしました。

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あのですね、私はとことん容姿に自信がないのであまりブログやフェイスブックに顔を出すのは極力やめようっと、なんて思っていたのですがね、

『お!これも私のワクだぞ!おいおい!』という声が自分から聞こえてきたので

出していく事にしましたー!(坂爪さんとの写真も載せたかったしねー)

“ワク”や“観念”がなんぼのもんじゃーい!!

 

てことで、書きたくなったのでもう書きます。笑

元気です。私。

 

さてとー

 

続きいっちゃいましょう!

 

最初からご覧になりたい方はこちら♥

私のコト① - 藤山家においでよ

 

前回はこちらよ♥

私のコト65 - 藤山家においでよ

 

あ!

今日は結構“下”の感じなので、お好きじゃない方はスルーしたほうが良いです。(;'∀')

 

 

 

麻美さんに『お店が終わったら一緒に二人で飲もう』と誘われ、ワクワクそわそわとお店の勤務を終えた小娘ゆっきぃ。

麻美さんとどんな会話が繰り広げられるか楽しみにしながら指定されたお店に向かう。

 

麻美さんから指定されたお店はバーとスナックが混ざったようなお店だった。

 

カウンターだけのこじんまりした、そして雑多なお店。

でも嫌な雑多じゃない。

居心地がよさそうだ。

 

麻美さんは先に席に着いて待っていた。

 

「ゆきえちゃーん。お疲れさま!ビール?何飲む?」

 

あぁ…

優しい。

これから豹変するのかしら。

 

「お疲れ様です!はい。ビールでお願いします。」

 

私は若干緊張しながら麻美さんの隣に座りビールをごくごくと飲んだ。

 

「ゆきえちゃん。びっくりしたやろ?急に誘われて。」

 

麻美さんがすごく自然な声のトーンで話しかける。

麻美さんの方に目をやると、お店にいる時とは全然違う雰囲気ですごく

リラックスしている。

ふにゃふにゃしていてとても可愛い。

 

あれ?

この人…

私と戦闘する気…もしかして…ない…?

 

いやいや!

りおママが『麻美はタヌキや!』って言ってた。

こうやって私を油断させる気だ。

まだ気を許しちゃいけない。

 

「はぁ…はい。びっくりしましたよー。麻美さんから誘われるなんて思ってもみませんでしたから。」

「うふふふふ。ゆきえちゃん。りおママから私のこと、何か聞いてるやろ?」

 

いたずらっ子のような上目づかいで私を見る。

 

なんだよー!

可愛いじゃねーか!

 

「はぁ。まぁ。りおママに可愛がってもらってたんですよねぇ?」

 

無難な答え。

 

「そうやねん。りおママにはすんごいお世話になってなぁ。足向けて寝られへんわぁ。うふふふふ。なぁ~んて♡」

 

小悪魔麻美。降臨。

 

「今日はHさんは帰られたんですねぇ。泊まりたがらなかったんですか?」

 

直球。投げてみた。

 

「もうねー、ほんまウザいんやわー!泊まりたがるで!でも私がほんまに嫌やねん。

ほんま気持ち悪いんやでぇ。聞きたい?ゆきえちゃん?」

 

おぉ。

割とセキララに言ってくれそうな雰囲気だ。

聞いてみよう。

 

「え?聞きたいです!いいんですか?」

「ええよええよ!ていうか聞いて!こんなんゆきえちゃんにしか言われへんもん!」

 

あれ?

どっかで聞いたセリフ…

まぁいっか。

聞かせてくれるならどんどん話してもらおう。

ものすごく面白そう。

 

「わー!聞きたいです!お願いします!」

「もうなんでも話すわ!あんな…」

 

この後、麻美さんはものすごく赤裸々にHさんのSEX事情を話し始めた。

ここに書けないようなコトまで赤裸々に。

 

Hさんはめっちゃくちゃ甘えん坊で、もんのすごくしつこい。らしい。

その甘えん坊はかなりのもので『赤ちゃんプレイ』にまで発展する。らしい。

 

衝撃的すぎる。

Hさんが…赤ちゃんプレイ…

70代半ばくらいのおじいちゃんが…赤ちゃんプレイ…(←しつこい)

 

「えぇっ!マジですか?!は?!うわぁ~…」

「マジやでぇ~。ほんまに気持ち悪いやろぉ?でな、そうかと思うと今度は

身体中ずーっと舐めまわすんやで!それが長いんや~」

 

おぉ…

Hさんに身体中を舐めまわされるところを想像する…

 

おぉ…

それはマジで無理だ…

 

「麻美さん…すごいですね…」

 

「すごないわぁ!ゆきえちゃん、Hさんを引っ張りたいと思ってるんやろ?」

 

あ。

そりゃバレてるよね。

もうここまで麻美さんが話してくれたんだから正直にいこう。

 

「はい。なんとかこっちに引っ張れないかといろいろ考えてました。

すいません。」

「え?!なんであやまるん?ホステスなら当たり前やろ!謝る必要ないわあ。

違うねん。ゆきえちゃんに言っておかなアカンと思てな。」

「は?はい?なんでしょう?」

 

「Hさんはな、“寝なきゃ”引っ張れへんよ。もうそれが当たり前になってしまったからなぁ。」

 

はー

やっぱりそうか。

Hさんを“寝ない”で引っ張るのはもう無理かぁ…

 

「最初はええと思うで。何回かは同伴もしてくれるやろうし、お店にも頻繁に来てくれると思うで。でも寝んかったらしばらくしたら離れるで。これは絶対や。

ゆきえちゃんがどんなに頑張ったってあかんわ。Hさん、ケチやしな。」

 

そうなんだぁ…

 

でも…

え?

じゃなんで麻美さんはそんなに嫌な思いして、ケチなHさんと寝てまで…

うーん…

 

私はそこも正直に聞いてみた。

 

「麻美さんはどうしてHさんを寝てまでして引っ張ってるんですか?

少しでも好きな気持ちがあるんですか?」

 

もっといいお客さんもいるだろう。

麻美さんならもっと嫌な思いしなくていいお客さんがたくさんいるんじゃないか。

でもHさんと“寝る”ってことは少しは“好き”というか“情”みたいなものがあるんじゃないか。

そんな考えしか思いつかず、私はそのまま質問した。

 

「あははははは!好きなはずないやろ!ほんまにぃ~ゆきえちゃんはまだまだ若いし染まってへんなぁ~。あはははは!」

 

大笑いされてしまった。

それに『若い=甘い=青い』とバカにまでされてしまった。

 

「ゆきえちゃん。ゆきえちゃんはなるべくそのままでいなよぉ。あんまりゆきえちゃんみたいな子、ホステスにはおらんからなぁ。だからなんだかいっぱい喋っちゃうわぁ。」

 

私は麻美さんが言った言葉にすごくびっくりした。

 

「え?そうですか?私みたいな子…ってどういうことですか?

私、さっき麻美さんのお店でめちゃくちゃ性格悪い感じでしたよね?

THE!ホステス!!って感じじゃありませんでしたか?」

 

そうそう。

さっき私はTHE!ホステス!!って感じだったはず。

性格めっちゃ悪かったはず!

 

「ぶははははは!ぜんっぜん!ゆきえちゃん、すんごく分かりやすかったでぇ。あははははは!しかも全然性格悪い感じじゃないし!ウケる!」

 

えー…

そうなん…?

 

「えー…私『結構ホステスっぽいことやってるやん!』みたいに思ってたんですけどねぇ…麻美さんとケンカになっちゃったりしてぇ~♪なんてコトも考えてたんですよぉ。」

 

「あはははは!なるわけないやんかぁ。ゆきえちゃんは珍しいくらい素直な子やで。」

 

あれぇ~…

全然思ってたのと違う展開だ。

もう完全に完敗…というか、ハナから勝負にもなっていなかったんだ。

 

「ゆきえちゃん。私はな、“寝て”まで引っ張らなあかん理由があんねん。」

「え?そうなんですか?えっと…それは…?」

 

「子供がおんねん。3人な。」

 

え?

え?え?え?え?

 

えーーーっ?!!

 

それは全然想像してなかった!

しかも3人?!

 

は?は?

はーーーっ?!

 

「さささ3人?!え?!それで?!あの…ダンナさんは?」

 

麻美さんは少し下を向いてちょっとバツの悪そうな顔でこう答えた。

 

「おらんよ。別れてん。しかもな、3人とも違う父親やねん。」

 

え?え?

えーーーーっ?!

 

わー…

そうだったんだ…

 

だからか…

 

自分一人で育てなきゃいけないから。

だから『腹括ってる』んだ。

だからHさんとも寝るんだ。

赤ちゃんプレイもするんだ。

 

なんだか…

もう何も立ち入れないや。

 

私には全くわからない世界だ。

想像もつかない。

 

「麻美さん、毎日子供たちはどこにいるんですか?お仕事中、ていうか、今もですけど…どこにいるんですか?」

 

「24時間やってる託児所があんねん。このミナミのまわりにはたくさんあるんやで。

そこに毎日預けて仕事に出るねん。で、帰りに眠ってる子供たちを迎えにいくねんで。」

 

そうなんだ…

 

そんなコト全然しらなかった。

24時間やってる託児所があることすら知らなかった。

 

『3人預けるとすごく高いねん。でも預けな働けへんしなぁ。もうこっちも必死やでぇ~。まぁ自業自得やけどな。あはははは!」

 

麻美さんは笑った。

自虐的に笑った。

 

私は笑えなかった。

 

「麻美さん…どうしてそういう状況になったんですか?」

 

失礼な質問だと知りながら聞いた。

聞かずにいられなかったから。

 

「あはは…そやなぁ。私、自分で嫌になっちゃうくらい男運悪いねん…

しょーもない男にばっかり惚れてしまうねん…。なんでやろなぁ…何回もなぁ。

で、結局どっか行ってしまうねんなぁ。アホやろぉ?」

 

麻美さんはハスキーな声で、笑いながらそう言った。

 

私はその麻美さんの姿を見て切なさが込み上げた。

そして何も言えなかった。

 

「だからな、そういう面でもりおママにはすごくお世話になったんよ。

りおママもシングルマザーやろ?だからすごく助けてくれたんやで。

でも、私は“寝て”しかお客さんを引っ張る術をしらんかったから、りおママはそのうち私を嫌がり始めたんや。ま、でも、今でも普通にはしゃべるし、たまに飲みにも連れて行ってもらうけどなぁ。あははは。」

 

りおママは19歳になる娘さんがいる。

娘さんがまだ小さいころに離婚をして、一人で育てなければいけなくなり夜の世界へ入った女性だ。

だから麻美さんの大変さがわかったんだろう。

 

「りおママだって“寝る”ことあるのになぁ~!ひどいやろぉ~!あははは。

あ、そうだ!ゆきえちゃん!こないだりおママと飲んだんやけどな。

りおママ、ゆきえちゃんのこと疑い始めてるで。」

 

りおママが?

私を?

疑う?

 

「え?疑うってなんですか?私を?」

「そやで。疑うっていうのはな、ゆきえちゃんを恐れてるってことや。」

「疑う?が?恐れてる?私を?」

 

私は何が何だかわからなかった。

 

「ゆきえちゃん、今Tちゃんに可愛がってもらってるやろ?それに他のりおママの主力のお客さんたちにも可愛がってもらってるやろ?」

「はぁ。はい。でも、それはママありきで可愛がってもらってるんで…」

 

私は本気でそう思っていた。

だからママが私を恐れるなんて考えてもみなかった。

りおママよりすごくなってやる!と思ってはいたけども、

それはまだまだ先の話しだ。

 

「いやいや。Tちゃんを味方につけたのはデカいで。しかもりおママの主力陣を味方につけてる。ママはそうとうゆきえちゃんのこと恐れてるで。

お客さんごっそり持って他のお店に移るんじゃないか?って本気で心配してるで。」

 

えー?!

そうだったんだ…

りおママがそんなことを考えていたなんて…

 

麻美さんもりおママも…

なんだか切ない。

私の中で虚無感が増していくのがわかった。

 

どうにもならない毎日。

抜け出せない夜の世界。

先が見えないミナミの街。

 

虚無だ。

とことん虚無だ。

 

そして私はその虚無の匂いが嫌いではなかった。

 

雑多なバーのカウンターにそのまま埋もれてしまいたくなる夜だった。

 

さてーと!

今日は長くなっちゃった!

 

読んでくださった貴方!貴女!

ありがとうございます!

 

まだつづくからねー

 

つーづーくー!

 

あ!

業務連絡です!

 

先日、鳥取からお問合せフォームでご連絡くださったⅯさん?Kさん?

お返事を送りたいのですが、送ると返ってきてしまいます!

メールアドレスが間違っていないか確認をお願いします!

ご縁がつながりますように。

ご連絡くださってありがとうございます!

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