みなさんおはよーございます!
今朝は家の水道の水が出なくてびっくりでしたー
水道管凍ってたんだねぇ。
そんなに寒いんだぁ…
冷水シャワーお休みしちゃおっかなぁ…
な考えが頭の中ちらほら…
でも身体は勝手にシャワーに向かっている…
中毒かっ!
そんな中毒になることウケアイの朝シャワー。
みなさんにお勧めしますよ。
朝の葛藤ハンパないけどね♡
さて。
つづきいきますかー
コバ君との別れを決心し、別れのデートをしようと決める小娘ゆっきぃ。
“仕事を変える”ということがいつの間にか自分の中で“別れ”へとつながっていた。
それからの私は、バーを辞める日まで今まで以上に一生懸命働いた。
バーテンダー見習いの二人をなんとか育て上げようとしたり、
スタッフの女の子たちにカウンターの中に入ってもらい、洗い物や仕入れの仕方を
教えたりした。
私がいなくなってもお店がスムーズに回るように。
たくさんお世話になったママに、私ができる最大限のコトをしてこの場を去ろう。
お店のスタッフの女の子たちは、私が辞めることを聞いてすごく驚いた。
「えーー!ゆきえちゃん辞めちゃったらこの店どーするん?寂しいよー!」
「辞めないでよーー!」
みんないい子たち。そう言われてほんとに嬉しかった。
ママは私が辞めるまでの数日間、いつもどおりのママに戻っていた。
あんなに不機嫌で怒っていたのがウソのように、いつもどおりのママだった。
そんなママは、何人ものお客さんにこう言っていた。
「ゆきえちゃん辞めちゃうねんでぇ。ひどいやろぉ。ひどい言うたってぇや。」
そしてそれを聞いたお客さんは必ずこんなことを言ってくれた。
「ゆきえ辞めんのか!なんでや?ママ困ってまうでー。この店にゆきえがおらんと寂しいやんなぁ。」
ママ…
ママは私に辞めてほしくなんだ。
あの日、あんなに不機嫌で怒っていたのは「困って」いたのか。
自己否定感が極度に強い私は全くそんなコトに気づかなかった。
むしろ当初決めた目標、「辞めないでくれと懇願されるようになるまではその仕事は辞めない」は達成できなかったなぁ…と思っていた。
あの不機嫌さや怒りは「辞められたら困る」の表れだったんだ。
あぁ…
人って、「困った」ら「怒る」コトもあるんだぁ…
私はママのお陰で人の感情の表れを一つ学んだ。
辞めるまでの数日間はほんとに忙しかった。
なんとか気持ちよく去ろうと必死だった。
そんな姿をママは見ていてくれたのか、最終日にこんなことを伝えてくれた。
「ゆきえちゃん。ほんまようやってくれたわ。ゆきえちゃんに頼りっぱなしになってしまったなぁ。ゆきえちゃんがいなくなるのはほんまに困るんやけど、あんたの人生や。がんばりや。でもな、戻ってきたかったら言うねんで。ありがとうな。」
私は嬉しくて嬉しくて泣きそうになった。
私…
認められたんだ。
ここでバーテンダーとして認められたんだ。
やったーーー!!
泣きそうになるのをこらえ、ママにたくさんの感謝を伝えてお店を出た。
ラウンジのママには辞める日は伝えてある。
働きはじめるのは今日から3日後。
もうすでに次のステップを踏む日が決まっている。
でもコバ君は私が今日バーを辞めるコトすら知らない。
ましてやラウンジで働くなんて思ってもいない。
言わなきゃ…
帰ったら「明日デートしよう!」って言おう。
ちゃんと言おう…
お店を気持ち良く辞められた安堵感とは対照的に
家に帰る足取りは重かった。
さて。
次回は「別れのデート」についに行くか?
どうかな~
つーづーくー