藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

私はいつだって絶望している。(今日のブログは読まない方がいいよ。)

今日、私は久しぶりに鷺沼という場所に行った。

 

田園都市線鷺沼駅

改札を出て斜め左手に少し歩くと、

そこには私が12年前に店長を務めていいたリラクゼーションサロンがあるのです。

 

名前は『レドゥワ』。

 

ベトナム風の綺麗な店内。

アジアン調の素敵なお店です。

 

私はこのお店のオープン時の店長を務めていました。

スタッフの子はほとんど全員ド素人の子たちばかり。

しかも女性スタッフのみのお店。

 

当時の私は自分の施術に納得がいかず、まったく自信がなかったにも関わらず(今も自信があるわけではないけどね)新人ド素人さんたちの施術指導というお仕事も引き受けた。(引き受けないわけにはいかなかったのです。)

 

お店のメニュー決め、値段の決定、施術内容の設定、いつまでに新人さん達をデビューできるまでに指導するか、などなど、もちろん社長がほとんどを提案してくるのだけれど、現場で動かしていくのは私なのでやらなければならないことはてんこ盛りだった。

 

このお店は『整体』『アロマトリートメント』『リフレクソロジー』と3つの施術を受けることができ、しかもどの施術もセットで施術を受けることができるお店。

とうことは、スタッフ全員に全ての施術が出来るように指導をしていかなければならないのです。

 

最初私は「やった!私が勉強してきた施術が全部できる!」と喜んでいたのですが、新人スタッフ全員に1人で指導していくのはほんとに大変でね。

お店がオープンしてからはお客さんの施術もしながら、新人スタッフ全員にスキルアップのために毎日指導するわけです。

 

施術の指導だけではありません。

接客全般も私が教えていきます。

電話の出方、予約の取り方、予約表の書き方、などなど。

 

今思うとよくそんなことできたな。。と驚くのだけれど、とにかく必死だったんだ。

 

私はこの当時、よくこんなことを思っていた。

 

「ぜってー負けない。」

 

誰に?って感じだけど、いつもそんなことを思っていた。

 

店長って孤独なんだな、ってこの経験で知ったんだけど、きっと社長ってもっと孤独なんだろうな。

 

お店の売り上げ目標を社長から言い渡され、その目標を達成するためにはどうしたらいいか?と宣伝のこととか日々の売り上げ目標を書き出すとかいろいろ頭を悩ませた時期もあったけれど、私はいつしかこんな答えに落ち着いた。

 

『お店の内部がうまくいっていて良い雰囲気ならぜったいお客さんは来てくれる。』

 

と。

 

日々の売り上げを書き出してスタッフにプレッシャーを与えるようなやり方よりも、スタッフ同士がお互いを認め合い、褒め合い、毎日笑っていられるようなお店にしたら勝手に自信がつくだろうし、接客だって穏やかになるだろう、と。

そうしたらお店の雰囲気だってよくなって、お客さんがまた来たいと思うだろう、と。

 

でもこれはあくまで私の仮説だ。

社長はいつだって売り上げのプレッシャーをかけてくる。

「スタッフにもプレッシャーを与えてくれ。」と社長は言ってくる。

それが売り上げを上げる方法だと言わんばかりに。

 

私は心の中で「そんな古臭いやり方、通用しませんよ。しかも女だけの店でそんなの通用するわけないじゃん。」と思っていたけれど、実績が伴っていないのでなんともいえないわけです。

 

私は仮説を実証するために日々奮闘した。

 

「ぜってー負けない。」と言いながら。

 

スタッフ一人一人の特性をよーーーく観て、得意そうなお仕事を任せる。

褒める。

認める。

頼る。

感謝する。

時に怒る。

一緒に泣き、一緒に笑う。

 

女子が集まるとすぐに人のことをあーだこーだ言い始めるのは想定内。

だから定期的にミーティングをして、ここに何をしに来ているのかを言い続けた。

そして難しい技術を教え続け、叱咤激励をし続けた。

人は暇になるとすぐ人のことをあーだこーだ言いたくなるものだからね。(私も含め、ね。)

 

お店の店長という役職ははカウンセラーの要素も必要であることを知った。(そう感じるのは私と亮一さんだけかもしれないけどね。他の人はしらん。)

 

そんなこんな奮闘し続けた結果、お店の売り上げはどんどん伸びていった。

私自身の施術の苦悩も少しずつ報われてきて、いつしか私に大きな気づき?のようなものももたらされた。(施術のすんごい師匠に出会ったのもこのお店でした。)

 

私自身の指名数もガンガン伸び、一ヶ月で100本以上の指名がつき始めた。(60分を1本と数えます。)

 

整体師になって少し経った頃の私は「1か月で100本指名がつくなんて夢の又夢だろうなぁ…」と思っていたので、これが実現した時は感動で天を仰いだほどだったんだ。

 

お店の女の子たちはどんどん成長していって、メンバーも増え、たまにいざこざはあるけれど総じてみんな仲が良く、とっても良いお店になっていった。

お店のスタッフ全員の技術力もお客さんに少しづつ認められていった。(と私は感じていた。)

 

店長になって3年経った頃、私は私の仮説が少し実証されたのかもしれない、となんだか嬉しくなったのです。

 

店長職をやっている途中で私は亮一さんと結婚し、その後そらさんを身ごもった。

もう少しこのお店の店長をやり続けるつもりだったんだけれど、ツワリがとにかく酷すぎて妊娠5か月のころ辞めることになる。

休職ということも考えたのだけれど、縛られていることが嫌に感じてしまって辞めるという決断をした私。

社長は「いつでも戻ってきてほしい」と言ってくれたけれど、あれから12年経っても私はその場所に戻っていない。

 

当時のスタッフの子たちとは未だに関係性が続いていたりするので、私にとってあの経験はものすごく大きなものだったのだなぁと思っていたりするのですが、戻ろうとはしなかったんだ。

 

そんな私にとってすんごい思い出が詰まっているお店を久々に見に行った。

いまだにそのお店のスタッフとして働いている私の大好きな子に届け物があったから出向いたのだけれど、なんだかその場所に行きたくなったんだよね。

 

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☝そのお店の店内。素敵でしょ?

 

そうしたらさ、私が思っていたそれよりもずっとお店が狭くてびっくりしたんだ。

「え?!こんなに狭かったっけ?!」と何度も言ってしまうくらい。

 

バックヤードにも入らせてもらったんだけど、そこには私の知らない名前が書いてあるシフト表があり、私が知らないルールが書いてあり、私が知らない張り紙がたくさん貼ってあった。

 

当たり前の話しです。

もう12年も前のことなんだから。

それが淋しいなんて感じません。

それが悲しいなんて少しも感じません。

 

そこにはただ「おおーー!」という感動がありました。

 

みんな一生懸命やってるんだなぁ!という感動です。

いまだにここで毎日一生懸命施術をして、接客をして、仕事をしている子が何人もいるんだなぁという感動でした。

 

ここは私がかつて七転八倒しながら店長をやっていたお店だけれど、もうそのお店ではないという事実。

もうあのお店は私の曖昧な記憶の中にしかないという現実。

 

当時の思い出がぶわっと蘇ってきたまま、私はお店をあとにして歩きました。

 

たしかにあの体験はあったような気がするけれど、もうそれは私の思い出の中にしかない。

しかも曖昧だし朧気だ。

 

当時のあの必死さを否定したいわけじゃないけれど、「あれは一体なんだったんだろう?」と頭を傾げる。

私は私が立てた仮説を立証するために必死でいろんなことを考えてやったけれど、それが一体なんだったっていうんだろう。

意味があるとかないとかの話しじゃなくて、何にも掴めるものがないってことをひしひしと感じたんだ。

そして『わからないことしかない』ということも改めて感じてしまったんだ。

 

私はこうやって定期的に絶望する。

 

この世界が素晴らしいはずねーじゃん、クソが。と思うわけです。

 

こんなことを書くと「ゆっきぃ、疲れてるんだよ。」とか「この世は修行だから」とか「まだゆっきぃは幸福をしらないんだよ」とか言ってくる人がいそうだけど、私は健全に絶望しているので安心してください。

 

絶望しないと。

絶望に気付かないと人は捻じれるよ。

 

正論?

倫理観?

統計?

常識?

普通?

女だから?

男だから?

施術者だから?

魂?

使命?

優劣?

もうこんな年齢だから?

親だから?

愛されたい?

素敵なパートナーが欲しい?

痩せたい?

綺麗になりたい?

お金稼ぎたい?

夢を叶える?

 

 

☝これを否定したいわけじゃない。

私も大いにそれを思うしやってます。

 

でもね、それってなんだろうね。

 

どこまでどうすれば満たされるの?

どこまでどうすれば満足するの?

 

結局ずーーーっとクルクル回っているだけだ。

 

何度も言うけど、それを否定したいわけじゃないんだよ。

クルクル回っているだけだって知ってるか知らないか、それだけ。

 

何をどこまでやっても何者にもなれない。

何をどこまで勉強しても結局何もわからない。(わかった気にはなれる。)

何も掴めるものはない。

 

これをとことん感じる日が私に定期的に訪れるわけです。

 

すごくネガティブに感じますか?

だからやらないって話しじゃないんです。

人間やりたくなったらやるし、わかったような気になっちゃうときはやってきます。

悟らないかぎり。

 

この絶望。

私は大好きなんですよ。

 

だって、丸腰になれますから。

自分の上にも下にも誰も置かなくなりますから。

(でも防御のために自分の上や下に誰かを置くということが発動すること多々!あります!私!)

そして「わからない」も「ごめんなさい」も「ありがとう」も素直に言えるようになりますから。(防御のために言えないこと多々!あります!私!)

 

綺麗な言葉や綺麗な出来事だけを信じようとするのはやめよう。

自分に言い聞かせるのもたいがいにした方がいい。

 

だってわからないことしかないのだから。

 

わからないし掴めない。

いつだって過ぎ去っていくだけだし、思い出はただの曖昧な記憶だ。

人間はいつだって思い込みと勘違いで生きているし、それが原因で人と人がぶつかったり仲たがいする。

そして思い込みと勘違いで恋をしたり結婚したり子供を産んだりする。

 

絶望的だな。

 

でもそれが最高にロックだな。(ロックの意味がわからないけど。笑)

 

みんなが一度そこに気付いて絶望したらいじめなんかなくなるだろうにと思う。(そんなことしてる場合じゃないからね。馬鹿げているしね。)

 

今日はそんな日。

 

きっと明日になったらそんな感じも薄まっているのでしょう。

 

 

以前亮一さんがこんなことを言っていてしびれた。

 

「俺は悩みすら持ち続けることができないんだよ。もうどうしょもねーな。」

 

最高。

ほんとにその通りなのよ。

 

悩みすら持ち続けられないなんて絶望的だな。

 

さて。

絶望しながら帰って夕飯でも作ろう。

今日はいわしのつみれ汁でも作るかな。

 

 

 

読んじゃった?

読んじゃったの?

あらー

 

よくわからなかったら連絡してみてください。

そんなことについても話しましょう。

施術でも受けながらさ。(とさりげなく宣伝しておきます。矛盾だらけの内容ですよ。笑)☟☟

 

 

《 藤山家で整う整体施術やってます!》

 

本来あるべき姿に戻していく。

本来の身体のポテンシャルを引き出す。

立つこと自体が楽になる。

関節の可動域が広がる。

視界がとにかく明るくなる。

身体が軽くなる。

ストンと立てる。

楽に動ける。

 

そんなことを実感していただける施術だと思います。

もちろん不調を感じている個所や痛みが出ている個所がありましたら遠慮なくおっしゃってください。

あらゆる方法で施術を試みます。

 

《施術時間と料金》

整う整体施術

90分 8000円

初回は120分 9000円

(初回はお話しを伺うお時間を頂きます。)

 

・整う整体施術に整いを定着させるオイルトリートメントをセットでお付けすることができます。

+60分 7000円

 

※整いを定着させるオイルトリートメントはこれ単体では行っておりません。

必ずととのう整体施術とセットでお受けいただいています。

理由は簡単。

それの方がお身体が確実に楽になると感じているからです。

 

たくさんのお客様がセットで受けておりますよー(*‘∀‘)

「ずっとやっていてほしいと思ったぁー!」とおっしゃる方多々。

 

グッと奥深くまで届く心地よい刺激とゆったりとしたロングストロークを混ぜ合わせた独自の施術で、整ったお身体をより長持ちさせるように定着させていきます。

眠りより深いリラックスを感じて下さる方もいらっしゃいます。(*^^*)

 

《場所》

横浜にある『藤山家』

ご予約後詳しい場所をお伝えいたします。

最寄り駅は横浜市営地下鉄『蒔田駅(まいたえき)』です。

 

ご希望があればめちゃくちゃ美味しいハーブティーを+200円でお付けいたします。

一緒に飲みましょう。

 

 

 

お気軽にご質問・お問い合わせしてくださいね。

↓こちらからどうぞ。

お問い合せ・お申込み:メールフォーム 

 

 

 

ご神木が埋まっている不思議なお部屋でお待ちしています。

一緒にゆるみましょ。

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猫がふすまをボロボロにしてしまっているのはご勘弁ください…

この真ん中の四角い部分にご神木が埋まっています。

 

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こちら。

 

もんのすごく気持ちよいお部屋です。

 

ぜひ体験してもらいたいなぁ。

 

 

 

 

 

 

私の施術のお話し。⑧『整体ってなんですか?』~藤山家で『整う施術』やってます。~

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みなさんこんにちは。

苦しくも(←良い意味で)楽しい施術三昧の日々をおくらせて頂いているゆっきぃです。

施術を受けてくださった方がその様子をFacebookで投稿してくださったり、お友達や家族にお話ししてくださったりして、そのご縁でまた初めましての方と繋がれたり、ご紹介くださった方との繋がりが強くなったり…

そんな幸せすぎる、けれども心地よいプレッシャーを感じる日々を過ごしております。

ほんとにありがたい。

みなさんありがとうございます!!!

 

私……

頑張る!!!

できることなんでもやる!!!

 

そんな気持ちが溢れかえっております。

 

さて。

そんなこんなで毎日全力で施術をしているもので、なかなかブログが進みません。(;'∀')

ゆっくりマイペースで進めていきたいと思います。

 

久しぶりに『私の施術のお話し。』の続きです。

よかったらお付き合いください。

 

(このお話しの説明。☞これは私の施術の宣伝をするために、自分の施術はどんなものなのかを簡潔にわかりやすく書こうとしたら全く書けず、気づいたら今の私の施術が出来上がるまでの物語になっちゃってたのでこのまま続けて書いていこうとしているお話しです。)

 

まだ読んだことがない方は最初からどうぞ。☟

yukiukix.hateblo.jp

 

前回のお話しはこちら。☟

yukiukix.hateblo.jp

 

 

第8話『整体ってなんですか?』

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二子玉にある整体スクールにほぼ毎日通い、順調に実技も座学も学び進めていた私。

少人数制のそのスクールの授業はとても面白いものでした。

実技はそこまで驚くような難しいものはなく、頭を抱えるほどの苦悩はしませんでしたが、骨の矯正(ボキボキッ!ってやつね。)はなかなか勇気がいるもので。

でも、それが楽しいんですよ!!

 

「私にもボキボキッ!ができた!!」

 

なんて嬉しさがあってね。

 

座学では解剖生理学が楽しくて楽しくて。

そこのスクールの先生はお医者さんほどの知識がある方で、(でもめちゃくちゃ面白い人)何を聞いても面白くわかりやすくお話しをしてくれる方でした。

 

カイロプラクティックと整体とあんまとマッサージの違いってなに?

○○療法ってどんな理論?

ストレッチってどんな種類があってどんな効果があるの?

ぎっくり腰ってどうしてなるの?

四十肩ってなに?

 

私の中に地味にずーーっと湧いていたそんな疑問もわかりやすく解説してくれて、私はとても充実した気持ちになっていたのです。

 

 

早く整体師になりたい!!

もっといろんなことを知りたい!!

早く習ったことを実践したい!!

 

そんな強い想いで鼻息荒く毎日を過ごしていた私。

 

前職を辞めていたこともあり、毎日やることもないのでほぼ毎日のようにスクールに通い、すぐに卒業試験も終えて無事にスクールを卒業することになりました。

 

やった!!!

これで整体師になれるんだ!!!

全身を施術することができるんだ!!

 

そりゃもう嬉しくて嬉しくて心躍るような気持ちです。

「整体師にだってなれるかどうかなんてわかんないじゃん。」と言っていたBさんに報告してやりたい気持ちでいっぱいです。(見返してやりたい!って思ってたんだね。とほほ。)

 

 

スクール卒業後、私は整体師デビューに向けてインターンになりました。

 

私のインターン先はスクール運営をしている会社が経営している2店舗のうちのひとつ。

1号店のほうでした。(本店みたいな感じかな。)

 

「小杉さん(私の旧姓)、そこのお店はベテラン整体師がたくさんいるお店だからたくさん勉強してくるといいよ。」

 

社長は私にそう言いました。

私はその言葉にゾクゾクしながら「はいっ!!!勉強してきます!!」と元気よく答えました。

 

インターン初日。

私はばっりばりに緊張しながらそのお店に出向きました。

 

どんなにすごい整体師さんがいるんだろう…。

怖い人とか厳しい人がたくさんいるんだろうなぁ…。

ベテラン整体師さんばっかりなんてゾクゾクするけど怖いなぁ…。

 

そんな思いを抱えながら。

 

「よろしく~。店長のSです。(*^^*)」

 

私を出迎えてくれたのはかなりにこやかな若い青年。

この店長さんは18歳から10年はこの業界にいるベテランであり、指名の数も相当な方だと聞いていた。

 

「よろしくお願いします!!」

 

緊張しながらもお店の業務の説明を受けたあと、Sさんにこう言われて緊張はMAXに。

 

「じゃあ…ちょっと施術してもらおうかな。小杉さんが今どれくらいできるのか知りたいからさ。」

 

ぬっ!!!

 

大ベテランの整体師さんに施術をする。

テストだとはいえ、大緊張。

 

「はっ、はいっっ!!!」

 

「そんなに緊張しなくていいよ。(*^^*)なんとなくでいいから。」

 

にこやかに言うSさん。

手汗脇汗ハンパない私。

 

「は、始めます…よろしくお願いします!」

 

ドキドキしながらも真剣にスクールで習った通りのことを施す。

 

大丈夫。

ゆっくりやれば大丈夫。

 

そう言い聞かせながら施術するけれど手は震える。

 

「うん。もういいよ。(*^^*)」

 

Sさんは私の施術を15分くらい受けて、すぐにそう言いました。

 

「え…?」

 

「ありがとう。大丈夫。うまいよ。」

 

「ほ…ほんとですか?!ありがとうございますっ!!」

 

ベテラン整体師であり店長であるSさんにそんなことを言われて舞い上がる。

 

「うん(^-^)…でもね…」

 

Sさんはにこやかな顔のまま、「でもね」と続けた。

 

「うまいんだけど、小杉さんはこれからプロになっていくわけじゃん。

そのままじゃプロとはいえないんだよ。これからプロの技をみせるから受けてみて。」

 

自信満々の顔でSさんは私をベッドにうつ伏せに寝かせ、施術を始める。

 

「じゃやるよー。」

 

「よろしくお願いします!」

 

私はドキドキしながらSさんに施術に集中する。

 

パパパパパパパパパッ!

パパパパパパパパパパパッ!!!

 

Sさんの手はすごい速さで私の身体を揉み解していく。

 

「え?!」

 

パパパパパパパパパッ!!

パパパパパパパパッ!!

 

とにかく手数がすごい。

そして速い。

それなのにちゃんと揉めていて気持ちがいい。

 

「まぁこれくらいは手数が欲しいよね。」

「速いでしょ?これがプロだよ。」

 

ものすごい速さで施術を施しながらSさんが私に言う。

 

「は…はぁ…すごいですね…」

 

私はうつ伏せにしていた顔をあげて、Sさんの手がどう動いているのか少しでも見たくてジッと見る。

 

「見てもわかんないでしょ?ゆっくり覚えていけばいいよ。」

 

Sさんか終始にこやかな顔で私に言う。

その言い方に少しだけ違和感を覚えたけれど、ド新人の私は「はい…」と小さく返事をした。

 

「まぁこんな感じかなー。

小杉さんがいつまでこの店でインターンとしているかわかんないけど、いる間はいつでも練習相手になるし、わかんないことあったらいつでも聞いて。

それにここにいる人たちはそれぞれやり方も違うし得意なことも違うからみんなに聞いていけばいいよ。教えてくれるかどうかはその人によって違うからわかんないけど。笑」

 

施術を一通り終えたSさんは親切にそう教えてくれた。

 

「はい!ありがとうございます!」

 

私は今施された施術があまりにも速く、そして的確だったことに驚きながらお礼を述べた。

 

「じゃ施術してるとこ見てきていいよー。」

 

Sさんは他のベテランさんたちが施術している部屋に私を連れて行き、「邪魔にならないようにしていたら見ていてもいいからねー。」と言った。

 

「はい!」

 

私は目をランランさせながらお客さんを施術しているベテラン整体師さんたちの施術を見はじめました。

 

「え…?」

「えーーー?!!」

 

その時の驚きはいまだに忘れることができません。

 

ベッドの上に乗って飛び跳ねているおじさん、お客さんを横向きに寝かせて腕をぐるんぐるん回している男性、ジッと動かず頭を触っている女性、膝をつかってお尻を揉み解している(だろう)おばさん、、、、

 

みんながそれぞれべつべつのことをしているだろうとは思っていたけれど、ここまでそれぞれが個性あふれる施術をしているとは思っていなかった私は口をあんぐり開けて目を見開いてしまったのでした。

 

「…す、すごい…」

「これは…どうなっているんだ…」

 

リフレクソロジーの会社ではみんなが同じ技術をすることが当たり前になっていました。

順番もみんな同じ、施す技術の種類も同じ、施術時間も同じ。

毎日同じ流れで同じ順番で同じ技術を施す。

それが義務付けられていました。

 

整体のスクールに入って教わったのも順番が決まっている技術でした。

(基本的なことを教わるためには必要なことなのでしょう。)

さっきSさんにやってみた施術もスクールで教わった通りの順番、教わった通りの技術。

 

でも今目の前で繰り広げられているのは全てがフリースタイルです。

しかもお客さんの身体の上で飛び跳ねているおじさんまでいるし、膝でお尻を揉んでいるおばさんまでいます。

 

頭をかち割られるほどの衝撃でした。

 

「…みんな何をやっているんだろう…」

 

ベテラン整体師さんたちの繰り広げているその施術を目の当たりにした私は、その場から動けなくなっていたのでした。

 

「…整体ってなんだろう…」

 

インターン1日目にして、早くも強烈な衝撃を受けた私。

さてさて、これからどうなることやら。

 

 

つづく。

 

 

ここからは宣伝です!

衝撃的なインターン1日目を過ごしたのは遥か16年ほど前のお話し。

そんな過去を経て、今の私はこんな施術をしています。

 

本来あるべき姿に戻していく。

本来の身体のポテンシャルを引き出す。

立つこと自体が楽になる。

関節の可動域が広がる。

視界がとにかく明るくなる。

身体が軽くなる。

ストンと立てる。

楽に動ける。

 

そんなことを実感していただける施術だと思います。

もちろん不調を感じている個所や痛みが出ている個所がありましたら遠慮なくおっしゃってください。

あらゆる方法で施術を試みます。

 

《施術時間と料金》

整う整体施術

90分 8000円

初回は120分 9000円

(初回はお話しを伺うお時間を頂きます。)

 

・整う整体施術に整いを定着させるオイルトリートメントをセットでお付けすることができます。

+60分 7000円

 

※整いを定着させるオイルトリートメントはこれ単体では行っておりません。

必ずととのう整体施術とセットでお受けいただいています。

理由は簡単。

それの方がお身体が確実に楽になると感じているからです。

 

たくさんのお客様がセットで受けておりますよー(*‘∀‘)

「ずっとやっていてほしいと思ったぁー!」とおっしゃる方多々。

 

グッと奥深くまで届く心地よい刺激とゆったりとしたロングストロークを混ぜ合わせた独自の施術で、整ったお身体をより長持ちさせるように定着させていきます。

眠りより深いリラックスを感じて下さる方もいらっしゃいます。(*^^*)

 

《場所》

横浜にある『藤山家』

ご予約後詳しい場所をお伝えいたします。

最寄り駅は横浜市営地下鉄『蒔田駅(まいたえき)』です。

 

ご希望があればめちゃくちゃ美味しいハーブティーを+200円でお付けいたします。

一緒に飲みましょう。

 

 

こちら、施術前と施術後の変化です。

(お客様の了承を経てお写真使わせて頂いています。)

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胸が広がっていてウエストの歪みがとれてスッキリしているのがわかりますか?

おっぱいもスッと上がっていて綺麗!!

足もしっかり地についていますね!

 

 

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 かなりお腹が前に出てしまっていたのがスッとおさまっています。(*^^*)

お尻もプリッと上がっていて美しいですねー。

背中の丸みもスッキリしています。

 

 

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 ウエスト綺麗!肩のライン美しい!!背中スッキリーーー!!

そしてお尻プリン!!

はぁ…素敵…

 

その方本来の美しさ、快適な感じ、ゆったりした自然なカタチ、そのお姿に戻す。

そんなことをしている施術です。

自然な本来のお姿ってめちゃくちゃ美しいんですよ。

そしてご本人も本来のお姿に戻るんだから楽ーーになるんですよ。

 

4月の後半、5月、まだご予約の空きがございます。

よかったら一度体験しにいらしてくださいね。

お待ちしています!!

 

 

 

  お気軽にご質問・お問い合わせしてくださいね。

↓こちらからどうぞ。

お問い合せ・お申込み:メールフォーム 

 

 

 

ご神木が埋まっている不思議なお部屋でお待ちしています。

一緒にゆるみましょ。

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猫がふすまをボロボロにしてしまっているのはご勘弁ください…

この真ん中の四角い部分にご神木が埋まっています。

 

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こちら。

 

もんのすごく気持ちよいお部屋です。

 

ぜひ体験してもらいたいなぁ。

 

 

 

 

 

 

私の施術のお話し。番外編。~藤山家で整う整体施術やっています。~

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みなさんこんにちは!

Facebookではちょくちょくいろんな投稿をしているのですが、ブログでしか私の安否確認をしていらっしゃらない方たち、お久しぶりです。

どうにもこうにも文章を書く気にならず、「どうした?私。」と首を傾げておりました。

 

まぁ「どうした?」なんて疑問に思うこともなくてですね、ただ単に久しぶりに毎日毎日施術をたくさんさせて頂いていたからなんですがね。(;'∀')(書く時間と気力がなかっただけ。)

 

ありがたいことです。

ほんとにありがとうございます!!

 

施術の宣伝をしよう!と決めてからたくさんの方が足を運んでくださり、毎日施術ができて私は幸せです。

 

が…

 

がですね、やっぱり懸念していたことがおこりました。

これは施術者としてはめっちゃくちゃ当たり前の話しですし、これがなければ施術者を語っちゃいけないなと私は思っていることなのですが…ね。

 

やっぱり毎日施術をしていると、難しい症状をかかえていらっしゃるお客様がおみえになります。

やればやるほど、難しい(症状の)方がいらっしゃるのが当たり前っちゃあ当たり前。

そこで私は頭を抱えます。

 

「うーん…あの症状にはこのアプローチが…」

「でもあれはこの療法で対応した方が…」

「この心の部分の話しをした方がよさそうだけど、それは今のタイミングだろうか…」

「これ以上踏み込むと痛みが出てしまう可能性があるけれど踏み込まないのもどうなんだろ…」

「この方のあの症状はどうしてどのタイミングで始まったんだろう…」

 

そんなことを考えて「うーん…」と唸る回数が増えてきました。

 

これは私がお店でバリバリ施術をやっていた時期には当たり前のことでした。

 

どうやっても治まらない症状。

とれない痛み。

すぐに元に戻ってしまう歪み。

 

その度に「ぬぬぬ…」と自分の未熟さ、知識のなさ、経験の浅さ、技術力のなさなどを責めたり呪ったり、不甲斐なさに泣いたり。

休みの日には本屋に駆け込み、なんとか施術のヒントを得ようと血眼になって本を探したり、どこかに魔法の技術が載ってないかと探したり、評判の治療院や整体院に行って技術を盗もうとランランとした目で施術を受けたり。

もうとにかく必死!!!

…だったわけです。

 

そんな体験がフラッシュバックしてくる。

 

もちろん今はその当時ほどの血眼!!!な感じではないです。

もっとゆったり楽しく施術をやらせて頂いていますし、お客様と相談しながら進めていくスタイルをとっています。

それが楽しいし、お身体を良くしていくのはお客様本人の力ですから。

私はほんの手助け、ちょっとサポートをする、くらいのものですから。

 

でもお客様を好きになればなるほど、お話しをたくさん聞かせてもらえばもらうほど、めちゃくちゃのめり込むのです。

 

だってねぇ。

楽で快適なお身体に早く戻って欲しいじゃないですか。

 

だから私は頭を抱えます。

 

「やだなぁ。やっぱりこれが始まっちゃったかぁ…」

と頭の片隅で声が聞こえる。

 

でももう一方で

 

「やっぱり楽しいなぁ。人間のこと、身体のことって難しすぎてわからないところが楽しいんだよなぁ。」

「いろいろやってみて『楽になった!』という感想を頂けるときが最高に嬉しいんだよなぁ。」

 

そんな声が聞こえてきます。

 

いつまで、どこまで施術をやり続けるかはわかりません。

もしかしたら「もうやーーめた!」と突然言い出すかもしれません。

はたまた死ぬまでやるかもしれません。

 

でも今私は毎日頭を抱えながらもニヤニヤしながらお客様をお待ちしています。

「さーて!」と腕をぐるぐる回しながら施術ベッドの準備をしています。

 

私が施術者になろう!と決めた時、憧れていた姿がありました。

それは

 

『何を聞かれても答えられる』

『どんな症状を相談されててもあらゆるアプローチを提案できる』

『どんな角度からでも施術や療法やテクニックのことを話せる』

『身体だけではなく、人間全般のことをトータルで観ることができる』

『パッと見ただけでその人の歪みや不調がわかる』

『何も押し付けない、その人の生命力をただ引き出すことだけに注力を注ぐ』

 

そんな施術者。

 

今、そこそこそれが叶っている部分もあれば、まっだまだの部分もある。

 

とにかく楽しく、心地よく、気持ちよく、押し付けがましくなく、ゆるゆるとした時間を共に過ごせるかどうかを重点に置き、でも深刻に感じている症状などの相談もできるような雰囲気作りができたらいいな、と感じている毎日です。

 

施術者になって19年が経ちます。

 

ありとあらゆることを試みてきました。

 

背骨の矯正(ボキボキッってやつもできます。)、ストレッチ全般(タイ古式の学校出てます。)、フェイシャル、食養生のこと(東城百合子先生の料理教室通ってました。)、瞑想の話し(亮一さんとずっと瞑想している時期ありました。師がおります。)、テーピング、〇石療法(怪しい話しなので詳しく書けない)、気功(これは施術中に勝手に起こっていること多々。)、顔の歪み矯正(痛くないよ。)などなどなどなど。

ここに書いていないこともいろいろやってきました。

 

その中で「これは私の施術に必要だな。」と感じるものをギュッと詰め込んだのが私の『整う整体施術』です。

 

でもね、上記のことやその他のこともいろいろできるよってことをお伝えしたかったので書きました。

 

「実は…こんな身体の悩みがあるんだけど…」

 

みたいなことも一度よかったら相談してみてね。

あなただけの施術内容にカスタマイズすることができるから。

 

私は私が持っている知識や経験や、新たに仕入れた知識や経験を総動員して提案していきます。

そしてあらゆる角度からアプローチしていくよ。

もちろんできないことやわからないこともたくさんあるから、一緒に考えながらになることもあると思うけど。

 

とにかく心地よく、軽やかな時間を一緒に過ごしながら、楽ーーになっていくプロセスを一緒に歩めたら最高だと思っています。(*‘∀‘)

 

 

さてさて。

 

今回は私の施術にたいする想いのようなものを書かせて頂きましたが…

 

案外真面目でしょ?

案外ちゃんとやってるでしょ?

 

「のめり込みすぎるなよー」といつも亮一さんに心配されております。(;'∀')

でものめり込まないと面白くないからねぇ。

 

3月も終わりますね。

 

4月のご予約まだまだ空きがありますよ。

よかったらぜひ藤山家に施術を受けに来てみてくださいねー!

 

 ここからは宣伝です!☟

必要ない方はスルーしてくださいね。

 

《施術時間と料金》

整う整体施術

90分 8000円

初回は120分 9000円

(初回はお話しを伺うお時間を頂きます。)

 

・整う整体施術に整いを定着させるオイルトリートメントをセットでお付けすることができます。

+60分 7000円

 

※整いを定着させるオイルトリートメントはこれ単体では行っておりません。

必ずととのう整体施術とセットでお受けいただいています。

理由は簡単。

それの方がお身体が確実に楽になると感じているからです。

 

たくさんのお客様がセットで受けておりますよー(*‘∀‘)

「ずっとやっていてほしいと思ったぁー!」とおっしゃる方多々。

 

グッと奥深くまで届く心地よい刺激とゆったりとしたロングストロークを混ぜ合わせた独自の施術で、整ったお身体をより長持ちさせるように定着させていきます。

眠りより深いリラックスを感じて下さる方もいらっしゃいます。(*^^*)

 

《場所》

横浜にある『藤山家』

ご予約後詳しい場所をお伝えいたします。

最寄り駅は横浜市営地下鉄『蒔田駅(まいたえき)』です。

 

ご希望があればめちゃくちゃ美味しいハーブティーを+200円でお付けいたします。

一緒に飲みましょう。

 

 

こちら、施術前と施術後の変化です。

(お客様の了承を経てお写真使わせて頂いています。)

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肩の歪みがとれて胸が開いていますね(*^^*)

足も“ちゃんと”床についているのがわかると嬉しいです!

 

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写真を撮った角度や距離の問題もありますが、修正なしでこの身体の薄さよ!

お尻がグッと上に上がっていて、背中がスッとしてるのがわかりますか?

めっちゃ綺麗!!

 

施術後、みなさん必ずお尻がグッとあがり、そして体が薄くなります。

お腹が収まり、太ももや腕などすっきりされるんですよ。

バストラインもめちゃくちゃ綺麗になります。

もーそれをみるうれしさったらないんです!

「これこれー!これなんですよ!本来のお姿これなんです!」と毎回感動します。

その人の美しさを目の当たりにするとね。

 

 


本来あるべき姿に戻していく。

本来の身体のポテンシャルを引き出す。

立つこと自体が楽になる。

関節の可動域が広がる。

視界がとにかく明るくなる。

身体が軽くなる。

ストンと立てる。

楽に動ける。

 

そんなことを実感していただける施術だと思います。

もちろん不調を感じている個所や痛みが出ている個所がありましたら遠慮なくおっしゃってください。

あらゆる方法で施術を試みます。

 

 

 お気軽にご質問・お問い合わせしてくださいね。

↓こちらからどうぞ。

お問い合せ・お申込み:メールフォーム 

 

 

 

ご神木が埋まっている不思議なお部屋でお待ちしています。

一緒にゆるみましょ。

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猫がふすまをボロボロにしてしまっているのはご勘弁ください…

この真ん中の四角い部分にご神木が埋まっています。

 

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こちら。

 

もんのすごく気持ちよいお部屋です。

 

ぜひ体験してもらいたいなぁ。

 

 

 

 

私のスリッパはぜんぜん私の趣味じゃない。

こんにちはー!

今日も『私の施術のお話し。』の続きはお休み。

今日のお話しは『私のスリッパのお話し。』です。

 

 

さて。

ちょっとこの写真を見て下さい。

 

じゃん。

 

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見て欲しいのはやたら可愛い猫の夏さんのほうではありません。

私のスリッパです。

 

どう?

これ、新品の私のスリッパ。

 

はっきり言ってぜんぜん私の趣味じゃない。

 

ヘンなロゴ入ってるし、先っちょがなんか知らんけど細くなってるし。

色だってあわーい緑?でぜんぜん可愛くない。

それにやけに高そうな素材で堅いのよ。

だから履き心地もまったくよくなくて、足の甲の一部分が痛くなるのです。

 

でも私はこのスリッパが大好きです。

 

まったく私の趣味じゃないし、可愛くもないし、履き心地も良くないのに。

私はこのスリッパを履いているとものすごく気分がいい。

ニヤニヤしてしまうのです。

 

 

その理由はね、

 

同居している私の義母が私のために買ってきてくれたものだから。

 

 

お義母さんと藤山家に同居し始めてはや11年。

 

ほんっとーーーに優しくて可愛いお義母さんなんです。

 

実はこのスリッパの前のスリッパもお義母さんが買って来てくれたものなんだけど、前回のスリッパもぜんっぜん私の趣味じゃなかった。

(前回は赤いチェックのスリッパだった。)

でも私は嬉しくて履き続けていました。

ずっと履いているもんだからそのスリッパがボロボロになってきていたのだけれど、私はほっといてそのまま履き続けていました。

(そろそろ新しいの買いに行かなくちゃなーと思ってはいたんだけどね。)

 

そんなある日。

お義母さんが買い物から帰ってきて私にこう言ったんです。

 

「ゆきちゃん。今日ゆきちゃんにスリッパ買っておいたからね。」

 

 

お義母さんは現在90歳。

今年91歳になります。

 

まだまだ元気で一人でご飯も作るし、洗濯も自分で自分の物はやります。

月に何回か1人でデパートにお買い物に行きます。

そして美味しいものが大好きの食いしん坊。

食べたことがない食べ物をみると好奇心旺盛にチャレンジします。(たまに見た目でダメなものもあるけどね。)

 

そんな今年91歳になるお義母さんが、デパートにお買い物に行った時に私のスリッパを再び買って来てくれたのです。

 

「ゆきちゃんのスリッパボロボロだったでしょ?ずっと気になってたのよ。買いに行く時間、なかなかないだろうと思って…。」

 

ニコニコ笑いながら私に言うお義母さん。

 

「えっ?!!ほんと?!!めっちゃくちゃ嬉しい!!ありがとうーーー!!」

 

私は嬉しくて大喜びしました。

 

それがこのスリッパ。

 

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「自分が好きなものだけで自分の周りを整えるんだ!」

「そうじゃなきゃ自分を大切にしてるとは言えないじゃん!」

「私は何が好き?どんなデザインが好き?どんな色が好き?」

「『好みじゃないものが自分の周りにあるのなんて許せない!』って言ってる人達ってなんかカッコいい!私もそうならなければ!!」

 

数年前、私の中にそんな言葉が溢れた時がありました。

私は私を大切にするんだ!と決めた時かな。

当時は『自分を大切にする』があまりよくわかってなくて、もんのすごく肩に力が入っていたのだと今はわかる。

 

頑なさがまだまだあった時でした。(今もあるけどね。)

 

私は私の好みに自信がない。

全てにおいてセンスがないと思い込んでいます。(←今も)

でも「それは誰と比べてなの?」と自分に問う時間が増えました。

 

そうしたらわかってきたことがあるんだ。

 

あれ?

私ってあんまり物にこだわりがないのかも?

 

と。

 

もちろん好みはある。

好きなデザインも好きな感じも色も雰囲気も。

 

でも、そんなに目くじら立てるほど好みにうるさくないのかも?と気付いた。

 

数年前の『私は私を大切にするんだ!!』(マイ)ブームだった時に、お義母さんから今のスリッパをもらっていたら私はどんな顔をしただろう。

 

これは私の好みじゃないから履かない、という選択をしていたかもしれない。

だって好みのものに囲まれなきゃでしょ?!なんて言っていたかもしれない。

 

 

私はお義母さんが買って来てくれたスリッパをぜんぜん可愛いと思っていない。

まったく好みじゃないし、なんなら「変なスリッパー」「先っちょ細すぎー」とか思ってる。

 

でも大好きなんだ。

 

このスリッパ大好きなの。

 

そして履いてて嬉しいのです。

 

 

昨日お義母さんにスリッパを履いているところを見せて「どう?」と聞いたのね。

そしたら「いいじゃない。」と笑顔で言ってくれたんだ。

 

「ゆきちゃんの好みがわからないからどうかな?と思ったんだけどね。」

 

そう付け加えながら。

 

私は「え?!嬉しいよ!すごく嬉しい!ありがとうね。」と心から言いました。

ほんとのことだから。

 

「そう?だったらよかったよ。」

 

お義母さんはニコニコ笑顔で私にそう言いました。

 

 

嫁姑問題ってほんとにあるのかな?

世間にそんなことほんとにあるのかな?ってくらい私は恵まれている。

 

もちろん同居したばかりの頃は戸惑いや譲れない部分とかお互いを探り合う時期があったのだけれど。

 

 

私は私のスリッパがぜんぜん好みじゃないし趣味じゃないけれど、大好きです。

私の周りには私の好みではないものもたくさんあるけれど、大好きなものに囲まれて生きています。

 

こう思える気持ちを『豊か』っていうのかな?なんて思ったりしてます。

 

 

今日も私はあの先っちょ細い変なスリッパを履いて家中をパタパタ歩くんだ。

ニヤニヤしながらね。

 

 

 

あ、よかったらそのスリッパ見に来てね。

「これだよ!」って教えるから一緒に笑おう。

 

 

てことで宣伝です。

 

藤山家で「整う施術」やってます。

それからそれから、『オイルトリートメント』始めました!!

 

全身が整う整体施術とオイルトリートメントのセットで受けると『整って、しかもそれが長持ちする』効果抜群。

 

私の『整う施術』は

 

本来あるべき姿に戻していく。

本来の身体のポテンシャルを引き出す。

立つこと自体が楽になる。

関節の可動域が広がる。

視界がとにかく明るくなる。

身体が軽くなる。

ストンと立てる。

楽に動ける。

 

そんなことを実感していただける施術だと思います。

もちろん不調を感じている個所や痛みが出ている個所がありましたら遠慮なくおっしゃってください。

あらゆる方法で施術を試みます。

 

整う施術ビフォアアフター。☟(お客様の了承を得て掲載しています。)

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反り腰だったのが美しい立ち姿に!はぁ~…綺麗…。

 

 

ワタクシ実はオイルトリートメント歴14年ほど。

そんな私の『整いを定着させるオイルトリートメント』は、ただ皮膚を撫でるだけのトリートメントではなく、グッとお身体の深部まで入り込む深い施術とゆったりとしたストロークを織り交ぜたオリジナルの施術。

血液循環を促し、リンパの流れを促進。

老廃物を体外に排出するお手伝いをします。

『整う整体施術』の後に行うことで『整い』を定着することができ、お身体ポカポカ、スッキリ感を味わえます。

 

使用するオイルは『サンフラワーオイル』と『スイートアーモンドオイル』のブレンドオイル。

そのブレンドオイルに得たい効果に見合ったアロマオイルを配合いたします。(アロマ検定一応合格しているので知識あります。)

(※ナッツアレルギーの方は事前に教えて下さいね。サンフラワーオイルのみで施術を行います。)

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紙パンツに着替えて頂いて全身くまなくトリートメントしていきます。

 

ご神木が埋まっている不思議で気持ち良いお部屋で施術いたします。(*^^*)

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猫がふすまをボロボロにしてしまっているのはご勘弁ください…

この真ん中の四角い部分にご神木が埋まっています。

 

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こちら。

 

もんのすごく気持ちよいお部屋です。

 ぜひ体験してもらいたいなぁ。

 

 

《施術時間と料金》

 

『整う整体施術』のみ

90分 8000円

初回は120分くらい 9000円

(初回はお話しを伺うお時間を頂きます。)

 

整う整体施術とオイルトリートメントのセット料金 16000円(2回目以降の方は15000円) 

(整う施術約90分~120分初回料金9000円(2回目以降は8000円)+オイルトリートメント60分7000円)

 

なのですが!!!☟☟

2月中にご予約を入れて下さった方限定でお得なセット料金でオイルトリートメントを受けて頂けますよ。

 

2月中にご予約を入れて下さった方限定でオイルトリートメント60分5000円でお付けできます!!

2月中にご予約をいれてくだされば、施術を受けるのが3月だろうと4月だろうと60分5000円でお付けしちゃいます。

 

16000円2月中にご予約頂けたら!14000円!!!(施術を受けるのが2回目以降の方は13000円!!)

 

お得!!!

 

※オイルトリートメントのみの施術は行っておりません。ごめんなさい。

整う整体施術とセットでオイルトリートメントを行います。

理由は簡単。整う整体施術とセットの方が効果を感じやすいからです!

 

 

《場所》

横浜にある『藤山家』

ご予約後詳しい場所をお伝えいたします。

最寄り駅は横浜市営地下鉄『蒔田駅(まいたえき)』です。

 

ご希望があればめちゃくちゃ美味しいハーブティーを+200円でお付けいたします。

一緒に飲みましょう。

 

 

お気軽にお問合せください!☟☟

私に直接届きます。

気軽にやりとりいたしましょう。

 

お問い合せ・お申込み:メールフォーム 

 

2月の空きが20日のみになりました!(ほんっとにみなさんありがとうございます!!)

午前スタートか午後スタートを選べます。

よろしければぜひ!!

 

3月のご予約もぼちぼち頂いております(*‘∀‘)

ありがとうございます!!

が、まだまだ入れますよー。

 

お身体が整って楽チンだと毎日が快適で幸福ですよ♡

ぜひ体験してみて下さい!

 

 

 

 

 

 

 

私の施術のお話し。⑦『リフレクソロジーサロンを辞めた話し。そして整体スクールに通い始める。(熱い私)』~藤山家で整う施術やってます。~

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こんにちは!

しばらくこのお話しを書いていませんでしたが、やっぱり最後まで書きたいので続けます。

あとどれくらいで終わるのか、未だにさっぱりわかりませんが気が済むまで書きたいと思います。

 

最近施術を教えるというお仕事も再開し始めているので、自分が今やっているのはどんなことなのか?を書きながら自分でも確認できたらいいなぁと思いながら綴ります。

 

(このお話しの説明。☞これは私の施術の宣伝をするために、自分の施術はどんなものなのかを簡潔にわかりやすく書こうとしたら全く書けず、気づいたら今の私の施術が出来上がるまでの物語になっちゃってたのでこのまま続けて書いていこうとしているお話しです。)

 

まだ読んだことがない方はよかったらこちらからどうぞ。☟

yukiukix.hateblo.jp

 

前回のお話しはこちら。☟

yukiukix.hateblo.jp

 

それでは続きにいきましょう。

 

第7話『リフレクソロジーサロンを辞めた話し。そして整体スクールに通い始める。(熱い私)』

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今や懐かしい『ケイコとマナブ』に載っていた整体スクールの記事に目がとまり、そのスクールに通おうと決めた私。

すぐにサロンの店長に「話があります。」と切り出しました。

 

その頃、全国のサロンでちょいちょいスタッフが辞めていくことが増えてきた時でした。

万年人手不足、サロンは日本全国にまだ増えていっている最中。

どうにかして人を増やしたいと奔走している会社と辞めたいと言って辞めていく人たち。

私はその光景をずっと目の当たりにしてきました。

インストラクターをやっていた時はなんとかして人材育成を早くやっていかなければ!の立場で。

スタッフとしてサロンに戻った時は辞めていく人たちの理由や不満を聞いたりして。

 

そのどちらの立場も知る私が、『辞めたい』という立場に立ちました。

 

ずっと同じ技術をやり続けることへの息詰まり感。

忙しすぎてお客さんとコミュニケーションをとれないジレンマ。

仕事を一番に考えなさい!プロ意識をちゃんと持ちなさい!という会社のすごい威圧感。

物販もしっかやれ!というなんだかよくわからない押し付け感。(お客さんと話している暇がないくらい予約でパンパンにするくせにね。)

毎月の売り上げ目標をスタッフ全員に強く課してくる店長たちの謎の使命感。

(売り上げ目標に行きそうにないときは店長たちが自腹で回数券買ったりしてたのよね…スタッフに強要はしなかったけど暗にそんなことを匂わせたり…闇だ…)

(今はそんなことないと思いますよー。当時はみんな病んでましたね。)

 

当時のボディリフレサロンの店長はサロンがオープンして数か月たってから配属になった、いわば後からやってきた方でした。

私とスタッフの仲間はほとんどがオープンメンバー。

なかなか店長が決まらなかったので、私や古いスタッフがサロンを回していました。

あとから入ってきたその店長は私が『ただのいちスタッフなのに店長っぽいことをやっている』ことがどうにも気に入らなかったらしく、私をあまりよく思っていませんでした。

 

「話しって何?」

 

店長のBさんはちょっと引きつった顔で私に聞きました。

 

「あの、辞めたいと思ってるんだ。」

 

私はBさんのことをわざとあだ名で呼び、わざとタメ口でずっと接していました。

私のことをあまりよく思っていないことを知っていたから尚更そんなことをしていたのですが。

 

「なんで?なんで辞めたいの?そんなこと言われたら困るのわかってるよね?」

 

Bさんは私がサロンからいなくなったら嬉しいと思っている反面、会社からは責められることを知って、そんなことを言いました。

 

「うーん…困るのはわかってるし、だからこそ悩んだんだけどね。でも、私はもっと全身を施術できるようになりたいんだよね。だから整体の勉強をして整体師になりたいと思ってるんだ。」

 

たくさん悩んだし、たくさん迷ったのはほんと。

サロンが大忙しなのもわかるし、私のように古いスタッフが一人いなくなるのはなかなか辛い事だというのもよくわかる。

でも私はどうしてもその衝動が抑えらえずにきちんと自分の想いを伝えました。

 

「…そうなんだね。で?どこで働くかは決まってるの?」

 

Bさんはちょっときつい目で私に訊ねました。

 

「え…?それはまだだけど…というか、まずはスクールに通ってからだよ。」

 

私はお店を併設しているスクールに通うことを決めていたのでとくに心配はしていなかったのだけれど、そのお店で働ける保証はないし、Bさんにそう言われてちょっと不安になる気持ちもありました。

 

「どこで働くかも決まってないのに大丈夫?整体師になるったってなれるかどうかわからないんでしょ?全身の施術を学ぶのだってすごく時間がかかって大変だろうし何もすぐにここを辞めなくてもいいんじゃない?

まぁ辞めたっていいんだけど。」

 

ものすごく冷たい言い方。

それは私を心配しているという言い方ではないことがすぐにわかるような言葉の放ち方でした。

 

私はその言葉に一瞬ひるむ。

 

確かにそうかもしれない…

私はなんて無謀なことを考えているのだろう…

身体全身のことを学んで施術を施せるようになるなんて、気の遠くなるようなことを望んでいるのかもしれないと。

 

『整体師になるったってなれるかどうかもわからない。』

 

私はこの言葉にドキッとし、ひるんでしまったのです。

 

「…まぁ…そうなんだけど…」

 

口ごもる私。

 

「もう少しいればいいんじゃない?サロンで働きながら整体のスクールに通えばいいじゃん。」

 

Bさんは私を横目で見ながらぶっきらぼうにそう言いました。

 

「…うーーん…」

 

サロンのバックヤードでこそこそと話す私たちを他のスタッフがチラチラと気にしている。

お客さんも入り始め、スタッフたちが対応している声が聞こえてくる。

 

Bさんはそれを気にしながら「まぁちょっと考えたら?焦ることないじゃん。ここにいれば指名だってたくさんとってるし他のスタッフからもどうやら慕われてるみたいだしさ。」とそっぽを向いたまま私に言いました。

 

私はそのBさんの態度に少しカチンときて「え?」と聞き返しました。

 

「また話そう。今はお客さんの対応しなきゃいけないでしょ!」

 

Bさんは私がカチンときたことを察知し、そんな言葉を放ってバックヤードから出ていきました。

 

一人取り残された私。

なんだか消化不良の気持ちを持て余しながら突っ立っていると、仲のよい男性スタッフの一人がサッとバックヤードに入ってきて声をかけてきました。

 

「え?なに?ゆっきぃ辞めちゃうの?で?なんていわれたの?Bちゃんなんて言ってた?」

 

気心知れたその男性スタッフに声をかけらたことと消化不良の想いも相まって、今あった出来事を話しました。

 

「あー…それは嫌味ばりばりだねぇ…。ゆっきぃが辞めるのは店長としての立場的には困るけど、Bちゃん的には嬉しいんだろうなぁ。。」

 

Bさんは自分が店長としてみんなに慕われていないと思い込んでいるフシがありました。

だからみんなと仲良くしている古いスタッフである私に『妬み』の感情がある、とその男性スタッフを始め、みんなが言っていることでした。

 

「…なんだかなぁ…」

「まぁ…ゆっきぃが辞めちゃうのは淋しいけどさ、自分の将来のことなんだからちゃんんと意見を通した方がいいよ。ゆっきぃならできるよ!」

 

Bさんにいろいろ言われてちょっと怖気づいたけれど、男性スタッフのその言葉で私は「そうだよねぇ。うん。そうだそうだ!」ともう一度やる気を取り戻しました。

 

後日。

再度私はBさんと話す機会を設けてもらいました。

 

「やっぱり私辞めるわ。整体師になれるかどうかなんてわかんないけど、お店で働けるかどうかもわかんないけど、それでも辞めてスクールに通ってみるわ。だから辞めます。」

 

今回はきっぱりはっきり、私は私の想いをBさんに伝えました。

 

「…そう。まぁそう決めたならいいんじゃない。こっちは困るけどね。でもわかった。会社に言っておく。」

 

Bさんはブスッとした顔のまま、私にそう言いました。

 

「うん。よろしくお願いします!」

 

私は深々と頭を下げました。

 

 

それから1か月後。

私ははれてサロン勤務を辞め、整体のスクールに通うことになりました!

 

私がそのスクールを選んだ理由はこんな感じ。

 

・少人数制の授業。

・整体のお店を併設している。(スクールを卒業した後働ける可能性が高い。)

・行きたいときに予約すれば授業を受けられる。

・コマ数を満たせば卒業できる。(単位制)

・学費がそこそこ安い。

・知識と経験がある先生がいる。

・解剖生理学をきちんと学べる。

・骨格矯正などのテクニックも教えてくれる。

 

ざっとあげるとこんな感じなのですが、その中でも一番重要視していたのが『少人数制の授業』。

それは私が働いていた会社がかなり大きな会社で、スクールもかなりの人数。

サロンで働くための研修も40人以上の生徒にインストラクターがたった2人という過酷な状況だったためでした。

 

「今度は少人数でじっくり先生に教えてもらいたい!」

 

これが私の最大の希望でした。

 

私はその自分の希望に合ったスクールを見つけて連絡をいれました。

 

場所は二子玉川

私の実家は町田なのでちょっと遠かったのですが、そんなことどうでもよかった。

説明を聞くためにそのスクールに訪れた時、なんだか胡散臭い角刈りの男性が対応してくれたのですが、その胡散臭さに私は笑ってしまい「ここに入りたいです!」と入学することに決めました。(本人には胡散臭いとは言ってないですよ。)

 

後にすぐわかるのですが、その胡散臭い男性がそこの社長だったっていうのはもっと笑ったけど。

 

先生は1人。

私が入った当時は生徒は3人。私を含めて4人。

ほんとにほんとに少人数の小さな小さなスクールでした。

 

さて。

 

当時29歳。

付き合っていた彼氏とも別れ(結婚の話しもでていた)、仕事も辞め、毎日ただ二子玉川に通う「整体師になりたい!」と強く思う1人の女。

 

…今思うと「変な女ぁー」と思うのですが、当時の私はただただ鼻息荒く、「やってやんぞー!」と熱くなっていたのでした。

まるで疑っていない、ただただ「全身の施術をできるようになるんだ!!」「整体師になるんだ!!」「ていうか、整体師ってどんな世界なのか知りたい!!」と強く思っていたのでした。

 

…なんでこんなに強く思っていたのだろう?と今となっては不思議でたまりませんが…

 

そこで私はさまざまなことを学びます。

教えてもらうこと全てが楽しく、スクールに通うのが嬉しくて仕方がありませんでした。

 

ですが…。

 

…長くなったので続きます。(引っ張りますねぇ。)

 

 

 

ここからは宣伝です!

必要ない方はスルーしてね。

 

 

☝こんな過去のある私が「整う施術」やってます。

リフレクソロジーも出来ますが、今の私がやっているのは全身が整う施術です。

カテゴリーは「整体」になるんでしょうね。

私がいまやっている施術のことにたどり着くまで少し時間がかかりそうですが、宣伝だけしておきます。

 

《施術時間と料金》

90分 8000円

初回は120分 9000円

(初回はお話しを伺うお時間を頂きます。)

 

《場所》

横浜にある『藤山家』

ご予約後詳しい場所をお伝えいたします。

最寄り駅は横浜市営地下鉄『蒔田駅(まいたえき)』です。

 

ご希望があればめちゃくちゃ美味しいハーブティーを+200円でお付けいたします。

一緒に飲みましょう。

 

 

こちら、施術前と施術後の変化です。

(お客様の了承を経てお写真使わせて頂いています。)

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肩の歪みがとれて胸が開いていますね(*^^*)

足も“ちゃんと”床についているのがわかると嬉しいです!

 

f:id:yukiukix:20210209165155j:plain

写真を撮った角度や距離の問題もありますが、修正なしでこの身体の薄さよ!

お尻がグッと上に上がっていて、背中がスッとしてるのがわかりますか?

めっちゃ綺麗!!

 

施術後、みなさん必ずお尻がグッとあがり、そして体が薄くなります。

お腹が収まり、太ももや腕などすっきりされるんですよ。

バストラインもめちゃくちゃ綺麗になります。

もーそれをみるうれしさったらないんです!

「これこれー!これなんですよ!本来のお姿これなんです!」と毎回感動します。

その人の美しさを目の当たりにするとね。

 

 


本来あるべき姿に戻していく。

本来の身体のポテンシャルを引き出す。

立つこと自体が楽になる。

関節の可動域が広がる。

視界がとにかく明るくなる。

身体が軽くなる。

ストンと立てる。

楽に動ける。

 

そんなことを実感していただける施術だと思います。

もちろん不調を感じている個所や痛みが出ている個所がありましたら遠慮なくおっしゃってください。

あらゆる方法で施術を試みます。

 

2月の施術枠のご案内です。☟

 

2月15日(月) 13時~16時までのスタートで1枠。(施術スタート時間、左記の時間内でしたらご要望に合わせます。)

2月26日(金)10時~12時半までの間のスタート時間で1枠。(施術スタート時間、左記の時間内でしたらご要望に合わせます。)

 

ありがたいことにあと2枠です。

ほんっとにありがとうございます!!

よろしければぜひ。

 

 お気軽にご質問・お問い合わせしてくださいね。

↓こちらからどうぞ。

お問い合せ・お申込み:メールフォーム 

 

3月のご予約も少しずつ頂いています。(ありがとうございます!)

ご予約承っています!

一緒に緩みましょう♡

 

ご神木が埋まっている不思議なお部屋でお待ちしています。

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猫がふすまをボロボロにしてしまっているのはご勘弁ください…

この真ん中の四角い部分にご神木が埋まっています。

 

f:id:yukiukix:20210111173632j:plain

こちら。

 

もんのすごく気持ちよいお部屋です。

 

ぜひ体験してもらいたいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亮一さんのカレーのお話し。(私の主観入りまくりの褒めまくりブログです。)~藤山家で『亮一さんカレーの会』やってます。~

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こんにちはー!

今日は(も?)『私の施術のお話し。』の続きではなく、亮一さんのカレーのお話しです。

 

亮一さんは私の心から愛する旦那さんで、とっても素敵な変人です。(←褒めてる。)

そんな愛すべき変人亮一さんがすんばらしいスパイスカレーを創るようになりました。

(“作る”ではなく“創る”って感じなのです。創造するカレーなのです。)

 

今日はその変人亮一が創るスパイスカレーがどれほど美味しいのかについて、私の趣味嗜好主観入りまくりの紹介をさせていただきます。

 

 

さて、私の愛する亮一さんがどんな人なのかがなんとなくでも伝わるように、私たち夫婦が書いている夫婦ブログの亮一さんの記事を貼っておきます。

(夫婦ブログとは?☞私たち藤山夫妻が同テーマをお互いの視点から交互に綴っていく交換日記のようなブログです。面白い…と思うよ。へへ。)

 

これは夫婦ブログの中でも秀逸な記事なので、ほんっとにぜひ全人類に読んで頂きたいと思っております。(主観入りまくり。)

 

ぜひ。☟

note.com

 

こちらも秀逸!!☟

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読みました?

ほんと?

読んだ?

 

まぁ読んでなくてもこのままいきます。

 

亮一さんがスパイスカレーを創りだしたのはいつごろからでしょうか。

 

もう忘れてしまいましたが、多分11年くらい前にこんなことがありました。

お料理がまったくといっていいほどできない亮一さんがカレーを作ってくれたのです。

最初に作ってくれたカレーは鍋底からたった2㎝しかないくらい、ほんのちょびーーっとのカレーでした。

そのカレーはとっても美味しかった。

美味しいのにほんのちょびっとしか量がないことに私は「なんで?!」とびっくり&悲しくなり(少ししか食べられないから悲しかった。)、「次はもっと作ってね!」と頼みました。

 

その後、一ヶ月くらい経ったころでしょうか。

亮一さんがもう一度違うカレーを作ってくれたんです。

 

「わーい!やったー!また作ってくれたの?うれしいーー!!」

 

と意気揚々と鍋を開けてみると…

 

なんと!!

また鍋底から2㎝くらいしか量がないじゃありませんか!!

 

「なんで?!!美味しいからもっと食べたいのになんでこんなにちょびっとなの?!」

 

私はまたもや憤り、、、

 

…大笑いしました。

 

ものすごく時間をかけて作ったカレーがほんのちょびーーっと。

美味しいのにすーぐ終わっちゃう。

 

私はちょびっとしかないカレーを見ながら「どうしてちょびっとになっちゃうの?」と冷静に亮一さんに聞いてみました。(笑っちゃってたけどね。笑)

 

すると亮一さんはこう答えたんです。

 

「自信がないからちょびっとになっちゃうんだよ。。」

 

結婚当初料理がまったく出来なかった亮一さん。

そんな亮一さんがなんとなく料理を作りたくなって、クックパッドや本を見ながら作ってくれたカレー。

これがほんとに美味しい。

それなのに「自信がないからちょびっとになっちゃうんだ。」と言うではありませんか。

 

「煮ると野菜がどれくらい小さくなるかわからないから切ってる段階でびびっちゃうんだよ。」

「こんなにたくさん!!って驚いちゃうんだけど、煮るとちょびっとになっちゃうんだもん。。」

「量にびびっちゃうんだよ。。」

 

私は幼少期からお料理をしているので、お料理をしたことがない人が何にびびっているのかわからなかったのです。

どうしてちょびっとになってしまうのかがわからなかった。

 

亮一さんのお話しを聞いて「なるほど。」とやっと理解しました。

 

そんな『カレー作るとちょびっとになっちゃう事件』からどれくらい経った頃でしょうか。

一時離れていたお料理を、亮一さんはまたちょこちょこ作り始めました。

そうだなぁ。

5年くらい前からなのかな。

 

最初はパスタを作ることが多かったのかな。

あとは「俺、冷蔵庫の中のものでちゃちゃっと料理が作れる人になりたい!」と言って、私に料理を教えて欲しいと言ってきたり。

私は『料理を教える』なんてことをしたことがなかったので、「いいよ」と言ってしまったけれど「教える事なんてなにもないのになぁ」なんて思っていたものでした。

 

何度か『家庭料理』的なものを作ってはいたけれど、なんだか続かなくてそのうちやめてしまった亮一さん。

 

そんな亮一さんが唯一止めずに作り続けたのが『スパイスカレー』でした。

 

最初は動画を観て。

そして本を購入してそれを見ながら。

 

いつしか本はボロボロになり、動画を観まくり、スパイスカレー関連のブログを読み漁り、家のキッチンには聞いたこともないようなスパイスがどんどん増えていきました。

 

私は亮一さんの作るカレーをずっと食べていたのですが、いつしか“作る”から“創る”に変わっていったのを感じていました。

 

その種類は『北インドカレー』はもちろん、『南インドカレー』、『スリランカカレー』、『ネパールカレー』、『パキスタンカレー』と、どんどんと国まで広がっていっています。

 

鍋底から2㎝しかなかった初期のころから亮一さんの作るカレーは美味しかった。

きっと舌がいいのでしょう。

 

そんな基礎的な味覚がきちんとしている亮一さんのカレーは研究を重ね、経験を重ね、どんどん研ぎ澄まされています。

 

締めるとこは締めてるけど、優しい。

スパイスを効かせているけれど、どこか繊細。

ガツンとくるカレーと優しいカレーの組み合わせ方が絶妙。

とにかく食べると幸せな気持ちになる。

お腹いっぱいになりたくない!!と思わせてくれる。(ずっと食べていたいと思ってしまうのです。。)

 

そんなカレーなのです。

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これも美味かったなーー。もう見た目がヤバいね。

 

 

いやね、ほんっとに美味しいんですよ。

できたら全国民に食べて頂きたいくらい。

 

きっとこの文章を読んだら亮一さんはこんな言葉を口にするでしょう。

 

「いや、ゆっきぃ。それは言い過ぎだって。言い過ぎにもほどがあるって。」

「こんなの誰でも作れるよ。」

 

自己肯定感ダダ低い夫婦なのでその気持ちは痛いほどわかる。

わかりすぎるけどね。

 

でもほんとなんですよ。

 

 

そうそう。

今日とっても素敵な雰囲気のスリランカカレーのお店に行ったんです。

私一人の時にたまたま見つけたんで。

 

もうね、見た目がヤバいんですよ。

これうまいでしょ!って感じのカレーだったんです。

で、「うわ!やったー!」って思いながら食べたのですが…

 

…うん。

美味しいよ。

うん。

…うんと、えーっと…

気付いちゃったから言うよ…

 

言っちゃう?

言っちゃうよ?

 

せーの!!

 

ずうえっったい亮一さんカレーのほうが数百倍、いや数千倍美味い!!!

 

と心の中で叫んだのでした…

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うっまっそーーー!!

 

亮一さんカレーはその辺のちょっとこだわっているお店なんか比べ物にならないカレーです。

 

私…もう後戻りできない身体になってしまったの…

 

みなさんも後戻りできない身体になりません?

ぐふふ。

(ハードル上げすぎだって亮一さんに怒られるな…)

 

今も亮一さんはキッチンにこもって明日のカレーの会の仕込みをせっせとしております。

何が食べられるか今から楽しみで仕方がありません!!

 

 

さて。

そろそろ亮一さんカレーを食べたくなってきましたか?

そうでしょうそうでしょう。

 

そんなあなたに朗報が。

 

藤山家で『亮一さんカレーの会』リクエスト開催しておりますよーーーー!!!

 

よかったらお友達とお誘い合わせてリクエストしてください。

きっとお友達同士でいらした方が楽しいのではないかなー?と思います。

 

会費☞お一人2500円(カレーのお代わり、ゆっきぃ手作りスイーツ&ハーブティー付き。)

(ゆっきぃ手作りスイーツ&ハーブティーなしでよい方は2000円。)

ハーブティー単品☞200円

 

場所☞横浜にある藤山家(詳しい場所はお申し込み後お伝えいたします。)

 

最大人数☞6名まで

 

※お嫌いなもの、苦手なものなど事前にお知らせ頂ければそれ以外のもので亮一さんがきっと考えてくれますよ。

 

そうそう。

午前中にいらっしゃって私の施術を受けた後、亮一さんのカレーを食べるというスペシャルコースをリクエストされる方もいらっしゃいますよ。最高だな。

 

整う施術料金☞施術時間90分~120分くらいでお一人初回のみ9000円。(次回以降は8000円です。)

 

 

私の施術+亮一さんカレーのご希望の方はお一人でいらっしゃってもぜんぜんいいですよー(*^^*)

私たちも一緒におしゃべりしながら食べます♡

 

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こんな感じでみんなで食べています。私たちも一緒に食べますよー。

 

 

お気軽にご質問・お問い合わせしてくださいね。

↓こちらからどうぞ。

お問い合せ・お申込み:メールフォーム 

(私に直接届くメールですよ(*^^*)気軽にやり取りするところから始めましょう!)

 

と、ここまで書いたのはいいのですが、亮一さんカレーの会の2月の空き枠がもうありません…。

もしよろしければ3月のリクエストをよろしくお願いいたしまーーーす!!!

 

私の整う施術のみでしたら2月の枠があと少しございます。

よろしければどうぞ♡

《整う施術2月の空き枠ご案内》

2月4日 10時から1枠のみ

2月15日 13時から1枠のみ(スタート時間のご希望たまわります。13時~16時までの間でご希望たまわります。)

2月22日 13時から1枠のみ(スタート時間のご希望たまわります。13時~16時までの間でご希望たまわります。)

 

ありがたいことに2月の施術の空きもこれだけになりましたぁ!

早い者勝ちです!

よかったら♡

 

 

 

 

 

 

 

 

そらさんと私のある日の会話。~悩みの本質にアクセスするクセをつけておくと後々ラクチン…な気がする。のお話し。~

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こんにちはー!

『私の施術のお話し。』の途中ですが、今日はそらさんと私のある日の会話のことを書きたくなったのでそんな感じで。

 

あ、最近私のブログを読み始めて下さった方もいらっしゃると思いますので少し説明をば。

 

私には溺愛する娘がおります。

名前は空(そら)です。

年齢は9歳で小学校3年生です。

 

1年生から山梨にある小学校に行っていて、平日は寮生活。

金曜日の夕方迎えに行き、土日は家で過ごしています。

そしてまた月曜日に学校に行く。

 

そんな生活をおくっています。

 

今そらさんが通っている小学校は南アルプス子どもの村小中学校というところで、私たち夫婦はこの学校がすごい学校だなーと思っているのでそらさんがそこに通えてよかったなーと思っています。

 

(その学校のことを知りたい!という方はこちらをどうぞ。☟)

www.kinokuni.ac.jp

 

別に私たち夫婦は教育熱心とかではないのですが、大好きな娘が『決め付けられる』ことがなんだかとっても嫌で、そこで苦しんだりする姿も極力みたくないなーなんて思っていたのです。

私たち夫婦は『自分を再教育する難しさ』を身をもって体験しているので、できるだけ自由に決めつけられずに生きていってほしいなぁなんて“勝手に”思っているのです。

 

この学校はそんな私たちの想いにぴったりの学校で、できれば私が通いたいよ!と思わせてくれるようなところです。

私と亮一さんはそらさんがこの学校に入れて、通えていることを奇跡のように感じているのですが、そらさん本人はというと…

 

うむむ…

 

そりゃどんな場所でも人が何人か集まれば『人間関係』が生まれます。

当たり前のことです。

 

そらさんは9歳。

少しずつ“人間関係のしがらみ”のようなものを感じているようなのです。

 

今日はそんな現在のそらさんのお話し。

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かわいすぎる…

 

そらさんは3年生になってから友達関係のお悩みが増えたようです。

いつも仲良く遊んでいる(ようにみえる)お友達のIちゃんのことや、Kちゃんのこと、Tちゃんのこと、その時々で悩みの対象がかわるようなのですが、その内容には共通点があります。

 

それは

 

「そらさんが人の気持ちを考えすぎて相手に合わせすぎてしまう。」

 

ということ。

 

これは優しさとか人の気持ちをよくよく考えるとか想像力とかが発達しているという良い部分でもありますね。

私はそらさんのそういう部分がとても素晴らしいと感じていますし、なかなかできないことだと思っています。

 

そらさんはもっと小さい時から人に合わせる傾向がありました。

だからみんなに好かれるんですね。

そして言葉使いがとても優しい。

きついことをほとんど言わない。

先回りして相手の気持ちを考えるので、人のことを悪く言うことがほとんどありません。

これはずーーっとそんな感じです。

 

そんなそらさんが悩んでおります。

 

そらさんの周りには優しい子もいればきつい子もいます。

これは当たり前の話し。

 

ですが、そらさんが『人に合わせてしまう』という性質を持ち合わせているがゆえに、「自分の思い通りにしたい」という願望を強くもっている子たちが周りに集まってくるのです。

 

「ちょっと!そらちゃん!なんで私のいうこと聞いてくれないの?!」

「もー。最近のそらちゃんの性格好きじゃない!」

「そらちゃん!どうして私のことを一番に気にしてくれないの?!」

「…もうそらちゃんのこと嫌いになっちゃうからね…」

 

そんなことをしょっちゅう言われているらしいそらさん。

これはだいぶ前から聞いている話です。

 

「ママぁ。また〇ちゃんがこんなこと言ってくるんだよぉ…」

「こないだも△ちゃんにこんなこと言われてね…」

 

そんな言葉で始まる週末の相談時間。

私は〇ちゃんのことも△ちゃんのことも知っていて、可愛くて優しい部分があることも知っています。

ですが、そらさんから相談されるとついつい感情移入していますのです。(当たり前か。)

 

 

さて。

今朝もお布団の中でそんな相談が始まりました。

 

「もうさ、〇ちゃんがめんどくさすぎてだめなんだよ。だから最近はきつい言葉でかえしちゃうんだ。」

 

「だってさ、そらちゃんが一回だけ朝ごはん誘わなかっただけで『なんで朝ごはん誘ってくれないの?!』ってずーーっと文句言ってくるんだもん。」

 

「毎日朝ごはんそらちゃんが誘ってるんだよ。で、一回だけだよ。誘わなかったの。それなのにずーーっと文句言ってるんだもん。」

 

「ほかのお友達とも遊びたいから他の子と遊んでると『なんで?なんで私は誘ってくれないのぉ』ってグチグチずーーっというんだよ。」

 

「でさ、『最近のそらちゃん、好きじゃない!』とか言うんだよ。ひどくない?」

 

「もうダメだと思ってさ…。仲良くしたいのにこんなんじゃめんどくさすぎてダメだよ…」

 

「だからさ、、どうしたらいいのかなぁと思って、、」

 

 

そらさんは彼女のことで今までも試行錯誤してきました。

仲良くできる時もあるし、楽しく遊んでいる時もありました。

 

 

私は彼女(〇ちゃん)のことが好きだし、友達です。

 

 

〇ちゃんは人に対して少し警戒心があり、何度も確認してしまうという性質を持ち合わせているようで、「こんなことしても私のこと好き?」「私のことが一番でしょ?」「どうして私のことを一番に扱ってくれないの?」「好きじゃないの?」を繰り返してしまう傾向にあります。

 

それはそらさんも重々承知。

 

「〇ちゃんはすぐためすようなことするからなぁ」とよくボソリと言っております。

(その辺すごいなといつも思うのですよ。)

 

そんな〇ちゃんの「試す行為」に付き合うのに限界がきている様子のそらさん。

 

「もう離れたほうがいいんじゃないかと思って…」

 

そんな言葉がでてくるようになりました。

 

私はこういう時、なるべく自分の意見をいわないように少しガマンします。

(ガンガン言っちゃうときもあるけどね。笑)

 

少し話を黙って聞いた後、私はそらさんにこう質問をしました。

 

私「あのさ、そらちゃんは〇ちゃんのこと『めんどくさい』って言ってるけど、どんなところがめんどくさいと感じているの?」

 

そらさんは少し「うーん…」と考えた後、「だってさ、ちょっと違う子と遊びたいから遊んでただけでぐちゃぐちゃ怒るんだよ。そういうところかなぁ…」と答えました。

 

私「そうなんだねぇ。じゃあさ、それがどうしてめんどくさいと感じるの?

他の子と遊んでたらぐちゃぐちゃ怒るんでしょ?それがどうしてめんどさいとかんじるんだろうね?」

 

そらさん「うーん…そうだなぁ…」

 

私「いや、わかるんだよ。そらちゃんがめんどくさいって感じる気持ち、すごくわかるんだよ。でもね、どうしてそれをめんどくさいと感じるのか、それのどこにめんどくささを感じるのか、をもっと考えていく癖をつけていくと相手にも説明できるんじゃないかなぁと思ってね。」

 

そらさん「そうだねぇ。うーん…。でも難しいなぁ。」

 

私「そうそう。今ね、ママめっちゃ難しいこと言ってるよ。大人でもそれができない人いっぱいいるからね。だから今から癖をつけておくとただ『めんどくさいんだよね』だけで話が終わる人じゃなくなるよ。」

 

私はそんなことをそらさんに言いました。

 

 

これね、相談に乗っている時にすごくすごく感じることなんだよね。

言葉に惑わされてる人がなんと多いことか。

言葉に頼り切って“それ以上考える”とか“感じる”をしない人がなんと多いことか。

 

 

「私、めんどくさいこと嫌いなタイプなんですよ。」

「とにかく嫌なんです。私、一回嫌だと感じてしまうともうダメなんです。」

 

そんな言葉をよく聞きます。

 

いやね、ちょっと待ってよ。

よく考えようよ。

 

『めんどくさい』ってなんですかね?

『嫌』って何がそんなに嫌なんですかね?

そもそも『嫌』ってほんとですか?

 

 

『めんどくさい』ってとっても便利な言葉です。

それさえ言っておけばいいや、みたいな。

 

その『めんどくさい』の中をよく観てみよう。

 

何に対してそう感じている?

それはどんな感じ?

その出来事の中の何を嫌だと感じている?

 

 

女性は特に感情に支配されやすい傾向にあるように感じます。

(人によりますけどね。)

感情が層のように織りなされているので、そもそも何が嫌だったのかわからなくなることがよくありのでは?と感じます。

 

そんな時、『めんどくさい』という言葉で済まさないで、そもそも何をどう感じているのかを観る癖をつけていくととっても人生において有効なのではないか?と思うのです。

 

 

 

以下私たち親子の会話。☟

 

そらさん「…でもよくわかんないや。」

 

私「そうだよね。じゃあママがなんとなくお話しするから違うと思ったらそう言ってね。」

 

そらさん「うん。」

 

私「そらちゃんはさ、自由に動きたいんだよね。自分が思う通りに動きたいのにそうすると文句言われるんだよね。」

 

そらさん「うん。そうそう。」

 

私「で、その文句を気にしてしまって自由に動けなくなってるのが嫌なんじゃないの?」

 

そらさん「そうそう。そうだと思う。」

 

私「ほんとはこうしたいのにこの動きをしたらこんな風な文句を言われるんだろうなぁ…それが嫌だからやめておこうかなぁ…とか思っちゃうんじゃないの?」

 

そらさん「そうそう。思っちゃう。」

 

私「てことは〇ちゃんの言う通りにしちゃうってことでしょ?怒られるし文句言われるの嫌だから〇ちゃんの言う通りに合わせちゃうってことでしょ?」

 

そらさん「うん。そうなの。」

 

私「そらちゃんが我慢して合わせちゃうってことでしょ?それが嫌なのかな?」

 

そらさん「…うん…そうなの。」

 

私「てことは、自分が自由に動けないのが嫌ってことだよね。自分が自由に動くと文句言われて阻害されるのが嫌ってことだよね。」

 

そらさん「うん。そうだよね。」

 

私「『めんどくさい』って、それを気にして合わせようとしちゃうことがめんどくさいってことなのかな?」

 

そらさん「…あ…そうだ。そうだね。」

 

私「じゃあさ、そう説明してみたらいいんじゃない?〇ちゃんも自分の思い通りにしたいんだよね?そらちゃんを思い通りに動かしたいんでしょ?それが〇ちゃんにとって心地よいと思い込んでるんだから。でもそらちゃんはそれをもう聞き入れたくないんだよね?

だったらそれを言うしかないね。」

 

そらさん「そうか。そうだね。」

 

私「そらちゃんが今まで〇ちゃんに合わせていたから、いきなりそんなこと言われたら〇ちゃんは怒ったり拗ねたりすると思うよ。だってそらちゃんを思い通りに動かしてないと安心しないんだから。でもそらちゃんがそれが嫌なら断らないとね。『そらちゃん最近冷たい!』って言われてもしょうがないし、それでいいんじゃないかなぁ。」

 

そらさん「…そうだね。うん!わかった!そらちゃんが合わせすぎてたってことがよくわかったよ。なんか全体が見えてくるとますます『そらちゃん何やってんたんだろ?』ってなるね。

 

私「ねーーー!なんでそらちゃんがずっと合わせないといけないの!!ってママは憤ってしまいますよ。…まぁママはそらちゃんをえこひいきする人ですから…」

 

そらさん「ママありがと。自分で〇ちゃんに言うよ。大変だろうけど。」

 

 

 

そらさんは笑顔で「自分でやってみる。」と言いました。

きっと『めんどくさい』の中身がわかったからなのかもしれません。

 

 

これって結構根深いことで、そらさんが通っている学校内にも〇ちゃんのような子が何人かいます。

 

人をコントロールしようとする子。

 

そらさんは人に合わせようとしてしまう子なので、そういう子が周りに来やすいんだと思います。

 

私はそんなとき、ちょっと寂しい気持ちになります。

 

きっとお母さんとかお父さんとかにそうされてるんだろうなぁ、と。(無意識のうちにってこと、よくあります。)

 

誰だって自分の思い通りに物事を進ませたいですよね。

それは私もそう。

 

特に親と子供ってそのコントロールをしやすい関係性なんじゃないかと思うんです。

 

「もう!早く片付けてよ!だらしないんだから!」

「早く用意して!そんなんじゃ将来どうなるか…」

「勉強しなくていいの?困るのはあなたよ!ちゃんとしなさいよ!」

「あなたのためを思って言ってるんだからね。」

「食事はきちんと食べなさい!綺麗に!姿勢を正して!もー。なにやってるの?!」

 

そんな風に怒りやボヤキを何気なく言ってコントロールしようとしているんじゃないか?と。(悪気はまるでないんだよね。普段は優しかったりもするだろうし。)

 

早く片付けないと困るのは誰?

早く用意してほしいのは誰?

勉強しなくて心配しているのは誰?

あなたのためって言ってるのは誰?

食事をきちんと食べなくて困っているのは誰?

姿勢を正して食べないと気になっているのは誰?

 

 

どこまでいっても自分の問題。

どこまでいっても気にしてるのは自分。

 

そんなことを大人が、親がわかりながら子どもと接しているか?

 

私はいつもそこを考えます。

 

誰だってコントロールされるのはいやだよね。

でも親や学校の先生や上司や社会からコントロールされてきた大人はそのやり方しかしらないから子どもにも当たり前のようにそうしてしまうものじゃないかと思うのです。

 

無意識に。

みんながそうやってるから。

私もそうされてきたから。(←そこに気付いていない。)

 

再教育って難しいんです。

気付いていかないといけないからね。

 

私もついコントロールしようとしてしまう時があります。

そんな時、気づいたらすぐに謝ります。

「今ママの思い通りに無理やり進めようとしました。ごめんなさい!」と。

 

 

そらさんはきっと勇気をだして言うのでしょう。

 

「私は私の思う通りに動きたい。でも〇ちゃんの言うことも聞いてあげたいとも思っているよ。だけど文句ばっかり言われるのは嫌だ。どうしていつも〇ちゃんに合わせないといけないの?ちゃんと話そうよ。」

 

そんな風に。

 

これを言うのは勇気がいります。

でもすっごく大切なことです。

 

ケンカがしたいわけじゃない。

嫌いになったわけじゃない。

 

何が嫌でどうしたいと思ってる。が言えるかどうか。

それで相手がどう反応するかは相手の問題。

 

まずは気付く。

そして言おう!と思った時に言えるかどうか。

 

いつだって悩みの本質、底、に気付いていく癖をそらさんにはつけてほしいなぁなんて、私は思うのです。

 

それは私が私に望んでいることなんだけどね。

 

『めんどくさい』『嫌』『もうダメだ』

 

そんな思いの中、底にはどんなものが眠っているだろう?

きっととってもシンプルな想いが眠っているよ。

 

 

長くなっちゃったぁ!

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

では今日はここまで。

次回はまた『施術のお話し。』の続きにいくの…かな?

ちょっとわからないけどまた書きます。

 

 

 

ちょっとだけ宣伝です。

 

藤山家でやっている私の『整う施術』

ありがたいことに2月の枠があと少しになりましたぁ!

 

2月のご予約可能日時です。

 

・2月1日 14時~16時の間。

・2月4日 10時~16時の間で応相談。(2枠)

・2月12日 午前中スタート1枠。スタート時間応相談。

・2月22日 14時~16時の間。(1枠)

・2月23日 10時~16時の間。(2枠)

・2月26日 午前中スタート1枠。スタート時間応相談。

 

諸々なるべく融通をきかせていくつもりです(*^^*)

気になっている方はとりあえず一度ご連絡ください!

 

お気軽にご質問・お問い合わせしてくださいね。

↓こちらからどうぞ。

お問い合せ・お申込み:メールフォーム 

 

《施術時間と料金》

90分 8000円

初回は120分 9000円

(初回はお話しを伺うお時間を頂きます。)

 

《場所》

横浜にある『藤山家』

ご予約後詳しい場所をお伝えいたします。

最寄り駅は横浜市営地下鉄『蒔田駅(まいたえき)』です。

 

ご希望があればめちゃくちゃ美味しいハーブティーを+200円でお付けいたします。

一緒に飲みましょう。

 

 

本来あるべき姿に戻していく。

本来の身体のポテンシャルを引き出す。

立つこと自体が楽になる。

関節の可動域が広がる。

視界がとにかく明るくなる。

身体が軽くなる。

ストンと立てる。

楽に動ける。

心も軽くなる。

 

そんなことを実感していただける施術だと思います。

もちろん不調を感じている個所や痛みが出ている個所がありましたら遠慮なくおっしゃってください。

あらゆる方法で施術を試みます。

 

 

よかったらお問い合わせください!

ゆるゆるな身体になるとご自分の軸がどこにあるか自ずとわかるものなのですよ。

その体験をぜひして頂きたいです。

 

ご神木が埋まっている不思議なお部屋でお待ちしています!!

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猫がふすまをボロボロにしてしまっているのはご勘弁ください…

この真ん中の四角い部分にご神木が埋まっています。

 

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こちら。

 

もんのすごく気持ちよいお部屋です。

 

ぜひ体験してもらいたいなぁ。