こんにちは。
さてさて、『私の施術ができるまで』のお話しの続きいきましょう。
と、その前に。
私がこのお話しの中で書いている技術のことで面白いことがあったので書きたいと思います。
昨日私の大好きな方が施術を受けに&亮一さんカレーを食べにいらして下さったのですが、カレーを食べながら談笑しているときにこんなことをおっしゃいました。
「ゆっきぃさんが書いているあのお話しにでてくる『足裏の一点を深く押す』ってそんなに大変なことなの?そんなに何が難しいのか体験してみたしやってみたいよ。」
私は「おーー」と思い、おもむろに「足出してー」とそのお方にいいました。
そして『足裏の一点を深く押す』の体験スタート。
「これが正解ね。で、だいたいの人がこうなっちゃうんだよ。」
そんなことを言いながら体験してもらい、次に交代してやってもらいました。
「え?こう?」
「違う違う。それは深くないよ。こうだよ。」
「え?あれ?こう?」
「ううん。そうじゃなくて、こう。」
「え?こう?あれ?違う?」
「うん、あのね…」
時間としてはほんの数分。
何度か上記のことを繰り返した後、彼女はこう言いました。
「これはいつまでたっても出来るようになるとは思えないわ!」と。
『足裏の一点を奥深く心地よく押す』
たったこれだけのことにもんのすごい色々なことが詰まってるんですよ。
簡単に見えるし、簡単に聞こえるんだよね。
私も最初舐めてたからね。
「すっごく難しいけど一回わかっちゃえば『あー!』って感じなんだろうね!」
彼女はそう言いました。
そうなのそうなの!
ほんとにその通り。
ただ、残念なことにできなくて諦める人たくさんいるんです。
これが理解できなくても出来なくても「なんとなくの施術」はできるようになるからね。
でもね、これさえ理解してできるようになれば整体だってオイルトリートメントだってリフレクソロジーだってフェイシャルだってなんだってできるようになるのよ。
どの施術でもかなりの効果を出せるようになるんだよね。
なのに諦めてしまう人たちのなんと多いことか…。
(それだけ難しいのですよ。)
まぁそれでも全然いいんですけどね。
あ、もし体験してみたいという方がいらっしゃったらお声かけください。
施術後やカレー会の最中にでも言ってくださったら『足裏の一点を心地よく奥深く押す』を体験できますよ♡
(施術指導も承ります。☜これの詳細はまた追っていたしまーす!)
ではお話しの続きにまいりましょう。
(前回までのお話しをまだ読んでいない方はこちら。☟
私の施術のお話し。第3話『インストラクターになり、さらに技術の難しさに身悶える。』~藤山家で整う施術やってます。~ - 藤山家においでよ)
第4話『インストラクター断念。そして技術の奥深さにさらに気付く。』
新宿駅でぶっ倒れた私。
気付くと駅長室のようなところで寝かされていました。
助けて下さったのは看護士さんをやっている女性とかなりガタイの良い若い男性でした。
「大丈夫ですか?」
目を開けた私の目の前には心配そうな顔で覗き込むその女性のお顔がありました。
私が「あ…はい…」と言うと、駅員さんがいろいろ説明してくださり、「もうすぐお父様がお迎えにいらっしゃるそうですよ。」と言いました。
どうやら私の持ち物を調べて、家に連絡をいれたようで、家にいた父親が車で新宿駅まで迎えに来てくれるようでした。
助けて下さった方たちに何度もお礼を言い、情けない気持ちで駅長室のベッドに横たわる私。
「あ!会社に電話…」
仕事!
生徒さん達が待ってる!
それに先輩たちにまた怒られる!!
慌てている私に駅員さんが「失礼かと思いましたが携帯電話を調べさせて頂きました。会社にも連絡済です。勝手に申し訳ありません。」と丁寧に言いました。
「あ…ありがとうございます…」
申し訳ない気持ちとよかった…とホッとする気持ちがないまぜになったようなまま、再び放心しながらベッドに横たわる私。
目をつぶると涙がボロボロ流れてきた。
「あー…もうこのままここで眠り続けたい…もうやだ…もうあの会社に行きたくない…もうダメ…もう連絡もしたくない…うーー…」
私は自分がかなり精神的にやられていることにここでやっと気づきました。
「ご迷惑おかけしました。申し訳ありません。娘はどこですか?」
遠くで父親の声がする。
私のために謝っている。
「いえいえ。大丈夫ですよ。こちらです。」
駅員さんに連れられて、父親が私の前にやってきた。
「大丈夫か?帰るぞ。」
なぜか怒ってる様子の父親に私は「ありがと…。ごめんなさい。」と言いました。
心の中で「なんで私が謝んなきゃいけなんだろう…」と思いながら。
「ありがとう」はわかる。だって迎えに来てくれたんだから。
でもなんで「ごめんなさい」なんて言ってるんだろう。
もうやだ。
いろいろやだ。
「…歩けるか?帰るぞ。」
ぶっきらぼうな物言いの父親のあとをフラフラついていく私。
駅員さんに深々と頭を下げて救護室を後にしようとした時、駅員さんがこんなことを言いました。
「…ご無理なさらないように。休んだ方がいいですよ。」
私は「あ…はい。ありがとうございます。」ともう一度頭を下げ、救護室を後にしました。
車まで歩いている時も帰りの車も父親は終始無言。
私は窓の外の景色を見ながら涙をポロポロ流していました。
しばらくそんな時間が過ぎた時、父親がポツリと私に声をかけました。
「…そんなにつらいならやめちまえ。」
私はその言葉を聞いて「…う…」と声を詰まらせました。
「…お前がこんなになるまで仕事させてるならお父さんは会社に文句を言うからな。」
私はてっきり父親が私に怒っているのだとばかり思っていたのでその言葉を聞いて驚きました。
父親は私に怒っていたのではなく、会社に怒っていたのでした。
連日帰りが遅いのに出勤はめちゃくちゃ早い。
(当時家に帰りつくのが毎日23時過ぎでした。で、出勤のために家を出るのが6時半とかとか。)
帰ってきてもため息ばかりついていて、暗い顔をしている。
どんどん顔色が悪くなる。
休みの日はずーーっと寝てる。
ストレスで酒をガンガン飲む。(←あ、これは以前からずーーっとか。)
そんな娘の姿を見ていた父親はずっと私を心配していたのでした。
「…そんなすぐにやめられないよ…だって…私…インストラクターになっちゃったから…それに私ができないからいけなんだし…うー…難しいんだよ…」
私は父親の優しさを受け取れず、「なんもわかっちゃない!」と心の中で悪態をつきました。
悪いのは私。
悪いのはできない私。
できるはずだったのに何もできない私が悪い。
会社が悪いんじゃない。
何もかも技術ができない、理解できない私が悪い。
泣きながら自分を責め続け、このまま辞めたら敗北者になってしまう!と真剣に思っていました。
(ただ足裏を揉むだけなのに!!!今思うと変なの!!)
会社にも自分からなんとか連絡し、謝罪をすませて一日ゆっくり休んだ私。
ぼーっと天井を眺めながら「…何かがおかしい…」とゆっくり気付き始めました。
私はどうして毎日怒られ続けているんだろう。
私はどうして理不尽な怒り方をされて、それを甘んじて受け入れているんだろう。
インストラクターとしてそれでも頑張っていきたいのだろうか。
…そもそも私は何をしたかったんだっけ…
毎日毎日苦しい思いで会社に行って、毎日毎日技術以外のことでもいきなり怒鳴られたり怒られたりするのって普通のことなのか…。
(当時私は毎日なにかしら先輩インストラクターの方数人に怒られていました。)
次の日の朝、私はお布団から身体を起き上がらせてぼーっとした後、こう呟きました。
「あ…私もうインストラクター辞めよう…」
私は父親と母親にその決断を告げると、すぐに着替えて会社に向かいました。
父親はただ頷き、母親は「そうよ。それがいいわよ。このままじゃ死んじゃうわよ。」と言いました。(家の両親は厳しい面もありますが基本過保護です。笑)
会社に行き、昨日の欠席の謝罪をすると先輩たちは「大丈夫?」とみんな心配してくれました。
ただ一人だけ私と一緒に組んでいた先輩だけが「…今日は来れたんだね。」と厳しい目で私を見ました。
すぐに人事のインスタラクターを取りまとめているIさんに声をかけ、「もう限界です。辞めたいです。」の旨を伝えました。
Iさんは「え?!なんで?!!」と驚いていましたが、今までの経緯を伝えると落胆した様子で「…それは…よくないね…そうだったんだ…」と言いました。
その後「でもさ、幸江にもよくないところはあったんだよね。みんな幸江に指導しようとしてたんだよね。それは認める?」と言いました。
私は「あー…」と心の中で落胆したあとで「…それはそうですね…」となんだか腑に落ちないまま答えました。
結局どこまでいっても『出来なかった私が悪い』という結論になる。
でも辞めるんだから仕方がない。
私が諦めたんだから仕方がない。
悔しい思いを味わいながら、私はなんとか辞めるためにさまざまな理不尽に感じることをのみました。
「…やめちゃうのかー…残念だなぁ。幸江はこれからガンガンやってくれる逸材なのになぁ…」
人事のIさんは私を本社に引っ張ってきた手前、そんなことを最後まで言っていました。
私は何人もの方に謝罪をし、社長にも謝罪をし、なんとかインストラクターを辞めることができました。
そしてはれて現場に戻ることができたのです。
再配属されたサロンは新宿アルタ店。
新宿アルタの地下一階にある店舗で、規模は小さいながらも場所がらいつでも混んでいる繁盛店でした。
土日は受付前に行列ができるほど。
パンパンの予約表を見てため息をつく日々がやってきました。
ですが、毎日お客さんを施術できる喜びを感じ、どんなに忙しくても怒鳴られたり怒られたりしないで施術に没頭できることが嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
そんなある日。
「あれ?」と私は気付きます。
インストラクターの頂点である誰もが憧れているYさんが言っていた「もっと手を丸く使って。」「もっと手を柔らかく。」の意味が急に理解できたのです。
あれ?
これのこと?
手をまあるく…
うわ!まあるく使えてる!!
え?
手を柔らかく?
あれ?
これ?
あーーーー!!!!
これかぁぁぁーーーーー!!!
私がずーーーっとずーーーっとわからなかった『足裏の一点を心地よく深く押す』技術の真骨頂、手をまあるく使う。手を柔らかく使う。
それが急に理解できた瞬間でした。
…なんだ…
これか…
確かに私はぜんぜんできてなかった。
なんで今までのあれでできてると思い込んでいたんだろう?
それはサロン勤務に復帰して半月ほど経ったときでした。
今ならインストラクターの先輩たちが言っていたことが全てわかる。
何ができていなかったのかも全部わかる。
確かに私は全然できていなかった。
理解もできていなかった。
あぁ…
先輩たちごめんなさい…
恥ずかしくて顔を覆いたくなるような思いでした。
私はそれからさらに技術が面白くなり、理解がどんどん深まっていきました。
毎日のお客様に施す施術が楽しくてたまらない。
足裏にグッと無理なく親指が入っていく感覚がたまらない。
そしてそれを心地よいと言ってもらう嬉しさよ。
毎日クッソ忙しい店舗で目まぐるしく動き回っていたけれど、仕事に行くのが嫌だと思うことも(さほど)なく、もっとうまくなりたい!の思いが加速していきました。
そんなある日。
お客さんと会話している時に私の中にずっとあった、とある想いがグッと強くなります。
「足裏をやってもらうと肩も触られたくなるんだよねぇ。」
「間接的に楽になるっていう理論はわかるんだけど、実際に肩とか首とか腰も触ってもらいたくなるよねぇ。」
そうおっしゃるお客さんは今まで何人もいらっしゃいました。
私はその度に「そうだよねぇ…」と思っていましたが、なんとかリフレクソロジーの効果を感じて欲しくて「反射区で間接的にはお楽になるかと思いますので感じてみてくださいね。」なんてごまかしていました。(いや、これは理論的にはほんとのことなのですが…)
ですがこの日はそう言われて私の中にある想いが強くなったのです。
「…足裏だけじゃだめだ。身体全身のこと知りたいし全身を触れるようになりたい。」
さて、そんな思いが強くなっていった時、私の前にとある情報が飛び込んでくるのです。
つづく。
ここからは宣伝だよ。
☝こんな過去のある私が「整う施術」やってます。
リフレクソロジーも出来ますが、今の私がやっているのは全身が整う施術です。
カテゴリーは「整体」になるんでしょうね。
私がいまやっている施術のことにたどり着くまで少し時間がかかりそうですが、宣伝だけしておきます。(ここで宣伝しても説得力ないとは思いますが…)
《施術時間と料金》
90分 8000円
初回は120分 9000円
(初回はお話しを伺うお時間を頂きます。)
《場所》
横浜にある『藤山家』
ご予約後詳しい場所をお伝えいたします。
最寄り駅は横浜市営地下鉄『蒔田駅(まいたえき)』です。
ご希望があればめちゃくちゃ美味しいハーブティーを+200円でお付けいたします。
一緒に飲みましょう。
施術ビフォアアフターの写真です!(お客様に了承を得て掲載しています。)
上半身のスッキリ加減、腕の位置の変化、肩がストンと落ちている感じ(ゆったり感)がわかると嬉しいです!
身体の薄さ、お腹の引っ込みぐあい、胸のシルエットの綺麗さ、わかりますかね?
ウエストのキュッと感、お尻の上がり具合、肩甲骨の出方の美しさが伝わると嬉しいっす!
本来あるべき姿に戻していく。
本来の身体のポテンシャルを引き出す。
立つこと自体が楽になる。
関節の可動域が広がる。
視界がとにかく明るくなる。
身体が軽くなる。
ストンと立てる。
楽に動ける。
そんなことを実感していただける施術だと思います。
もちろん不調を感じている個所や痛みが出ている個所がありましたら遠慮なくおっしゃってください。
あらゆる方法で施術を試みます。
1月はありがたいことに枠が埋まりました。
2月はまだまだ空きがあります!
是非一度受けてみて下さい。
きっとご自分の身体が好きになりますよ。
そしてご自分のことが好きになりますよ。
お気軽にご質問・お問い合わせしてくださいね。
↓こちらからどうぞ。
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ご神木が埋まっている不思議なお部屋でお待ちしています!!
猫がふすまをボロボロにしてしまっているのはご勘弁ください…
この真ん中の四角い部分にご神木が埋まっています。
こちら。
もんのすごく気持ちよいお部屋です。
ぜひ体験してもらいたいなぁ。