また間が空いちゃいました。
日々いろんなことに挑戦してみたりしてみなかったりしながら過ごしています。
相変わらず自分の不甲斐なさを感じたり感じなかったりしながら、この毎日を過ごしています。
みなさんはどうお過ごしですか?
さて、今日はずっと書いてこなかった可愛いこの子のことについて書いていきたいと思います。
めちゃくちゃ可愛いこの子です。↓↓↓
やっべえ…可愛い…snow使った写真だからかなり盛れてるけど本物もこれくらい可愛いの。
ほんとほんと。(←親バカフィルターかかってます。)
そらさーーん!!!
そらさんは6月30日に9歳になりました。
南アルプス子どもの村小中学校に通い始めて3年目です。
3年生の最初はコロナの影響でずっと休校。
長い期間お家にいる時間が続きました。
6月15日以降、短縮授業で学校が再開。
(月曜日の始まりが遅くなったのと、金曜日の終わりが早くなったくらいですが。)
夏休みは通常より10日ほど短くなりましたが、もともと休みが長い学校なので私的にはちょうど良い感じでした。(そらさんは嘆いておりましたが…)
コロナ休校でお家に居る時間が長かったせいか、最近はとても寮生活を嫌がります。
日曜日の夕方になると「あ~あ…学校かぁ…」というつぶやきが始まります。
そして「いやぁ…学校はいいんだよなぁ。楽しいんだよ。ただなぁ…寮がなぁ…」と続きます。
たまに涙を流しながら↑このセリフを口にする時もあります。
「そんなに嫌なの?楽しそうだけどなぁ。何が嫌なの?」
私はいつもそらさんにそう聞きます。
だって金曜日に帰ってくるととても楽しそうなエピソードをたくさん聞かせてくれるんですよ。
「だってさぁ…夜淋しくなっても誰も慰めてくれないし…Iちゃん(寮母さん)は優しいよ。でもAちゃん(もう一人の寮母さん)だと怖いんだもん。ママみたいに慰めてくれないし…。それにさぁ…」
この「それにさぁ…」の後に続く言葉が彼女にとって一番寮が嫌な原因だと踏んでいるんですが…
「それにさぁ…自由にYouTube観られないしさぁ…」
そらさんは一人っ子です。
家に居る時はyoutube見放題。
いろんな意見があるとは思いますが、私たち夫婦はそらさんに制限をなるべくかけないようにしています。
なので「youtubeは〇時間まで!」のような決めごとを設けていません。
(それには一応いろんな理由があるのですが、それはまたおいおい。)
そらさんは今youtubeにドハマり中です。
とくにポッキーさんという方に心酔しております。笑
ポッキーさんはゲーム実況者さんなのですが、私はそういう職業の方がいることをまったく知りませんでした。
ゲーム実況者さんなんて方がいるんだ!!という衝撃。
そらさんと一緒に観ているといつの間にか私までファンになっているという単純さ。
まぁこんな感じの母親なので、「youtubeは〇時間まで!」なんて言えるわけがありません。
「ねぇ。そらちゃん。寮が嫌なのはyoutubeが観られないからっていう理由でしょ?」
私はたびたびそらさんにそう聞きます。
すると毎回そらさんはこう答えます。
「え?…まぁ…そう…なんだけど…でも違うの!!パパとママといっしょが一番安心するの!!だからだよ!」
んもーー
可愛いんだからぁーーー(←相変わらずです。)
そらさんは3年生になった『わくわくファーム』というクラスに入りました。
(あ、そらさんの学校のことについて詳しく知りたい方はこちらを見て下さいね。↓↓)
今年から始まったこのクラスは羊を飼ったり綿花を育てたりするところから、糸を紡いだり、羊の毛を刈り、それを染めたり、毛糸で編み物をしたり、機織りをしたり、裁縫をしたりしていくそうです。
先週かな?やっと羊がやってきてとっても可愛い!と興奮しておりました。
あ、そうそう。
この羊を迎え入れるにあたって、柵や水飲み用の水桶?や、わくわくファームの看板などもみんでトンカチやノコギリを握って作り上げたそうです。
子どもの村の子どもたちはトンカチやノコギリをとてもじょうずに使うんですよー
一年生の頃から普通に使わせますからね。
そういえば、そらさんがある日こんなことを言っていて面白かったな。
「ママ、今週は羊の水飲み桶と柵を作ったんだけど、3時間くらいずっとノコギリやってたんだよ!すっごい疲れたよぉーー!」
この「3時間くらい」は怪しい数字ですが(多分すごく長かったってことを言っているんだと思います。笑)、とにかくずっとノコギリを使って作り続けていたそうです。
すごいなぁ。
小学校の授業で3時間くらい(笑)ずっとノコギリ使ってるってすごいと思いません?
柵や水桶を作るには計算が必要です。
どのくらいの木材で、何本くらいの釘が必要で、どのくらいの大きさにするのか。
それをやりながら、考えながら、学んでいく。
羊を飼うには何が必要で、羊とはどんな生態なのかを知らなければなりません。
知っていく過程で『羊』という漢字も覚えるのでしょう。
私は『学ぶ』ってこういうことなんじゃないのかなぁ、と常々思います。
時には暗記も必要でしょう。
でも必要だったらやりますよね。
そらさんは3年生ですが九九が言えません。
教えてもらってないからですし、教えていないということは必要ないと判断しているのでしょう。
ですが、掛け算の意味は知っています。
そして時間はかかりますが掛け算ができます。
そらさんはめちゃくちゃ漢字が読めます。
書き順は怪しいですが(笑)書くこともまぁまぁできる。
学校でどれくらい教えてもらっているかわかりませんが、彼女が漢字やいろんな言葉の表現を覚えているのは漫画やyouytubeからです。
もちろん学校で教えてもらっていることとつながるから覚えるのでしょう。
最近よくこんなことを思います。
『学校ってなんなんだろ?』
そらさんがあまりにも「学校やだなぁ…」と呟くので、月曜日の朝、こんなことを私は言いました。
「そらちゃんがほんとにほんとに嫌で行きたくないならちゃんと言ってね。」
と。
もちろん笑顔で。
嫌味でもなんでもなく、本心から言いました。
するとそらさんからこんな答えが返ってきました。
「でもどうせ言ったって行かなきゃダメでしょ?」
私はこんな答えが返ってくるとは思わなかったので驚きました。
諦めているんだなぁ、と少し悲しい気持ちになりました。
「そんなことないよ。ほんとにそらちゃんが行きたくないなら辞めてもいいんだよ。
そしたらパパとママもどうしたらいいか真剣に考えるよ。そらちゃんにとって一番いい方法は何かなぁーって真剣に一緒に考えるよ。」
私はそらさんの顔をちゃんと見て、伝えました。
「だから言ってね。1人で考えて、1人で勝手にあきらめないでね。いつだってパパとママはそらちゃんの味方だよ。まぁ、頼りないかもしれないけどね。(;'∀')あはは。」
そらさんは私の方をジッと見た後、こんなことを言いました。
「ママは頼りなくないよ。それにさ…そんなに行きたくない!と思ってるわけじゃないんだよ…。ちょっと寮がいやだなぁと思ってるだけなんだよ。だから大丈夫!」
そらさんは私に抱き着き、「ママ大好き!」と言い、そして楽しそうに特急電車に乗り込んだのでした。
いつも特急電車に乗り込んだそらさんの様子を出発まで窓越しに観察するのですが、
すぐに学校用の顔に変わっていて楽しそうにお友達とお話ししていました( *´艸`)
これはあれですね。
すでにお家用のそらさんと学校用のそらさんの顔があって、チェンジする時がいちばんめんどくさく感じるってやつですね。
でも行ってしまえばもう楽しい。
これかな。
もちろん夜目が覚めて淋しい思いをしているのは事実なのでしょう。
1年生のころから寮生活をしているこの学校の子たちはほんとにすごいと思います。
とても逞しいです。
でもきっと楽しい時間がたくさんあるんだろうな。
私は子育てができない頼りない母親ですが、彼女の毎日が幸せだったらいいなぁと心から望んでいます。
最後に、子どもの村学校の理事長(創設者です)堀さんの言葉を載せておきますね。
素晴らしいので読んでみて下さい。
ニイルも書いている。(ニイルとは堀さんが感銘を受けた教育者さんです)
「生きることに特別の目的はない。人生の目的は生きることそのことである。」
現実が存在するという不条理の中の有限な自分自身を受容して、存分に生きるための準備する施設、それが学校だ。
本性に従って存分に生きる人への成長の準備とは何か。
毎日が楽しい、
なんだか笑えてくる、
早く明日にならないかなぁ、
と実感して生きる子ども時代ではないだろうか。
最高。
さて。
今日もニコニコ笑顔で帰ってくるであろうそらさんを迎えに行ってきます。
きっといろんなエピソードのお土産話しがたくさんあるんでしょう。
楽しみです。
そらさんはすくすく育ってますよー
誰が育てたんだろ?
不思議だなぁ。
ではまた。