ここ数日、私はもんのすごく居心地の悪い時間を過ごしていた。
何かすんごく嫌なことがあったわけではないけれど、もうとにかく嫌なのだ。
この状態をなんとかしたい!と身悶えるような感じだ。
それは焦りかもしれないし、不安かもしれないし、悲しみかもしれないんだけれど、どれがその居心地の悪さの正体かはわからない。
とにかく居心地が悪い。
「あー!もう!欝々すんなぁ。」
そんな感じ。
私にはこういう“時”が定期的に訪れる。
なんとかこの状態を逃れたい。
この状態の正体を確定したい。
「あぁ!これだったのかぁ!」と早々に言いたいのだ。
居心地が悪いのは嫌だ。
そして正体がわからないことは気持ち悪い。
もう得も言われぬ感じだ。
そんな時間を過ごしている時の私はおもっくそ感情的になる。
泣いてしまうのだ。
とにかく泣いてしまう。
父が亡くなって1ヵ月が過ぎた。
そろそろ母も淋しくなってきたころかも知れないと思って、先日連絡を入れた。
何が出来るわけではないけれど、声だけでも聞こう、聞かせようと思ったから。
「もしもし?」
「はーい!お母さんだよー。」
母の声は思ったより元気だった。
「どう?ちょっと淋しくなってきたんじゃない?」
私はわざと淡々と聞いた。
「うーん…そうねぇ。…そうなのよぉ。」
いつもと同じ口調で答える母。
「どこ見ても『あぁ…いないんだなぁ』って思ってねぇ。」
「そうだよね。そう思うよね。」
「うん…。まぁこんなこと、まだ誰にも言ってないんだけどさ。」
母は淋しいという気持ちをまだ誰にも言ってないと私に言う。
きっと私は息子を亡くしているので言いやすかったのかもしれない。
母は仏壇を一人で買いに行ったと自慢げに私に言った。
いつも大きな買い物をする時は父に最後の決断を委ねていた母が、一人で買いに行って一人で決断して買ったんだ。と。
「お父さんだったらこうするよね?ってお父さんと話しながら買ったんだぁ。すごいでしょ?!」
可愛いことを言う母。
この辺で私の涙腺がヤバくなる。
「すごいじゃん!お母さんすごい!」
涙腺のヤバさを隠して褒める私。
そんな健気な母が愛しい。
「ていうことでー、お母さんは大丈夫よ。ありがとうね。」
いつもどおりのお茶目な母だ。
それがなおさら涙腺をヤバくする。
「うん。わかった。よかったよ。またね。」
なんとか泣かずに電話を切る。
私の鼻の奥はズーンとしっぱなしだった。
電話を切ると、私の涙腺は見事に崩壊した。
そのズーンはドバーに変わり、喉の奥から吐き出したい“何か”が溢れ出てきた。
「うぅ…泣けてきちゃった…うわーん。」
目の前でカレーのレシピを見ている亮一さんに告げると涙がボロボロと流れてきた。
「悲しくなっちゃった?」
私が泣くのを見るのはもう慣れっこの亮一さんが冷静に私に聞く。
「うぅ…悲しいっていうかさ…切ないっていうかさ…うぅー…」
母の悲しみは母のものでしかない。
私が何をどうしようが変われるものではないし、『悲しみ』がどういうものであるか?を説明したって癒えるものでもない。
人が死んだって魂はずっとあるんだ。お母さんのそばにお父さんは居るよ。なんて説明したってそれがどーした?!でしかない。
人は死ぬ。
そして死んでしまったら血の通っている肉体には二度と触れられない。
生身の人間として会話できることはもうないのだ。
いくら私が霊感があろうとどんなに父の言葉を伝えようと、母の『寂しさ』は変われないし、私にわかることはない。
あの父と会話することは絶対に二度とないんだ。
寂しさすら愛しく感じるようになるにはどれだけの時間が必要だろう。
いや、もしかしたらそんなこと感じられないかもしれない。
そんな時、私はいつもこう思う。
『おいおい神様とやらよ。とんでもねー世界をつくっちまったもんだな。』と。
どうしようもない切なさも逃れようもない寂しさも身悶えるほどのやるせなさも、全て用意しました!どうぞ存分に味わってください!と言っているようなこの世界。
『おいおい。とんでもねーことしてくれたな。おい、このやろう。』と静かに悪態をつく。
その全てが『愛』だと?
おいこら。
ふざけたこと言ってんじゃねーぞ。
全てが必然だと?
私が作った世界だと?
潜在意識?
はぁ?
だったら早く真理とやらをみせろやこのやろう。
リーラ?
は?
戯れだと?
もてあそんでじゃねーぞおらぁ!
死んでも魂はなくならない?
神の元に返るだと?
しったこっちゃねーんだよこのやろぉ!
ふっざっけんじゃねーーよ!!
この悪態はどんどんエスカレートする。
『静かな悪態』から『肚の底からの悪態』に。
母とのやりとりは私の怒りややるせなさの一部分でしかない。
私はこの世の、私の、どうしようもなさや、遅々として進まない(ように見える)物事にほとほと嫌になっていたのだ。
おととい、私はそらさんを八王子駅まで送り、(そらさんね、電車で学校行くようになったんだよ。)帰りにその肚の底からの怒りや欝々を私の内部にひた隠しにして用事をすませ、一人で映画を観た。
もう何の映画でもよかった。
映画を観ると私はだいたい泣く。
内容がうんぬんではなく、その圧倒的な音やたくさんの人がその作品を作り上げたという映画のエネルギーに泣いてしまう。(舞台を観ても泣いちゃうのよ。サンリオピューロランドのショーでも泣ける。プリキュアの冒頭から泣いたときは私ヤバいと思ったよ。笑←変態だしめんどくさい女だ)
みんなが泣かないようなシーンでも一人でボロボロと泣く私。
さんざん泣いて、泣き顔のまま買い物をして、最寄りの駅から歩いて家に帰る。
長い坂道を登りながら、私の怒りは頂点に達した。
ぐおーーーっとこみ上げる肚からの怒り。
きた。
これだよ。
きたよ。
もう我慢できない。
おいこらぁ!
いい加減にさらせやぁ!!
ふざけんなよ!
この世界は私が作っているならどうにかなる方法もはよ教えろや!!
潜在意識がうんちゃらいうけどなお前、そんなんしらんわ!!
そろそろ私も限界やで。
はよ動かせやーーー!!!
わからせろやーーー!!
てめぇいい気になってるんじゃねーーぞ!!
どうにかしろっつんだよごらぁーーーーーーーー!!!!
私は歩きながらこんな言葉を口にする。
ブツブツと口に出す。
肚の底からの怒りを吐き出す。
相手は『神』だ。
私には定期的にこんな時期がくる。
そんなときは本気で『神』に悪態をつく。
お前が上なんかじゃねぇ。
私とお前はどこまでいっても同等だ。
私のこの悪態に答えてみやがれ!
ほら!どうした!!
おまえと私が一心同体ならとっとと私を使いこなしやがれ。
遅いんじゃボケ!!
怒りのエネルギーは凄まじい。
髪の毛が逆立ち、身体から炎が出てるんじゃないかと思うくらいのエネルギーだ。
私にはすんごい怒りのエネルギーが備わってるらしい。
坂道を登りながら、私は泣いて怒りを表明する。
肚からその怒りを吐き出す。(声が大きいわけじゃないのよ。叫んでないからね。笑)
さんざん吐き出すともう言葉が出なくなる。
吐き出して吐き出して吐き出しつくすまでやめない。
言葉が出なくなったその時、さぁーっと風が吹いた。
「さ。帰ろうっと。」
私はいつの間にかタンッタンっと少しだけ軽やかになった足取りで、ちょっと心が浮き立つような気持を味わいながら亮一さんがカレー作りに奮闘しているお家に帰った。
不満や焦りは感じてしまうもの。
切なさや悲しみも感じてしまうもの。
それでいいし、悪態だってついたらいい。
その相手がたとえ『神』であろうとも。
これが“今の”私のペース。
定期的に訪れるこれがあるのが“今”の私のペース。
この怒りや憤りを分析したりもするけれど、いつだってそれは後付けだ。
湧くものは湧く。
その湧いた感情を押し殺さないしダメだしもしない。
(ダメだししてしまってもそれはそれでいい。)
たとえ相手が『神』だとしても。
そしてその感情は湧いたら鎮まっていく。
感じ切ったら鎮まる。
感じ切るのが甘いとまた湧いてくる。
それだけだ。
これは相手にぶつけるかぶつけないかの話しじゃない。
全部自分のこと。
今の私の内部には小さな怒りや憤りがほんの少し残っているような状態だ。
これが浮上してくるのか溶けてなくなっていくのかはまだわからない。
じっと観察しよう。
私は自分を使いこなせない。
使いこなすことができたらいーのにー!と何回もキーーーッ!!となる。
めんどくさい。
私はもんのすごくめんどくさいヤツなのだ。
それでもここからどしても逃れられないのだから、めんどくさいこいつを知っていくしかない。
めんどくさいこいつの性質や希望を知っていくしかない。
ごまかしたくないし、ごまかしたとしても「あ、ごましたなー」と知っていたい。
だから私は肚から悪態をつく。
それもしょうがない。
嫌だけどそれもしょうがないか。
今日の私はこんな感じ。
どうにもこうにもこんな感じです。
藤山家、3月の募集やってますよ!
(こんな記事読んだら来たくないかー。笑)
感情の話し、『私について』の話し、他愛もない話し、話さずゴロゴロ、なんでもOK!!
『地にぺったり足を付ける整体施術』も良かったらご一緒にどうぞ♡
≪3月 藤山家へのお誘い≫
3月7日(木) 10時半~17時
3月12日(火)10時半~17時
3月13日(水) 10時半~17時
3月19日(火)10時半~17時
3月20日(水)10時半~17時
3月25日(月)10時半~17時
3月26日(火)10時半~17時
3月28日(木)10時半~17時
3月29日(金)10時半~17時
*この時間の範囲内でご希望のお時間をお知らせください。
もちろん時間内ずっといたい!でも構いません。
*上記以外の日でご希望日がありましたら一度お問合せ下さい。
ご希望にそえるかもしれません!
*ご予約はお一人様でも数名様のグループでも構いません。(最大4名まで)
こんな話がしたい!というテーマを決めてきてくれるのも面白いかもしれませんねー(*‘∀‘)
どんな風に過ごしたいか、ご希望をお聞かせください。
(ただ話したいでもいいですし、パワスポ部屋でただゴロゴロしたいでもOK!ゴハンの内容のリクエストもできるだけ承ります!)
*ご利用料金
・藤山家ご利用お一人3千円。(お話しするだけの方もゴロゴロするだけの方もこちらの料金を頂きます。)
・パワーランチご希望の方は別途1千円。
・施術ご希望の方 30分(体験施術)3千円。60分~90分(フル施術)7千5百円。
(フル施術をお受けいただける方はご利用料金2千円引きです!)
*募集に関しての注意事項
*場所が自宅なので、詳しい場所は予約をしていただいた方に直接メールでお教えいたします。
神奈川県横浜市にある一軒家です。
最寄駅は横浜市営地下鉄『蒔田駅(まいたえき』です。
*男性のお一人でのご利用、男性のみのグループでのご利用はお断りさせて頂きます。
女性がご一緒のお申込みでしたら承ります。
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最大4名まで。ご相談承ります。
*ランチを一緒に食べたい!という方は事前にお申し込みください。
私の手作りランチを1千円でお出ししますよー(*‘∀‘)
*全てにおいて批判的な方はお断りいたします!
快適な空間でただ楽しく幸せに過ごしたいだけなので。(*‘∀‘)
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