藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

そらさんの怖い話し。~貴女は貴女の言葉で話せてる?~

 

10月の後半にあった、一週間の秋休みを終えてそらさんはまた元気に学校へ行き始めました。

南アルプス子どもの村学校には秋休みがあるんですよー)

 

月曜日、学校に送り届けた時はちょっと泣きそうな顔をしていたけど何とか堪え、「行ってきまーす!」とお部屋に入っていきました。

 

そして夜。

TELがかかってきたは20時55分。

TELをかけていい時間は21時まで。

 

ギッリギリ!笑

 

ゆ「そらちゃーん!」

 

元気な声を期待して声をかける私。

 

そ「ママ…」

 

…ヤバい…

これ泣くヤツだ。

 

ゆ「どうしたー?」

 

そ「…なんか泣きたくなってきた…」

 

ゆ「うんうん。いいんだよ。泣いていいんだよ。寂しくなっちゃった?」

 

そ「…うん…うぅ…うわーん…うわ…うわ…うわーん」

 

 

…はい、本泣き入りましたー。

 

ひとしきり泣いたそらさんはパパとも泣きながら話し、最後には

 

そ「もう後ろの子が待ってるから切るね…うぅ…おやすみ…うぅ…大好きだよ…」

 

と言ってTELを切りました。

 

うおーーー!!

やっぱりせつねーじゃねーかーー!!

 

と、そんな月曜日が終わりました。

 

まぁ火曜日からは全く泣かなくなりましたけどね。(;'∀')

 

なんだかんだ楽しそうに一週間の学校生活を終え、昨日お家に帰ってきたそらさん。

 

さっき大量のオムライスを作ってあげたら全身で大喜びしてました笑↓

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いえーーい!!やった!やった!と踊るそらさん。かわゆす。

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↑このオムライスにはそらさんを踊らせるパワーがある。すごい。

 

今朝、お布団の中でゴロゴロしながらそらさんがこんなことを言いだしました。

 

 

そ「ねぇママ。怖い話ししてもいい?」

 

小学生のころって『怖い話し』流行りませんでした?

 

そらさんの学校も絶賛怖い話しブームらしく、最近そんなことばかり言ってます。( *´艸`)

私は幼いころから“目に見えないもの”が見えてしまうヤツだったのと、実家がヤバかったから怖い話しの持ちネタいっぱいあるんですよね。

でも今のそらさんに私のマジな話しをしたら夜眠れなくなってしまうので、未だ封印中。笑

 

ゆ「えーー!やだぁ~。怖いんでしょー?ママ怖いもん!やだやだ。」

 

絶対怖くないのわかってるけど笑、本気で怖がって嫌がる私。

 

そ「いいでしょ!いーでしょ!ママ!してもいいでしょ!」

 

笑いながらなんとしても怖い話を私に聞かせたいそらさん。

 

ゆ「えーー…だってママ怖いの嫌だもん!泣いちゃったらどうすんの?!ママが泣いたらどうする?!」

 

本気(風)に言う私。

 

そ「泣いたら…よしよしってしてあげる!!だからいーでしょ!はい!いーね!いーね!じゃ怖い話しするね!」

 

そらさん強行突破。

 

ゆ「えぇー…じゃあいいよー。怖いけど…」

 

渋々(風)に答える私。

 

そ「うん!じゃあいくよ。あのね『イルカ島』って話なんだけど…」

 

小さな声で怖さを演出するそらさん。

 

ゆ「うん。『イルカ島』って話なんだ。うわー…怖いんだろうなぁ…」

 

怖がる(風の)私。

 

そ「あのね…その『イルカ島』って言葉を…」

 

もっと怖さを円演出するために声を低くするそらさん。

 

 

そ「20歳のハタチになるまでにぃ…」

 

 

に…にじゅっさいのハタチになるまで?

 

ぶははははははは!

もう全然こわくねーーー!!!

台無し!!

もう台無し!!

 

思わず笑ってしまった私。

でもなんとか堪える。

 

ゆ「うん(ぶはは)に…にじゅっさいのハタチになるまでに?(ぶははは)」

 

そ「うん。20歳のハタチになるまでにぃ、その言葉を忘れておかないとぉ、20歳のハタチのお誕生日に誰かから電話がかかってくるんだって!それで、その電話の人がぁ『イルカの足はいるか?』って聞くんだってぇ。」

 

ゆ「えぇ!!にじゅっさいのハタチ(←面白いから何度も言いたい)のお誕生日に電話がかかってくるの?!誰からよ?!それ誰よ?!」

 

大袈裟に驚く私。

 

そ「それが誰かはわからないんだって!それでね(←低い声)『いりません』って答えるとぉ…足もぎ取られちゃうんだって!!(←この話し最大の盛り上がり場所らしい。)」

 

ゆ「ええーーーーー!!!怖いーーー!!なにそれ?!めっちゃ怖いじゃん!!どうすんの?それ!」

 

大袈裟に怖がる私を見て大満足の顔をするそらさん。

 

うぅ…かわゆす。

 

そ「だからね、20歳のハタチまでに(←もう一回聞けた笑)その言葉を忘れるかぁ、もし覚えていても『イルカの足はいるか?』って聞かれたら『いります!』って答えたら平気なんだよ!だから大丈夫!」

 

そらさんがめっちゃ自慢げに教えてくれます。(*‘∀‘)

 

ゆ「あぁーそっかぁ。それならよかった。あれ?でもさ、ママはもう43歳じゃん。

ママのにじゅっさいのハタチ(←言いたい)の誕生日はもう終わっちゃったんだけどさ。そういう時どうなんの?」

 

一応聞いてみた。

 

そ「え?あー…そうかぁ。じゃあママには関係ないや。よかったね!」

 

可愛い笑顔で励まさ…れたのか?(;'∀')

あはは…

はい…よかったです。

 

 

そ「あとさ、こんな話しもあるんだよ!あのね…」

 

そらさんの怖い(怖くないけど)話しは延々と続きます。笑

 

私のガチの話しを聞かせられるのはいつだろうか…。

 

 

そらさんは一生懸命私たちに話しをしようとします。

それってほんとに大切なお勉強なんだろうなぁと思うんだ。

なんとか相手に伝えたいと思ってしてるんだよね。

怖さを味合わせたい!だっていいよね。

どうやったら伝わるか?をものすごい頭をつかって考えてるんだからねぇ。

 

そらさんはもっと小さいころから説明がとても上手です。

まだ少ない語彙からなんとか伝えようと試行錯誤するんです。

(逆にパズルが苦手だったりブロックが苦手だったりしたんだけど。)

 

言葉ってとっても大切だし、言葉のチョイスで『その人となり』がわかることってあると思っているんだ。

 

そらさんにはそらさんの言葉で話してほしいし、そらさんの言葉で文章を楽しく書いて欲しい。

亮一さんは亮一さんの言葉で話してほしいんだ。

 

だから私は今日も話しを聞く。

そらさんのどんな話しも真剣に。

亮一さんの話しを真剣に。

そして私の話しを私が真剣に聞くんだ。

 

貴女は貴女の言葉で話してますか?

誰かの言葉じゃないですか?

貴女は貴女の話しを聞いてあげてますか?

 

 

昨日私はとある場所でプレゼンをたくさん聞いた。

去年私もプレゼンをやる立場にあった場所。

今度は聞きまくる立場に回りました。

 

率直な感想は『自分の言葉で話せてない人が多いなぁ』でした。

結果話しが全く入ってこないということがわかった。

 

上手いとか下手とかももちろんあると思うけど、下手でも『自分の言葉で話せているか否か』でものすごく変わるんだと改めて実感できました。

 

ねじ曲げず、変にカッコつけず、何を伝えたいかを自分で感じて言葉をチョイスする。

 

すごく大切なことだなぁと思ったんだ。

 

貴女は貴女の声、聞けてますか?

そして貴女の言葉に耳を傾けていますか?

 

どうかな?

 

 

それにしても『にじゅっさいのハタチ』って…爆(←しつこい)

 

ではまた。