藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

大冒険がはじまる。

 

明日はいよいよそらさんの小学校の始業式だ。

 

まだまだ先だと思っていた日がとうとうやってくる。

 

 

(↓そらさんの小学校のことはこちらの記事をぜひお読みくださいねー!)

そらさんのコト~小学校どうする?の巻①~ - 藤山家においでよ

そらさんのコト~小学校どうする?の巻②~ - 藤山家においでよ

そらさんのコト~小学校どうする?の巻③~ - 藤山家においでよ

 

 

昨日の夜、私と亮一さんはお酒を飲んでいた。

そらさんは一人で何かを黙々と作っていた。

 

藤山家では、夫婦で酒を飲んでいる時はかなりの夜更かしになる。

一般的には絶対に褒められないヤツです。

 

ゆ「うわぁ~…いよいよって感じだねぇ~!どうなちゃうんだろうねぇ~!( *´艸`)」

り「ほんとだねぇ~…」

 

そんな会話を二人でしていると、そらさんは得体の知れない紙のかたまりを持ってきて

 

「これ、パパにあげるぅ~(´▽`)凧だよぉ~(´▽`)」

 

と満面の笑みを浮かべて亮一さんに渡す。

 

…可愛すぎる…

てか、大丈夫か?笑

 

私は「寂しい」も「不安」も「悲しい」も全くなく、いよいよなんだなぁ…なんていう思いで酒を飲みながらそらさんを見ていた。

 

「そらちゃん、もう眠くなっちゃった…」

 

もう目がトロトロの状態のそらさんを見て、慌てて寝る準備を始める私たち夫婦。はダメな奴らです。笑

 

「さー!寝ようー!」

 

寝室に入り、お布団にもぐる。

そらさんはもうトロトロだ。

 

そらさんはそのトロトロの状態で私の手をギュッと握る。

 

「ママのお手手がないと安心しないんだもん…」

 

そう言いながらすぐに寝息を立てた。

 

 

その時。

 

 

私の喉元にギューー!!っと“何か”がこみ上げてきた。

 

ヤバい!!

なにこれ!!

これ、ヤバいやつだ!!

 

ぐをーーー!!

 

もうガマンできないと思った私はトイレに駆け込んだ。

 

 

トイレに入った瞬間。

 

 

 

 

「うわぁーーーーー!!!!うぇっうぇっ…うわーーーーん!!」

 

 

 

 

…まさかの大号泣だった…

 

 

あんなに小さい子を寮のある学校に行かせるなんて間違ってたんじゃないか?

そうかも…私は間違ってたのかもしれない…

どうしよう。どうしよう。

 

「うわーーーーん!!」

 

そんな思いが頭をぐるぐるぐるぐる…

 

夜中にトイレで嗚咽をあげながら泣きじゃくる私。

思ってもみなかったことが起きている不思議。

痛い。

どこかが痛い。

引き裂かれるような痛みが私のカラダのどこかで起こっていた。

 

 

さんざん嗚咽をあげながら泣いたら少し落ち着いた私は、静かに涙をぬぐって寝室にもどり、そらさんがスースーと寝息を立てて寝ている隣に横になった。

 

プニプニのほっぺ。

ぽちゃぽちゃの手。

赤ちゃんの時と同じ格好で寝ているそらさん。

 

ヤバい…

また涙が出てくる。

 

何度も何度もそらさんのほっぺを撫でる。

何度も何度もそらさんの頭を撫でる。

 

この小さい身体でいろんな体験をするんだろうな。

この小さい身体で夜寝るとき寂しくてもガマンしたりするんだろうな。

 

 

 

「よし。寝よう。」

 

 

そう呟いて私は眠りについた。

 

 

今朝。

 

亮一さんが珈琲を淹れてくれている時、私は昨日の大号泣の報告?をした。

 

「えー!そうだったんだねぇ…。やっぱりそらとママの繋がりは強いんだな

ぁ…」

 

亮一さんはそう呟いた。

 

珈琲を飲みながらポツポツとしゃべる。

 

「なんかね、自分がこんな風に泣くと思ってなくてさぁ…こんなに淋しい思いをするんだなぁってなんだか不思議でさぁ…」

 

こんなことを話していると、また涙がこみ上げる。

私は亮一さんの前でまた泣き出した。

 

「うぅ…うえーーん!」

 

亮一さんは見慣れている私の泣いている姿を見ながら

 

「まだそらとゆっきぃは繋がってるんだろねぇ。母親と子供ってある時期まで繋がってるっていうじゃん。」

 

と優しく言った。

 

「そうなんだろうねぇ…だって、昨日も今日もどこかが痛いもん…」

 

引き裂かれるような痛み。

痛いんだ。

 

「でもさぁ…ある意味羨ましいよ。そんな思い、なかなかできないことじゃん。俺にはできない体験だもん。」

 

亮一さんはしみじみ言っていた。

 

「そうだねぇ…ほんと、貴重な体験だよねぇ…」

 

泣きながら私も答えた。

 

 

私は今日と明日、何度も何度も泣くんだと思う。

さっきはそらさんの前で大号泣をした。

それにつられてそらさんも泣いた。

 

「ママがこうやって泣いてたら、そらさん不安になっちゃうよね?ごめんねぇ~…うえーん!」

 

ごめんねと言いながらまた泣く、私は泣き虫な母親です。笑

 

「いいよ。(;_;いいんだよ(;_;」

 

泣きながら頭を撫でてくれるそらさん。

泣くのをガマンできないし、ガマンして変な態度になっちゃうのも嫌。

 

「ママね、泣くのガマンしたくないから泣いちゃうけど、そらちゃんが学校行くのすんごい楽しみだなーって思ってるんだからね。でも今は泣いちゃうんだけど…ごめんよーうわーん!」

 

「いいんだよ。そらちゃんは許すよ。うわーん!」

 

 

泣き親子大会が先ほど終了して、そらさんは今穏やかにテレビ鑑賞をしております。笑

 

 

泣きたいときは泣くんだ。

淋しい気持ちが湧いたときは「淋しい」に「成る」んだ。

 

変化の前には「怖い」がくるのが当たり前。

大冒険の前は揺らぐに決まってるんだから。

 

 

明日から藤山家の冒険がまた新たに始まる。

 

大袈裟?

 

大袈裟でもいいんだ。

だってそう感じてるんだもん。

 

 

あ…

まだ全然明日の準備してない…笑

 

さて、泣きながら準備でもするか。

 

 

これからの藤山家。

どうなっていくんだろう?

よかったらこれからも見守ってやってくださーい!

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頑張れ!そらさん!