藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

私のコト㊶

みなさんこんにちわー!

 

明日はいよいよ『藤山亮一さんと話そうの会』が行われるので

私はワクワクしております!

 

どんな時間になるのかなぁ~♪

 

今となりで亮一さんが明日どんな話をしようかまとめております!

 

私は亮一さんの大ファンなので、どんなお話しが展開されるのか楽しみでしょうがないのですぅ~

 

いらしてくださる方が少しでも居心地が良いように、私ができることは…

 

…なんだろ?笑

 

なんかわかんないけど私が楽しめばいいのかなー

 

出来るだけ早く動画もアップしていきたいと思っていますので、ご興味ある方~

待っててくださいねぇ~

 

さー

ハラハラしてる方いらっしゃいます?

薬飲んじゃった小娘ゆっきぃはどーなっちゃうー?

 

続きいきましょー!

 

 

 

Iさんに謎の薬を口に入れられ、お酒と共に飲みほした小娘ゆっきぃ。

特にそこにはなんの疑いも持たず、Iさんとお話ししながら美味しい天ぷらを堪能する。

 

「ゆきえは酒が強いなぁ。飲ませ甲斐があるわぁ。もっと飲むか?」

「わぁ~ありがとうございます!美味しい~」

 

Iさんは私にどんどんお酒を勧める。

 

私は当時ほんとにお酒が強かったのと、同伴で気を張ってるのも手伝って

どんだけ飲んでもあまり酔わなかった。

勧めれば勧めただけ飲むので、それが面白くて気に入ってくれてるお客さんがほとんどだった。

 

でもこの日は違った。

 

しばらく飲んでいると目の前がグラッと揺れ出した。

 

え?

ええええ?

 

 

 

遠くから携帯電話の音がかすかに聞こえる。

 

え?

誰の携帯?

 

 

「ゆきえー!ゆきえー!」

 

え?え?え?

 

誰か私をよんでる?

 

誰?

 

 

はっ!!

 

「えっ?はい?は?あれ?私?」

 

ガバッと起き上がるとさっきの天ぷら屋さんのカウンター。

 

カウンターの上に置いておいた私の携帯電話が鳴っている。

店からの着信。

 

「はい!ゆきえです。もしもし?」

「ゆきえちゃん?どないしたん?今日は同伴やったんちゃうの?」

 

お店のボーイさんからだ。

 

「え?はい。そうです…けど…?」

時計に目をやると…

 

えっ??

もう9時っ!!!

 

Iさんと天ぷら屋さんに入ったのは6時半。

そして同伴出勤の時は8時半までにお店に入らなければいけない決まりになっている。

 

「え?!あれ?すいません!すぐに向かいます!!」

 

隣でIさんはニヤニヤしながらお酒を飲んでいる。

 

「Iさん!私どうしちゃったんですか?なんで?なんでもう9時なんですか?!」

「いやぁ~、ゆきえが急に寝てしまってなぁ。なぁ女将。ぐっすり寝てたからそのままにしておいたんやでー。」

「えっ?そうだったんや!すいません!でな、Iさん!もうお店行かなあかん時間過ぎてんねん!早く行かな!お願い!」

「おおーそやな。じゃ行くかー。ゆきえ、行かれるんか?」

「行かれます!大丈夫!」

 

Iさんはことさらゆっくりと会計をすませ、焦る私をニヤニヤみている。

 

「ゆきえー、フラフラやで。大丈夫なんか?お店休んだらええやんか。」

 

私は早くお店に行かなきゃの気持ちでいっぱいでIさんの言葉が耳に入らない。

 

そしてなんで急に寝てしまったのかわからず自分を責めた。

そしてIさんにも謝っていた。

 

なんで急に寝てしまったんだろう?

あんな風に酔っぱらうなんてほんとに情けない。

せっかくの同伴なのにIさんにも申し訳ないコトをしてしまった。

 

そんなコトを思いながら、フラフラしながらも急ぎ足でお店に向かった。

 

Iさんはしつこくこう言っていた。

 

「ゆきえー。ほんまにフラフラやで。ママに連絡しておいてやるからもう少し休んでから行こうや。なんならお店休んだらええやろ?な?」

 

「いやいや、大丈夫です!お店に行くって言ってしまったしはよ行かな。

急がせてしまってすいません!」

 

はぁはぁ言いながらお店になんとかたどり着いた。

 

「ママ、遅れてすいませんでした!私が急に寝てしまって…Iさんにもご迷惑おかけしてしまいました!すいません!」

「えぇー!心配したわぁ。ゆきえちゃんが遅れることなんて今までなかったしなぁ。

寝てしまったん?ゆきえちゃんが?珍しいこともあるんやなぁ…だいじょうぶか?」

「はい。大丈夫です!でもIさんにほんとに申し訳ないことをしてしまって…」

「そうなん?Iちゃんごめんやでぇ。ゆきえちゃんいつもそんなコトないいやけどなぁ…」

 

ママは不思議がりながらもIさんに謝った。

 

「そうやねん。ゆきえが急に寝てしまったからびっくりしたわー。

このままお店休ませようと思ってんけどな。ゆきえは真面目やからなー。絶対お店に行くって言って引っ張ってこられたんやでー。わははは!」

 

ママはすこし怪訝そうな顔をした。

私は“なんでママはあんな顔をするんだろう?”と思っていた。

 

Iさんが帰った後も私はひどい頭痛とフラフラな足取りのままお店に出続けた。

 

今日に限ってなんでこんなに酔っぱらってしまったんだろう?

体調が悪かったのかなぁ…

 

やっとお店の閉店時間。

お客さんからのアフターのお誘いをなんとか断り、ホッとしながらお店の片づけを

手伝っていたその時。

 

「ゆきえちゃん。ちょっとええか?」

 

ママからよばれた。

 

あー!

今日のIさんのこと怒られるんだー

わー…

やだなぁ…

 

そう思いながらママとカウンターに座る。

 

「ゆきえちゃん。今日はなんか変やったなぁ。」

「あー…そうですよねぇ…ほんとにすいませんでした。同伴中に寝てしまうなんて

ほんとにダメですよねぇ…」

「いや、なんか変やろ?Iさんからなんかされへんかったか?」

「え?なんにも…されて…ないと思います…けど…?」

「Iさんな、ちょっとクセが悪いとこあんねん。すぐヤラせろ言うやろ?

あれ昔からやねん。それで今日こんなんあったやろ?なんかおかしいなぁ思ってな。」

 

えーと…

ヤラせろは言われた。

手は握られた。

まぁ…太ももちょっとさわられたりもした。

で…

で?

 

 

あーーーー!!

薬っ!!!!

薬飲んだっ!!!!

 

え?え?え?え?

あれ?あれのせい?

もしかしてあれ?

そうなの?!!

えーーーーーっ!!

 

「ママ…あのですね、Iさん行きつけの天ぷら屋さんあるじゃないですか?

今日あそこに行ったんですよ。」

「あー知ってる知ってる。行ったことあるわ。ん?それで?」

「それで、Iさんが女将さんに薬もらってたんですよ。知ってます?」

「知ってる知ってる。なんやわからんけど悪酔いしないっていうヤツやろ?

私も飲んだで。別に普通に酔ったけどな。あははは!」

「あーママも飲んだんですねー。で、それと一緒にIさんがポケットから出したグレーの薬も一緒に口に入れられたんですよ。」

「えっ?それなんなん?怖いわ!」

「あー…ですよねぇ…」

「え?それでそのあとゆきえちゃんは寝てしまったん?そうなん?」

「あー…はい…」

「なんなんそれ!!どういう事なん?!Iさん悪いわぁー!ゆきえちゃんよく無事やったなぁ~!よかったわぁー!

Iさん昔からクセ悪いけどそこまでとは思わなかったわー!そりゃひどいわ!」

 

 

うわー…

そうだったんだ…

あの薬のせいだったんだ…

全然気づかなかった…

私はなんてバカなんだろう。

 

薬を飲ませてまでどうにかしようとする人がいるという事実。

そしてそれに全く気付かない自分。

 

ここに私はまたまた大ショックを受ける。

 

まだ足取りがふらつく。

頭が痛い。

でもそれよりなにより、起こった出来事に驚きすぎて頭での理解ができない。

ボーッとしながら家に帰る。

今日はTさんがいない日だ。

家に帰っても考えがまとまらない。

なんだか孤独で不安だ。

 

気付くと私はしばらく止まっていた“食べ吐き”の行為を一心不乱にやっていた。

やっぱり治ったわけではなかったのだ。

 

 

さー

まだ続くよー

 

つーづーくー