藤山家においでよ

横浜のパワースポットと化した藤山家。施術、お料理、お話し会などを通じて『幸せに生きる』を実験、研究しています。

高知県までの道のりで誰に会えるかな?誰にも会えないかな?それも面白いんじゃないかなぁツアー開催のお知らせ

みなさんこんにちわー!

 

おとといから一泊で私の大好きな人たちがまたもや家に泊まりにきてくれました♡

 

そら先生5歳、お友達の息子3歳、もう一人のお友達の息子1歳。

もう何度か会っている仲なのですぐに遊び始めます。

 

うむ。

 

相変わらずのなかなかなカオス。

 

藤山家はもともと夫婦でお片づけが苦手なもので(私のが苦手)

基本ものがごちゃごちゃとしているのですが(以前はちゃんとしようと頑張ってたけど

もう割と開き直ってます笑)ますますごちゃごちゃなカオスな家になりましたとさ。

 

でもそれがまたなんとも言えずいいんだよね。

 

何が良いって、そのカオスな状態の家でみんなが勝手にくつろいでたり、勝手に遊んでたり、『うわぁ~あ』と伸びをしながらあくびしてたり…

そんなんが最高にいいんだよね。

 

そしてまたその中で『話し』が『起こる』。

 

コーヒーを飲む。(亮一さんが淹れてくれた美味しいやつ)

また『話し』が『起こる』。

 

子供と遊ぶ。(めっちゃ楽しい)

そしてまた『話し』が『起こる』。

 

最高。

 

なんかさ、もっといろんな人と『話し』が『起こる』を体験したいんだ。

なのでタイトルのようなことをやりたいと思いましてね。

 

やっと本題。↓

 

私の旦那さんの藤山亮一さんは先日約4週間のアジア一人旅に出かけ、『最高だった!』と言いながら帰ってきました。

 

シンガポール→マレーシア(バスで国境超え)→マレーシアのペナン島→タイのチェンマイ寝台列車に乗ったらしい)→ラオスカンボジア→またもやマレーシア

 

こんな移動をしていたようです。

 

この素晴らしい旅の中で、亮一さんが出会った素敵な日本人男性がいます。

まだ20代前半のその男性は大学を休学して高知県に一人暮らしをしているらしい。

生業?“今の”生き方?として冬は『猟師』。暖かくなってきたら『漁師』。

『猟師』といっても鉄砲でうってさ♪のほうではなく、『罠』をしかける猟師さん。

 

私はその男性の話しを聞いて『なんと面白いことを!!』と目を丸くした。

 

亮一さんは『ぜひゆっきぃにも会ってほしい!高知県も行きたい!』と言いました。

私は『ぜひ会いたい!高知県にも行きたい!』と応えました。

 

じゃ、何で行く?

飛行機?

 

うーん…

なんかつまんないなぁ~…

 

あ!

『車で行っちゃうてのはどう?』

 

とワタクシ。

 

『え?!それは大変だよー』

 

と亮一さん。

 

うーん…

そだよね…

 

一旦保留。

 

その夜。

お布団の中で私は考えた。

 

やっぱり車で行きたいなぁ…

ダメかなぁ…

あ!

時間はたくさんあるんだし、ベッドを車に積んで、ご要望があったら

その地に立ち寄り、整体の施術をしたり、リーディングをしたり、タロットやったり

…それってめっちゃ楽しそう!!

 

次の日。

亮一さんに言ってみた。

反対されること前提で。

 

『あのさ、私のただの思い付きだから全然断ってくれていいんだけどさ…』

 

そんな前置きをつけて言ってみた。

 

『え?面白そうじゃん!いーよ。』

 

え?

わーい!

やってみようー!

 

そんな流れでやってみることにしました。↓

 

藤山一家(亮一さん、そら先生、ワタクシゆっきぃ)が貴方の土地に出張いたします!

 

私が出来ること

・整体を主にした施術

得意なのは体のセンターを取り戻させる施術です!

立ち姿がかなり変わります!

筋肉や骨格を貴方の身体本来の位置にもどします。

もちろん肩こりなどの各箇所の疼痛の相談、万年腰痛、膝痛などなどのご相談も受け付けます。

 

・リーディングセッション

今抱えてる悩みや改善したいことなど、貴方のエネルギーフィールドに入り読み解きます。

簡単にいうと、貴方の人生ストーリーの解説をします。

 

・タロットカードリーディング

カードって面白いんです!

今の貴方の状況がばっちりでるんですよ!

私のゆるーい解説(笑)でカードから見える貴方の状態をお話しします。

 

時間は最低でも1時間。

場合によってはもっと長くなるかも~

料金は一律5000円です!

破格です!!

 

でもここからがもっと書きたいこと!

 

整体やリーディングやタロット。

これは私がやっていてもほんとに面白い!と思うのでやります。

もしご依頼があればそりゃもう全力で力抜いてやりますよ。(←ん?なんか文章おかしい?笑)

 

でもほんとはこれは手段なだけです。

 

いろんな場所に知り合い?お友達?を作りたいだけです!

いろんな場所で『話し』を『起こしたい』だけなんですよー。

 

いろんな人に会いたい。ただそれだけです。

 

なのでもしよかったら!

 

藤山一家が伺ってもよかったら!

整体受けたいなあ~と少しでも思ったら!

リーディングって…むっちゃ怪しいけど気になるやん!ってちょっとでも思ったら!

うへ~タロットやってもらいてぇ~とよだれをたらしたら!

 

ぜひ気軽にご連絡くださいねぇ~

 

私たちが自宅のある横浜を出発するのは

 

5月7日です!

 

そして目的地は

 

高知県です!

 

高知県からの帰りの道中でも立ち寄りオッケーでございます!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

貴方に出会う旅!詳細

横浜出発日

5月7日日曜日

目的地&予定到着日

高知県  5月11日くらい

いつまで高知県にいるかは未定。

 

横浜~高知県に向かう道中、ご依頼があれば貴方の住んでいるところまで

私たちがベッド一つとタロットカードを持って伺います。

高知県~横浜に帰る道中でもOKです。

 

整体をご希望の方はベッド一台置けるスペースがある場所であればありがたいです!

 

タロットやリーディングセッションご希望の方はご自宅でなくてもどこでも出来ます!

 

亮一さんのお話しを聞きたい方もお気軽に言ってみてください。

 

そら先生とお話ししたい方もお気軽にどうぞ。笑

 

整体、タロット、リーディングは所要時間最低1時間。

料金は一律5000円です。

 

ただお話しをしてみたい!という稀有な方、貴方の土地や街の美味しいものや、素晴らしい場所を紹介してくれるというなんとも素敵な提案をしてくださる方もお気軽にご連絡ください!

その場合、もちろん料金は頂きません。

 

お待ちしておりまーす!

 

ワタクシゆっきのぃメアドです。↓

soratenryo0808@mail.com

 

よかったらHPもどうぞ♡

※今回のこの告知はこのHPに書いてある料金とは異なりますからね。注意してくださいね。

※このHPの中にある『問い合わせ』でもご連絡いただけますよ。

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私のコト73

みなさんこんにちわー!

 

おとといはワタクシの大好きな人たちと『藤山家でゴハンを食べよう、なんなら泊まっちゃおうの会』が開催されましたー!(←大げさ)

 

たくさんお料理をして『美味しい美味しい』と食べて頂き、たわいもない話しやふかーい話しや○○をディスる時間や(○○はあえて伏せておこう。そしてディスってるのはだいたい私。笑)近況報告や…

 

長い時間一緒にいるとほんとにいろんな話しができる。

いや、違うな。

『話し』は『起こる』ものだとつくづく感じる。

 

そして今日もこれから大好きなひとたちが家に来る。

泊まっちゃいに来る。

 

どんな話しが起こるのか。

どんな空間を共有できるのか。

 

楽しみだなー

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わー

写真ブレブレー!笑

こりゃ『人気ブロガー』ってやつになれないワケだ。

納得。

そしてブレブレすぎてウケる。

 

 

さてとー

続きいきますかねー

今迷ってんだよねー

“あのコト”を書くか書かないか…

どーしよっかなー

 

最初から読みたい方はこちら♡

私のコト① - 藤山家においでよ

前回はこちら♡

私のコト72 - 藤山家においでよ

HPはこちらです♡

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新しくりおの店に入ってきたマキちゃん。

とても可愛く素直なマキちゃんをすぐに好きになった小娘ゆっきぃ。

マキちゃんの現れにより、自分の中にある“孤独”や“寂しさ”があらわになる。

 

 

マキちゃんとなら“友達”になれるかもしれない。

私は日曜日にマキちゃんと二人で過ごす時間を楽しみにしていた。

 

日曜日までの数日間も、お店でマキちゃんといつも同じ席に着き、毎日

一緒に接客をした。

お客さんがいない時間にちょこちょこと話しをした。

アフターもほぼ一緒に行き、ちょっとずづちょっとずつ話しをしていた。

そして日曜日までの間にすこしずつマキちゃんとの距離が縮まっていくのがわかった。

 

そして日曜日。

 

Tさんは私がマキちゃんと二人で食事に行くことにたいして最後までゴネていた。

 

「なんで俺も一緒じゃあかんの?!ほんまにマキちゃんと二人きりなん?!」

 

マキちゃんと日曜日に二人で食事に行くということを伝えたのは約束をした次の日。

その日から毎日このやりとりが続いていた。

 

「まだ言ってんの?!ほんまにしつこいわぁー。たまには女の子と二人でゴハン食べに行ってもええやろ?!アカンの?!」

 

もうほんとにめんどくさくて私は半分以上キレていた。

 

「だって、ゆきえさんはもう2回も俺を裏切ってるんやで…。俺に2回も嘘ついてるんやで…。」

 

確かに。

 

でもちょっと違う。

 

2回どころの騒ぎじゃないからね。

 

「そうやけど…。じゃあどうしたらええの?!ずーーーーっとTさんと一緒にこの部屋にいたらええのん?!」

 

もうめんどくさすぎて怒ってしまった。

 

「ほんまはそうしたいで!ずっとゆきえさんをつないでおきたいんやで!!」

 

あーーーーー!!!!!

ほんとにやだ!!!

 

「こんなに自由にさせてもらえないならもう別れるよ。」

 

マキちゃんと食事に行くといっただけで“別れ”を口にすることになるなんて。

Tさんはどんな反応か?

 

「なんで…?!んもう~…そんなん言わんといてやぁ~…俺だってどうしたらいいかわからへんのやから……。」

 

え?

え?

えーーーー?!

 

泣いてる…

泣くんだ…

 

なんで泣くかなぁ~!

もーーー!

めんどくさっ!!

 

「泣かんといてやぁ~もー。ほんまにマキちゃんと二人やから!ちゃんとTELするから!マキちゃんとTELでしゃべれば安心やろ?!ね?そやろ?!」

 

「うん…わかった…じゃあちゃんとTELちょうだいよ…ゆきえさんと別れたくないんよぉ~うえーん!」

 

50代のおっさんが『別れたくない~うえーん』と泣いている。

 

なんだこれ。

意味わかんない。

 

「わかったわかった。じゃ、ごめんやけど行ってくるで。な?TELするからね。よしよし。」

 

泣き続けられてもめんどくさいので一応ヨシヨシと慰める。

そしてさっさと出かけてしまおう。

 

一応泣き止んだTさんをお部屋に残して出かける。

なんだかすごい開放感だ。

Tさんと一緒にいはじめてからというもの、Tさんを置いて出かけるなんてことはしたことがない。

絶対に拗ねることは目にみえていたのでやらなかった。

 

あぁ…

私はなんでTさんと一緒にいるんだろう?

一人で出かける。

友達?に会いに出かける。

こんなことすら出来なかったなんて。

 

今日はマキちゃんとたくさん話をしよう。

 

私はK氏のもとから逃げ出してきてからの4年間、その間の出来事、エピソード、私のほんとの思い…など誰にも話せていなかった。

ずっと一人で抱えていた。

まるで常識的ではない行動や思い、そして現状。

自分でもなんでこうなってしまったのかわからない。

そして抜け出せない摂食障害の症状。

(ブログにあまりでてきてませんがまだまだ“食べ吐き”は続いております)

 

こんなにも人には言えないようなことを抱えている私と

マキちゃんは果たして“友達”になってくれるのだろうか?

 

不安感もありながら、でも…とどこかで“希望”のようなものを感じながら

待ち合わせの場所に向かう。

 

「あ!マキちゃん!」

「あー!ゆきえさん!今日、すごい楽しみにしてたんですよぉ~!」

 

よかった。

嬉しい。

私の話を聞いてもこの態度が変わらないことを願う。

 

まずはマキちゃんにTさんとのことを説明し、TELでお話しをしてもらうことにしよう。

 

私は簡単にTさんとのことを話した。

 

「えーーー!Tさんってそんな感じなんですかぁ?ゆきえさんのコトをすごく好きなんだなぁとは思ってましたし、良いお客さんなんだと思ってました!えー…そうなんだぁ…」

「そうなんよぉ。また後で詳しく話すけど…とりあえずTELで話してくれる?

ごめんやでぇ。」

「全然いいですよ!まかせてください!」

 

マキちゃんは明るくTさんと話してくれた。

Tさんもやっと安心したようで『ゆきえさん、ゆっくり楽しんできてや。』

と可愛く言っていた。

 

「あーりーがーとー!助かったわぁ!」

 

私はTさんのコトを少しでも話せたことに満足をしていた。

 

それから私たちはお酒を飲みながらたくさん話しをした。

夕方から結局朝までずーーっと飲みながら話し続けた。

 

マキちゃんは九州の実家から家出同然で大阪まででてきていた。

両親や兄弟のことが嫌いすぎて家から逃げてきたらしい。

あてもなく大阪まで来て、求人していたとある一軒のラウンジに面接に行く。

そのお店に面接に行った理由は『寮を完備していたから』。

そしてそのお店に勤め、寮にも入れたけど急に閉店が決まる。

そしてりおの店を紹介されて今に至る。

 

そしてよくよく話しを聞くと『好きな人』がいるらしい。

 

「こんどその人に会ってください!ゆきえさんに紹介したいんですよ!」

「おー!絶対会うわ!マキちゃんが好きになった人に会ってみたいもん!」

 

なんだか女子な話しだ。

私とは全然違う。

 

そして私は毎度毎度勇気をふりしぼって『私の話し』をする。

 

K氏とのこと、逃げ出した経緯、滋賀県での出来事、バーテンダーをやっていた時の話し、そして今現在の状況。

 

こんなに自分の話しをしたのは初めてだ。

しかも『K氏とのこと』や『滋賀県での出来事』を今日マキちゃんにするとは思ってもみなかった。

 

マキちゃんは私の話を全て興味深そうに聞いていた。

 

「えー?!ゆきえさん!すごい!そんな経験までしてるんですか?!」

「それで?ゆきえさんはその時どんな気持ちだったんですか?!」

「わぁ…辛かったですねぇ…よくその状況でめげなかったですねぇ…」

 

マキちゃんのその都度の反応は私を癒した。

 

“誰かが否定せず話しを聞いてくれる”

 

それがこんなにも心地よいことだとは知らなかった。

 

私はTさんのことも木田さんのこともマキちゃんに話した。

マキちゃんはまだ木田さんには会っていない。

そしてあれから木田さんから連絡は、ない。

 

「木田さんに会いたいんだよぉ~!」

 

私は酔っぱらってマキちゃんに言った。

 

「木田さんのことが好きなんだよぉー!」

 

私は初めて声に出して言った。

 

「ゆきえさん。ヨシヨシ。会えますって!絶対連絡きますって!

もし連絡がきて、Tさんをごまかさなきゃいけない時がきたら言ってくださいね!

協力しますよぉ~!」

 

年下の女の子に慰められてる。

 

なんだか心地よい。

 

「ねぇ。マキちゃん。マキって呼んでいい?」

 

私は酔っぱらってるのをいいことにもう一歩踏み出す。

この言葉も私にとってはなかなか勇気のいる言葉だった。

 

「もちろん!いいですよ!呼んでください。」

 

なんだか涙がでそうだ。

 

「ありがと。あのさ、マキ。今日私の話し聞いてどうだった?

正直に言ってほしいんだ。軽蔑…する?嫌に…なった?」

 

ドキドキしながら聞いてみる。

もちろんこんな質問したって本当のことを言ってくれるかどうかなんてわからないと思いながら。

 

「え?!軽蔑なんてするわけないじゃないですか?!こんなこと言っちゃダメなのかもしれないですけど…すごく面白かったです!それにゆきえさんのこと大好きになりました!」

 

えぇ~…

 

あまりにも意外な言葉に私はとうとう泣いた。

 

「ありがとう…。そんなこと言ってくれてありがとね…」

 

私のめちゃくちゃな話しを聞いても離れていかない人がいた。

離れていかないどころか『大好きになった』と言ってくれる人がいた。

 

嬉しくて嬉しくてたくさん泣いた。

そしてたくさん『ありがとう』を言った。

 

マキは『こっちこそありがとうですよ!』と何度も言った。

 

朝まで飲み続け、早朝にマキのお部屋にお邪魔してそのまま出勤まで眠った。

 

今まで誰にも言えなかったことを話せた。

そしてマキもたくさん話してくれた。

 

よかった。

 

私はここで一つのことに気づく。

 

一つだけ言えなかったことがあるなぁ…

摂食障害』のことだけは何故か言えなかったなぁ…

“食べ吐き”のことだけは言えなかった。

 

私の中で“食べ吐き”はそれだけ重いことなんだ。と。

 

そのただ一つだけのことを除いて全てを話した私。

それを聞いてくれたマキ。

 

私たちはここから急速に仲良くなりはじめる。

 

“女友達”。

 

その響きに、私はワクワクするものを感じていた。

 

 

さてとー

マキちゃんとTさんと木田さんとー

どうなっていく?

 

つーづーくー

 

 

私のコト72

みなさんおはようございまーす!

 

おとといは私の旦那さんであり、すばらしい仲間である、藤山亮一さんともんのすごーく深いお話しができて何度も『うんうん!』と頷いてしまいまいた。

(ほんとはこの記事は昨日あげるつもりだったのが書きあがらなかった汗)

 

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いつも亮一さんが淹れてくれる素晴らしく美味しいコーヒー。

 

前々回だっけ?書いたのは?

亮一さんがアジア旅行に行っている間に私に訪れた出来事。

『エゴの崩壊』(だと思う。)

“これ”があってから、やっぱり未だに足元がおぼつかない私。

夜お布団に入って眠る。

朝が来る。

そして私はまた『ほほう…。また朝がきたのだねぇ…。』と思う。

 

多分周りからみたら、今までの私となんら変わりはないと思う。

大笑いもするし、鼻歌も歌うし、大声で楽しそうにしゃべるし、

リーディングのお客様や整体のお客様がいらしたら

堂々とセッションしてるし。

 

でも、いつも胸の真ん中あたりにあるこの感じ。

言葉にすると『切なさ』や『虚無感』や『空虚感』になるのかなぁ。

うーん…。なんだかそんな言葉も違う気がしてしまう“コレ”。

 

居心地が悪い。排除したい。と感じてしまう“コレ”。

 

そんな“コレ”を亮一さんはこう言いました。

 

「俺思うんだけどさ、『虚無感』や『空虚』みたいな “コレ” が唯一の『存在の証』みたいなもんなんだよね。」

(きっと読んでいる方は『なんのこっちゃ?』って感じですよね?(;'∀'))

 

私はこの亮一さんの言葉を聞いて

ぬぅおおおおおおおお~!!!

と言いながらテーブルに突っ伏してしまった。

 

 

そしてその後

 

「なんかさ、こういうことに気づけば気づくほど、とことん『孤独』になっていくよねぇ」

「ほんとだねぇ。結局は『自分というこの存在』しかないんだもんねぇ。」

「結婚したって子供産んだって何にも“掴めるもの”ってないんだって実感するよねぇ」

「うんうん。」

 

てーな話を今現在夫婦という形態の私たちは繰り広げたのであります。

 

こんな書き方じゃ全く何言ってるかわからないですよね?(;'∀')

すません。

書きたくなっちゃったから書いてます。(;'∀')

 

とにかく亮一さんはすごいです。すごい変人です。笑

変人大好き。笑

 

さてと。

前置きが相変わらず長くなってしまいましたが~

続きいってみましょー!

 

最初から読みたい方はこちら♡

私のコト① - 藤山家においでよ

 

前回はこちら♡

私のコト71 - 藤山家においでよ

 

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りおの店に新しい若い女の子が入ってきた。

名前は『マキちゃん』。

素朴で可愛らしいマキちゃんを一目みて気に入った私とTさん。

 

Tさんは初日のアフターにマキちゃんを誘った。

 

「マキちゃん!ゆきえさんと一緒にお店が終わったらゴハン行こうや!

りおー!ええやろ?」

 

りおママに確認をとる。

 

「ええよー。なんで私は連れて行ってくれへんの?!」

「おまえと行ったっておもろくもなんもないわ!」

「なんやのー!最近ゆきえちゃんばっかり可愛がってー!」

 

ママとTさんは相変わらずだ。

 

結局その日はどのお客さんの席に着くのもマキちゃんと一緒だった。

りおママは私とマキちゃんの年が近いから2人セットでお客さんを引っ張って行って欲しいと思っているみたいだった。

 

台湾からの留学生のはるちゃんも歳は近かったけど

彼女は独自のスタイルをもった接客だったし、あとの先輩ホステスさんたちは

割と年齢がいっていた。(当時の話ですよ)

 

ママとしては若い2人が仲良くなって、お店の常連さんをお店に引っ張り続けてほしいと思っている様子だった。

 

私としてもすごく嬉しいことだし、接客もやりやすくなる。

同伴も、マキちゃんと一緒だと何人かのお客さんと一緒にできることになる。

 

一日一緒にお客さんの席に着いてみて、私はますますマキちゃんのことが好きになった。

彼女はお酒を飲むとすごく陽気になった。

無邪気で可愛い。

おっちょこちょいなところもあって、お客さんにすぐに可愛がられる。

 

そして私のことを『ゆきえさん!ゆきえさん!』と呼んで、すぐに仲良くなってくれた。

 

 

マキちゃんともっと仲良くなりたいなぁ…

 

私はすぐにそう思い始めた。

 

お店が終わり、Tさんが指定したお店にマキちゃんとむかう。

 

「今日はどうやった?疲れたやろう?」

「はい~疲れましたぁ~。ゆきえさん!いろいろフォローありがとうございます!

気が利かなくてほんまにすいません…。」

「え?!なにがっ?!頑張ってやっとったでぇ。私もまだまだ不慣れやから

一緒にやっていこうなぁ。」

 

そんなやりとりをしながらお店に着く。

 

「ゆきえさーん!マキちゃーん!こっちこっちー!」

 

相変わらずテンションの高いTさん。

 

「ぶはっ!あの人面白いんよぉ。なんでも飲んで食べて平気やから甘えたほうがええよーあははは。」

「Tさんって何者なんですか?!」

「まぁ…それはまたゆっくりねぇ。あははは。」

 

マキちゃんと仲良くなって、今の私の状況を全部話してしまいたい。

誰にも話せないこの状況。

誰かに話してしまいたい衝動にいつもかられていた。

 

マキちゃんなら…

 

心の奥でそんなことを感じていた。

 

「お疲れさまぁ~。マキちゃん、疲れたやろぉ?りおにこき使われたんちゃうやろなぁ。大丈夫か?なんかあったらいいや。俺がりおに言うたるからなぁ。

な?ゆきえさん!」

 

全くこの人は…

 

「うん。そやね。なんかあったら言ってや。この人がなんとかしてくれるから。あははは!」

「あ、ありがとうございます!えーと…Tさんは何者なんですか?」

 

そうだよねぇ。

その質問でてくるよねぇ。

 

パトロン!りおママのパトロンやで!あははは!」

 

私はわざと大きな声でいう。

 

「ちょっと!!ゆきえさん!そんな訳ないやろ!!ちがうでぇ~。マキちゃん違うんやでぇ~。今の嘘やからなぁ~。」

 

うろたえるTさん。

ウケる。

 

そんなこんなでTさんとマキちゃんと私でなにやら楽しい時間を過ごすことができた。

 

同年代の女の子と一緒に楽しい時間を過ごしたのなんて何年ぶりだろう?

 

私はふと考える。

 

私には今のこの状況や想いを全て話せるような人がいないんだなぁ…

私には“友達”とよべるような人が一人もいないんだなぁ…

 

寂しい…

 

ただ話しを全部聞いてくれる、そして全部を話してくれる相手が欲しい。

もう一人で抱え込むのは嫌だ。

 

マキちゃんはそういう存在になってくれるだろうか?

 

Tさんの車まで行く帰り道。

私は勇気を出してマキちゃん言ってみた。

 

「あのさ、今度の日曜日、一緒にゴハン食べに行かない?」

 

私にとってはものすごく勇気のいる言葉だった。

 

ただゴハンに誘っただけ。

それなのに心臓がバクバクいっていた。

 

私は“友達”がどんな存在なのかわからない。

作り方も知らない。

 

今の私の状況や私の過去を聞いても離れずにいてくれる人がいるとは到底思えない。

だから私は嘘をつく。

そしてその嘘の上で成り立っている関係はきっと“友達”ではないんだろう。

 

でも嘘をつき続けるのは辛い。

誰かわかってくれる人が欲しい。

誰か話しを聞いてくれる人が欲しい。

否定せず、迎合せず、受け入れてくれる人が欲しい。

 

私はマキちゃんが目の前に現れ、一緒に楽しい時間を過ごしたことで

私のなかにある『寂しさ』を強く確認してしまっていた。

 

ゴハンに誘う。

 

ただそれだけのことが私の中ではとても大きな意味をもっていた。

 

「えーー!いいんですか?!嬉しい!!ぜひぜひ!ゆきえさんともっとお話ししたいです!」

 

マキちゃんからの応え。

 

え?

私がゴハンに誘ったことが嬉しい?

もっと話したい?

 

「え?ほんとに?すごい嬉しい!!じゃ日曜日ね!何食べようかねぇー!」

 

すごく嬉しかった。

もしかしたら私に“友達”ができるかもしれない。

 

マキちゃんの話しもたくさん聞きたい。

 

そして私の『全部』を話してしまいたい。

 

『全部』を話したことで、たとえ離れて行ってしまったとしても。

 

帰りの車の中でも3人でたくさんお話しをした。

マキちゃんはほんとに素直に私たちの話しを聞き、

そして明るく自分の話しをした。

 

楽しい。

 

久しぶりに楽しい時間だった。

 

そして私は日曜日が待ち遠しくなっていた。

 

 

さあ!

 

マキちゃんの存在がどうなっていくか?

小娘ゆっきぃは何を話すのか?

 

つーづーくー

 

 

 

 

つぶつぶ料理食べてきた。

みなさんこんにちわー!

 

金曜日、お友達と亮一さんと3人でここに行ってきましたよー!

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早稲田にある、つぶつぶカフェ~♪

 

前にブログでも少し書いたかなぁ~?

 

つぶつぶ料理を出してくれるカフェです!

つぶつぶ料理ってなにか?っていうと~

むっちゃ簡単に言うと『雑穀料理』です。

でもここのお料理のすごいとこは『動物性食品ゼロ!砂糖ゼロ!』だということです。

完全ビーガン料理。

そしてなにより『砂糖ゼロ!』でスイーツを作っちゃうってとこ。

 

私はもともと甘いものがあまり好きではないので、あまり気持ちがわからないのですが…

世の中の女子たちの中には『甘いもの中毒』『砂糖中毒』になっている人たちも多いようで…

このつぶつぶ料理の創始者の大谷ゆみこさんは、その『砂糖中毒』の女子を多数救っていらっしゃるというのですねぇ。

すばらしい!

 

ま、『砂糖』のなにが悪いのか?『砂糖中毒』の弊害は?についてはまた書きますが、

なによりこの料理にとても興味を覚えたのですよ!

 

てことで食べてみましたー!

 

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こちら店内の販売コーナー。

 

おお…

雑穀がむっちゃポップに売られている…

これは可愛い!!!

が…高い…

つぶつぶ料理の本もたくさん売られております。

 

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まー!

なんともシャレオツな店内!

落ち着く空間でございます!

 

そしてこちらっ!!

どどーん!!!

(てほど大きくはない。てか思ってたより小さい。ので、ちょっとガッカリしたのは書いておこう)

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ハンバーグですよ!奥さんっ!!

動物性のもの全く使ってないっていったのに!!

ハンバーグ出てきちゃいましたよ!!

しかもチーズかかってんじゃんねー。

どゆこと?どゆこと?

 

 

そしてこちらっ!

なんとっ!

ドリアーーー!!

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え?動物性のもの使ってないんだよね?

またチーズっぽいのかっかってんじゃん!

なんでなん?

 

 

そしてこちらっ!

は?春巻き?

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なんか春巻きの中につぶつぶしたのが見えますが?

これなんなん?

 

 

な!なんとっ!!

これはー?

ティラミス?

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右はコーヒー?じゃなくてー

玄米コーヒーという名の玄米茶ですよー

かなり頑張ってコーヒーによせていってました!

あと左にあるのは『あずき茶』。

あずきの風味がしてこれは美味しかった!

 

 

え?え?え?

ワッフルにぃ~アイスが乗っててぇ~チョコ?

はー?

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面白くないです?

 

これ全部、砂糖ゼロ!動物性のものゼロ!そして雑穀料理なんですよ!

 

まずハンバーグですが、これは『高きび』という雑穀を使ってハンバーグにしています。

茶色くてつぶの大きな『高きび』はほんとに見た目がひき肉に似ています。

上に乗っかっているトマトソースは味噌を混ぜ込んでコクをだしています。

そして!チーズ!!の、ようなもの。

これは『もちあわ』という雑穀とスイートコーンを発酵させたものを混ぜて

チーズのように仕上げているのです!

味がほんとにチーズのようでこれはほんとにびっくり!

 

もちろんひき肉のような味はしませんが、食感はまさにハンバーグ!

これはほんとに面白かった。

 

そしてドリア~

は…まぁまぁ想定範囲内のお味でした。

クリーミーではあるものの、やっぱり思ったとおりあっさりなお味。

美味しいんですよ!

ただ…

びっくり!な感じはありませんでしたー

 

はい。

お次の春巻き~は、『もちきび』だったかな?を使った春巻き。

具材のお味もしっかりついていて美味!

だーけーどー

まぁ想像できるお味でした。

 

そして!!

今回最も気になっていたメニュー!

 

チョコレート!!

 

これは先ほどのハンバーグに使われていた『高きび』を使って作っています。

そして『砂糖ゼロ!』で、甘味はどうやってだしているか?というとですね、すべてのスイーツに甘酒を使っているそうなんです。

スイーツに使用できるぐらい甘めにつくるらしいんです。

 

で、お味です。

 

これがねー

チョコなんですよねー

なんでですかねー

 

アイスもちゃんと甘くてコクがあって…

ワッフルも美味しいんです。

 

ただね…

えーと、ただですねぇ…

 

甘酒感がやっぱりすごいんですよー

麹臭といいますかなんといいますか…

 

よーく味わうとちゃんとチョコの味するんですよ。

アイスもちゃんとアイスだし!

でもねー…

 

それが顕著に出てるのがティラミスでした。

「これは絶対にティラミスではない!!」

と三人で口をそろえて言ってしまいましたよー|д゚)

 

もうね、麹の匂いがかなりして『味噌団子』の味がしました。

 

その麹の匂いが高きびチョコにもアイスにもあるのでぇ~…

 

うーん…

 

でも!でもね!

雑穀を使って!砂糖を使わないで!

あそこまでできるのはほんとのすごいと思いましたよー

 

雑穀料理、ビーガン料理をあんな風に可愛く心浮き立つように作ってしまう

大谷ゆみこさんはすごい!画期的!とほんとに思いました。

 

興味がある方は一度行ってみてもいいかも~

面白いですよ。

 

藤山家の食卓にもたまに雑穀料理を登場させていきたいと思いました!

面白いからね~

 

突然のつぶつぶ料理レポでございました~

 

もし気になる方がいたらどうぞ♡

つぶつぶカフェ | TUBUTUBU CAFE

 

じゃ、明日は自叙伝の続き書くね~!

お楽しみに!!

またね~

 

 

 

 

私のコト71

みなさんこんにちわー!

 

昨日の藤山亮一ゴハンもさいこーに美味でしたー(*´з`)

 

昨日は和食で攻めてましたよ。

玄米も美味しく炊けてました!

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ぶりの照り焼きなんか作っちゃってさー。

このぶり照りには横に添えてあるタルタルソースをつけてたべるのです。

美味すぎた!

左上にあるのはチーズやらしめじやら色々入ったオムレツ。

亮一さん的には『もっと上手く作れるはずだった!』だそうです。

このオムレツでびっくりだったのはワカメが入っていたこと。

チーズ、しめじ、卵…の仲間に私はワカメは入れないなぁーと驚いたのでございます。

で、これが美味いからまたびっくりです。

 

亮一さんは『料理をするのも旅だよね!』と言いながら作っています。

 

その意見に私も『その通りだ!』と大きく頷いております。

 

今夜は何を食べさせてくれるのかなー

楽しみだなー

 

 

さて。

今日も続きいきましょー

 

 

木田さんと一夜を共にし、結局SEXをしてしまった小娘ゆっきぃ。

SEXをしてしまったことよりも木田さんに惚れてしまったことにただただ戸惑う。

 

 

部屋に着きビールを飲む。

 

さっきまで木田さんと一緒にいたことが嘘のようだ。

 

頭がボーっとする。

見る気のないテレビをつける。

朝の情報番組のテンションの高さに大きな違和感を覚える。

 

私は一体なにをやってるんだろう?

何を戸惑っているんだろう?

たかがSEXじゃないか。

なにをうろたえているんだ。

この先木田さんがどう出ようがいいじゃない。

 

あれ?

なんだかこの状況が楽しくなってきたぞ。

木田さんがどんな人なのかまだ何にもわからないし、

どんな展開になっていくかもわからない。

Tさんにバレないようにしなきゃだし、りおママにも内緒にしなきゃいけない。

 

うわわわわー。

 

よし。

ちょっと楽しくなってきたところで少し寝よう!

 

さっきまでの戸惑いや重い気持ちはなんだったのか?というくらい

この状況が楽しくなったきてしまった。

この後の展開がわからない状態は不安でもあるけど逆に楽しみでもある。

 

私はどんな感情を味わうのか。

どん底のような体験をするのだろうか?

傷ついちゃったりするのだろうか?

もし傷つくような体験があったらその傷は痛く感じるのだろうか。

 

そんなコトを考えるだけでちょっとワクワクする自分がいる。

 

木田さんとのSEXを思い出し、幸せな気分で眠りについた。

 

 

 

「ゆっきえさーん!起きてー!もう夕方だよー!」

 

テンションの高いTさんに起こされる。

もう16時になっていた。

 

「あぁ…おはようー…来てたんだねぇ~」

「ゆきえさん!!帰ってきたの!おかえりって言うてや!」

 

Tさんが拗ねる。

相変わらず面白い人だ。

 

「あははは!妻子ある人が愛人に『お帰りって言うてや!』っていうのんておかしいと思わへん?普通さ『お帰り♡』なんて言われて『重いわぁ…』って引く感じになるんちゃうの?」

 

「え?ちがうちがう!ゆきえさんは愛人ちゃう!違うねん!」

 

あ?

そこ?

私だって自分のコト“愛人”だなんて思ってませんよー

 

「ゆきえさん!りおに聞いたんやけど…」

 

え?

りおママに聞いた?!

何を?!

 

私は一瞬ドキッとする。

まさか…ねぇ…

木田さんのことじゃ…ない…よね?

 

「なに?なに聞いたん?」

「なんか新しい子が入るんやって?二人?」

 

はぁ~…

なんだそのコトか…

 

「そうそう。今日新しい子が一人入ってその後もう一人入るらしいで。」

「へー!じゃあゆきえさん辞めやすくなるな!クラブにいきやすくなってええやんな!」

「うーん…そうやねぇ。」

 

りおの店に新しい子が入ってくる。

今日入ってくる子はまだ21歳の経験がほとんどない子らしい。

 

どんな子だろう?

 

「ゆきえさん!お風呂入ってからゴハン食べに行こう!今日新しい子が入るなら俺も会いたいから同伴する!」

 

Tさんは楽しそうにそう言った。

 

「へー。新しい子に会いたいんやぁ。なんで?」

「だって、ゆきえさんと仲良くなってくれたら嬉しいやろぉ?ゆきえさんの為に俺もその子のコト応援するやんかぁ!」

 

へぇ~…

ほんとに変わった人だ。

私の為に会いたいんだ。

 

支度を済ませ食事に出かける。

 

「ゆっきえさんとごっはん~♪何がたっべたいかなぁ~♪」

 

Tさんはほんとに嬉しそうだ。

私が昨日別の男に抱かれていたとは知らずに。

しかも私はその別の男のことばかり考えているとも知らずに。

 

「ゆきえさん!何食べたい?何飲みたい?言うて言うて!なんっでもええんやで!」

 

何が食べたいか?

そんなのわかるはずないじゃん。

私は今すぐ木田さんとキスがしたいんだから。

なんならいますぐSEXがしたいんだから。木田さんとね。

 

「うーん…わかんないなぁ…」

「えー?!わからへんの?!もー!ゆきえさんにワガママ言うてほしいのにぃ~!

ゆきえさんはほんまにワガママ言わへんもんなぁ~」

 

ワガママ…?

そうか。

私は昔からワガママを言ったことがないなぁ…

ワガママを言えなかったから“家出”をしたんだよなぁ…

 

そんなことをふと考える。

 

なんでワガママ言えないんだろう?

あれ?

ワガママってなんだろう?

 

「あのさ、ワガママって例えばどんなこと?」

 

考えてたらわからなくなったのでTさんに聞いてみた。

 

「えー?だからぁ~『今日はどうしても美味しいお寿司が食べたいから北海道に今すぐ連れていけー!』とかさぁ~、『今日はTさんとずっと一緒にいたいからお店を休むぅ~』とかさぁ~」

 

ん?

なんか二番目に変なのぶっこんできたぞ。

 

「ほー。なるほど。そんなコト言ってもいいんだ。『今日はなんちゃらかんちゃらだからお店休むぅ~』は言わへんと思うけど、『北海道連れてけー』は今度使わせてもらうわぁ~。あはははは!」

 

「ちょっと!ゆきえさん!それどういうことやねん!もー!」

 

ワガママかぁ…

私が最も苦手なことなんだな。

きっと。

 

そんなやりとりをしながら、結局私の大好きな伊勢海老料理専門店に行き、

私が喜ぶ姿を見ようと試みるTさん。

 

「ここなら絶対ゆきえさんは喜ぶやろ?な?」

 

うん。

嬉しいよ。

貴方のその気持ちも嬉しいし、伊勢海老料理も大好きだから嬉しいよ。

でもね。

ごめんよ。

私が一緒にゴハンを食べたいのは貴方ではないのだよ。

今の私が本気でワガママを言ったらめちゃくちゃになるよね。

 

「いつもありがとう!!このお店大っ好きだからめっちゃ嬉しいよ!いっぱい食べよーっと!」

 

私は精一杯喜ぶ。

精一杯美味しそうに食べる。

ゴクゴクプハーッとビールを飲む。

 

「わー!ゆきえさんが嬉しそうにしてるー!よかったー!ゆきえさんと食べるゴハンが一番美味しいんやでぇ~♪」

 

Tさんはどこのお店でも必ず私の隣に座る。

ボックス席だろうが広いソファー席だろうが必ずぴったりと隣に座り、

私の世話をかいがいしくやく。

 

「ゆきえさん、これも食べやぁ~。あ!口のまわりについてるでぇ。拭いたるからな。

ほらほらビール飲んで。次何飲む?」

 

ビールをすすめる時は必ずコップを口まで持ってきて飲ませてくれる。

 

「もう!自分で飲めるからええって!」

「だってー、ゆきえさんのお世話したいんやもん~」

 

これが毎回必ずあるやりとりだ。

 

食事が終わり店に行く道のり。

私はどんどんズンズン歩く。

Tさんはそんな私にまとわりつくように歩く。

 

「ゆっきえさーん♪ゆっきえさーん♪」

と謎の歌を歌いながら。

 

そんな状況を私はまんざらでもなく思っている。

Tさんがまとわりついてくれるのはウザくもあるけど

心地よくもある。

自尊心が満たされるからだ。

私のことを好いてくれて、私を一番に大切にしてくれるから。

 

でも残念なことに私の心の中に貴方はいないのだ。

ただ周りで飛び跳ねてくるくると回っているだけの人なんだ。

 

Tさんへの私の感情がアリアリとわかる。

木田さんが出現してしまったから。

 

でもごめん。

まだまだ私はTさんの存在を手放せない。

まだまだ利用したいから。

 

「ゆっきえさーん!もうすぐお店に着くねー。どんな子やろなぁ~♪ゆきえさんと仲良くしてくれなかったら俺めっちゃ意地悪しちゃいそうやわぁ~」

 

ぷっ。

小学生かっ!

 

お店のドアを開ける。

 

そこにはカウンターで待機している先輩ホステスさんたちとママと…

 

若い可愛らしい女の子がいた。

 

その子の名前はマキちゃん。

 

九州の福岡県から来た子だ。

 

少しだけミナミのラウンジで働いていたのだけれど

そのお店は閉店することになってしまい、りおの店にやってきたようだ。

 

「Tちゃん、ゆきえちゃん、この子マキちゃん。今日から働いてくれることになってん。よろしくなぁ。」

「よろしくお願いします!マキです!!」

 

ガチガチに緊張している様子のマキちゃん。

 

化粧っ気もあまりなく、服装もまだ地味だ。

素朴でとても可愛らしい。

まだ子供みたいな顔をしている。

 

「ゆきえです。よろしくお願いします。緊張してるやんなぁ。」

「Tです!マキちゃん?よろしくなぁ。そんなに緊張せんでもええんやでぇ。ここではリラックスしいやぁ。他のお客さんのとこで緊張しいや。なぁ?わはははは!」

 

私もTさんも一目でマキちゃんを気に入った。

 

そして私はこのマキちゃんにこれから色々助けられることになる。

 

 

さーて。

新たな登場人物マキちゃん。

 

これからどうなっていくかな?

 

つーづーくー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私のコト70

みなさんこんにちわー!

 

もう70回目になりましたねぇ。

 

まだまだまだまだ終わる気配はありませーん!笑

 

もうね、どんどん赤裸々に明かしていってしまいますからねぇ。( *´艸`)

 

 

さてさて。

私の旦那さんの藤山亮一さん。

昨日急に「これから一週間ほど続けて俺が夕飯作りを担当する!」と言い出しました!

 

今までは週に2回ほど夕飯担当だったんです。

 

そしてね、彼は一年半くらい前まではお料理が全然できなかったんですよ!

それが!そーれーがー

 

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こんなカレーを作っちゃったりするんですよー!

ジャガイモとカリフラワーのカレー!!

カレールーは使わず、何種類かのスパイスを組み合わせてくるんです。

これが美味いのよ!!!

 

昨日気づいたのですが、私が今までお付き合いをしてきた男性はたいがいお料理ができない人でした。

 

お料理できたとしても妻子ある男性だったりで私のお部屋に招くので、なんだか私がいつも作ってる…という流れだったり。

 

男性がお料理を作ってくれて、私は何が出てくるか楽しみに待ってる…

それが一週間も続く…

そして後片付けも全部やってくれる…

 

こんなコト!はじめてーーーーー!!!

 

私に!こんな日が!訪れるなんてっ!!

 

今日の夕飯なにかなぁ~♪なんて思う日がくるなんてーーーー!!

 

あー嬉しい。

あー幸せ。

亮一さんサイコー♡

 

さて、この一週間どんなお料理を食べることができるかなー

 

そして亮一さんがキッチンでテンテコマイの姿がどれだけ見られるかな?笑

(昨日も割とテンテコマってました。可愛いんだ( *´艸`))

 

私は楽しくブログを書いて、楽しくお仕事のこと考えよーっと。

 

 

さてさて。

続きいきますねー

楽しんでくださいませー

 

 前回はこちら♡

私のコト69 - 藤山家においでよ

最初から読みたい方はこちら♡

私のコト① - 藤山家においでよ

 

 

木田さんの車で家まで送ってもらうことになった小娘ゆっきぃ。

二人きりの車内に緊張しまくりで話すことすらできず戸惑っていた。

そんな時、木田さんが「あそこで一緒に寝よう」と指さした先には

ラブホテルがあった。

 

えーーーーーーーー!!!!

 

何?

どうした?!

木田さんは何を言い出したんだ?!

 

えーとえーと…

 

…どうしよう…

 

「もう眠くてあかんから入るで。ええやろ?」

 

へ?

ええやろ?って?!

 

「え…えっと~…うーんと…どうしよう…」

 

頭の中が真っ白だ。

今何を言われてるのかがまるでわからない。

 

ママが憧れてた大事なお客さんだ。

Kさんの時とは訳が違う。

 

今日初めて会った人。

ママの大事なお客さん。

私が一目ぼれしてしまった…?のか…?の人。

 

ラブホテルに一緒に入る?

それってそういうコトですよね?

そうですよね?

 

でもほんとにメチャクチャ眠そうだ。

もう今すぐにも眠りたい!

そんな感じの目をしている。

 

うーん…

眠るだけなら…いいか…

 

「なんもせぇへんよ。ほんまに眠いんや。」

「えーと…じゃあ私はソファーで寝ます。それでいいですか?」

「ええよ。一緒にいてくれればええって。」

「じゃあ…はい…」

 

 

うおおおおおお!

 

「はい。」と言ってしまった。

もう戻れない。

 

でもでもでも。

なんもせぇへんって言ってるし!

私はベットで寝なきゃいいんだし!

そうそう!

だいじょぶだいじょぶ!

木田さんがぐっすり眠ってくれればいいんだ!

 

さっき木田さんが指さしたラブホテルに入る。

 

パネルで部屋を選ぶ木田さんの横で私は落ち着かず

キョロキョロしてしまう。

もう何度もラブホテルなんて入ったことあるのに

こんなに緊張したのは初めてだ。

 

木田さんは畳敷きのお部屋を選んでくれた。

ベットとソファーがロータイプのお部屋だ。

 

「ゆきえはほんまにソファーで寝んのか?この部屋ならソファーでも寝やすいかなぁ。」

「はい!ソファーで寝ます!寝やすい部屋にしてくださってありがとうございます!」

 

緊張しすぎてやたら生真面目にこたえてしまった…

一緒にラブホテルに入った男女のするやりとりか?

 

ほっ。

でもよかった。

これで何事もなく朝が迎えられそうだ。

 

「眠いけどシャワー浴びてくる。ゆきえも浴びるか?」

「はい。じゃ後で浴びます。先にどうぞ。」

「うん。寝ててもええからな。」

「はい。」

 

 

って!寝れるわけねーじゃん!!

はぁー…

早く朝こーい。

何事もなく朝こーい。

もうこの時間がいたたまれないよー

 

 

バタンッ!!

 

木田さんがシャワーから出た音がする。

 

ドキドキドキドキ。

 

「起きてるか?お待たせ。。」

「ははははい。木田さんどうぞ寝てくださいね。では行ってきます。」

 

 

「では行ってきます。」ってなんだよ!

もーう!

え?

シャワー浴びたら何着たらいいの?

このラブホの変な服?

あ!

さっき木田さんこのラブホの服着てた!

 

なんか似合ってたなぁ…♡

 

いやいやいや。

今はそんな時じゃない。

私もコレ着るの?

そーだよねそーだよね。

シャワー浴びてまたさっきの服着てたらおかしいよね?

派手なホステス服をまた着たらおかしいよね?

でもさでもさ、このラブホ服着たらなんかヤル気まんまんな感じしない?

オッケー出してるって思われない?

どう?どう?どうよ?

 

わーーー!!

もうわかんないっ!!

 

もういいや!

シャワー浴びてこの変な服着よう!

そんでソファーで寝ちゃおう!

きっと木田さんももう寝てるって!

 

 

とにかく疲れるシャワータイムだった。

私はラブホの変な服を着てお部屋に戻った。

 

木田さんはもうベットに入っていた。

もう寝てしまったかもしれない。

声をかけない方がいいな。

 

すんごく小さい声で一応言った。

 

「おやすみなさい」

 

ソファーに横になり、余っていたバスタオルを上にかける。

 

電気は…

真っ暗にした方がいいのかなぁ…

この間接照明のままでいいのかなぁ…

スイッチどこだろ?

 

少し頭を上げてスイッチを探す。

 

と。

 

ベットから手がにょきっと出てきた。

 

ん?

 

おいでおいで。

おいでおいで。

 

木田さんの手が『おいでおいで』してる。

 

えー…と…

 

「ゆきえ。おいでー。」

 

はい?

 

「はよおいで。」

 

もー泣

やめてよぉー泣

 

「いやいや。いきませんよ。早く寝てください。」

 

ほんとはいきたい。

 

のか?

いや、だめだ。

 

「ゆきえー。おいで。」

 

やだ。泣

もうほんとにやめて泣

 

「だめですよ。」

 

ほんとはダメじゃない。

木田さんと一緒に寝たい。

 

でもダメだ。

 

初めて会った人!!

ママの大事なお客さん!!

ダメ!!!

 

「ゆきえー。こっちこないと眠れない。ゆきえをソファーで寝かす訳にいかへんやろー」

 

うーん…

かといって木田さんをソファーに寝かすのも嫌だ。

 

はぁーん!

もうっ!!!

 

「もう~!なんなんですかー。じゃ行きますよ!」

 

負けた。

木田さんのしつこさに負けたんじゃない。

自分を制御することに負けた。

 

私は木田さんが寝ているベットに入った。

 

「何にもしないって言いましたよね?」

 

よく聞くありきたりな言葉。

一応女として言っておく。

 

「言ったで。でもそれ嘘やねん。」

「わかりませんでした。」

 

ほんとに半分以上信じてた。

なんもしないって。

これほんと。

木田さんが私を抱きたいなんて思う訳ないと思ってたから。

 

木田さんは私をぎゅーっと抱き寄せた。

そしてキスをして服をどんどん脱がせていった。

 

木田さんのカラダはものすごく私好みだった。

抱き方も愛撫もキスもそしてお○ん○んも全てがその当時の私にとってドンピシャだった。

 

SEXが終わると木田さんは私にもう一度キスをして頭を撫でた。

そしてすぐに眠ってしまった。

 

 

ヤッてしまった…

 

え?

 

あれ?

 

ヤッちゃった?

 

わーーーー!!

ヤッっちゃった?!

 

うわーーーーーー!!!

 

えーとえーと…

 

すんごく気持ちよかった!

のは事実ですけど…

 

どうしよーーーーーー!!

 

 

えとえと、木田さんはきっと私のコトなんて遊びじゃん?

そりゃそーだよね。

初めて会ってラブホに誘ったらついてきてそんで結局SEXしちゃったんだからね。

そうだそうだ。

 

でもさでもさ、りおママにとっては大切なお客さんじゃん。

これでお店に来てくれなくなったらどーすんの?!

いやいやそれよりさ、WさんやRさんと一緒にお店に来てくれたらどんな対応したらいいの?

あ!もしさもしさ『ゆきえは席につけないでくれ』なんて言われちゃったらどうしたらいいの?!

 

うわーーーーー!!!!

 

マズいことやってもうたー!

これ絶対マズいよね?

これはヤバいよね?

 

 

ひーん…泣

 

どうしよう…

 

 

 

でも…一番マズいのは…

 

…私が木田さんのことをすんごく好きになっちゃったってことだ…

 

 

どうしよ…

こんなことは初めてだ…

 

 

 

私は結局一睡もできなかった。

 

隣でぐっすりと眠る木田さんの顔を見ては溜息ばかりついていた。

 

木田さんは起きたらどんな態度かな…

よそよそしくされたらどうしよう。

めんどくさそうな態度をされたらどうしよう。

 

私はどんな態度でいればいいんだろう?

 

きっと、いや絶対私はまた木田さんに抱かれたくなる。

その時はどうしたらいいんだろう。

 

 

7時半。

携帯のアラームが鳴る。

 

木田さんがゴソゴソと動きだす。

眠そうな目をしながら私のほうを見る。

 

ドキドキドキ…

 

「おはよう。眠れたか?」

 

優しく聞きながら私の方に顔を近づける。

 

「えーと…全然眠れませんでしたー笑」

 

私は笑いながら答える。

 

「え?!全然?!なんでや?」

 

木田さんはびっくりしながら聞く。

 

「なんか…いろいろ考えちゃいましたー笑」

 

やっぱり私は笑いながら言う。

 

「そうかぁ…。心配せんでもええよ。今度食事に行こな。」

 

木田さんは私を抱き寄せながら頭を撫でる。

 

なんだか泣きそうだ。

 

「時間大丈夫ですか?もう支度しないとじゃないですか?」

 

泣きそうなのをごまかす。

 

「あー…そやな…もう行かななぁ…。ゆきえ、ごめんやで。」

「全然いいですよ!シャワー浴びてきてください!私は帰ってから浴びるんでいいです!」

 

二人でいそいそと支度をしてホテルを出る。

街ではみんな出勤していく時間だ。

 

「ここから一番近い駅で降ろしてくれたら帰れますから、降ろしやすいところで降ろしてください。」

「送ってあげられへんでごめんやで。」

「いいんですよ!木田さんこれからお仕事ですからね。私はまだまだ眠る時間ありますから!」

 

どこだかわからない駅。

多分家からそう遠くない場所だ。

 

「じゃ、気を付けてくださいね。」

 

私はできるだけ明るく、そしてにこやかにお別れをいう。

『次はいつあえますか?』

の言葉は言わないようにする。

言っちゃいけない気がするから。

 

「おう。ゆきえ、ありがとな。連絡するわ。またな。」

 

 

『連絡するわ。またな。』

そう言ってくれただけでもいいや。

社交辞令でもいいや。

 

これからどうなるかなぁ…

 

 

ボーっとしながら電車に乗る。

通勤客の中に場違いな私。

寝不足のぼろぼろの顔。

派手な服装。

高いピンヒール。

 

妻子ある、初めて会ったお店のお客さんとSEXしてきた小娘。

そしてその人に惚れてしまった小娘。

 

はぁ…

 

帰ってビール飲んで寝よう。

 

夕方にはTさんがやってくる。

それまでに気持ちを落ち着けておこう。

 

 

 

さてさて。

小娘ゆっきぃ。

このあとーどーなるー?

 

つーづーくー

 

 

 

私のコト69

みなさんこんにちはーー!

 

前回のブログを読んで、私のこと心配してくださってる方がメッセージを送って下さったり、実際に会いに来て下さったりして…

 

えーと…

なんだか…

うーんと…

 

 

すんごく嬉しかったです!!

 

ありがとうございます!!

 

未だ朝起きると『ほぉ…今日も朝がきたのだね…』と少し、ほんのすこーし

胸が切なくなったりもしますが、これはまだ大きな“気づき”があった後の足場みたいのが定まってないせいだと思われます。

 

概ね元気です。

 

藤山亮一さんにも甘えまくりです!!(*´з`)

 

あ、藤山亮一さんのアジア旅のことも書きたいのでそれもまた近々。

 

あ、それと!出張整体&出張リーディング&会いたい!と言ってくださった方に会いに行くツアーなるものを思案中なので、その詳細も近々書きます!

地方にどんどん行っちゃいます!家族で!笑

 

さて。

続き行きましょうかね。

赤裸々に

書きますよー!

 

前回はこちら♡

私のコト68 - 藤山家においでよ

 

最初から読みたい方はこちら♡

私のコト① - 藤山家においでよ

 

 

木田さんの出現で今まで味わったことのないような胸のドキドキを感じ、それに戸惑う小娘ゆっきぃ。

戸惑いやどきどきを悟られたくないがゆえ、早々に帰ろうとするが何故かママと木田さんとアフターに行くことになってしまう。

 

 

はぁ…

どんな時間になることやら…

長い夜になりそうだ…

 

そんなことを思いながらお店に入る。

 

ビルの地下一階にあるこじんまりとしたお店。

店内には大音量で誰かが歌うカラオケが流れている。

ボックス席が3つにカウンター席が5つほど。

暗めの店内に小さなミラーボールがくるくるキラキラと回っている。

 

「いや~ん!!木田ちゃんやないのぉ~!!!」

 

噂のゲイのママ(見た目は普通のおじさん)が腰をくねらせて木田さんに駆け寄る。

すぐ横には木田さんの腕をガッツリつかんでどや顔のりおママ。

 

「ひさしぶりやないのぉ~!元気にしとったぁ~?」

りおママが早速攻撃を仕掛ける。

 

「あらぁ~!!りおちゃんやないのぉ~!あ!ママになったんやんねぇ~。

おめでとう!!ちょっと…なんで木田ちゃんと腕組んで一緒に来てるん?

あっ!!あんた達!もしかしてーーー!!」

 

ゲイのママ(見た目はおじさん←しつこい)はわざと大げさに言ってその場を盛り上げる。

さすがだ。

 

「シゲママをびっくりさそう思て木田さんに連れてきてもらったんよぉ~!あはははは!」

 

ゲイのママは『シゲちゃん』と呼ばれているらしく、木田さんとりおママは

『シゲ~!』や『シゲママ』と呼んでいた。

 

「そやでぇ~。ほんまは来たくなかってんで!こんな店~。」

「ちょっと!!久しぶりに来てそれはないやろっ!!木田ちゃん、もーう今夜は帰さへんで~!はよ座り!あら?この子は?」

 

3人でふざけながら話しているのを楽しく見ていた私にシゲママが気づく。

 

「この子な、うちの店の子ぉやねん。ゆきえちゃん。よろしくなぁ。」

 

りおママが紹介してくれた。

 

「ゆきえです。よろしくお願いします!ほんとは来るつもりなかったんですけど連れて来られました!勉強させてもらいますっ!!」

 

シゲママにはこれくらい言っても大丈夫かと思い、言ってみた。

 

「えっ?!勉強?!あんたみたいな小娘にこの店の何が勉強になるっていうのよ!

このブス!!ふんっ!!」

 

うわわわわ…

しまったぁ~…

挨拶間違えたぁ~

 

「相変わらずやなぁ~シゲは。若い子連れてくるといつもこうやねん。」

「ふんっ!なによ!木田ちゃんはいつも若い子やら綺麗な子やら連れてくるんやから!

なに?ゆきえ?なによブス!!」

 

あれ?

挨拶間違えたわけじゃなかったんだ。笑

 

ははぁ~…

昔、ホステスさんとシゲママが木田さんを取り合ってたって…

こんな感じだったんだなぁ。

 

 

りおママが木田さんの隣に座ると

「ゆきえちゃんはこっちの木田さんの隣に座っとき!」

と言った。

 

シゲママが木田さんの隣の席に座らないようにするためだ。

 

木田さんを真ん中にしてりおママと私で両隣を固める。

 

お酒とおつまみの用意をしに行っていたシゲママが戻ってきた。

 

「ちょっと!!二人して木田ちゃんの隣固めて!久しぶりなんやから私を隣に座らせなさいよ!ちょっと!そこのブス!ゆきえ?だっけ?どきなさいよ!」

 

りおママも木田さんも大笑いしている。

 

「ゆきえちゃん!絶対どいたらあかんでぇ!あはははは!」

「シゲ!お前は相変わらずうるさいわ!あははは!」

 

 

木田さんが楽しそうに笑ってる…

この内輪テッパンウケは全く面白くないけど…

木田さんが楽しそうに笑ってるから…いいか。

ブスブス言われてるけど…

木田さんの笑顔が素敵だから…いいか。

それに、いつの間にか隣に座ってるし。

 

ドキドキしながらもたまにちらちらと木田さんの顔を盗み見る。

 

はぁ…

…カッコいい…

 

シゲママとりおママと木田さんは昔話で盛り上がる。

私は時折その話しにちょっとした質問をして、ますます盛り上がるように

促す。

 

そして時折木田さんが私の方をみてこう言う。

 

 

「ゆきえ、飲んでるか?」

 

 

やめて!

そういう優しいのやめて!

嬉しすぎるからやめて!

 

「はい。飲んでますよ。」

 

冷静にニッコリとしながら返す。

 

そんな時、シゲママと木田さんとりおママがなにやらコソコソと話し始める。

 

あー…

なんか私が聞いちゃいけないような話しなんだろうなぁ…と思いながら、なるべく聞かないように店内を見回す。

 

「ちょっと待っててよぉ~。」

 

シゲママが立ち上がりカウンターから何かを持ってきた。

 

手に何かもっているらしく、ギュッと握りしめている。

そのギュッと握りしめた手をテーブルの真ん中に置き、

 

「ちょっと、みんなコレ見て。もっと寄って!すごいんだから!もっと近寄って!

ほら!そこのブスももっと顔近づけて!」

 

なんだろう?

手の中に何が入ってるんだろう?

 

「え?なんですか?え?怖い怖い!え?木田さん中身知ってるんですか?」

「知らん。なんやろな?」

「なんやろ?もっと近づけなあかんのん?」

「そうや!もっと顔近づけて!」

 

シゲママの言う通り、三人でどんどんと手に顔を近づける。

木田さんの顔がすぐ近くにある。

もうほっぺがくっつきそうだ。

その状態にドキドキしながらも中身がすごく気になる。

 

えー…

なんだろ…

何が入ってるんだろう?

 

 

その時。

シゲママが急に大きな声でこう言った。

 

「はいっ!木田ちゃんゆきえの方そのまま向くっ!!」

 

えっ?!

と思った瞬間、木田さんは私の方を向いた。

 

は?

は?は?は?

 

気づいたら私は木田さんとキスをしていた。

 

目を丸くしてびっくりしている私を見てシゲママは大笑いをしていた。

りおママは「ありゃぁ~びっくり!」とふざけていた。

 

「あはははは!ゆきえの目!あんた!ブスがますますブスになってるわよ!

よかったじゃなぁ~い?木田ちゃんとキスできてぇ~♪」

 

シゲママは上機嫌だ。

 

「ありゃりゃ~、こりゃびっくりぃ~!」

りおママは酔っぱらってずっとふざけている。

 

「おーい!ゆきえ~!だいじょうぶかぁ?」

 

木田さんが“悪かったかなぁ…”の顔で私に聞く。

 

「えー!なんですか?今の?もーう!!本気で『何が入ってるんだろう?』ってドキドキしてたのにぃ~!も~う!あ!さっきコソコソ話してたのってコレですね?!ひどーい!」

 

必死でドキドキを隠しながらおどける。

木田さんが困らないように。

 

「やったー!ひっかかったー!ブスがひっかかったー!あれ?ゆきえ?

顔が赤いわよ。あらぁ?木田ちゃんのこと…まんざらでもないのかしらぁ?」

「お?ゆきえ?そうなんか?」

 

はぁ?!

いやいやいやいや…

違う違う違う違う…

 

…違くないけど…

 

「何言ってるんですかぁ!急にキスされたらだれだって戸惑いますよぉー!

恥ずかしいし!」

 

これ、精一杯。

 

もうそれからは落ち着かせるのが大変だった。

 

 

キスしちゃったキスしちゃったキスしちゃったキスしちゃった…

 

あぁ…

 

…もっとしたい…

 

木田さんともっとキスしたい…

 

 

 

…え?

今の何?!

 

や!やばい!

私はなんつーコトを考えてるんだ!

今日会ったばかり!

しかもお客さん!

しかもりおママが憧れてた人!

 

うそうそうそ。

今のうーそ!

 

もう頭の中も胸のドキドキも忙しすぎて大変。

 

早く帰りたい…

もう早くここから逃れたいよぉ~

 

 

「そろそろ帰るかぁ。」

 

木田さんが眠そうな顔で言った。

 

うんうんうん。

帰ろう帰ろう!

すぐ帰ろう。今帰ろう。

 

「えーー!帰りたくない!まだいいやろぉ~?」

「そうや!今夜は帰らせへんって言うたやろ!」

 

りおママがごねる。シゲママが引き止める。

 

もーマジでやめて!

もう私は身が持ちません…

 

「明日早いんやぁ。ほんまにもう帰るで。」

 

木田さんが二人の静止をはねのけ席から立ちあがった。

 

よし!

帰ろう!

 

「えぇ~…そうなん…?じゃ帰るかぁ~」

 

りおママはフラフラとしながら立ち上がった。

 

「また来てやぁ~木田ちゃん。あ、もうブスは来なくていいから。あははは!」

 

最後まで私はブスだったか。

 

三人で店の外にでる。

もう3時だ。

 

「木田さんはどうやって帰るん?」

りおママが聞く。

「車やから送ってくわ。」

 

当時はまだ車でミナミに来てるお客さんが結構いた。

バリバリ酔っ払い運転だけど、深夜や早朝だとたいがい捕まることはないらしい。

 

りおママは送ってもらうんだな。

じゃ、私はタクシーを拾って帰ろう。

 

「あ、私はその辺でタクシーを拾って帰ります。木田さん、今日はごちそうさまでした!またいらしてくださいね!」

 

よし!

上出来!

にこやかに、普通に、さりげなく…

挨拶できた!はず…

 

その時。

 

「なんでや。ゆきえも送ったるわ。乗ってけばええやんか。」

「そうやんか!ゆきえちゃんも送ってもらい!」

 

えぇ…?

はぁ~…

まだこの時間が続くのか…

早く一人になりたいよぉ~

木田さんといられるのは嬉しいけどしんどいよぉ~…

 

「いやいや。木田さん大変やからいいですよ。ママだけお願いします。」

「大変ちゃうわ。ついでやんか。着き合わせたんやから送ってくわ。」

「そうやで。木田さんは危ない人ちゃうんやから。送ってもらい!」

「危ない人ってなんやねん!」

 

もう断れない流れだ。

はぁ…

 

「じゃぁ…はい。お願いします。」

 

結局木田さんの車に乗り込み、送ってもらうことになった。

 

「ママの家の方が寄りやすいからママから送るで。ええか?」

「そやな。家のがゆきえちゃんのお家より近いな。それでお願いしまーす!」

 

て、こと、は?

 

ひえ~!!!

後で木田さんと車の中で二人きりになるってこと?!!

 

うわわわわわ。

やっぱりタクシーにすればよかった!!

無理!ほんと無理!

どうしよどうしよどうしよ~!!

 

ママの家はミナミからすぐだ。

あっという間に着いてしまった。

 

「じゃあね!木田さん!また絶対店来てや!ありがとうな!ゆきえちゃんのコトよろしくね!」

「おー、またなー。」

 

 

…ふ、二人きりだ…

ヤバい…

何か話さなきゃ…

 

「えと…なんかすいません。送ってもらっちゃって。ありがとうございます。」

「ええよ。今日は着き合わせて悪かったなあ。少しは楽しめたか?」

「あー…はい。面白かったです。」

「そうか。ならよかった。」

 

 

…シーン…

ダメだ。

緊張しすぎて話しができない。

どうしよう…

 

「眠い…」

「え?」

「あかん…眠い…」

「え?え?え?大丈夫ですか?」

「大丈夫やない…眠くてあかんわ。」

「え?じゃあ私ここで降ろしてもらえればあとはタクシー拾うんでいいですよ!

木田さんは車で少し眠ったらいいんやないですか?」

「いやだ。ゆきえと一緒がいい。」

「え?は?それは…どういう…」

「もう眠くてあかんからあそこで一緒に寝よう。」

 

木田さんが指さしたのは

 

ラブホテルだった。

 

 

え?

 

 

えーーーーっ?!

 

 

さて。

小娘ゆっきぃ。

どうしますかね?

 

つーづーくー